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第七章 セカンド凌辱
45 最終指示
やっと帰ってきたと言えるほどに、俺の住むべき場所はもうガリアードが治めるこの土地だ。父たちへ夜会報告を済ませ、サリファスの作戦を聞いたあと王都を出て辺境伯領へと帰ってきた。
サリファスと父で、その後の詳しい作戦を練ると言っていたんで、俺たちはきたる第一王子の指定したXデーに備えて早々と王都を出てきた。
それからも、俺たちは相変わらず仲良くしている。
ガリアードは辺境伯領という自分のテリトリーに戻ってきたことで、安心したらしい。
なぜなら屋敷に帰ってきたと同時に、使用人たちへの挨拶も目で合図。それだけで皆が察してくれて、っておかしくない? そのまま有無を言わさず抱っこして部屋に連れていかれて散々抱かれたよぉ。俺まで激しく興奮しちゃったぜぇ、この野郎!
久しぶりで少し苦しかったけれど、それは魔法で尻のヒリヒリを治しては、何度も何度も繋がった。夫が変なプレイに目覚めたらどうしようと思ったけれど、そんなこともなく、以前同様優しかった。とにかく怒らせなければ変態は現れないと学習をした。
ガリアードは、一度俺を汚したことで満足したらしい。あの行為は俺たちが夫夫として円満に続いていくための大事な儀式だったと、俺の中で処理した。
たまに、妻を支配しているという満足感を与えてあげなければいけないみたいだ。凌辱に変わる何か別の方法を考えなければいけないなと、俺は秘かに思っていた。
そんな穏やかで愛に包まれた日はあっという間に過ぎて、突然その日はきた。
俺とジュリは仲良く屋敷の庭で、庭師のトムの孫と泥遊びならぬ、花の手入れをしていた。最近はこの辺境の地を念願の夢の国にしようと、俺は日々トムと一緒に木を夢の国の動物の形にする訓練をしていた。なかなか難しく無難にハート型にしたら、トムの孫ビアンカが喜んだ。
そんな午後の穏やかな時間に、嵐のように現れるいつもの男。
「よっ! 愛され妻」
サリファスの登場に、ほら見ろ! 突然現れるから、トムがまた腰を抜かしたじゃないか! 可哀想に。俺は手を貸してトムを起こしながら、悪の元凶を見た。
「……殿下、またそんなところから」
「いつだって俺の座標はトムだからな、なっ友よ!」
サリファスがこの辺境に来る座標、トムだったんかーい! 驚きの新事実に、トムが腰を低くしていた。そりゃ、一国の王子と庭師が簡単に話せるわけがない。
「トム、いつも悪いな。ほら、これ、こないだ話してたやつな」
って、お話までする仲だったんかーい!
「殿下。いつも過分ないただきものを、このおいぼれめにありがとうございます」
「何言ってんだよ、俺とお前は友だ! ほら、ビアンカおいで」
サリファスがビアンカに籠いっぱいのお菓子とおもちゃを渡した。ビアンカは喜び、サリファスは抱き上げて可愛がっていた。大きな籠まで持って移動できるんか―い!?
トムはまた頭を下げていたよ。
でも孫に色々もらって嬉しそうにしていた。良かったね、トム!
そしていつも通り我が物顔で、応接室にすたすたと行き、リックの淹れる茶を飲みながら、リックの尻を触ってバッチーンと頬を叩かれていた。リックの叩き方がレベルアップしていた。
「殿下、方向性が定まったんですね?」
「ああ、決まったよ。今度は公爵もアンディも賛成してくれた」
ガリアードは仕事で屋敷に居なかったので、俺とリックと家令のリチャードとジュリで話を聞いた。そして驚くような指示が出た。
「えっ、そんなことを?」
「あぁ、こういう凌辱シーンなら良いそうだ。まぁ見たくはないが、辛うじて許せるという言葉を、リリアンの家族からもらった」
俺は言葉を失った。
お、お、王国の花と呼ばれる可憐な俺に何をさせるんだぁぁ!? 口をパクパクとしてしまい、言葉が出てこなかった。そうしたらリックが代わりに言ってくれたぜ!
「なんて破廉恥なことを考えるんですか!? リリアン様にそんなことをさせるなんて!」
「仕方ないだろう。一回は凌辱シーンを見せて騙さなければならないんだから。でも喜べ! この一回で終わるからな」
そこでジュリが興奮する。
「これはチャンスです。凌辱シーンでざまぁまでできちゃうなんて! きゃっ、凄く楽しみです」
「さすがリリアンの侍女だな、話がわかる。ってざまぁってなんだ?」
「殿下、それはですね……」
ジュリがざまぁの説明をサリファスしていた。そして、サリファス大笑い。
「ジュリ、ざまぁいいじゃねぇか! だったら俺がとっておきのざまぁにぴったりの人物を揃えておこう。兄上が奈落の底に落ちるのが楽しみだ。散々人をいたぶったなら、自分もいたぶられなくちゃダメだよな」
「まぁ、殿下はいったい第一王子殿下に、何をしようとなさっているんですか?」
ジュリはだいぶサリファスに慣れた様子だった。俺たちはいつの間にか、一つの目標に向かうチーム凌辱夫として団結していた。
「それは、そうだな。そのときまでのお楽しみだ。とにかく、リリアンわかったな? ガリアードにはお前から説明しておくんだ。じゃあな!」
俺に無理難題を言って、爽やかな顔をして王都へ帰っていった。
どうしよう、ガリアードになんて言おう。ガリアードがそれに賛成するとも思えない。そんなことを話したら、ジュリとリックはガリアードなら喜んでやると思うと言った。そしてリチャードも笑顔で頷いた。
俺の旦那の性癖、みなさんどう思っているの?
俺は、夫がそこまで酷い男とは思ってないのに、辺境伯の屋敷の人間には変態伯に見えていたなんて……。ガリアードに少しだけ同情した。
そしてその夜、ガリアードにサリファスから言われた指示を伝えたら、それは楽しみだという言葉をもらった。
ん、楽しみと言ったか?
どうしよう、俺の旦那の第二の扉が開かれてしまう。俺、そんな凌辱シーンを演じて、その後無事でいられるのかな? ちょっと自分のメンタルが持つか不安になってきた。
サリファスと父で、その後の詳しい作戦を練ると言っていたんで、俺たちはきたる第一王子の指定したXデーに備えて早々と王都を出てきた。
それからも、俺たちは相変わらず仲良くしている。
ガリアードは辺境伯領という自分のテリトリーに戻ってきたことで、安心したらしい。
なぜなら屋敷に帰ってきたと同時に、使用人たちへの挨拶も目で合図。それだけで皆が察してくれて、っておかしくない? そのまま有無を言わさず抱っこして部屋に連れていかれて散々抱かれたよぉ。俺まで激しく興奮しちゃったぜぇ、この野郎!
久しぶりで少し苦しかったけれど、それは魔法で尻のヒリヒリを治しては、何度も何度も繋がった。夫が変なプレイに目覚めたらどうしようと思ったけれど、そんなこともなく、以前同様優しかった。とにかく怒らせなければ変態は現れないと学習をした。
ガリアードは、一度俺を汚したことで満足したらしい。あの行為は俺たちが夫夫として円満に続いていくための大事な儀式だったと、俺の中で処理した。
たまに、妻を支配しているという満足感を与えてあげなければいけないみたいだ。凌辱に変わる何か別の方法を考えなければいけないなと、俺は秘かに思っていた。
そんな穏やかで愛に包まれた日はあっという間に過ぎて、突然その日はきた。
俺とジュリは仲良く屋敷の庭で、庭師のトムの孫と泥遊びならぬ、花の手入れをしていた。最近はこの辺境の地を念願の夢の国にしようと、俺は日々トムと一緒に木を夢の国の動物の形にする訓練をしていた。なかなか難しく無難にハート型にしたら、トムの孫ビアンカが喜んだ。
そんな午後の穏やかな時間に、嵐のように現れるいつもの男。
「よっ! 愛され妻」
サリファスの登場に、ほら見ろ! 突然現れるから、トムがまた腰を抜かしたじゃないか! 可哀想に。俺は手を貸してトムを起こしながら、悪の元凶を見た。
「……殿下、またそんなところから」
「いつだって俺の座標はトムだからな、なっ友よ!」
サリファスがこの辺境に来る座標、トムだったんかーい! 驚きの新事実に、トムが腰を低くしていた。そりゃ、一国の王子と庭師が簡単に話せるわけがない。
「トム、いつも悪いな。ほら、これ、こないだ話してたやつな」
って、お話までする仲だったんかーい!
「殿下。いつも過分ないただきものを、このおいぼれめにありがとうございます」
「何言ってんだよ、俺とお前は友だ! ほら、ビアンカおいで」
サリファスがビアンカに籠いっぱいのお菓子とおもちゃを渡した。ビアンカは喜び、サリファスは抱き上げて可愛がっていた。大きな籠まで持って移動できるんか―い!?
トムはまた頭を下げていたよ。
でも孫に色々もらって嬉しそうにしていた。良かったね、トム!
そしていつも通り我が物顔で、応接室にすたすたと行き、リックの淹れる茶を飲みながら、リックの尻を触ってバッチーンと頬を叩かれていた。リックの叩き方がレベルアップしていた。
「殿下、方向性が定まったんですね?」
「ああ、決まったよ。今度は公爵もアンディも賛成してくれた」
ガリアードは仕事で屋敷に居なかったので、俺とリックと家令のリチャードとジュリで話を聞いた。そして驚くような指示が出た。
「えっ、そんなことを?」
「あぁ、こういう凌辱シーンなら良いそうだ。まぁ見たくはないが、辛うじて許せるという言葉を、リリアンの家族からもらった」
俺は言葉を失った。
お、お、王国の花と呼ばれる可憐な俺に何をさせるんだぁぁ!? 口をパクパクとしてしまい、言葉が出てこなかった。そうしたらリックが代わりに言ってくれたぜ!
「なんて破廉恥なことを考えるんですか!? リリアン様にそんなことをさせるなんて!」
「仕方ないだろう。一回は凌辱シーンを見せて騙さなければならないんだから。でも喜べ! この一回で終わるからな」
そこでジュリが興奮する。
「これはチャンスです。凌辱シーンでざまぁまでできちゃうなんて! きゃっ、凄く楽しみです」
「さすがリリアンの侍女だな、話がわかる。ってざまぁってなんだ?」
「殿下、それはですね……」
ジュリがざまぁの説明をサリファスしていた。そして、サリファス大笑い。
「ジュリ、ざまぁいいじゃねぇか! だったら俺がとっておきのざまぁにぴったりの人物を揃えておこう。兄上が奈落の底に落ちるのが楽しみだ。散々人をいたぶったなら、自分もいたぶられなくちゃダメだよな」
「まぁ、殿下はいったい第一王子殿下に、何をしようとなさっているんですか?」
ジュリはだいぶサリファスに慣れた様子だった。俺たちはいつの間にか、一つの目標に向かうチーム凌辱夫として団結していた。
「それは、そうだな。そのときまでのお楽しみだ。とにかく、リリアンわかったな? ガリアードにはお前から説明しておくんだ。じゃあな!」
俺に無理難題を言って、爽やかな顔をして王都へ帰っていった。
どうしよう、ガリアードになんて言おう。ガリアードがそれに賛成するとも思えない。そんなことを話したら、ジュリとリックはガリアードなら喜んでやると思うと言った。そしてリチャードも笑顔で頷いた。
俺の旦那の性癖、みなさんどう思っているの?
俺は、夫がそこまで酷い男とは思ってないのに、辺境伯の屋敷の人間には変態伯に見えていたなんて……。ガリアードに少しだけ同情した。
そしてその夜、ガリアードにサリファスから言われた指示を伝えたら、それは楽しみだという言葉をもらった。
ん、楽しみと言ったか?
どうしよう、俺の旦那の第二の扉が開かれてしまう。俺、そんな凌辱シーンを演じて、その後無事でいられるのかな? ちょっと自分のメンタルが持つか不安になってきた。
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