強く儚い者達へ…

鏡由良

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そして時は動き出す

そして時は動き出す 第10話

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「お待たせいたしました。私達が、皆様のお部屋へご案内させていただきます」
 一触即発の空気を壊すのは明るい女性の声。どうやらカスター卿の豪邸に仕える使用人のようだ。女性は場の雰囲気などお構いなしで部屋に入ってくると、彼女に続いて数人の女が姿を見せた。どの女性も小綺麗で品の良さが外に滲み出ている感じがして、使用人から判断できる雇用者の財力に少し驚かされた。
「ロエイ様、キア様は私メイド頭のアリアが、ティリエ様、帝様はレイレイが、朱雀様、《ディック》様はフーチェが、《ベリオーズ》様、《煉》様はアイトが、そしてウィル様、クィーツ様はマリアがお世話を担当させていただきます。よろしくお願いします」
 アリアに促されて他の4人もそれぞれ挨拶をして簡単な自己紹介をする。完全に毒気を抜かれたリム達はただ黙ってそれを聞いていた。
 烈火もジェイクも自分の喧嘩っ早さに苦笑を漏らしていたのが分かるリムは、不貞腐れたように顔をしかめてしまう。
「今からお部屋へ案内させていただきますが、お二人で一部屋とさせていただきますので、ご了承の程よろしくお願いいたします。また、仲間内での殺しはもちろん、戦闘もご法度とさせていただきます。守れない方は即刻屋敷から出て行っていただきますのでご注意下さい」
 アリアの笑顔と言葉にリムは一瞬息をするのを忘れてしまうぐらい驚いた。『二人一部屋』と言う事は、四六時中男と時間を過ごさなくてはならないと言う事ではないだろうか?今でさえ気分が悪いのに、心の休まる暇を与えてくれないとなると冗談では無いといった感じになってしまう。
 だが、これは監視の為に必要な事だからと女は笑う。不穏な動きをする者がいないか、互いに見張れと言う事らしい。
(見張る前に私の精神が持つかわからない……せめてもの救いは、同室が烈火と言う事かな……)
 なんとか自分に大丈夫だと言い聞かすが、それでも、男と同じ空間で生活するのは耐え難い…。
「それでは、それぞれのお部屋にご案内いたしますので、担当の者に付いて行って下さいね」
 ニッコリ笑うのはレイレイ。彼女の言葉に従い、部屋を出るメイドに続いて男達が部屋を出て行く。ジェイクもチラッとリムと烈火に視線を送るだけでそのまま部屋を後にして…。気が付けば、残されたのは自分と烈火と、メイドのアイトだけだった。
「何してるんだよ?さっさと部屋に案内しろよ」
 めんどくさそうに頭を掻きながらアイトに言葉を投げる烈火に、彼は本当に女が苦手なんだと実感する。
 リムはせめてもう少し愛想よく出来ないかとため息を零すが…。
「酷い、二人とも!何で気付かないわけ!?」
 アイトの怒気の篭った声に二人は驚いてしまう。何故、自分達は初対面の女性に怒鳴られなければならないのか理由がまったく見当たらない。とりあえず、烈火と顔を見合わせ、彼女が怒る理由を知っているか目で尋ねてみるが、彼も知らないと肩を竦ませて見せたのだった。
「信じられない!!リムはともかく、烈火が気付かないってどういうこと!?」
 アイトは怒り狂っていると表現するのが正しそうだ。だが、彼女は今確かに、知るはずの無い二人の本名を口にしなかっただろうか?
 リムは、まさかと思って恐る恐る「氷華…?」と声に出して本当にアイトが自分の思っている人物か確認する。すると、更に大きな声で怒りながら「そう!!」っと《アイト》は答えたのだった。
「元の姿に戻って、髪を下ろして、少し化粧をしただけなのになんで分からないの!?」
 いや、リムは一度だけしか氷華の本当の姿…子供の姿ではなく、大人の女性へとトランスした姿を見た事がないのだから、分からなくても仕方が無いと納得できる。でも、ずっと一緒に旅をしてきたはずの烈火が気付かないとは一体どういうこと?とご立腹の氷華。
「んなもん分かるか!お前にとっちゃ『その程度』の変化かも知れねーけど、こっちにしたら『大した』変化だ!」
 烈火の性格からして、逆切れが入りそうな所だと思っていたリムは、やっぱり…と肩を落とす。せっかく偽名を使ってわざわざ他人と言う事で潜入したのに、これでは全くもって意味が無い。氷華は怒りの余り本名を大声で呼び出すし、こんな痴話喧嘩みたいな光景を見たら、他人と言っても誰も信じてくれないだろう。
「おーい。お取り込み中大変申し訳ないんだけど、部屋に案内してもらえるか?俺は疲れきっていて休みたいんだが?」
「!でも、リム…」
 何か文句を紡ごうとした氷華に、リムはニッコリ笑って、「《アイト》」と笑顔で制圧をかけたのだった。忘れたのか?と無言の圧力を感じるのは烈火も同じ。
「…申し訳ございません。ご案内させていただきます、《ベリオーズ》様、《煉》様」
 ブスッと不貞腐れる彼女に、リムは笑い、烈火は大きくため息をついたのだった。
 その後、広い屋敷を案内がてら部屋に案内してくれる氷華にリムが「また部屋でゆっくり話そう」と小声で笑ってやれば、途端に先程の仏頂面が嬉しそうに綻んだらしい。
「ここがお二人のプライベートルームになります。御用の際は私、《アイト》をお呼びくださいね」
「ああ。ありがとう」
「サンキューな」
 笑って礼を言うリムと烈火。氷華はリムにだけ笑顔を見せたかと思えば、烈火と目をあわせて唇だけ動かして何かを伝えると、そっぽを向いてそのまま自分の仕事に戻っていったのだった。
 相当怒ってるな。と苦笑するリムに、烈火が「どうにかしてくれ」と泣き言を言ってくる。
「気付かなかったお前が悪いんだろう?」
「いや、気付かねーって。普通」
 無理無理と手を顔の前で振る男に笑えてくる。「女は意味が分からん」と部屋の真ん中に置かれているソファーに腰かけてため息を吐き出す姿に、彼が氷華とのやり取りに本当に疲れたのだと分かった。
「本当に女が苦手なんだな」
「だってあいつらうるせーだろ?噂好きだし、弱いし、すぐ泣くし、そういう女が嫌いなだけだよ。自己中な奴もダメ」
「失礼な奴だな」
 随分偏った物の見方だと思うが、烈火もそれは自分で自覚しているらしく、平気な奴もいるから、女全般が嫌いというわけではないと言う。ただ、苦手は苦手らしく、これは一生治らないと思われる。
 なるほどと笑いながら、部屋を見渡すと、この部屋にはベッドが無い事と、奥に続くドアが2つある事が確認できる。どちらも寝室である事を祈りながらドアを開けるリム。
(…助かった…)
 2つのドアを開けるとそのどちらにもベッドがあったことに安堵のため息が零れてしまう。
「どっちの部屋を使う?」
「あぁ?…あー俺はどっちでも良いや。お前好きな方選べよ。《ベリオーズ》」
 別に眠れればどんな場所であろうと構わない烈火。リムはその言葉に素直に甘えさせてもらい、窓の大きい部屋を選んだのだった。
 一時のボディーガードですら、こんな広い部屋を与えるぐらいだ、明日から自分達が護衛する事になるであろうお姫様は一体どれほど広くて豪華な部屋で暮らしているのだろう?
「《煉》、俺はもう眠るよ…」
「そーしろ。お前本当に顔色悪いし。…お休み」
 ひらひらと手を振ってさっさと寝ろよと言われると、自分が本当に情けなくなってくるが、事実リムの顔は真っ青で、限界が近いと分かる。戦闘での疲れは全く無いと言ってしまっても過言じゃないのだが…精神的な疲労が溜まりすぎてすぐにでも眠ってしまいそうになるほどだった。
 寝室のドアを閉めると、内から掛けられる鍵をしっかり掛ける。靴を脱ぎ捨て、コートを掛けることなく床に落とし、女であることを隠す為に身につけていた胸を押さえるプロテクターを外すと耐え切れないと言うかのようにベッドに倒れこんでしまった。
 太陽の匂いがする布団に顔をうずめ、襲ってくる睡魔に瞼が落ちて…。
(…疲れた……眠い…)
 無事にカスター卿の屋敷に潜り込めた安堵と、張り詰めていた精神が緩んだのとでリムは一気に夢の世界へと意識を手放したのだった。



*



「……なん……うるせ…」
(…何……?)
 夢の世界で聞こえる男の声に意識が現実の世界へと戻される。
 どれぐらい眠っていたのだろうか?部屋に通された時はまだ明るかった外も今窓から見える漆黒の闇の世界に夜の訪れを認識できた。
「…ん…よく寝た…」
 どんな夢かは覚えていないが、いやに頭も体もスッキリしている事から、良い夢だった事は分かる。幸せな気持ちになるのはどうしてだろう?無意識に握り締めているのは銀色の十字架…。
「おはようございます。師匠、幸斗さん…。て、おはようじゃないですね」
 昼寝に近い寝かたをしてしまって自嘲気味に笑ってしまう。
 どんなに男装に徹していようとも、空を見上げる為に窓に近づき、雲に覆われた闇夜を見つめて静かに想いをはせるリムの横顔は女性そのものだった…。
「りーむー起きてるぅ?」
 静寂を壊すのは明るい女の声。自分の本名をこんな風に呼ぶのはもちろん氷華。改めて、偽名を名乗る意味が分かってない奴だと苦笑してしまう。
 先程から聞こえていた声はどうやら烈火と氷華のモノだったらしい。
 もう一度自分の名を呼びドアをノックする彼女に「起きてるよ」と返すと他者の侵入を拒むロックを外して扉を開けてやる。
 闇に慣れた瞳に飛び込んでくる光に思わず目を細めるが、視界の下に空色が入ってきて氷華が目の前に居る事は分かった。
「おはよう…あれ?ジェイクも?」
 部屋にくつろいでいるのは烈火と銀髪の男性。だから他人として潜入したんだって…と人知れず肩を落とすリムの心中など全く気にも止めていない少女は彼女の腕を引き、烈火とジェイクが座るソファーと向かい合う椅子に彼女を座らせる。
「何々?何?一体どうしたんだよ?!」
「いいから!とにかくみんな座って!!」
 もう座ってると烈火とリムから突っ込まれるが、それも無視。氷華は意気揚々と三人の前に立って手に入れた情報を話すと言い出した。
「あのね、あのね!みんなが護衛するミルク様なんだけど、ほら、シーザが言ってたでしょ?『男にひどい目に遭った』って。あれ、どうやら、昔今と同じようにボディーガードだった男に襲われたらしいわよ。それも、何度も。すべて、護衛頭のオプトさん…旦那様に何時も付いてる男の人ね、彼が発見して未遂に防いでいたらしいけど…おかげさまで、ミルク様、本当に男はダメらしいよ」
 今持ってる"マーメイドの涙"を突きつけて男を目の前から消そうとするかもしれないね。と笑う氷華だが、正直ジェイクと烈火には笑えない話だ。そして、リムは…。
(…怖い、だろうな……)
 ミルクという少女の苦しみが、彼女には痛いほど分かった。組み敷かれ、力で押さえつけられて自分ではどうしようもないのにこれからわが身に起こるであろう出来事を想像するあの瞬間は、絶望の淵に落とされたようなもの…。生々しく聞こえる男の息遣いを、体を這い回る他人の肌の体温を、忘れようにもそれは簡単には記憶から消えてくれない事を、リムは、身を持って知っていたから…。
「近づくのは難しそうだな…」
「てか、なんで男嫌いの娘に男のボディーガードを付けるんだよ?別に強けりゃ女でも良いじゃねーか」
 ため息を付くジェイクと、意味分からねーと喚く烈火。確かにその通りだとリムも思う。娘が本当に可愛いなら、彼女の嫌がることなどしないはずではないだろうか?
「あぁ…それはね、この家で女の子がミルク様だけだからだよ。ご子息は何十人も居るんだけど、どうしてか女の子は全く生まれなかったみたい。で、待望の娘がミルク様なんだけど…、旦那様、ミルク様に子供を産んで欲しいから何とかして男嫌いを治したいらしいよ。それが逆効果だって気付いてないのが痛いよね」
 笑いながら毒を吐く氷華。
 婚姻に関する法律が無いのだから、別にミルクが男嫌いで女と愛し合おうが問題は無いのだが…同姓では子が出来ないのは体の作り上仕方が無い問題。カスター卿は愛しい愛娘に幸せな結婚をしてもらい、可愛い孫を産んで欲しい為にこうやって男のボディーガードを彼女の周りに置き、少しでも男に慣れてもらおうと必死だということだ。
「確かに、種族によって同姓じゃないと子供が出来ない種もいるけど…人型はほとんど異性じゃないと無理だからな…」
 リムやジェイク達のように人の形をしている生物を人型と言い、人型は異性間でないと子供を儲ける事が出来ないらしい。正直、まだ死にたくないから、そんな極度の男嫌いの少女に迂闊に近づけないな…とジェイクは困ったように笑っている。何せお嬢様は男をこの世から跡形もなく消し去ることが出来る"伝説の石"の一つ、"マーメイドの涙"を所有しているのだから。
「……石のことは私に任せてくれないか?」
「え?」
「マジかよ?」
 彼女の申し出に驚くのは氷華と烈火。二人とも、リムはこういうめんどくさい事は大嫌いだと思っていたから信じられないのだ。自分から、『任せてくれ』なんて一体どういう風の吹き回し?と言いたげな氷華と、本当に良いのかよ?と言いたげな烈火。
「大丈夫。そういう事情なら、私に任せてくれたら良いから…」
 自分も痛みを知っているから。傷の酷さを体験しているから、他の誰よりも彼女の気持ちが分かる。…分かるから、近づける…。
 心無い男供から心を傷つけられたまだ会った事がない少女を騙すことになるのは知っている。できるなら、傷つけたくないとも思う。でも、自分にはやるべきことがあるから、出来ないとは口が裂けても言えない。なんとしてでも、石を手に入れなければならないから…。
「リムがそう言うなら、任すよ。でも、無理はするなよ?選考の時のような無茶をしたら、お前が女だとオレからカスター卿に打ち明けさせてもらうからな」
「分かってるよ。無茶はしない。…さてと、明日からはお互い本名を呼ばないように気をつけよう。特に、お前だ、氷華。本当に気をつけろよ」
 復讐を成し遂げる為なら、修羅にでもなんにでもなると決めた決意は、未だに揺らぐことはない。
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