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エピローグ
最終節 その命巡り、還る場所
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眼前に広がるのは、水平線が見えるほど広大な海。
太陽の光を反射させ、キラキラと輝く紺碧の海は眩しいほどで――。
リベリア公国とカーナ騎士皇国との間の不穏な成り行きに、中立の立場を保ってきた近隣国にある比較的小さな規模の方だという港町。
その港町に、ルシトの転移魔法で送ってもらう形になったビアンカは――、初めて目にする海の広大さと、見たこともないほど美しい紺碧に、瞳を輝かせて至極感動した様子を見せていた。
「――凄い、綺麗……」
ビアンカは感嘆し、静かに呟きを零す。
「人も凄く多いのね、港町って……」
航行船が停泊している埠頭地区までルシトと共に訪れ、ビアンカはその人出の多さにも驚く。
埠頭地区は――、様々な貨物船や旅客船が停泊することもあり、人通りが特に多い。
船夫だと思われる屈強な体格をした男たち、自身の貨物が届くのを心待ちにしている様相の商人風の者。これから訪れるのであろう客人を迎えに来たのだと思われる者。
実に様々な人々が――、この埠頭地区に集まっているのだと、ビアンカは窺い知る。
「そりゃね。港町っていうのは、どこもこんなもんだよ。余所の国に行く者、余所の国から来る者。沢山の人が行き交う」
はしゃぐように海を眺めているビアンカを見て、ルシトは呆れが混ざったような声音で返事をしてやっていた。
(――まるでおのぼりさんだな。まあ、元将軍家の娘だっていうから、仕方ないのか……)
港町が人出の多いことなど分かりきっているルシトは――、口にはしないが、内心でビアンカの出自を思い嘆息する。
「とりあえず、あの暴れ馬を船に乗せる手続きはできたけど。あんたが本当に一人旅なんかして大丈夫なのか。僕は凄く不安しか感じないんだけど……」
ビアンカの愛馬――、オルフェーヴル号を『暴れ馬』と揶揄しつつ、ルシトは思わず本音を漏らす。
旅費としての路銀は――、“喰神の烙印”の呪いを伝承する隠れ里の里長代理を務めている二コラが、気を利かせて里の者たちから募ったという金銭を僅かばかり、ビアンカに持たせていた。
だが、元騎士の家系――、貴族の令嬢という立場にいたビアンカの金銭感覚の無さや物事の知らなさは、ルシトにとって不安の種となっていたのだった。
馬を船に乗せる手続きに関してなども、ルシトが教えてやり、何とか手続きができたほどであり――。これからビアンカを一人で旅をさせても大丈夫なのかというほど、ルシトを嘆かせていた。
「んー。まあ、やって慣れろって言うじゃない?」
そんなルシトの心配を余所に、ビアンカはルシトに目を向け、シレッと何も考えていない風の返事をしてくる。
そのあっけらかんとしたビアンカの返事に、ルシトは更に呆れ果てた様子で盛大な溜息を吐き出した。
「あのねえ。世の中、そんなに甘くないんだからな。本当なら僕もついて――」
ビアンカに注意と何かの言葉を口にしようとしたルシトだったが、そのルシトの声を船の汽笛の音が被せるようにかき消した――。
突如鳴った汽笛の大きな音に、ルシトはハッとした様を見せ、手で口元を覆う。
(――僕は今、何を言おうとした……?)
ルシトは、自身が無意識の内に発しようとした言葉に戸惑っていた。
急に戸惑う様子を見せたルシトを、ビアンカは首を傾げて見つめる。
(こいつといると――、なんか調子が狂うんだよな……)
自身の抱いている不可解な感情に戸惑い、ビアンカを目にしつつ、ルシトは内心で思う。
考えを巡らせつつ、ルシトは――、口元を覆っていた手を降ろし、自身の不可解だと思う感情に対して溜息を漏らした。
「どうかしたの?」
不思議そうにして問い掛けてくるビアンカに、ルシトは「何でもないよ……」――と、小さくかぶりを振りながら口にする。
「それより、そろそろ船の出る時間みたいだな。――乗る船をくれぐれも間違えないようにな」
「うん、大丈夫よ。ルシトは――、本当に優しいのね」
からかいとも嫌味とも取れるルシトの言葉であったが、ビアンカは素直にその言葉を受け取り微笑む。
「――あのね……。出立早々にやらかされても困るから、僕は注意を促しているんだけど……」
再三の呆れの様を見せつつ、ルシトは眉を顰める仕草を取る。
ルシトの相変わらずな対応に、ビアンカは可笑しそうにくすくすと笑いを零すが――、不意に笑いを止め、翡翠色の瞳に真摯な様相を窺わせ、ルシトを見据えた。
「ルシト――。色々と、ありがとう……」
「ああ……」
ビアンカの口を付いたルシトへの礼の言葉に、ルシトは短く返事をする。
「あなたがいなかったら、私はきっと前に進めなかったわ。あなたと出会えた“運命”に――、感謝しなくちゃね」
「――“運命”ね……」
“魂の解放の儀”が終わった後――、ルシトがビアンカに話をした内容を、ビアンカの言う『運命』という言葉でルシトは思い出す。
――『“運命”は『生まれた後に決まるもの』であり、自身の行いによって如何様にも変えることができる』
その言葉はルシト自身が発した言葉であったが――、今この時になって、ルシト自身にも響くものを感じさせていたのだった。
「それじゃあ、ルシト。――また、逢いましょうね」
ビアンカは言うと、微笑み――、踵を返す。
そして、ルシトの返答を待たぬまま、自身の乗る予定である船の方へ走り去ってしまった。
「だから――、僕は再会を望まないって。そう言っただろう……」
自身の返事を待たずに駆け出して行ってしまったビアンカの後姿を見つめ、ルシトは赤い瞳を細めて――、微かに笑みを浮かべ呟くのだった。
◇◇◇
船の甲板で、ビアンカは手すりに身を預けるように寄りかかり、大海原の遠く水平線を眺めていた。
嗅ぎなれない潮風が鼻腔を擽り、その風がビアンカの亜麻色の長い髪と、その身に纏ったハルの形見とも言える黒い外套をなびかせる――。
「――広い世界……、一生の内では回りきれない、か……」
遥か彼方の水平線を見つめ、ビアンカは誰に言うでもなく独り言ちる。
ビアンカの呟いた言葉は――、かつてウェーバー邸の屋根の上、満天の星の下でハルと世界を見て回る約束をした際に、ハルが口にした言葉を思い出してのものだった。
(――ハルが六百年以上の永い時を生き続けても回りきれなかった。そんな広い世界。その中で、生まれ変わったハルと巡り合うこと……)
これからビアンカは永い時をかけ、広い世界の中を渡り歩き、ハルの生まれ変わりと巡り合うことを目的として彷徨うこととなる。そのことに、ビアンカは思いを馳せていた。
ハルとビアンカの間で交わされた再会の約束が、いつ果たされるのかは誰にも分からないものであった。
何十年か、もしくは何百年か。それ以上の年月がかかるか――。
(どのくらいの年月をかけることになるのかな。でも……)
翡翠色の瞳を伏せ、ビアンカは――、ハルのことを想っていた。
(――ハルは、幼い頃に交わした私との約束を果たすために、心を折らず立ち止まらずに進んでくれていた……)
六百年以上もの年月をビアンカとの再会を信じ、真っ直ぐに進んできたハル――。
そうして、自分自身もハルと同様の道を歩んでいくのだと――、ビアンカは思う。
今まで多くの人々に囲まれ、育ってきたビアンカにとって、たった一人で行く当てのない旅に出ることに不安がないわけではなかった。
だがしかし、その不安を消し去るように――、ビアンカは自身を奮起させるため、両の手で頬を叩く。
「私も前を向いて、頑張らないとね。――ハルと再会した時に、笑われないように……」
再びビアンカは水平線に目を向け、決意を宿した声音で呟く。
「またいつか……、逢えるわよね。ハル――」
広い世界を思い、そしてハルとの再会を思い――。
ビアンカは微かに笑みを浮かべ、目の前に広がる海と水平線を眩しげに見つめていた。
こうして、ビアンカはハルとの再会の約束を信じ、永い旅に出ることとなった。
ビアンカは、その身に宿した“喰神の烙印”が持つ、身近な者たちに不幸を撒き散らし死に至らしめる忌まわしい力によって、多くの戦争や動乱に巻き込まれることになる――。
その最中で、時には悩み、困難に突き当たり、立ち止まることもあるであろう。
だが、ビアンカは――、希望を胸に抱き、前を向いて歩みを進めていくことになる。
ビアンカの歩いていく“運命”の道先が、どのような結末になるのか。
それは、まだ誰も知らない。次に綴られる物語となるのだった――。
太陽の光を反射させ、キラキラと輝く紺碧の海は眩しいほどで――。
リベリア公国とカーナ騎士皇国との間の不穏な成り行きに、中立の立場を保ってきた近隣国にある比較的小さな規模の方だという港町。
その港町に、ルシトの転移魔法で送ってもらう形になったビアンカは――、初めて目にする海の広大さと、見たこともないほど美しい紺碧に、瞳を輝かせて至極感動した様子を見せていた。
「――凄い、綺麗……」
ビアンカは感嘆し、静かに呟きを零す。
「人も凄く多いのね、港町って……」
航行船が停泊している埠頭地区までルシトと共に訪れ、ビアンカはその人出の多さにも驚く。
埠頭地区は――、様々な貨物船や旅客船が停泊することもあり、人通りが特に多い。
船夫だと思われる屈強な体格をした男たち、自身の貨物が届くのを心待ちにしている様相の商人風の者。これから訪れるのであろう客人を迎えに来たのだと思われる者。
実に様々な人々が――、この埠頭地区に集まっているのだと、ビアンカは窺い知る。
「そりゃね。港町っていうのは、どこもこんなもんだよ。余所の国に行く者、余所の国から来る者。沢山の人が行き交う」
はしゃぐように海を眺めているビアンカを見て、ルシトは呆れが混ざったような声音で返事をしてやっていた。
(――まるでおのぼりさんだな。まあ、元将軍家の娘だっていうから、仕方ないのか……)
港町が人出の多いことなど分かりきっているルシトは――、口にはしないが、内心でビアンカの出自を思い嘆息する。
「とりあえず、あの暴れ馬を船に乗せる手続きはできたけど。あんたが本当に一人旅なんかして大丈夫なのか。僕は凄く不安しか感じないんだけど……」
ビアンカの愛馬――、オルフェーヴル号を『暴れ馬』と揶揄しつつ、ルシトは思わず本音を漏らす。
旅費としての路銀は――、“喰神の烙印”の呪いを伝承する隠れ里の里長代理を務めている二コラが、気を利かせて里の者たちから募ったという金銭を僅かばかり、ビアンカに持たせていた。
だが、元騎士の家系――、貴族の令嬢という立場にいたビアンカの金銭感覚の無さや物事の知らなさは、ルシトにとって不安の種となっていたのだった。
馬を船に乗せる手続きに関してなども、ルシトが教えてやり、何とか手続きができたほどであり――。これからビアンカを一人で旅をさせても大丈夫なのかというほど、ルシトを嘆かせていた。
「んー。まあ、やって慣れろって言うじゃない?」
そんなルシトの心配を余所に、ビアンカはルシトに目を向け、シレッと何も考えていない風の返事をしてくる。
そのあっけらかんとしたビアンカの返事に、ルシトは更に呆れ果てた様子で盛大な溜息を吐き出した。
「あのねえ。世の中、そんなに甘くないんだからな。本当なら僕もついて――」
ビアンカに注意と何かの言葉を口にしようとしたルシトだったが、そのルシトの声を船の汽笛の音が被せるようにかき消した――。
突如鳴った汽笛の大きな音に、ルシトはハッとした様を見せ、手で口元を覆う。
(――僕は今、何を言おうとした……?)
ルシトは、自身が無意識の内に発しようとした言葉に戸惑っていた。
急に戸惑う様子を見せたルシトを、ビアンカは首を傾げて見つめる。
(こいつといると――、なんか調子が狂うんだよな……)
自身の抱いている不可解な感情に戸惑い、ビアンカを目にしつつ、ルシトは内心で思う。
考えを巡らせつつ、ルシトは――、口元を覆っていた手を降ろし、自身の不可解だと思う感情に対して溜息を漏らした。
「どうかしたの?」
不思議そうにして問い掛けてくるビアンカに、ルシトは「何でもないよ……」――と、小さくかぶりを振りながら口にする。
「それより、そろそろ船の出る時間みたいだな。――乗る船をくれぐれも間違えないようにな」
「うん、大丈夫よ。ルシトは――、本当に優しいのね」
からかいとも嫌味とも取れるルシトの言葉であったが、ビアンカは素直にその言葉を受け取り微笑む。
「――あのね……。出立早々にやらかされても困るから、僕は注意を促しているんだけど……」
再三の呆れの様を見せつつ、ルシトは眉を顰める仕草を取る。
ルシトの相変わらずな対応に、ビアンカは可笑しそうにくすくすと笑いを零すが――、不意に笑いを止め、翡翠色の瞳に真摯な様相を窺わせ、ルシトを見据えた。
「ルシト――。色々と、ありがとう……」
「ああ……」
ビアンカの口を付いたルシトへの礼の言葉に、ルシトは短く返事をする。
「あなたがいなかったら、私はきっと前に進めなかったわ。あなたと出会えた“運命”に――、感謝しなくちゃね」
「――“運命”ね……」
“魂の解放の儀”が終わった後――、ルシトがビアンカに話をした内容を、ビアンカの言う『運命』という言葉でルシトは思い出す。
――『“運命”は『生まれた後に決まるもの』であり、自身の行いによって如何様にも変えることができる』
その言葉はルシト自身が発した言葉であったが――、今この時になって、ルシト自身にも響くものを感じさせていたのだった。
「それじゃあ、ルシト。――また、逢いましょうね」
ビアンカは言うと、微笑み――、踵を返す。
そして、ルシトの返答を待たぬまま、自身の乗る予定である船の方へ走り去ってしまった。
「だから――、僕は再会を望まないって。そう言っただろう……」
自身の返事を待たずに駆け出して行ってしまったビアンカの後姿を見つめ、ルシトは赤い瞳を細めて――、微かに笑みを浮かべ呟くのだった。
◇◇◇
船の甲板で、ビアンカは手すりに身を預けるように寄りかかり、大海原の遠く水平線を眺めていた。
嗅ぎなれない潮風が鼻腔を擽り、その風がビアンカの亜麻色の長い髪と、その身に纏ったハルの形見とも言える黒い外套をなびかせる――。
「――広い世界……、一生の内では回りきれない、か……」
遥か彼方の水平線を見つめ、ビアンカは誰に言うでもなく独り言ちる。
ビアンカの呟いた言葉は――、かつてウェーバー邸の屋根の上、満天の星の下でハルと世界を見て回る約束をした際に、ハルが口にした言葉を思い出してのものだった。
(――ハルが六百年以上の永い時を生き続けても回りきれなかった。そんな広い世界。その中で、生まれ変わったハルと巡り合うこと……)
これからビアンカは永い時をかけ、広い世界の中を渡り歩き、ハルの生まれ変わりと巡り合うことを目的として彷徨うこととなる。そのことに、ビアンカは思いを馳せていた。
ハルとビアンカの間で交わされた再会の約束が、いつ果たされるのかは誰にも分からないものであった。
何十年か、もしくは何百年か。それ以上の年月がかかるか――。
(どのくらいの年月をかけることになるのかな。でも……)
翡翠色の瞳を伏せ、ビアンカは――、ハルのことを想っていた。
(――ハルは、幼い頃に交わした私との約束を果たすために、心を折らず立ち止まらずに進んでくれていた……)
六百年以上もの年月をビアンカとの再会を信じ、真っ直ぐに進んできたハル――。
そうして、自分自身もハルと同様の道を歩んでいくのだと――、ビアンカは思う。
今まで多くの人々に囲まれ、育ってきたビアンカにとって、たった一人で行く当てのない旅に出ることに不安がないわけではなかった。
だがしかし、その不安を消し去るように――、ビアンカは自身を奮起させるため、両の手で頬を叩く。
「私も前を向いて、頑張らないとね。――ハルと再会した時に、笑われないように……」
再びビアンカは水平線に目を向け、決意を宿した声音で呟く。
「またいつか……、逢えるわよね。ハル――」
広い世界を思い、そしてハルとの再会を思い――。
ビアンカは微かに笑みを浮かべ、目の前に広がる海と水平線を眩しげに見つめていた。
こうして、ビアンカはハルとの再会の約束を信じ、永い旅に出ることとなった。
ビアンカは、その身に宿した“喰神の烙印”が持つ、身近な者たちに不幸を撒き散らし死に至らしめる忌まわしい力によって、多くの戦争や動乱に巻き込まれることになる――。
その最中で、時には悩み、困難に突き当たり、立ち止まることもあるであろう。
だが、ビアンカは――、希望を胸に抱き、前を向いて歩みを進めていくことになる。
ビアンカの歩いていく“運命”の道先が、どのような結末になるのか。
それは、まだ誰も知らない。次に綴られる物語となるのだった――。
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自作に目を通して頂きしかもご感想を書いて頂き、ありがとうございます!
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こちらも毎日定期更新をして行っていますので、是非お時間が許す時に目を通して頂けると嬉しいです。
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