暴君の腕の中

ruki

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オレはどうしてこうなったのだろう?

もう頭は考えることを放棄して、身体だけがただただ与えられる快楽に本能のまま身を委ねている。

指すらも上げることが出来ないほど疲弊した身体は腰だけを抱えられ、あの人の熱い猛りを打ち付けられている。

何度も穿たれた後孔は既に痛みも違和感もなく、快楽だけを拾う器官になった。そこを激しく突かれ、擦られ、抉られるとオレはもう何度目かも分からない極みに達した。
身体が小刻みに震え、快感が治まらない。既に出すものが無くなったオレの下肢は勃ち上がったままビクビク痙攣し、もう透明な液すら出ない。

「そのままイキっぱなしになってろ」

耳元で熱い吐息とともに囁かれ、さらに体重をかけられもっと深くまで入ってきた熱棒に、イっているはずの身体は更に高みへ押し上げられた。

「ああっ・・・っ!」

嬌声とも悲鳴とも分からない声が口をついて出た瞬間、視界が真っ白に弾けた。

おでこに落とされるいくつものキスの感触に意識が浮上するも、目を開ける力がない。

オレ・・・いつかこの人に殺される。

そんなことを思っていると、起きたことに気づいた和真さんが顎に手をかけてオレを上向かせた。

おでこ同様に小さなキスを唇に落とし、オレが口を開けるのを待っている。その期待に答えるかのように口を少し開くと、すぐさま舌が入ってきた。

「ん・・・んん・・・」

小さな入口をこじ開けるように大胆に舌を侵入させ、和真さんはオレの口内を蹂躙していく。

だけど・・・。

「も・・・むり・・・」

オレは早々に音を上げ、瞼をこじ開けた。

もう許して、と目の前の和真さんに目で訴える。

初めて和真さんに抱かれてから一週間後の金曜日、再び拉致られたオレは和真さんの部屋でずっと服を着せて貰えなかった。・・・つまりずっと、彼のものを受け入れていたのだ。

とにかく和真さんは長くてなかなかイってくれない。
なのに彼が上手いのか、オレがちょろいのか、彼がイクまでにオレは2~3回達してしまう。
最初こそオレのも触って男として扱ってくれるものの、徐々にそこから手が離れ、ひたすら後ろでイカそうとする。でもその頃にはオレも理性を失ったただの猿になっているのでひたすら快感だけを追い、貪欲に中を蠢かせて和真さんを締め付ける。

でもさすがにもう無理だ

金曜日の夜に始まった和真さんとの交わりは、夜中にいったん睡眠を取ったものの、朝方再び再開され、そのままバスルームで身体を洗われながらの挿入。更に出てから食事を摂るものの、あまり食べられないままそのままソファで突っ込まれ、いつの間にかに移ったベッドの上でも散々泣かされて今に至る。

本当に死んじゃう。

まだ今週で2週目なのに、やってる回数の尋常じゃないことっ。

確かに、もう認めるよ。和真さんとのエッチは気持ちがいいし、心地いい。
オレだってしたい。

でもね、限度ってモノがあるよね?
先週は月曜日まんまと会社休むことになったよ。おまけに担当の営業さんにバレたし。

今日だって、日曜日の朝がこの状態。もう目を開けるのも辛い。
このままずっと寝ていたい。

その想いが伝わったのか、オレを抱き込んでいた和真さんはベッドから降りると下着をつけて部屋着に着替えた。

あの部屋着、デザイン違いで昨日も着てた。お気に入りのショップなのかな?
あと、下着もロゴがみんな一緒だ。

いつかうちにも来るかもしれないから、帰ったら調べてみよう。

自分の着替えが終わると、オレにも着せてくれた。
ちゃんとオレのサイズだ。
わざわざ用意してくれたのかな?
オレのも同じショップのだ。すごく触り心地のいい素材。

部屋着なんて今までこだわってなかったけど、いいものを着るとそれだけでリラックスする。

そのまま眠りに落ちようとしてたところに、和真さんが後ろから抱き込んでくれた。

和真さんの匂い・・・。

肌触りの良い部屋着に心地よい体温。それに大好きな匂いに包まれて、オレの意識は急速に落ちていった。



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