ゴブリン転生【完結】

ちゃむにい

文字の大きさ
5 / 52

豚女

しおりを挟む
俺は息子たちと共に、婚礼衣装に身を包み、王都に行くという行列を襲った。たしかに、ルシーの情報通り、育ちの良さそうな、見目の良い女であった。

息子たちは涎を垂らして、かぶりつくように女に飛びついた。白い衣装は爪で破かれ、女の乳房が飛び出した。

「私は、許せないのです。この女がのうのうと幸せに生きていくことが」

聞けば、ルシーの人生を狂わせた、あの老人が可愛がっていた孫娘らしい。
布教活動の一環として、老人の店へ赴き、併設されている自宅へ連れ込まれ、老人が望むまま体を貪られていると、孫娘にまぐわっているところを見られたらしい。
女に助けを求めると鼻で笑われ「どこでも発情するなんて、雌豚ね」と高笑いされたそうだ。

「おっ、おおっ、おっ……!……も、もう許してぇ、あっ、――あひぃっ!!!!」

ずぼっ、グチュっ、ぐちゅ、ずっ、ずっ、パンッ、パンッ、パンッ

息子たちに馬乗りになって中出しをされるも凌辱は続き、終わらない性交に絶叫している女を見ていて思いついた事があったので、その場は息子たちに任せ、俺は暗闇の洞窟に1度戻った。

「ブヒイイイイイイイ!!」

ちょっと手こずったが、豚を連れてきた。

暗闇の洞窟近くの森には、魔物以外にも、イノシシ、クマ、ウサギなどの動物を見かけることがあったが、先日豚を見つけたのだ。後で食べてみようかと思って柵で囲って逃げられないようにしていたのだが、別の使い道を思いついた。

俺も頑張った。

精神操作は万能だ。豚にまで効果あるなんて。まぁ俺は豚を孫娘の前に運んだだけで、その後の事は豚の完全自主性によるものだ。
何があったって?
「あ゛あああああッ、ん゛おぉぉッ――!!!??」
2メートル近くある大きな豚は、老人の孫娘を抑え込むと、交尾を始めた。豚めっちゃ腰カクカクしてたし、なんか射精ビビるほど長くて、孫娘白目剥いて悶絶してたんだが、よっぽど気持ちよかったんだろうか? お腹が妊婦並みに膨らんで、腹がはち切れそうなほどパンパンに膨らんだ。豚の肉棒が抜かれた時に噴水みたいになってたんだが、俺がやるより絵面がやばい感じになってた。自分でやったこととはいえ、ドン引きした。

やっぱりこれ豚じゃなかったんだろうか? 村から逃げ出した豚が、森で大きく育ったのかと思っていたんだが、魔物か何かの類か? 鑑定してみてもジャイアントピッグとしか書いてない。直訳すると大きい豚って意味だしな。

あ、凄い、鑑定で豚の家系図まで分かる。それによると普通の豚と森のイノシシ(ゴブリンより強いあれ)が自然交配して爆誕した豚みたいだ。脚力強そうだし、豚小屋から脱走したんだろうか。
豚と人間の子供って出来るのかな? さすがに出来ないか? あっちの世界じゃ出来ないだろうけど、こっちの世界の豚だったら出来るかもしれない。

もし子供が出来るなら、味がすごい気になる。

豚のステータスを見ながら色々考えて、気が付いた時には太陽が沈み、薄闇が迫ってきていた。
そろそろ帰ろうかなと思って豚を見たら、孫娘が奇声を上げながら、豚の上に乗っかって自ら腰を振ってパコってた。それも激しい。この1時間ほどの間に、いったい何があったんだ。
完全に立場が逆転してる。
孫娘の勢いに、若干豚が嫌そうにしてる感じもする。

興味を示している息子も何匹かいたので、観賞用に洞窟内で展示してみたけど、中々好評だった。

なんか豚にも愛着が出てきたし、豚と豚女はペットとして飼うことにした。豚の名前はブウちゃんだ。つぶらな瞳が意外に可愛い。
豚女は、ルシーが命名したものだ。
ルシーが豚女に「声がうるさい」と猿グツワを嵌めさせて、服を着せていたけど、悪意ありまくりで、大事なところは全部穴が開いていて豚の耳と尻尾がついているコスプレだった。

やけに出来がいい。ついでに女たちの服も繕ってくれたので「意外に器用なんだな」と言ったら「何年修道院に居たと思うんですか? 私がセックスしてるだけとでも? 貴方も私をただの雌豚だと思ってたんですか?」と藪蛇だったので押し黙った。
出会い方が出会い方だったので、雌豚だと思ってた。
人間と会話できるというのも考え物だ。たまに地雷を踏む。

ルシーから豚を増やしてはどうだと提案されたけど却下した。
こんな豚が何匹もいるとは思えないし、ゴブリンより強い豚が、俺の目が届かない時に洞窟内で暴れたらやばい。最悪全滅もあり得る。
それと、さすがに雄の豚に勃起するのは大変だったから、もうやらない。

豚女は、朝昼晩と時間があれば豚とパコっていて、飯と排泄以外は子作りをしていた。いつ見ても豚とべったりの豚女に「励んでるなぁ」と俺は密かに闘志を燃やすのだった。

そして5か月後。豚女がご懐妊した。
全然妊娠する気配なかったし、やっぱりだめだったかなとあきらめて放置したら、次第に豚娘の腹が大きくなってきたので目を丸くした。
ほんとに妊娠するとは思っていなかったので、半信半疑で鑑定してみたが、お腹の子はゴブリンではなかった。人間と豚のハーフだった。父親はもちろんブウちゃんだ。
10匹も産まれた。
ただ、ハーフとは言っても豚の遺伝子が強いようだ。見た目も鳴き声も豚だ。1匹食べてみたけど、めちゃくちゃ美味かった。これは珍味として重宝しそうだ。

母性があるのか、豚女は俺に子供食べられて泣いていた。それを見てルシーがにっこりと笑ったから嫌な予感はしていたが、豚女から子供を2匹取り上げて、その目の前で頭を切り落とし、腹をかっさばいて肉にしていた。女って残酷だ。
半分は今後予定していえる遠征用の干し肉に、半分は今晩の食事にするという。
「残りの7頭は丸々と太らせてから少しずつ食べましょう。私、これでも腕が良いんですよ。料理ならお任せください」
と豪語するので、鑑定してみたら、複数の料理スキルを持っていた。これは期待出来そうだ。
晩ご飯は、豚料理がずらりと並んだ。料理は修道院で習ったとかで得意らしく、美味しく頂いた。

「豚女のご飯はこれよ」もしやと思って見てみたら残飯だった。
どうやら豚と同じ食事らしい。これは捕虜となっている女たちに与えてる食事の残飯だ。こぼしたりすると、ルシーが鞭で豚女の尻を叩く。服を着ているとはいえ、生地は厚くないから、ふつうに痛いはずだ。だけど豚女は、なぜかハアハア言って興奮していた。もしかしていたぶられすぎて、そっちの趣味に開眼してしまったのだろうか?

ブウちゃんだって女を選ぶ権利ぐらいはあるだろうし、今度ちゃんとしたお嫁さんを飼ってあげる予定だ。もちろん豚の雌だけど。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...