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第14話
志信は嫌そうに体を揺すった。
「俺、乳首感じないから。」
それでもめげずに指の腹で撫で続ける。
「なんでよ、乳首気持ちいいでしょ!慣れてないだけで、開発したら乳首だけでいけるようになる!と思う!」
「希望的観測で人の乳首を開発しようとするな。」
ムキになる四葉の無防備な胸を両手で掬い、既に勃っている小粒な乳首を親指の腹で撫でた。
「ひゃん!」
「良い反応。やっぱ、乳首は女に限るだろ。」
「男が乳首で反応したっていいじゃんー!」
悔しがる四葉は、勢いよく目の前の乳首に吸い付いた。
「おわっ!やめろってば!」
「んむむー!」
舌の上で転がそうとしたところを、男の力で剥がされる。
「マジでやめろ。」
「なんでよ!いいじゃん!乳首で感じる男って心くすぐられるじゃん!」
「嫌だよ!つうか、服で擦れたり勃ったりすんのが嫌なんだよ!女と違うんだから。」
「男性用ブラあるんだから、それつけなよ!」
「なんでだよ!俺はつけたくないんだよ!もう、余計なことすんな!」
肩に置かれていたままの手に強く押されてベッドに倒されると、思ったより近くにあった志信の瞳と視線が合った。
「黙って感じてろ。」
押し付けられるように唇が重なり、舌が中を暴こうとこじ開けてくる。
そういえば、この前の時はキスらしいキスはしてなかったな、と思い出した。別にしたい訳じゃないけれど。
なんとなく口を開けると、志信の体温と軟体動物のように動く舌に驚く。
「んぐっ!」
ーさすがヤリチン、舌使いが匠。
粘膜が擦れて、吸われたり舐められたり、気持ちいい場所を探ってくる。
四葉は快感に弱い。
押し倒されて触れ合った肌の下、キスの感触だけで体をくねらせた。
それを見逃さなかった志信が、手のひらでやわやわと体中をまさぐる。
「んっ…んうっ…」
優しい手つきに女慣れを感じ取り、やはりこのヤリチン営業マンで童貞卒業できるのはラッキーだと思った。
ちゅぷっと音を立てて唇が離れると、そのまま胸に吸い付かれる。
「んにゃっ!」
四葉がする予定だった、乳首を転がしたり、甘噛みしたり、吸ったりを全て志信にされてしまう。
「うええん…乳首、気持ちいいよお。」
もう片方の乳首を口に含みながら、志信が言う。
「女が喘いでる方が、エロいし可愛い。」
「悔しい!絶対に私が喘がせてやっんにゃあん!」
言い終わる前に強く乳首を吸われて、最後まで宣言できなかった。
四葉の体は正直で、志信の腹筋の下でガチガチに勃起していた。
「お前、これ以上でかくなんないよな?」
「ふえ?」
両手でグニグニと胸を揉みつつ、志信の視線は下半身にある。
「今は俺より小さいからいいけど。」
「ムカー!サイズ自慢?!どうせ小さいですよ!」
「ちげえよ、初めてなのにデカいの入れたくないっつうの。」
「ムカつくー!絶対気持ちいいって言わせてやるー!」
「…期待しとくよ。」
最後の声は小さ過ぎて、興奮している四葉には聞こえなかった。
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