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第25話
週に一度くらいの頻度で、部活動を続けている。
四葉はただただ性に貪欲で、セックスはスポーツだなんて恥ずかしい言葉がピッタリに思えるくらい、甘い雰囲気になることもない。
反して自分は、社内で四葉にちょっかいをかける男性社員に、いちいちイラついている。
勿論、おくびにも出さないが。
ー嫉妬…?
いやいや、そんなはずはない。志信は頭を振って忘れることにした。
「ねえ、どうせ暇でしょ。」
服に着替え途中の四葉が、スマホの画面を渡してくる。
柔らかでぷるんとした胸が下着の中で揺れた。
「…夏祭り?」
「そう!来月あるから、行こ。花火も打ち上がるんだよ!」
さっきまでのアナルの違和感を忘れるくらい、驚いた。まさか、四葉からデートに誘われるとは思わなかった。
「志信ちゃん、浴衣持ってる?」
アナルセックスをする時だけ、下の名前にちゃん付けで呼ばれることに、最近気づいた。
自分も下の名前で呼びたいけれど、タイミングを掴みあぐねている。
「持ってない。」
四葉は上からワンピースをかぶり、着替えを完了させた。
「じゃあ、実家にある男物持って来よっかな。私、着付けできるから、当日は私の家に集合ね!」
まだ行くと言ってもいないのに、勝手に予定が埋まった。
「へーへー、分かりました。」
だけど、妙にウキウキしている。
まだ裸で転がっていた志信の尻を、四葉がペチペチと叩いた。
「志信ちゃんて、意外と良い尻してるのよね。」
「やめろ。」
「え?もう一回したくなっちゃう?」
ケラケラ笑いながら尻を揉みしだく。
「志信ちゃん、お尻でイクの上手になったよねえ。すっごく可愛いんだから。」
「うっさい!」
楽しそうな四葉の手を引き、体勢を崩したところへ覆い被さった。
「おお…これはエロの予感。」
一切引く様子もない四葉を見て、志信はため息をついた。
「風呂入って来る。」
「あら残念。いってら。」
全てがエロへ直結している四葉には、何をしてもそれ以外の反応が得られない。
志信はムッとしながらシャワーで体液を流した。
夏祭り当日、言いつけ通りに四葉の部屋へ訪れた志信は、出迎えた四葉の姿に息を飲んだ。
既に浴衣姿になっており、藍染の紫陽花柄に蝶が舞い、紅色の帯はよく見るリボンの変形なのか大人っぽい印象の結び方をしていた。
いつもは垂らしている髪をまとめ、同期達垂涎のうなじが丸見えになっている。
「中、キンキンに冷やしてあるから!」
得意気に親指で中を指し示し、入れと促す。
「せっかくエロいお姉さんぽかったのに、今ので台無しだな。」
ドアを閉めて鍵をかける。
「そんな女に、いつも悦んで突っ込まれてるのは誰かしらねえ。」
「突っ込まれて悦んでるのはそっちだろ。」
言い返しながら、志信の視線は四葉のうなじに釘付けだった。
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