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【第1鈴・クズだと思ったことはない】
磨かれていく性癖
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シン先輩が美容関係の専門学校に進学ということで、卒業とともにシン先輩とはサヨナラした。
シン先輩は別れることに少し寂しそうだったが、「やりたい夢に向かって頑張ってほしいの」というあたしの建前をすっかり信じて別れてくれた。
まあ、本当の理由は、
やりたいときにやれないチ●コに用は無い。
それだけ。
そして、その翌年あたしも卒業して、あたしはやりたかった声優の専門学校へと進路を進めた。
松岡ハルカ。専門学生。18歳。
そこで出会った松井マサトくん。
出会って3日であたしにすげえ報告をしてきた。
「俺、松岡のこと好きかも」
「は?それはLOVEの好き?」
「うん、好きかも」
「かもなら、気のせいじゃね?」
と、真顔で一刀両断して切り捨てたのを今でも覚えている。
たった3日で好きとか、それこそ気のせいだろ。
意を決して告白してきたのならまだしも、こんなサラッとわざわざ本人に報告してきたこの男の神経がよくわからない。
なに?好きにかもってあたしに意識させておけば、あたしがお前に惚れるとでも思ったわけ?自意識過剰も大概にしろよ。と、いう言葉は喉元まで出たが飲み込んだ。
切り捨てた男にそこまで追い打ちをかけるほど非道ではない。
まあ、でも新しい場所に男女が揃うと、1週間もすれば、色恋沙汰の話が溢れ始める。
あたしを含め男女で仲良かった10人ぐらいのグループで、「△△くんって誰が好きなのかな」とか「○○ちゃんに告白しようと思う」とかグループ内でチラホラ浮上してきた。
そんなこんなで聞かれた「ハルカちゃんは誰か好きな男いる?」と仲良いグループの男に聞かれたことがあった。
薄々察していたが、おそらくこの男の好意の矛先はあたしに向いている。
八割型その矛先であるあたしの想い人が誰なのか知りたくてこの質問をしてきたのだろう。
「ねえ、好きな男いるの?」
この男の名前は池内ケイタ。
「きみ」
「え?」
『好きな人なんていない』と答えればこの質問はそれで終わっていたのかもしれないが、それはそれでツマラナイと思ったあたしは不意に池内くんの顔を真っ直ぐと見据えて指を指した。
その「え?」と戸惑う池内くんは驚き半面、嬉しさ半面といった表情で、それはそれで面白かった。
「じゃあ、電車来るから帰るね」
と、何事もなかったかのように帰るあたしの背中を見つめる池内くんは駅の改札に置いて帰った。
次の日。
池内くんはあたしの机に前のめりに両手をつき、あたしに顔を近づける。
「昨日の話さ、じゃ、じゃあ…、付き合うってことで、いいのかよ…?」
「いいよ。付き合おっか」
その瞬間、誰が好きとか、あの子はあの人が好きとか、色恋沙汰の話が飛び交うあたしのクラスで、あたしたちが初めての恋人同士となった。
それから次から次へとクラス内で恋人同士ができる中、もちろんそれを快く思わず羨み、妬む輩もでてきた。
女の中でよくいるのが、「○○ちゃんの彼氏と寝ちゃった」という寝盗り自慢をする奴。
あたしが「やりたくて寝たの?」と聞くと、「ううん、○○ちゃんが彼氏できて浮かれてるのが気に食わなくて」っていう、女に対しての腹いせみたいなもの。
いや、だからさ、
チ●コは大事にしろって。
お前の腹いせのために使われたチ●コの気持ち考えろよ。
お互いセッ●スが目的でしたくてする、ではなく、女の方の目的は気に食わない女友達への腹いせ。
そんなツマラナイセッ●スのために使われたチ●コの気持ち考えろよ。
女ってほんとツマラナイ。
そんなときあたしの元にやってきた刺客。
入学を少し遅れて入ってきた園田ユウという、あたしの彼氏よりも何倍も魅力的で落ち着いている男子。
今、自分が彼氏持ちだということを一瞬で後悔したほどの、素敵な刺客。
入学して1ヶ月ほど経ってクラスに転入してきたその園田ユウという男子に目星をつけたあたしは、すぐに何か接点を持とうと何かしら話しかけた。
しかし、ここで彼氏に言われた言葉。
「ハルカちゃん、俺いるんだから、あまり他の男子と仲良くするのやめろ」
は?
『彼氏がいたら男友達と仲良くしてはいけない』
その固定概念。わけわからん。
彼氏がいるだけで、他の男友達と仲良くしちゃいけない、とか何なの?
彼氏はあたしの友達まで決めれる権利もあるのか?
別に彼氏をいっぱい作って何股とかしようとしてるわけじゃないのに、彼氏がいるせいで男友達とも仲良くできないなんて、何それ面倒くさい。
池内くんにその言葉を言われて以来、あたしは園田くんどころか、他の男友達ともあまり話せなくなった。
てゆーか、常に隣に池内くんがいる状況が続いた。
授業中はクラスが同じだからもちろん、放課後仲良いグループでたむろってた友達宅でも、帰りの電車の中でも。
隣には常に池内くん。
園田くんと接する機会は日に日になくなっていった。
そればかりか、あたしが他の男友達と接しようなら、それに妬いて、貪るようにセッ●スをあたしに求めてきた。
セッ●スは好き。
貪るようなセッ●スも好き。
ヤキモチをぶつけた激しいセッ●スはもっと好き。
そのせいであたしの異色な性癖が次第に磨かれていった。
そして、ついに、
その磨かれた性癖が試される日がやってくるのだった。
シン先輩は別れることに少し寂しそうだったが、「やりたい夢に向かって頑張ってほしいの」というあたしの建前をすっかり信じて別れてくれた。
まあ、本当の理由は、
やりたいときにやれないチ●コに用は無い。
それだけ。
そして、その翌年あたしも卒業して、あたしはやりたかった声優の専門学校へと進路を進めた。
松岡ハルカ。専門学生。18歳。
そこで出会った松井マサトくん。
出会って3日であたしにすげえ報告をしてきた。
「俺、松岡のこと好きかも」
「は?それはLOVEの好き?」
「うん、好きかも」
「かもなら、気のせいじゃね?」
と、真顔で一刀両断して切り捨てたのを今でも覚えている。
たった3日で好きとか、それこそ気のせいだろ。
意を決して告白してきたのならまだしも、こんなサラッとわざわざ本人に報告してきたこの男の神経がよくわからない。
なに?好きにかもってあたしに意識させておけば、あたしがお前に惚れるとでも思ったわけ?自意識過剰も大概にしろよ。と、いう言葉は喉元まで出たが飲み込んだ。
切り捨てた男にそこまで追い打ちをかけるほど非道ではない。
まあ、でも新しい場所に男女が揃うと、1週間もすれば、色恋沙汰の話が溢れ始める。
あたしを含め男女で仲良かった10人ぐらいのグループで、「△△くんって誰が好きなのかな」とか「○○ちゃんに告白しようと思う」とかグループ内でチラホラ浮上してきた。
そんなこんなで聞かれた「ハルカちゃんは誰か好きな男いる?」と仲良いグループの男に聞かれたことがあった。
薄々察していたが、おそらくこの男の好意の矛先はあたしに向いている。
八割型その矛先であるあたしの想い人が誰なのか知りたくてこの質問をしてきたのだろう。
「ねえ、好きな男いるの?」
この男の名前は池内ケイタ。
「きみ」
「え?」
『好きな人なんていない』と答えればこの質問はそれで終わっていたのかもしれないが、それはそれでツマラナイと思ったあたしは不意に池内くんの顔を真っ直ぐと見据えて指を指した。
その「え?」と戸惑う池内くんは驚き半面、嬉しさ半面といった表情で、それはそれで面白かった。
「じゃあ、電車来るから帰るね」
と、何事もなかったかのように帰るあたしの背中を見つめる池内くんは駅の改札に置いて帰った。
次の日。
池内くんはあたしの机に前のめりに両手をつき、あたしに顔を近づける。
「昨日の話さ、じゃ、じゃあ…、付き合うってことで、いいのかよ…?」
「いいよ。付き合おっか」
その瞬間、誰が好きとか、あの子はあの人が好きとか、色恋沙汰の話が飛び交うあたしのクラスで、あたしたちが初めての恋人同士となった。
それから次から次へとクラス内で恋人同士ができる中、もちろんそれを快く思わず羨み、妬む輩もでてきた。
女の中でよくいるのが、「○○ちゃんの彼氏と寝ちゃった」という寝盗り自慢をする奴。
あたしが「やりたくて寝たの?」と聞くと、「ううん、○○ちゃんが彼氏できて浮かれてるのが気に食わなくて」っていう、女に対しての腹いせみたいなもの。
いや、だからさ、
チ●コは大事にしろって。
お前の腹いせのために使われたチ●コの気持ち考えろよ。
お互いセッ●スが目的でしたくてする、ではなく、女の方の目的は気に食わない女友達への腹いせ。
そんなツマラナイセッ●スのために使われたチ●コの気持ち考えろよ。
女ってほんとツマラナイ。
そんなときあたしの元にやってきた刺客。
入学を少し遅れて入ってきた園田ユウという、あたしの彼氏よりも何倍も魅力的で落ち着いている男子。
今、自分が彼氏持ちだということを一瞬で後悔したほどの、素敵な刺客。
入学して1ヶ月ほど経ってクラスに転入してきたその園田ユウという男子に目星をつけたあたしは、すぐに何か接点を持とうと何かしら話しかけた。
しかし、ここで彼氏に言われた言葉。
「ハルカちゃん、俺いるんだから、あまり他の男子と仲良くするのやめろ」
は?
『彼氏がいたら男友達と仲良くしてはいけない』
その固定概念。わけわからん。
彼氏がいるだけで、他の男友達と仲良くしちゃいけない、とか何なの?
彼氏はあたしの友達まで決めれる権利もあるのか?
別に彼氏をいっぱい作って何股とかしようとしてるわけじゃないのに、彼氏がいるせいで男友達とも仲良くできないなんて、何それ面倒くさい。
池内くんにその言葉を言われて以来、あたしは園田くんどころか、他の男友達ともあまり話せなくなった。
てゆーか、常に隣に池内くんがいる状況が続いた。
授業中はクラスが同じだからもちろん、放課後仲良いグループでたむろってた友達宅でも、帰りの電車の中でも。
隣には常に池内くん。
園田くんと接する機会は日に日になくなっていった。
そればかりか、あたしが他の男友達と接しようなら、それに妬いて、貪るようにセッ●スをあたしに求めてきた。
セッ●スは好き。
貪るようなセッ●スも好き。
ヤキモチをぶつけた激しいセッ●スはもっと好き。
そのせいであたしの異色な性癖が次第に磨かれていった。
そして、ついに、
その磨かれた性癖が試される日がやってくるのだった。
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