ゴブリン転生【完結】

ちゃむにい

文字の大きさ
37 / 52

落涙 ※真由美視点

しおりを挟む
今日もひどい1日だった。学校に行くのが日を追うごとに憂鬱になってくる。
「やっと終わったね」と雑談しながら、足取り重く、友人と一緒に帰路につこうとしていたら、目の前に数人の男が立ちはだかった。
その面々に見覚えがある。
素行が悪く、不良で有名な集団だった。
「こうゆう奴らには関わらないほうがいい」と私に耳打ちして、素通りしようとした友人の肩を、男は掴んだ。

「ちょっと待てよ」
「な、なによあんたら」
「いい事しようぜ。気持ちよくさせてやるよ」

男はアスファルトの道路の上に友人を押し倒すと、Yシャツを引きちぎった。

「う、うそ、やめてよ」と友人が抵抗するも、ボタンは弾け飛び、その胸は露になった。男は、友人の胸を見て「おお。けっこう巨乳じゃん?」と言って、胸を揉んだ。

「こいつ、ガリ勉で優等生ぶっててさ、前から気に食わなかったんだよな。いい気味だぜ。……メガネ外すと、けっこう可愛いのに、この性格じゃ勿体ないよな」
「斗真! 離して! 離してよ……!」

知り合いだったんだろうか? 男の名前を呼んで、抵抗を続ける友人に、男は平手打ちをした。

「あれだけゴブリンに犯されてるのに、今更初心ってんの? 隣の教室まで、あんたの声聞こえてくるんだぜ? そっちの女なんて妊娠してるじゃん。俺たちよりゴブリンのほうがいいってか? おい、こいつには手を出すなよ。俺が妊娠させんだから」
「分かってるよ。どーぞ、お幸せに?」
「こっちは好きにしてもいいよな?」
「ああ、その女はどうでもいい」

多勢に無勢で、私は男たちに凌辱され、何度も中出しをされた。その間、何台も横を車が通っていたが、停まることはなかった。

「まあ、あいつらやばいよな。俺たちもゴブリンに犯されたし。マジやっべーよ」
「だけど俺たちも男なんで、掘られるより突っ込みたいんだよね。俺たちも明日どうなるかわからない。どうせなら楽しみたいだろ」

「そーだ、こうする? やめて欲しければ、私はゴブリンの子供を妊娠しましたって、言ったら、やめてあげようかな」
「わ、私は……」
「あん? 聞こえねぇな」

もしかして、本当に見逃してくれるのだろうか。一縷の希望を見出して、私は男たちの言う言葉を復唱した。

「私は……ッ、ゴブリンの子供を妊娠しました……!!!」
「うわッ、マジで言ったわ、こいつ」

男たちは約束を守ってくれることはなかった。結局そのあと1時間ぐらい濃厚なセックスは続き、輪姦された。

「おらッ、ザーメン受け止めろよ!!」
「あー気持ちよかった。やっぱ生ハメさいこー」

「しっかし、ゴブリンやっべーよな。ほんとに女をレイプしても何もしてこないわ」
「あの警官の姉ちゃんも、見て見ぬふりだもんなあ?」
「むしろ警官の姉ちゃんやってもいいんじゃね? どうせ何もしてこないだろ」
「それいいね」

ぐちゃぐちゃに犯され、精液まみれになった私を置いて、男たちは去っていった。友人は斗真という男に「俺、もうちょいこいつで遊ぶわ」と言って連れ去られた。
何故彼らは、真っすぐに家に帰らないで、自由に寄り道をすることが出来るのだろうか。そんな疑問は浮かんだけど、疲れ果てていて、もう何もかもがどうでも良かった。

このまま死んでしまいたいと、致死観念が過る。

ゴブリンだけでも体力気力共に消耗しているのに、不良たちに好き放題されたせいで、体が指一本動かせない。友人の事が気がかりだったが、何もしてあげられなかった。
足は歩いて家に戻ろうとしているのに、体はぐったりとしていて力が入らない。

「どうした!? 大丈夫か??」

太った男性が近寄ってくる。担任のクラスの先生だ。

「ごめんな、走ってきたけど間に合わなかったか……くそッ、あいつらめ……! 真由香に何てことを!!」
「先生、凛が……」

助かった、と思ったのもつかの間、先生は周囲をキョロキョロとしながら、私を人目のつかない橋の下に運び込んだ。

「ああ、これはあざになるね。こんなことになるなんて……真由香が可愛すぎるからいけないんだよ」

乳首に先生のねっとりとした舌が吸い付く。

ああ、この男も、あいつらと同じか。私はすべてをあきらめた。男の呼吸は、私の肌に触れれば触れるほど、次第に荒くなってきた。
男は、ガチャガチャとベルトを外し、地面に落としてズボンとパンツを脱いだ。

その先の行為を想像できないほど、私は清らかではなかった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

処理中です...