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「美香ちゃんはこんなにかわいくていい子なんだから、まだまだいっぱいいい人と出会えるよ。それでもダメだったら、三人で一緒に暮らそうね」
僕がそう言うと、美香ちゃんは僕に抱きついて来た。
「波瑠ちゃんもいい子だよ。じゃあ35歳になってもお互い結婚してなかったら、一緒に暮らそう」
むぎゅっと抱きつきながらそう言う美香ちゃんの背中をぽんぽんしながら、僕はそうしよう、と答えた。
いつもはしっかりしている美香ちゃんを、こんなに弱気にさせてしまった。
ごめんね、心配かけて。
「大丈夫だよ。僕は頑張れる。だから美香ちゃんも婚活頑張って」
絶対二人とも幸せになろう。
そう二人で誓って笑いあった。
さて、その一週間後の診察で無事に心音も確認され、その力強い鼓動に僕も覚悟が決まった。本当はちょっと、実は間違いなのでは?なんて思ってたんだよね。だけど、確かに赤ちゃんがお腹にいることが分かって、僕は腹を括った。
それからは各種手続きと、会社への報告。そして、ちょうど更新が迫っていたマンションを引っ越すことにして、その家探しと引越しなど、なんだかんだと忙しい日々を送り、あっという間に出産予定となった。
ギリギリまで働かせてもらった会社も先週で産休に入り、ぴったり予定日に来た陣痛。教科書通りの手順を踏んで生まれてきたその子は2553gの男の子。名前は『玲央』と名付けた。
そしてその子は、びっくりするほど僕に似ていなかった。
「・・・パパ似なのかしら?」
生まれた時に付き添ってくれた美香ちゃんは、じっと玲央の顔を見てそう言うと、慌てて付け加えた。
「でも、きっとすぐ波瑠ちゃんに似てくるよ」
なんて言ってくれたけど、玲央は全く僕に似ることはなかった。
だけど・・・。
「超かわいい」
思わず語尾にハートマークをつけてしまうほど、玲央はかわいくてしかたがなかった。親のひいき目を除いても、ダントツ間違いなくかわいい。そして何よりも、愛おしい。玲央に初めて会えた時、僕の世界は玲央一色になった。
絶対絶対、僕はこの子を幸せにする。
そう心に誓って三年。
玲央はあっという間に大きくなった。
美香ちゃんは最初の宣言通り、何かと手伝ってくれて、今ではもう一人の母・・・とまではいかなくても叔母くらいの存在になっている。二人の会社の最寄り駅が同じなので、保育園もその駅近にした。だからもし僕が行けない時でも、美香ちゃんに代わりに行ってもらえる。
そして今日も・・・。
「ごめん、美香ちゃん。玲央のお迎えお願いしていい?」
焦った僕の言葉に、美香ちゃんはのんびり答えてくれる。
『いいよぉ。今日は何にも予定ないから。波瑠ちゃんも、こっちは大丈夫だから、焦って転んだりしないでね』
「ありがとう。じゃあお願いします。会社に戻ったら連絡するね」
『それまでファミレスでごはん食べてるから、ゆっくりおいで~』
「ありがとう」
僕がそう言うと、美香ちゃんは僕に抱きついて来た。
「波瑠ちゃんもいい子だよ。じゃあ35歳になってもお互い結婚してなかったら、一緒に暮らそう」
むぎゅっと抱きつきながらそう言う美香ちゃんの背中をぽんぽんしながら、僕はそうしよう、と答えた。
いつもはしっかりしている美香ちゃんを、こんなに弱気にさせてしまった。
ごめんね、心配かけて。
「大丈夫だよ。僕は頑張れる。だから美香ちゃんも婚活頑張って」
絶対二人とも幸せになろう。
そう二人で誓って笑いあった。
さて、その一週間後の診察で無事に心音も確認され、その力強い鼓動に僕も覚悟が決まった。本当はちょっと、実は間違いなのでは?なんて思ってたんだよね。だけど、確かに赤ちゃんがお腹にいることが分かって、僕は腹を括った。
それからは各種手続きと、会社への報告。そして、ちょうど更新が迫っていたマンションを引っ越すことにして、その家探しと引越しなど、なんだかんだと忙しい日々を送り、あっという間に出産予定となった。
ギリギリまで働かせてもらった会社も先週で産休に入り、ぴったり予定日に来た陣痛。教科書通りの手順を踏んで生まれてきたその子は2553gの男の子。名前は『玲央』と名付けた。
そしてその子は、びっくりするほど僕に似ていなかった。
「・・・パパ似なのかしら?」
生まれた時に付き添ってくれた美香ちゃんは、じっと玲央の顔を見てそう言うと、慌てて付け加えた。
「でも、きっとすぐ波瑠ちゃんに似てくるよ」
なんて言ってくれたけど、玲央は全く僕に似ることはなかった。
だけど・・・。
「超かわいい」
思わず語尾にハートマークをつけてしまうほど、玲央はかわいくてしかたがなかった。親のひいき目を除いても、ダントツ間違いなくかわいい。そして何よりも、愛おしい。玲央に初めて会えた時、僕の世界は玲央一色になった。
絶対絶対、僕はこの子を幸せにする。
そう心に誓って三年。
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美香ちゃんは最初の宣言通り、何かと手伝ってくれて、今ではもう一人の母・・・とまではいかなくても叔母くらいの存在になっている。二人の会社の最寄り駅が同じなので、保育園もその駅近にした。だからもし僕が行けない時でも、美香ちゃんに代わりに行ってもらえる。
そして今日も・・・。
「ごめん、美香ちゃん。玲央のお迎えお願いしていい?」
焦った僕の言葉に、美香ちゃんはのんびり答えてくれる。
『いいよぉ。今日は何にも予定ないから。波瑠ちゃんも、こっちは大丈夫だから、焦って転んだりしないでね』
「ありがとう。じゃあお願いします。会社に戻ったら連絡するね」
『それまでファミレスでごはん食べてるから、ゆっくりおいで~』
「ありがとう」
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