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第七章 セカンド凌辱
47 セカンド凌辱2
ガリアードが怒る意味がわからない。だって俺はちゃんと飲用の白い液体を渡したんだから!
ちょっと調合が甘すぎて怒っているだけだよね。そうだよね。想像していた飲み物が出てこなかったから怒ったわけじゃないよね? そう思いたい。
それは俺から出たミルクではなくて、リリアン特製ミルクセーキ。美味しいでしょ? 美味しいよね。愛液よりよっぽど美味しいはずなのに、あんたは本当に何の液体を想像したの!?
「えっと、ちょっと、落ち着こうね? さすがに僕のミルクがまずくて怒ったんだよね。そういうことにしようよ、怒ったね。よし! 大成功だ!」
ガリアードがブツブツと小さい声で控えめに文句を言っていたが、鏡に拾える音ではなかったから良しとしよう。
「も、もういい! そろそろメインだよ、僕の可愛い男の子を 勃たせろ!」
「ふふ、よく頑張ったね。それは、手で? 口で? それともお尻の良いところを触って 勃たせる?」
ガリアードが微笑ましく笑う。今回ばかりは全てアドリブだ。
リチャードにまたシナリオをお願いしたけれど、その場の雰囲気で二人揃って流されると良いでしょうとニッコリと言われた。
あっ、これ、もう面倒くさくなったやつだ!
リチャードはどちらかというと激しい攻め様のようで、かわいい子が虐められる以外は認められないとリックがこっそり俺に伝えてきた。
えっ、リックはこの屋敷全員の性癖を知っているの? リックは旦那を虐めるのが得意だからって、リックの指導のもと足舐め舐めと男根舐め舐めを強要する言葉を教えてもらった。
リック、ヤンにナニをさせているんですか?
ちなみにコップに溜めた液体の話は昔の彼氏に強要されて、殴って別れたと言っていた。リック経験値高すぎるぜ! その相手がサリファスではないことを願おう。
まぁそんな経緯で今に至る。自然な流れでの演技をするため、俺側のすることをガリア―ドに伝えていなかった。ガリアードは完璧ノープランの状況判断による演技。え、演技だよね? 俺はもう泣きそう。
「うっ、じ、自分で考えろぉ!」
「楽しいなぁ、リリアン。沢山感じさせてあげるからね」
ぞくっ、怖い。もうだめだ! 試合終了します。
俺はベッドに置いてある黄色いハンカチを手に取った。するとガリアードが俺の手を強い力で握る。
「リリアン、まだだ。まだ早い」
「えっ?」
黄色いハンカチは、試合終了の合図。
幸せになれるハンカチのはずがぁ。ガリアードに阻止されたよぉ。これを見てリリ父が判断して、あとはリリ父が片付ける。どう片付けるか俺は知らないが、妻が夫を支配する演技までが俺たちへの課題だった。
ガリア―ドが凌辱演技をするプレイ後に、仲良くいちゃいちゃという当初の予定から、妻が夫を凌辱して楽しむというプランに変えたのだから、この後俺たちがいちゃつく演技はもういらないはず。試合終了でも問題ない。それにどちらかというと、王子断罪劇は父がメインらしいから、俺たちはここで試合終了なんだよ、旦那様ぁぁぁー。
「ほら、いつものように殴ってくれ。その可愛らしい手で私の頬をバーンと!」
「うっ、もう、いや」
「やるんだ! リリアン」
「うう」
ペッチーン、軽いタッチの頬を叩く音。
「ふっ、虫が止まったくらいの力。可愛すぎだろう? 夫をいたぶりたいのに、力が無さすぎるとか、精一杯なところが本当に可愛い」
「うう、もう勘弁してくださいっ。僕これ以上はぁ、えーん!」
限界がきた。社畜魂で乗り切るつもりが、最近はリリアンという本質が強く出てくることが多くて、人を虐めることは耐えられなかった。しかも旦那相手なんて!
俺が泣き出すと、ガリアードがたちまちおろおろした。
「あっ、すまない。泣かないで、私の可愛いリリアン。ちょっと凌辱ごっこをしようとしただけなんだよぉ。私の変態プレイに頑張って付き合ってくれてありがとう。愛しているよ」
「う、うう、僕も愛しています。でももうソロソロ凌辱ごっこはやめましょう? どちらかというと僕が凌辱されるパターンの方が僕は好きだな?」
ガリアードがリリアンを抱きしめる。
「じゃあ次この部屋でエッチするときは、そのパターンでいこうね。この部屋はマンネリ防止で演じるときだけ使用する約束だったから、もう移動しようか? いつものように私の部屋で愛し合おう」
そういう流れになったらしい。俺はちゃんとガリアードの意志をくみ取り応える。
「はい。僕は演技よりいつものガリアード様の優しい抱き方が好きです。僕をいつものように可愛がってくださいね」
「愛しいリリアンの、仰せの通り」
ガリアードは微笑んでから俺の頬にキスをしてから、抱きかかえられてこの部屋を後にした。
無事にリリアン側の凌辱劇は終わった。
サリファスからは罵って、蹴飛ばして、男根を足でくねくねくらいしろと言われた気がするし、そこまではリリアン家族に許されたとも言われた。
そんな女王様みたいなこと、できないからね!? 今のこれが俺のできる精一杯の凌辱だった。
えっ、こんなの凌辱じゃないって?
いやいや俺なりにめちゃ頑張った! ガリアードに命令したし、足で手をちょんって蹴飛ばした。ミルクも飲ませた……中身はちがうけど。
そんなもの、出すわけない。三日分とか、しかも自分でカップに入れている姿とかありえないから! 俺は変態じゃない。ただ溺愛されたいだけの可愛い妻だ。
とにかく精一杯、痛めつけてやったぜ。痛められたように見えないのはちょっと残念だったけれど、俺がやられたら全力で泣いて、嫌だ嫌だと叫びだすレベルのことはした。
凌辱だろ、辱めだろ。しかしなぜだろうか。辱めを受けたのは俺の方な気がしなくもないけれど……
でもいったいこの劇になんの意味があったのだろう。
オスニアン辺境伯夫妻は、凌辱プレイをたまに盛り上げるためだけにリリアンの部屋でする。前回はガリアードがリリアンを虐める。初夜からそのプレイって、ちょっと設定やばいけどね。そして今回はリリアンがガリアードを虐めた。そして二人は相思相愛で、結局いつもの普通のエッチはガリアードの部屋に移動してからしようねって言って、その場を去った。
なんなら性的なことを一切していない。
ただリリアンの精液……に見せかけたミルクセーキを飲ませただけ。これじゃあリリアンの方が変態と思われたかもしれない。俺は何かを失った気がした。
とにかく指示されたことはやり遂げたんだ。後のことはサリファスと父に託そう。
ちょっと調合が甘すぎて怒っているだけだよね。そうだよね。想像していた飲み物が出てこなかったから怒ったわけじゃないよね? そう思いたい。
それは俺から出たミルクではなくて、リリアン特製ミルクセーキ。美味しいでしょ? 美味しいよね。愛液よりよっぽど美味しいはずなのに、あんたは本当に何の液体を想像したの!?
「えっと、ちょっと、落ち着こうね? さすがに僕のミルクがまずくて怒ったんだよね。そういうことにしようよ、怒ったね。よし! 大成功だ!」
ガリアードがブツブツと小さい声で控えめに文句を言っていたが、鏡に拾える音ではなかったから良しとしよう。
「も、もういい! そろそろメインだよ、僕の可愛い男の子を 勃たせろ!」
「ふふ、よく頑張ったね。それは、手で? 口で? それともお尻の良いところを触って 勃たせる?」
ガリアードが微笑ましく笑う。今回ばかりは全てアドリブだ。
リチャードにまたシナリオをお願いしたけれど、その場の雰囲気で二人揃って流されると良いでしょうとニッコリと言われた。
あっ、これ、もう面倒くさくなったやつだ!
リチャードはどちらかというと激しい攻め様のようで、かわいい子が虐められる以外は認められないとリックがこっそり俺に伝えてきた。
えっ、リックはこの屋敷全員の性癖を知っているの? リックは旦那を虐めるのが得意だからって、リックの指導のもと足舐め舐めと男根舐め舐めを強要する言葉を教えてもらった。
リック、ヤンにナニをさせているんですか?
ちなみにコップに溜めた液体の話は昔の彼氏に強要されて、殴って別れたと言っていた。リック経験値高すぎるぜ! その相手がサリファスではないことを願おう。
まぁそんな経緯で今に至る。自然な流れでの演技をするため、俺側のすることをガリア―ドに伝えていなかった。ガリアードは完璧ノープランの状況判断による演技。え、演技だよね? 俺はもう泣きそう。
「うっ、じ、自分で考えろぉ!」
「楽しいなぁ、リリアン。沢山感じさせてあげるからね」
ぞくっ、怖い。もうだめだ! 試合終了します。
俺はベッドに置いてある黄色いハンカチを手に取った。するとガリアードが俺の手を強い力で握る。
「リリアン、まだだ。まだ早い」
「えっ?」
黄色いハンカチは、試合終了の合図。
幸せになれるハンカチのはずがぁ。ガリアードに阻止されたよぉ。これを見てリリ父が判断して、あとはリリ父が片付ける。どう片付けるか俺は知らないが、妻が夫を支配する演技までが俺たちへの課題だった。
ガリア―ドが凌辱演技をするプレイ後に、仲良くいちゃいちゃという当初の予定から、妻が夫を凌辱して楽しむというプランに変えたのだから、この後俺たちがいちゃつく演技はもういらないはず。試合終了でも問題ない。それにどちらかというと、王子断罪劇は父がメインらしいから、俺たちはここで試合終了なんだよ、旦那様ぁぁぁー。
「ほら、いつものように殴ってくれ。その可愛らしい手で私の頬をバーンと!」
「うっ、もう、いや」
「やるんだ! リリアン」
「うう」
ペッチーン、軽いタッチの頬を叩く音。
「ふっ、虫が止まったくらいの力。可愛すぎだろう? 夫をいたぶりたいのに、力が無さすぎるとか、精一杯なところが本当に可愛い」
「うう、もう勘弁してくださいっ。僕これ以上はぁ、えーん!」
限界がきた。社畜魂で乗り切るつもりが、最近はリリアンという本質が強く出てくることが多くて、人を虐めることは耐えられなかった。しかも旦那相手なんて!
俺が泣き出すと、ガリアードがたちまちおろおろした。
「あっ、すまない。泣かないで、私の可愛いリリアン。ちょっと凌辱ごっこをしようとしただけなんだよぉ。私の変態プレイに頑張って付き合ってくれてありがとう。愛しているよ」
「う、うう、僕も愛しています。でももうソロソロ凌辱ごっこはやめましょう? どちらかというと僕が凌辱されるパターンの方が僕は好きだな?」
ガリアードがリリアンを抱きしめる。
「じゃあ次この部屋でエッチするときは、そのパターンでいこうね。この部屋はマンネリ防止で演じるときだけ使用する約束だったから、もう移動しようか? いつものように私の部屋で愛し合おう」
そういう流れになったらしい。俺はちゃんとガリアードの意志をくみ取り応える。
「はい。僕は演技よりいつものガリアード様の優しい抱き方が好きです。僕をいつものように可愛がってくださいね」
「愛しいリリアンの、仰せの通り」
ガリアードは微笑んでから俺の頬にキスをしてから、抱きかかえられてこの部屋を後にした。
無事にリリアン側の凌辱劇は終わった。
サリファスからは罵って、蹴飛ばして、男根を足でくねくねくらいしろと言われた気がするし、そこまではリリアン家族に許されたとも言われた。
そんな女王様みたいなこと、できないからね!? 今のこれが俺のできる精一杯の凌辱だった。
えっ、こんなの凌辱じゃないって?
いやいや俺なりにめちゃ頑張った! ガリアードに命令したし、足で手をちょんって蹴飛ばした。ミルクも飲ませた……中身はちがうけど。
そんなもの、出すわけない。三日分とか、しかも自分でカップに入れている姿とかありえないから! 俺は変態じゃない。ただ溺愛されたいだけの可愛い妻だ。
とにかく精一杯、痛めつけてやったぜ。痛められたように見えないのはちょっと残念だったけれど、俺がやられたら全力で泣いて、嫌だ嫌だと叫びだすレベルのことはした。
凌辱だろ、辱めだろ。しかしなぜだろうか。辱めを受けたのは俺の方な気がしなくもないけれど……
でもいったいこの劇になんの意味があったのだろう。
オスニアン辺境伯夫妻は、凌辱プレイをたまに盛り上げるためだけにリリアンの部屋でする。前回はガリアードがリリアンを虐める。初夜からそのプレイって、ちょっと設定やばいけどね。そして今回はリリアンがガリアードを虐めた。そして二人は相思相愛で、結局いつもの普通のエッチはガリアードの部屋に移動してからしようねって言って、その場を去った。
なんなら性的なことを一切していない。
ただリリアンの精液……に見せかけたミルクセーキを飲ませただけ。これじゃあリリアンの方が変態と思われたかもしれない。俺は何かを失った気がした。
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