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一目惚れ
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姫奈は、隣のクラスの前に着くと「フーっ」と深呼吸をした。
「あの!」
そう叫ぶと
「あれ?隣のクラスの橘さんだよね?」
クラスの女の子に声をかけられた。
「はい…そうです…」
少し小声になる。
「どうしたの?」
そう問いかけられた。
「東雲さん、いますか?」
姫奈が言うと
「いるよ!ちょっと待ってて…」
その女の子は、教室に入って行った。
すると…
「オレに用事って?誰?」
1人の男の子が出てきた。
まさに!イケメンと言われる風貌で、姫奈が想像していたより、数十倍…いや…数百倍はカッコよかった。
姫奈は、好きかも…って内心思ってしまった。
これが…一目惚れってやつか…と。
「ねぇ?用事がないなら、オレ行くよ。」
姫奈は、ハッと我に返り
「待って!」
と彼の袖を掴んだ。
「付き合って欲しいの!」
気付いたら、叫んでいた。
「はっ?」
東雲が驚いた顔をした。
時間でいえば数秒だったが、姫奈にとっては長い時間に感じられた。
「橘さんが東雲くんに告白してるよ」
我に返ると、周りに人が沢山集まっていた。
「えっと…ごめんなさい」
恥ずかしくなった姫奈は、掴んでいた手を離し、走り去ろうとした。
「ちょっと、待って。」
その瞬間、今度は東雲に姫奈が腕を掴まれていた。
「言い逃げはないよね?橘さん?」
東雲が笑顔で姫奈に言った。
「あの!」
そう叫ぶと
「あれ?隣のクラスの橘さんだよね?」
クラスの女の子に声をかけられた。
「はい…そうです…」
少し小声になる。
「どうしたの?」
そう問いかけられた。
「東雲さん、いますか?」
姫奈が言うと
「いるよ!ちょっと待ってて…」
その女の子は、教室に入って行った。
すると…
「オレに用事って?誰?」
1人の男の子が出てきた。
まさに!イケメンと言われる風貌で、姫奈が想像していたより、数十倍…いや…数百倍はカッコよかった。
姫奈は、好きかも…って内心思ってしまった。
これが…一目惚れってやつか…と。
「ねぇ?用事がないなら、オレ行くよ。」
姫奈は、ハッと我に返り
「待って!」
と彼の袖を掴んだ。
「付き合って欲しいの!」
気付いたら、叫んでいた。
「はっ?」
東雲が驚いた顔をした。
時間でいえば数秒だったが、姫奈にとっては長い時間に感じられた。
「橘さんが東雲くんに告白してるよ」
我に返ると、周りに人が沢山集まっていた。
「えっと…ごめんなさい」
恥ずかしくなった姫奈は、掴んでいた手を離し、走り去ろうとした。
「ちょっと、待って。」
その瞬間、今度は東雲に姫奈が腕を掴まれていた。
「言い逃げはないよね?橘さん?」
東雲が笑顔で姫奈に言った。
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