2 / 2
始まり
合法となった世界
しおりを挟む
今、日本の人口は二億人と激増していた。食料が足りなくなり、危機に陥っていた日本は最終手段として、三〇一四年から三〇一六年までの二年間、殺人を合法とすると政府が発表。
-三〇一四年 一月一日 午前零時-
「明けまして、おめでとう」
ケンヤ マイリ マイ ケン リン
賢也、舞利、舞、賢、鈴の声が家に響く。テレビからも、同じ声が聞こえてくる。富樫家は、某有名歌番組のカウントダウンと共に、年を越すと決めていた。だが次の瞬間、騒がしかった富樫家は凍りつく。発砲音がテレビから、三回も聞こえた。それと同時に、番組の司会者が、額から血を流し倒れた。会場に、叫び声だの泣き声だのが聞こえ、まるで雑音のようだ。そしてもう一回、銃声がなった。テレビには拳銃の銃口を天井にむけた、男が映っている。すぐに、警備員がとりおさえようとする。すると、叫び出した。
「忘れたのか?今年から二年間、殺人が合法になるってこと!最高だな、いくら殺しても罪に問われないなんて」
そして、無差別に発砲し始めた。次々に人が倒れていく。そこで映像が途切れる。富樫家には、沈黙が流れていた。五人共、呆然としている。沈黙を賢也が破った。
「これから、どうする」
「家から出ないようにしましょう」
と、舞利。
「じゃあまず、窓とドアを開けられないようにしよう」
賢也がそう言い、物置に向かう。数秒後、木材と工具を抱えて戻ってきた。そして、窓、ドアに木材を打ち込んでいく。全てを打ち込むのに、三十分ほど有した。
「これでしばらく安心だろう。今日はもう寝よう」
賢也が四人に言う。全員、頷く。
子供部屋で寝ている、舞、賢、鈴が話していた。
「二年間、何事もなく過ごせるかな」
舞が言う。すると、賢が
「外に出なければ、大丈夫だろ」
と言った。すると、それに便乗するように鈴がこう言う。
「そうだよ。家にいれば安心だよ」
舞が、安心したように頷き眠りにつく。賢と鈴も眠りについた。
朝、舞、賢、鈴がリビングに行くと、舞利が朝食の準備をしていた。
「おはよう。三人共。もうちょっとで出来るから、待っててね」
微笑みながら、言う。舞利はいつもそうだ。辛いことが起こると、普段よりニコニコしている。そのおかげで家族は助けられてきた。
「出来たよ」
朝食をテーブルに並べながら、三人に言う。三人共、席につく。すると、賢也が起きてきた。
「おはよう」
小さい声で言い、席についた。舞利も席につき、いつもの朝食の時間が始まった。いつもと同じはずだが、少しだけ重い空気が流れている。食べ始め、五分程経った頃だった。何者かがドアを叩く音が、家に響き渡る。張り詰めた空気が流れる。
-三〇一四年 一月一日 午前零時-
「明けまして、おめでとう」
ケンヤ マイリ マイ ケン リン
賢也、舞利、舞、賢、鈴の声が家に響く。テレビからも、同じ声が聞こえてくる。富樫家は、某有名歌番組のカウントダウンと共に、年を越すと決めていた。だが次の瞬間、騒がしかった富樫家は凍りつく。発砲音がテレビから、三回も聞こえた。それと同時に、番組の司会者が、額から血を流し倒れた。会場に、叫び声だの泣き声だのが聞こえ、まるで雑音のようだ。そしてもう一回、銃声がなった。テレビには拳銃の銃口を天井にむけた、男が映っている。すぐに、警備員がとりおさえようとする。すると、叫び出した。
「忘れたのか?今年から二年間、殺人が合法になるってこと!最高だな、いくら殺しても罪に問われないなんて」
そして、無差別に発砲し始めた。次々に人が倒れていく。そこで映像が途切れる。富樫家には、沈黙が流れていた。五人共、呆然としている。沈黙を賢也が破った。
「これから、どうする」
「家から出ないようにしましょう」
と、舞利。
「じゃあまず、窓とドアを開けられないようにしよう」
賢也がそう言い、物置に向かう。数秒後、木材と工具を抱えて戻ってきた。そして、窓、ドアに木材を打ち込んでいく。全てを打ち込むのに、三十分ほど有した。
「これでしばらく安心だろう。今日はもう寝よう」
賢也が四人に言う。全員、頷く。
子供部屋で寝ている、舞、賢、鈴が話していた。
「二年間、何事もなく過ごせるかな」
舞が言う。すると、賢が
「外に出なければ、大丈夫だろ」
と言った。すると、それに便乗するように鈴がこう言う。
「そうだよ。家にいれば安心だよ」
舞が、安心したように頷き眠りにつく。賢と鈴も眠りについた。
朝、舞、賢、鈴がリビングに行くと、舞利が朝食の準備をしていた。
「おはよう。三人共。もうちょっとで出来るから、待っててね」
微笑みながら、言う。舞利はいつもそうだ。辛いことが起こると、普段よりニコニコしている。そのおかげで家族は助けられてきた。
「出来たよ」
朝食をテーブルに並べながら、三人に言う。三人共、席につく。すると、賢也が起きてきた。
「おはよう」
小さい声で言い、席についた。舞利も席につき、いつもの朝食の時間が始まった。いつもと同じはずだが、少しだけ重い空気が流れている。食べ始め、五分程経った頃だった。何者かがドアを叩く音が、家に響き渡る。張り詰めた空気が流れる。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
女子切腹同好会
しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。
はたして、彼女の行き着く先は・・・。
この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。
また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。
マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。
世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる