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練馬駐屯地も陥落、生存者は?
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付近には、エンジンとヘッドライトが点けっぱなしのジープや、我々が乗っている軽装甲車よりも、大きくて頑丈そうな6輪の重装甲車も無造作に置いてあり、助手席のドアが開けっぱなしになっていた。
そして、この辺りも、感染者や自衛隊員らしき服装の男女の死体が散乱し、大体は人体の喉?首の部分から流血していて、咬まれたのか、食い千切られたのか?肉片と削ぎ取られたような肉筋の部分が見えた。
そして、中には、殆ど衣服が剥ぎ取られた死体も横たわり、比率的には若い女性の割合が多かった。
上半身を剥き出して、乳房が食い千切られた、女性自衛官らしき服装の死体も見えた。
吉田は、目が眩しいから、暗視ゴーグルを外し、額からなのか?頭から流れる脂汗を腕で拭いながら、しばし呆然と、運転席から見回していた。
ジープのアイドリング音と軽装甲車のエンジン音だけが鳴り響いていた。
吉田は何度か先ほどまで練馬駐屯地の仲間なのか誰かと無線で話しあっていたことが、こんな結末になっていて、また無線で仲間の名前等を連呼していたが、車内スピーカーからは耳障りなシーとかジーとか、ラジオのチューニングが合わない時の雑音が鳴っているだけだった。
この様な状況でどうするか?吉田は考えあぐねていた。
無理も無い!自分の基地局!帰るべき場所が無残にも敵?感染者に襲撃され、喰われたり、感染させられ、仲間?になって、次の獲物を狙うべく加害者になるのだから、堪ったもんじゃ無かった、そんなことで頭が一杯だろう。
ましてや、吉田は若い!
道中で、聞いたらたしかジャスト20歳だったような?
【丁度!ハタチになりました・・・】
兎に角!若いし、ましてや今までは、直属の上司からの命令を忠実に遂行していればよかったのに、今では自分ひとりで考えて、行動しなければならない。
ま、今までは、私の助言?指示?命令がメインだったが。
吉田が、何も考えず、自分の側のドアを開けようとしたので、私は開けないように、ちょっと大きな声で制止した。
(さっきのバズーカー脱出時に説明しただろうに)
まだ、窓には蛍光色の感染者体液が見えたからだ(体液なら吉田でも目視出来た)。
こっちから出よう!と指示し、そして建物内散策の前に、小銃の弾丸の交換や弾丸の箱を後部座席奥から後部座席に用意してもらった。
吉田も息が荒くなりながら、自分の自衛隊ジャケットのポケットに、マガジンを入れ、吉田も小銃を後部から取り出し、身構えた。
私は夜目が利いていたから、目が慣れるまで薄眼だった。
助手席側の窓から、辺りを見回し、状態の良い!戦闘能力の高い感染者がいないことを確認し、ゆっくりとドアを開け、序(つい)でに蛍光色にも気を付けた。
地面に降りて、また、辺りを素早く見回した。
建物の奥?の広い校庭のような所で、奴らが食事の真っ最中だった。
あとは、負傷した感染者が呻いていて、死を待つのを待っているだけだ。
続いて、吉田も降りてきて、助手席のドアを開けっ放しにして。辺りを吉田も見渡した。
軽装甲車のドア部分には感染者の体液は付着してはいなかったが、タイヤにはべっとりと付着していた。
中央玄関口に丁度いい塩梅で、水道とホースがあったので、水道が使えれば水をかけようと思った。
そして、この辺りも、感染者や自衛隊員らしき服装の男女の死体が散乱し、大体は人体の喉?首の部分から流血していて、咬まれたのか、食い千切られたのか?肉片と削ぎ取られたような肉筋の部分が見えた。
そして、中には、殆ど衣服が剥ぎ取られた死体も横たわり、比率的には若い女性の割合が多かった。
上半身を剥き出して、乳房が食い千切られた、女性自衛官らしき服装の死体も見えた。
吉田は、目が眩しいから、暗視ゴーグルを外し、額からなのか?頭から流れる脂汗を腕で拭いながら、しばし呆然と、運転席から見回していた。
ジープのアイドリング音と軽装甲車のエンジン音だけが鳴り響いていた。
吉田は何度か先ほどまで練馬駐屯地の仲間なのか誰かと無線で話しあっていたことが、こんな結末になっていて、また無線で仲間の名前等を連呼していたが、車内スピーカーからは耳障りなシーとかジーとか、ラジオのチューニングが合わない時の雑音が鳴っているだけだった。
この様な状況でどうするか?吉田は考えあぐねていた。
無理も無い!自分の基地局!帰るべき場所が無残にも敵?感染者に襲撃され、喰われたり、感染させられ、仲間?になって、次の獲物を狙うべく加害者になるのだから、堪ったもんじゃ無かった、そんなことで頭が一杯だろう。
ましてや、吉田は若い!
道中で、聞いたらたしかジャスト20歳だったような?
【丁度!ハタチになりました・・・】
兎に角!若いし、ましてや今までは、直属の上司からの命令を忠実に遂行していればよかったのに、今では自分ひとりで考えて、行動しなければならない。
ま、今までは、私の助言?指示?命令がメインだったが。
吉田が、何も考えず、自分の側のドアを開けようとしたので、私は開けないように、ちょっと大きな声で制止した。
(さっきのバズーカー脱出時に説明しただろうに)
まだ、窓には蛍光色の感染者体液が見えたからだ(体液なら吉田でも目視出来た)。
こっちから出よう!と指示し、そして建物内散策の前に、小銃の弾丸の交換や弾丸の箱を後部座席奥から後部座席に用意してもらった。
吉田も息が荒くなりながら、自分の自衛隊ジャケットのポケットに、マガジンを入れ、吉田も小銃を後部から取り出し、身構えた。
私は夜目が利いていたから、目が慣れるまで薄眼だった。
助手席側の窓から、辺りを見回し、状態の良い!戦闘能力の高い感染者がいないことを確認し、ゆっくりとドアを開け、序(つい)でに蛍光色にも気を付けた。
地面に降りて、また、辺りを素早く見回した。
建物の奥?の広い校庭のような所で、奴らが食事の真っ最中だった。
あとは、負傷した感染者が呻いていて、死を待つのを待っているだけだ。
続いて、吉田も降りてきて、助手席のドアを開けっ放しにして。辺りを吉田も見渡した。
軽装甲車のドア部分には感染者の体液は付着してはいなかったが、タイヤにはべっとりと付着していた。
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