18 / 20
その18
しおりを挟む
1月24日
川に氷が張った。
寒すぎる。
1月25日
毎日の仕事プラスアルファで雪かきの業務が発生する。 連日の大雪で、雪を捨てる場所もなくなってきた。
なぜ火の魔法が使えないんだ、私。
水の魔法を覚える前に、火の魔法を覚えるべきだった。
ララバイとルチアは、暖炉の前から動こうとしない。
2月1日
ギルドの前で、勇者が何か女性と揉めてた。
どうやら色恋沙汰らしい。女性は泣き崩れていた。
とりあえず、通行の邪魔なのでどいてもらおうとしたら、女性に睨まれた。
「あなた、何様よ。関係ないでしょ、でしゃばらないで!」
「いや、首は突っ込みたくないのですが、立場上……」
やんわりとなだめようとしたのだが、勇者の一言で台無しになった。
「この人が、俺と結婚する人だ!」
時が止まった。
「そう……あなたが」
「ちょ、何をぶちまけてんの」
勇者の言葉に異議を唱えようとする暇なく、女性は泣きながら立ち去った。
なんで私が恨まれないといけないんだ。
私を巻き込むな。
2月3日
棚の中に隠していた大福がなくなっていた。
・ルチア×食べない
・ヤコブ○甘い物が好物……あり得る
・ララバイ×食べない
・ウェンディ○食いしん坊だ。もしかするやも……
ウェンディとヤコブを最重要被疑者として取り調べたが、ルチアが申し訳なさそうにニャーンと鳴いた。
どうやら、誤って皿ごと落としてしまったらしい。
2月5日
私、ギルド職員クビになったらしい。
正月に辞めたいと願ったのが叶ったのか?
残業時間のわりに給料は少なかったけど、ウェンディとルチアとララバイのために貯金しておいて良かった! ちょうど、母が激務の私を心配して実家に戻って来いと言ってくれてるから、実家に戻って仕事はまた探そう。魔法を覚えられるようになったから、魔法使いとして冒険者になるのも悪くないかもしれない。
ともかく、今すぐにでも荷造りしないと。
荷物多いから引っ越し大変だけど、頑張るぞ。
2月6日
辞令取り消しだと?
納得できない。
2月8日
勇者に振られた、あの女性。 実は、この国の姫らしい。
つまり私怨で私をクビにさせたようだ。
不運にも私がギルマスであったがために、すぐに事が露呈したようだが……。
迷惑かけたお詫びにと、お金を頂いた。
んなもんもらうより、1日休みもらうほうが嬉しいんですけど。
2月10日
夕立に遭遇した。
可哀想に、勇者はずぶ濡れだ。
これは天罰に違いない、とかほくそ笑んでいたら勇者が近づいてきた。
私の頭の上に葉っぱがついてたらしい。どんな視力してやがる……。
2月12日
酒場で飲んでいたら、酔っ払いが
「解体ショーやります!」と言い出したのでマグロか何かかと思ったのだが、脱ぎだした。
それ、ストリップだし、野郎(しかもビールっ腹の中年)の裸見たくないから踏みつけて強制終了させた。
「あぁん、もっと……」
とかほざいていたから、勇者に連行してもらった。
その後は知らん。
2月15日
魔法が思うように上達できなくて落ち込んでいたら、勇者が
「何も出来なくても、俺の嫁になれる!」
と言ったので「旦那はルチアで間に合ってます」と返した。
その日からルチアを嫉妬の目で見るようになったので、困っている。
猫に嫉妬して、どうするんよ……まぁ勇者は動物以下だけど…… 。
2月17日
岩清水さんが依頼を持ってきた。アヒル用の服が欲しいらしい。
山内さんが溺愛されているようで何よりだ。
川に氷が張った。
寒すぎる。
1月25日
毎日の仕事プラスアルファで雪かきの業務が発生する。 連日の大雪で、雪を捨てる場所もなくなってきた。
なぜ火の魔法が使えないんだ、私。
水の魔法を覚える前に、火の魔法を覚えるべきだった。
ララバイとルチアは、暖炉の前から動こうとしない。
2月1日
ギルドの前で、勇者が何か女性と揉めてた。
どうやら色恋沙汰らしい。女性は泣き崩れていた。
とりあえず、通行の邪魔なのでどいてもらおうとしたら、女性に睨まれた。
「あなた、何様よ。関係ないでしょ、でしゃばらないで!」
「いや、首は突っ込みたくないのですが、立場上……」
やんわりとなだめようとしたのだが、勇者の一言で台無しになった。
「この人が、俺と結婚する人だ!」
時が止まった。
「そう……あなたが」
「ちょ、何をぶちまけてんの」
勇者の言葉に異議を唱えようとする暇なく、女性は泣きながら立ち去った。
なんで私が恨まれないといけないんだ。
私を巻き込むな。
2月3日
棚の中に隠していた大福がなくなっていた。
・ルチア×食べない
・ヤコブ○甘い物が好物……あり得る
・ララバイ×食べない
・ウェンディ○食いしん坊だ。もしかするやも……
ウェンディとヤコブを最重要被疑者として取り調べたが、ルチアが申し訳なさそうにニャーンと鳴いた。
どうやら、誤って皿ごと落としてしまったらしい。
2月5日
私、ギルド職員クビになったらしい。
正月に辞めたいと願ったのが叶ったのか?
残業時間のわりに給料は少なかったけど、ウェンディとルチアとララバイのために貯金しておいて良かった! ちょうど、母が激務の私を心配して実家に戻って来いと言ってくれてるから、実家に戻って仕事はまた探そう。魔法を覚えられるようになったから、魔法使いとして冒険者になるのも悪くないかもしれない。
ともかく、今すぐにでも荷造りしないと。
荷物多いから引っ越し大変だけど、頑張るぞ。
2月6日
辞令取り消しだと?
納得できない。
2月8日
勇者に振られた、あの女性。 実は、この国の姫らしい。
つまり私怨で私をクビにさせたようだ。
不運にも私がギルマスであったがために、すぐに事が露呈したようだが……。
迷惑かけたお詫びにと、お金を頂いた。
んなもんもらうより、1日休みもらうほうが嬉しいんですけど。
2月10日
夕立に遭遇した。
可哀想に、勇者はずぶ濡れだ。
これは天罰に違いない、とかほくそ笑んでいたら勇者が近づいてきた。
私の頭の上に葉っぱがついてたらしい。どんな視力してやがる……。
2月12日
酒場で飲んでいたら、酔っ払いが
「解体ショーやります!」と言い出したのでマグロか何かかと思ったのだが、脱ぎだした。
それ、ストリップだし、野郎(しかもビールっ腹の中年)の裸見たくないから踏みつけて強制終了させた。
「あぁん、もっと……」
とかほざいていたから、勇者に連行してもらった。
その後は知らん。
2月15日
魔法が思うように上達できなくて落ち込んでいたら、勇者が
「何も出来なくても、俺の嫁になれる!」
と言ったので「旦那はルチアで間に合ってます」と返した。
その日からルチアを嫉妬の目で見るようになったので、困っている。
猫に嫉妬して、どうするんよ……まぁ勇者は動物以下だけど…… 。
2月17日
岩清水さんが依頼を持ってきた。アヒル用の服が欲しいらしい。
山内さんが溺愛されているようで何よりだ。
0
あなたにおすすめの小説
ここは少女マンガの世界みたいだけど、そんなこと知ったこっちゃない
ゆーぞー
ファンタジー
気がつけば昔読んだ少女マンガの世界だった。マンガの通りなら決して幸せにはなれない。そんなわけにはいかない。自分が幸せになるためにやれることをやっていこう。
最強転生悪役令嬢は人生を謳歌したい!~今更SSクラスに戻れと言われても『もう遅い!』Cクラスで最強を目指します!~【改稿版】
てんてんどんどん
ファンタジー
ベビーベッドの上からこんにちは。
私はセレスティア・ラル・シャンデール(0歳)。聖王国のお姫様。
私はなぜかRPGの裏ボス令嬢に転生したようです。
何故それを思い出したかというと、ごくごくとミルクを飲んでいるときに、兄(4歳)のアレスが、「僕も飲みたいー!」と哺乳瓶を取り上げてしまい、「何してくれるんじゃワレ!??」と怒った途端――私は闇の女神の力が覚醒しました。
闇の女神の力も、転生した記憶も。
本来なら、愛する家族が目の前で魔族に惨殺され、愛した国民たちが目の前で魔族に食われていく様に泣き崩れ見ながら、魔王に復讐を誓ったその途端目覚める力を、私はミルクを取られた途端に目覚めさせてしまったのです。
とりあえず、0歳は何も出来なくて暇なのでちょっと魔王を倒して来ようと思います。デコピンで。
--これは最強裏ボスに転生した脳筋主人公が最弱クラスで最強を目指す勘違いTueee物語--
※最強裏ボス転生令嬢は友情を謳歌したい!の改稿版です(5万文字から10万文字にふえています)
※27話あたりからが新規です
※作中で主人公最強、たぶん神様も敵わない(でも陰キャ)
※超ご都合主義。深く考えたらきっと負け
※主人公はそこまで考えてないのに周囲が勝手に深読みして有能に祀り上げられる勘違いもの。
※副題が完結した時点で物語は終了します。俺たちの戦いはこれからだ!
※他Webサイトにも投稿しております。
アロマおたくは銀鷹卿の羽根の中。~召喚されたらいきなり血みどろになったけど、知識を生かして楽しく暮らします!
古森真朝
ファンタジー
大学生の理咲(りさ)はある日、同期生・星蘭(せいら)の巻き添えで異世界に転移させられる。その際の着地にミスって頭を打ち、いきなり流血沙汰という散々な目に遭った……が、その場に居合わせた騎士・ノルベルトに助けられ、どうにか事なきを得る。
怪我をした理咲の行動にいたく感心したという彼は、若くして近衛騎士隊を任される通称『銀鷹卿』。長身でガタイが良い上に銀髪蒼眼、整った容姿ながらやたらと威圧感のある彼だが、実は仲間想いで少々不器用、ついでに万年肩凝り頭痛持ちという、微笑ましい一面も持っていた。
世話になったお礼に、理咲の持ち込んだ趣味グッズでアロマテラピーをしたところ、何故か立ちどころに不調が癒えてしまう。その後に試したノルベルトの部下たちも同様で、ここに来て『じゃない方』の召喚者と思われた理咲の特技が判明することに。
『この世界、アロマテラピーがめっっっっちゃ効くんだけど!?!』
趣味で極めた一芸は、異世界での活路を切り開けるのか。ついでに何かと手を貸してくれつつ、そこそこ付き合いの長い知人たちもびっくりの溺愛を見せるノルベルトの想いは伝わるのか。その背景で渦巻く、王宮を巻き込んだ陰謀の行方は?
【完結】侍女が王女に転生?!英雄と結婚して破滅の国を救います!
カナタカエデ
ファンタジー
八十歳で生涯を終えた、元王宮侍女カリナ。
その最期の瞬間――枕元に、かつて仕えた王女アメリアが現れた。
「お願い…私の人生をやり直して。国を、私を、救って――」
次に目を開くと、カリナは十八歳の“王女アメリア”として転生していた。
彼女は知っている。
このままでは王国は滅び、愛する主君が破滅する未来を。
未来を変えるため、アメリアは
冷徹と噂される英雄ヴァルクとの政略結婚を選ぶ。
これは、かつて守れなかった主人のための転生。
そのはずなのに――彼への想いは、気づけば変わり始めていた。
王女と英雄が紡ぐ、破滅回避ラブファンタジー開幕。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
挿絵はA I画像を使用
10/20 第一章完結
12/20 第二章完結
2/16 第三章完結
他サイト掲載
(小説家になろう、Caita)
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
異世界転生 剣と魔術の世界
小沢アキラ
ファンタジー
普通の高校生《水樹和也》は、登山の最中に起きた不慮の事故に巻き込まれてしまい、崖から転落してしまった。
目を覚ますと、そこは自分がいた世界とは全く異なる世界だった。
人間と獣人族が暮らす世界《人界》へ降り立ってしまった和也は、元の世界に帰るために、人界の創造主とされる《創世神》が眠る中都へ旅立つ決意をする。
全三部構成の長編異世界転生物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる