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My Everlasting Dear...
My Everlasting Dear... 第3話
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(うーん。『気にしないでください』って言われてもなぁ……。羽柴さん、耳まで赤くなってるって気づいてないのかな……)
羽柴がこの家で働き始めた直後から度々視線は感じていた。数日はただの偶然だと自分に言い聞かせて気にしていなかったのだが、度々目が合って笑いかけられたり、リビングに居れば頻繁に話しかけられたりしていれば、自意識過剰で片付けるには限界があった。
そして此処二、三日は特に酷くて、確信に至るには十分すぎる羽柴の言動の数々に虎はどう対処するか頭を悩ませていた。
(まぁ俺に興味が向いてる間は安心だから放置してもいいんだけど、他に移ったらちょっと面倒だしなぁ)
羽柴を雇う前、第二の両親が相談していた際に聞いた話では、彼女は今年成人式だったらしい。つまり自分とは七歳差。どちらも大人であれば大した年の差ではないだろうが、片方がまだ義務教育を受けている子供となると七年の差は大きすぎる。
しかし羽柴ははっきりと自分に好意を寄せていて、どう言い訳されようが倫理観が低い事は否めない。
そんなモラルの低い女性だからこそ、今向けられている好意がもし他に向いたら? と考えると背筋が凍る思いをするのだ。
(もしこの『女の目』が葵に向いたら、葵が傷つくに決まってる)
この八年間、自分が大切に大切に守ってきたから、葵は小学三年生になった今も純真無垢な赤ん坊のような存在で、そのとても綺麗で穢れのない心は本当の意味で人を疑う力を持ち合わせてはいなかった。人の好意を素直に受け取り、自らも相手に同じ想いを返そうとする優しい心の持ち主なのだ。葵は。
だから、恐ろしい。
今自分に好意を寄せてきている女性がもし葵の魅力に惹かれ好意を持ってしまったら、彼女は迷いなく葵へ想いを注ぎ、伝えるだろう。するとその後何が起こるかなんて、実に想像に容易い。葵は受け取った想いに同じ想いを返そうとして、彼女を好きになろうと努力するに違いない。
(そんなの許せるかっ。一回り離れた子供に『女』を見せる奴が正気なわけがない!)
これはあくまでも自分の想像だが、それでも激しい怒りを覚えてしまう。もしこの想像が現実になったら、怒りは殺意に変わる気さえした。
(葵の相手は年下の大人しい女の子以外認めないからな!!)
大切な葵。葵の為なら、人道ならざる手段をとる事さえ厭わない。葵が幸せだと笑ってくれるなら、神様にだって喜んで喧嘩を売ってやる。
八年前のあの日、病室で生まれたばかりの葵の笑顔を見た瞬間、虎は葵を幸せにするために生きると決めたのだから。
「虎君、手が止まってますよ? 大丈夫ですか?」
腕に添えられたのは羽柴の手。視線を向ければこれまでで一番近い距離に彼女が立っていて、いつの間にか寄り添われていた。
「虎君? どうしました?」
心配そうに顔を覗き込んでくる羽柴。彼女は今一歩近づいてきて、密着寸前だった身体が触れ合ってしまう。柔らかい何かが虎の腕に当たり、それが羽柴の胸だということは振り返らずともすぐに理解できた。
虎が覚えるのは憎悪にも似た嫌悪感。『離れろ』と侮蔑の目を向けようと彼女を見れば、『何も分からない純粋な女の子』を装った女の目とぶつかった。
(ああ、そうだ。忘れるところだった……。葵の為なら俺はなんでもするし、なんでもできるんだ。こうやって他人の想いを弄ぶことだって、簡単な事なんだ)
言いかけた言葉を飲み込み、処世術として身に着けた愛想笑いを顔に張り付けて「考え事、してました」と微笑みかけた。
羽柴の表情はあからさまなまでに輝いて「珍しいですね」と言葉を返す声のトーンはいつもよりも高かった。
(そう、それでいい。馬鹿な女が葵に群がる前にこうやって俺が排除すればいいんだ。この先もずっと)
虎は中学二年生にしては育ち過ぎた自分の容姿の活用法を見出し、この容姿に女性を引き寄せる魅力まで付与してくれた両親に心から感謝した。
「パパ、ママ、おはよう」
「おはよう、桔梗」
「桔梗、あくびをする時は口元を隠しなさい」
自分に密着していた羽柴が身体を強張らせて一歩離れたのは、一つ下の幼馴染であり第二の両親の娘でもある三谷桔梗がリビングに顔を出した時だった。
高揚した頬を隠す様に俯き、仕事に戻る羽柴。虎は視界の端に羽柴を捉えたまま、彼女は本当に典型的な『女』なんだなと観察を続けた。
(そうだとは思っていたけど、『男にしか愛想を振りまかない』ってタイプの女だな)
思い返せばこの二週間、流石に雇い主である第二の父に対して色目を使った素振りは一度もなかったが、自分と陽琥に対しては節々で『女』を見せてきていた気がする。
そして彼女が『女』を見せるのは何故か決まって桔梗がいない時ばかりで、どうやら羽柴は桔梗を『恋敵』と認識しているようだ。
そう二人の関係を分析した虎は、羽柴から桔梗へと視線を移す。
「陽琥さん、おはよう!」
「おはよう。今日は少し早起きだな」
「うん。今日はちょっと早く学校行かないとダメだから、その分!」
ソファに鎮座する陽琥に話しかける桔梗の表情は笑顔で、美男美女で有名な両親の美貌を受け継いだその容姿も相まって、笑い顔の破壊力は相当なものだ。
(正直、桔梗相手じゃ話にならないだろ)
興味がない自分ですら、桔梗の笑い顔は綺麗だと思うし、可愛いと思う。だから、羽柴と桔梗の二人が並んで歩いていたら世の男の殆どは間違いなく桔梗にまず目を向けるだろうと思った。
だからこそ虎は桔梗を敵視する羽柴を身の程知らずだと思ってしまう。
(まぁでも、それが『女の本能』ってやつなのかね)
優秀な遺伝子を得るために備わった、いわゆる動物的本能というモノなんだろう。
(『動物的本能』は男にもあるらしいし、動物は動物同士よろしくやっててもらえればそれでいいか)
いずれにしても羽柴に関しては自分が気にすることなど何もない。そんな結論に至った虎は意識をカフェオレへと戻して、そろそろ葵を起こしに行こうと時計を確認した。
「あ! これってキャラメル入ってるの? 美味しそう!」
「! おま、いつの間にっ、さっきまで向こうにいただろ?」
顔を上げたとほぼ同時に近くで聞こえる桔梗の声。驚いて首を回せばいつの間にかキッチンへ移動してきた桔梗がそこに居て、「私の分は?」と笑いかけられた。
虎の驚きと言葉はまるっと無視して「一口!」と手を伸ばしてくる桔梗。それに虎はカフェオレの入ったグラスを遠ざけると、「後で作ってやるから待て」と苦笑いを零してしまう。
「え? いいの?」
「良いも悪いも、そうじゃないとコレ飲むだろうが」
「あはっ! バレちゃった!」
これは葵の為に作ったものだから、葵にだけ飲んで欲しい。
なんて、我ながら心が狭いと思いながらも虎は作ったカフェオレを手にキッチンを後にする。虎のそんな気持ちを知らない桔梗は、自分の分も用意してもらえることに上機嫌でその後ろをついて歩く。
「なんだよ。早く顔、洗って来いよ」
「甘さは控えめで、キャラメル多めで!」
「分かった分かった」
ダイニングテーブルの葵の席にカフェオレを置くと、注文を付けてくる桔梗の頭をポンポンと叩いてあしらい、両親に葵を起こしてくると伝える虎。両親はそれに「お願いね」と言葉を返すと、ついでにもう一人も起こしてくれると助かると言ってきた。両親が言う『もう一人』とは、葵の双子の片割れ、茂斗の事だ。
虎は両親の『お願い』に快諾を返すとそのまま階段へと向かい、まずは葵の部屋ではなく茂斗の部屋を目指した。
「茂斗、起きてるか? 入るぞ?」
力を込めてドアをノックして、ノブを回し部屋に入る虎。小学三年生の部屋というにはあまりにも殺風景な空間に足を踏み入れ、真っ直ぐベッドへ歩くと布団に包まる幼馴染の名をもう一度呼んだ。
「茂斗、起きろ。オイ、朝だぞ」
「ん……、おき、てる……」
煩いと言いたげに顔を顰める茂斗は『起きてる』と言うのだが、このまま放置したら起きるどころかまた寝入ってしまうに決まってる。
虎的にはこのまま放置して二度寝した茂斗が『寝坊だ!』と騒いでも特に問題はないのだが、優しい葵が茂斗を置いて登校するとは考え辛いから、葵を困らせない為にも虎は茂斗を夢現の世界から現実に引き摺り戻す。
「良いから起きろ」
「! ちょ、布団、返せよ」
「ダメだ。二度寝する気満々の奴に返せるか」
睡眠を妨げられてすこぶる機嫌が悪い茂斗は物凄い形相で睨んでくる。小学三年生とは思えない殺気の篭った眼光は大人でも怯んでしまいそうになるだろう。
だが、慣れている虎はそんなものに怯む素振りも見せず、むしろイラっとしたのか「さっさと起きろ」とその頭を叩いて茂斗の不機嫌を切り捨てた。
「ってぇ……」
「次はこれで行くぞ。嫌なら三秒以内に起きろ」
叩かれた頭を擦りながら「何すんだよ」と肘を突いて上体を起こす茂斗。ここで甘い顔をすると舐められて終わりだと知っている虎は、威圧を含んだ笑顔で握り拳を作って見せた。
羽柴がこの家で働き始めた直後から度々視線は感じていた。数日はただの偶然だと自分に言い聞かせて気にしていなかったのだが、度々目が合って笑いかけられたり、リビングに居れば頻繁に話しかけられたりしていれば、自意識過剰で片付けるには限界があった。
そして此処二、三日は特に酷くて、確信に至るには十分すぎる羽柴の言動の数々に虎はどう対処するか頭を悩ませていた。
(まぁ俺に興味が向いてる間は安心だから放置してもいいんだけど、他に移ったらちょっと面倒だしなぁ)
羽柴を雇う前、第二の両親が相談していた際に聞いた話では、彼女は今年成人式だったらしい。つまり自分とは七歳差。どちらも大人であれば大した年の差ではないだろうが、片方がまだ義務教育を受けている子供となると七年の差は大きすぎる。
しかし羽柴ははっきりと自分に好意を寄せていて、どう言い訳されようが倫理観が低い事は否めない。
そんなモラルの低い女性だからこそ、今向けられている好意がもし他に向いたら? と考えると背筋が凍る思いをするのだ。
(もしこの『女の目』が葵に向いたら、葵が傷つくに決まってる)
この八年間、自分が大切に大切に守ってきたから、葵は小学三年生になった今も純真無垢な赤ん坊のような存在で、そのとても綺麗で穢れのない心は本当の意味で人を疑う力を持ち合わせてはいなかった。人の好意を素直に受け取り、自らも相手に同じ想いを返そうとする優しい心の持ち主なのだ。葵は。
だから、恐ろしい。
今自分に好意を寄せてきている女性がもし葵の魅力に惹かれ好意を持ってしまったら、彼女は迷いなく葵へ想いを注ぎ、伝えるだろう。するとその後何が起こるかなんて、実に想像に容易い。葵は受け取った想いに同じ想いを返そうとして、彼女を好きになろうと努力するに違いない。
(そんなの許せるかっ。一回り離れた子供に『女』を見せる奴が正気なわけがない!)
これはあくまでも自分の想像だが、それでも激しい怒りを覚えてしまう。もしこの想像が現実になったら、怒りは殺意に変わる気さえした。
(葵の相手は年下の大人しい女の子以外認めないからな!!)
大切な葵。葵の為なら、人道ならざる手段をとる事さえ厭わない。葵が幸せだと笑ってくれるなら、神様にだって喜んで喧嘩を売ってやる。
八年前のあの日、病室で生まれたばかりの葵の笑顔を見た瞬間、虎は葵を幸せにするために生きると決めたのだから。
「虎君、手が止まってますよ? 大丈夫ですか?」
腕に添えられたのは羽柴の手。視線を向ければこれまでで一番近い距離に彼女が立っていて、いつの間にか寄り添われていた。
「虎君? どうしました?」
心配そうに顔を覗き込んでくる羽柴。彼女は今一歩近づいてきて、密着寸前だった身体が触れ合ってしまう。柔らかい何かが虎の腕に当たり、それが羽柴の胸だということは振り返らずともすぐに理解できた。
虎が覚えるのは憎悪にも似た嫌悪感。『離れろ』と侮蔑の目を向けようと彼女を見れば、『何も分からない純粋な女の子』を装った女の目とぶつかった。
(ああ、そうだ。忘れるところだった……。葵の為なら俺はなんでもするし、なんでもできるんだ。こうやって他人の想いを弄ぶことだって、簡単な事なんだ)
言いかけた言葉を飲み込み、処世術として身に着けた愛想笑いを顔に張り付けて「考え事、してました」と微笑みかけた。
羽柴の表情はあからさまなまでに輝いて「珍しいですね」と言葉を返す声のトーンはいつもよりも高かった。
(そう、それでいい。馬鹿な女が葵に群がる前にこうやって俺が排除すればいいんだ。この先もずっと)
虎は中学二年生にしては育ち過ぎた自分の容姿の活用法を見出し、この容姿に女性を引き寄せる魅力まで付与してくれた両親に心から感謝した。
「パパ、ママ、おはよう」
「おはよう、桔梗」
「桔梗、あくびをする時は口元を隠しなさい」
自分に密着していた羽柴が身体を強張らせて一歩離れたのは、一つ下の幼馴染であり第二の両親の娘でもある三谷桔梗がリビングに顔を出した時だった。
高揚した頬を隠す様に俯き、仕事に戻る羽柴。虎は視界の端に羽柴を捉えたまま、彼女は本当に典型的な『女』なんだなと観察を続けた。
(そうだとは思っていたけど、『男にしか愛想を振りまかない』ってタイプの女だな)
思い返せばこの二週間、流石に雇い主である第二の父に対して色目を使った素振りは一度もなかったが、自分と陽琥に対しては節々で『女』を見せてきていた気がする。
そして彼女が『女』を見せるのは何故か決まって桔梗がいない時ばかりで、どうやら羽柴は桔梗を『恋敵』と認識しているようだ。
そう二人の関係を分析した虎は、羽柴から桔梗へと視線を移す。
「陽琥さん、おはよう!」
「おはよう。今日は少し早起きだな」
「うん。今日はちょっと早く学校行かないとダメだから、その分!」
ソファに鎮座する陽琥に話しかける桔梗の表情は笑顔で、美男美女で有名な両親の美貌を受け継いだその容姿も相まって、笑い顔の破壊力は相当なものだ。
(正直、桔梗相手じゃ話にならないだろ)
興味がない自分ですら、桔梗の笑い顔は綺麗だと思うし、可愛いと思う。だから、羽柴と桔梗の二人が並んで歩いていたら世の男の殆どは間違いなく桔梗にまず目を向けるだろうと思った。
だからこそ虎は桔梗を敵視する羽柴を身の程知らずだと思ってしまう。
(まぁでも、それが『女の本能』ってやつなのかね)
優秀な遺伝子を得るために備わった、いわゆる動物的本能というモノなんだろう。
(『動物的本能』は男にもあるらしいし、動物は動物同士よろしくやっててもらえればそれでいいか)
いずれにしても羽柴に関しては自分が気にすることなど何もない。そんな結論に至った虎は意識をカフェオレへと戻して、そろそろ葵を起こしに行こうと時計を確認した。
「あ! これってキャラメル入ってるの? 美味しそう!」
「! おま、いつの間にっ、さっきまで向こうにいただろ?」
顔を上げたとほぼ同時に近くで聞こえる桔梗の声。驚いて首を回せばいつの間にかキッチンへ移動してきた桔梗がそこに居て、「私の分は?」と笑いかけられた。
虎の驚きと言葉はまるっと無視して「一口!」と手を伸ばしてくる桔梗。それに虎はカフェオレの入ったグラスを遠ざけると、「後で作ってやるから待て」と苦笑いを零してしまう。
「え? いいの?」
「良いも悪いも、そうじゃないとコレ飲むだろうが」
「あはっ! バレちゃった!」
これは葵の為に作ったものだから、葵にだけ飲んで欲しい。
なんて、我ながら心が狭いと思いながらも虎は作ったカフェオレを手にキッチンを後にする。虎のそんな気持ちを知らない桔梗は、自分の分も用意してもらえることに上機嫌でその後ろをついて歩く。
「なんだよ。早く顔、洗って来いよ」
「甘さは控えめで、キャラメル多めで!」
「分かった分かった」
ダイニングテーブルの葵の席にカフェオレを置くと、注文を付けてくる桔梗の頭をポンポンと叩いてあしらい、両親に葵を起こしてくると伝える虎。両親はそれに「お願いね」と言葉を返すと、ついでにもう一人も起こしてくれると助かると言ってきた。両親が言う『もう一人』とは、葵の双子の片割れ、茂斗の事だ。
虎は両親の『お願い』に快諾を返すとそのまま階段へと向かい、まずは葵の部屋ではなく茂斗の部屋を目指した。
「茂斗、起きてるか? 入るぞ?」
力を込めてドアをノックして、ノブを回し部屋に入る虎。小学三年生の部屋というにはあまりにも殺風景な空間に足を踏み入れ、真っ直ぐベッドへ歩くと布団に包まる幼馴染の名をもう一度呼んだ。
「茂斗、起きろ。オイ、朝だぞ」
「ん……、おき、てる……」
煩いと言いたげに顔を顰める茂斗は『起きてる』と言うのだが、このまま放置したら起きるどころかまた寝入ってしまうに決まってる。
虎的にはこのまま放置して二度寝した茂斗が『寝坊だ!』と騒いでも特に問題はないのだが、優しい葵が茂斗を置いて登校するとは考え辛いから、葵を困らせない為にも虎は茂斗を夢現の世界から現実に引き摺り戻す。
「良いから起きろ」
「! ちょ、布団、返せよ」
「ダメだ。二度寝する気満々の奴に返せるか」
睡眠を妨げられてすこぶる機嫌が悪い茂斗は物凄い形相で睨んでくる。小学三年生とは思えない殺気の篭った眼光は大人でも怯んでしまいそうになるだろう。
だが、慣れている虎はそんなものに怯む素振りも見せず、むしろイラっとしたのか「さっさと起きろ」とその頭を叩いて茂斗の不機嫌を切り捨てた。
「ってぇ……」
「次はこれで行くぞ。嫌なら三秒以内に起きろ」
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閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
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