このスカート、あと5センチ短く出来ませんか?〜転生先はスカートの中に“期待”しない世界らしい〜

自来也

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第17話 アダルトショップは汚してもい良いらしい

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「尻尾良いなぁこれ…」

 フリフリと思い通りに動く尻尾、しかも性感帯…。アクセサリー感覚で尻尾生やせるなんて思ってもみなかったよ。

 新しい服を買った時のような幸福感があるよね。

 鼻歌でも歌い出しそうな浮かれ気分で歩いているとまた私を楽しませてくれそうなお店を発見!

 18禁の暖簾がかかっていそうなお店、ショーウィンドウにはネットや薄い本で見た物と酷似した道具の数々…アダルトショップだ!

 別にね、文化研究みたいなもんだからさ、勉強だから入るね。

 こういうのは堂々としていた方が良い、変に恥ずかしがって入る方が恥ずかしいというものだ。

 私は素知らぬ顔でお店のドアを開いた。

「あら?随分と可愛いお客様ね?その尻尾…ポルノチーニを食べたのね?この街を楽しんでいるようで嬉しいわ」

 こぼれ落ちそうな胸の綺麗なサキュバスのお姉さん…まあ種族的に美人ばかりなんだよねきっと。

「すごく楽しいです!初めて来たんですけど知らない物も多くって!」

「ふふっ、じゃあこのお店も楽しめると思うわ。分からない事があったら気軽に聞いてね」

「はい!」

 ありがたい…一人でゆっくり見たかったんだよね。私は服屋で店員さんに話しかけられたくないタイプなの。

 店内を見渡すと使い方が分かりそうなものから全く不明な物まで様々な道具が並んでいる。

 うーむ…趣深い…。

 とりあえず目の前にあったキノコっぽい棒を手に取ってみる。これは…動かないのかな…うーん…。

「それはね、根本の方を少し強めに握るのよ。そうすると動き出すわ」

 私が余りにも熱心に見つめていたのを見て店員のサキュバスさんが商品説明をしてくれた。近寄って来ないあたり私みたいなお客の扱いは心得ているのだろう。
 
「あ、ありがとうございます!」

 言われた通りに根本を握ると急にウネウネと動き出すキノコ…。

 処女のうちは使えないけど…気持ち良さそうだなぁ。

 お店の雰囲気も相まって変な気分になる、これが自分の部屋ならすぐにでも…。

「あらあら、そんなにしちゃって。買ってくれたら店の裏で使っても良いのよ?」

ん?

 サキュバスの店員さんからそんな事を言われて我に返る。

 ――え?サキュバスって匂いとかでその…湿ってるのとか分かるの?

「えっ…?いや!その…ちょっと面白い動きするなぁって見てただけで…使うとかそんな事は…」

「別に隠さなくても良いのよ?尻尾は正直なんだから」

 何?尻尾?
 
 そう言われて尻尾を確認してみると私の意識と関係なくピンと立ち上がりスカートが捲れ上がっていた。

 この尻尾興奮すると立つの!?聞いてないんだけど!?

 何これ!勃ちあがった尻尾だから勃尾とでも名付けようか!?

「あ、あの!これ勃つんですか!?」

「あら?知らなかったの?性的興奮で勃つわよ、勃尾ね」

 勃尾!ぼっぽで合ってた!!

「ちょっと恥ずかしいんですけど…」

「スッキリしたら収まるわよ?それか…まあ気持ちを落ち着かせる事ね。別にそのまま外に出ても良いけど、興奮してるのが丸わかりね」

 私と相性が悪すぎる…。一応見た目は清楚な美少女でやらせて頂いてるんですけど…。

 常に尻尾ビンビンにしてたら…なんかこう…ダメじゃん?

「私からしたらこうやって私が作った道具で興奮してくれるのは嬉しいんだけどね。とりあえず店の中見回ってから考えると良いわ」

 確かに…こうなったら全部見ても一緒だよね。

「そうします…」

 開き直って店内散策を再開、他にお客はいないみたいだし今がチャンスだ。

 誰かに興奮してる姿を見られるかも知れないというこの状況にも興奮してしまうんだけどね、私はね。

……………………。


「これにします!」

 結局小一時間吟味した結果、ブルブルするピンクの石を買う事にした。小さくて持ち運びも出来るしもし見つかっても可愛い見た目だから小物に見えなくもない!

「これにしたのね、銀貨二枚になるわ」

「はい、じゃあこれで」

 店員サキュバスさんに銀貨二枚を渡し…

 渡し…

「あの…」

「ふふっ、そうよね。そのままじゃ帰れないわよね。こっちよ、付いてきて」

 ビンビンに勃尾した私の尻尾を見てサキュバスさんは優しく店の奥に案内してくれた。

「お客様もいないし手伝ってあげても良いわよ?」

「け、結構です!流石に恥ずかしいので!」

「あらあら、残念…気が変わったらいつでも呼んでね、私結構上手なんだから」

 そりゃ上手だろうけど…なんか戻れなくなる気がするからさ…。

 サキュバスさんが立ち去った後に案内された部屋を改めて見渡すと綺麗に整頓されたベッドにタオルが敷いてある。

 これはそれ用の部屋だな?確かにこの尻尾の特徴からすると必然だ。

 ――よし…もう我慢できない!

 私はベッドにダイブしさっそくブルブルする石を起動、もう服なんか邪魔で仕方がない!

 服を全て脱ぎ捨て…早速この石をここに…。

 いや、尻尾も性感帯だって言ってたな。触られた時すごかったし…。

 尻尾を触ってみると硬くはなっているが若干の柔軟性が残っている。そして敏感な先っぽを触って…

「んんっ…!!」

 ……っ! 少し触れただけで、頭が真っ白に……

 誰も見てないし良いよね…?

 私は興味本意で尻尾の先をペロっと舐めてみる…。

「~~~っ……!!!」

 身体中を電流が走ったような快感が駆け抜ける。それと連動するように下に敷いたタオルに水滴が飛び散った。

 これは…新しい扉を開いてしまったかも知れない…!

 ペロペロと尻尾を舐め上げ、時に口に含みながらブルブルとした石を下半身に当てると頭がどうにかなってしまうくらいの快感の波が押し寄せる。

 私は一心不乱に自分の身体を弄び…時間を忘れて快楽の波に身を任せていった…。

……………………。


「あらあら…随分と…」

「あ…はいぃ…ごめんなさい…こんなに汚しちゃって…」

 部屋中にメスの匂いが充満し、敷いてあったタオルはずぶ濡れになりベッドまで染み出していた。

 夢中になっていたとはいえ人の部屋でなんて事を…。

「まあこれ用の部屋だから大丈夫よ、ただここまでした人は初めてかも…私の手助けはいらなかったみたいね」

「あ、はい…すみません…」

「気にしないで、またお買い物に来た時も思う存分使っていいわよ」

「せめて掃除は手伝わせて下さい…」

 シュンとした私とダランと垂れた尻尾。もう何も出ない、そのくらい発散させてもらったかな。

 結局掃除を手伝い終わった頃にはもう夜だった。ユーリさんとご飯の約束あるし急いで宿に向かわなきゃ。

「もう大丈夫よ、手伝ってくれてありがとうね」

「まぁ汚したの私ですし…そしてその…とても気持ちよかったです」

「そう言って貰えると嬉しいわ。またいらっしゃいね」

「はい!絶対また来ます!」
 
 サキュバス店員さんに別れを告げ私は急いで宿屋に向かう。

 すごいお腹すいた!今日のご飯なんだろ!

 私はいつ消えるのか不明な尻尾をフリフリしながら宿屋へ急いだ。






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