細川ガラシャと南蛮混血美女軍団

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いよいよ徳川家康を討つ準備を始めた若返りのガラシャ

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ガラシャは望み通り18歳の生命力溢れる若さと美貌を手に入れ、そして、その生命力が益々、ガラシャの挑むべき野望?!なのか?願いみたいなモノ!徳川幕府を倒幕と言う考えが日に日に募り、準備に取り掛かった。

そこで、江戸に潜入する為に、最も怪しまれなく、だけれども徳川家康に近付く為にガラシャはこの黒川村に来てから密かに計画していた、異国南蛮美女の芸能軍団として、江戸の都に入り、目立つことによって江戸城内の催し物に招待して頂くのが家康に最も怪しまれずに近付くことが出来るのでは?と考えていた。

その為には、ガラシャの家来、男衆だけでは難しく、やはり黒川村の南蛮混血美女、さなえやようこには協力して頂きたいと考えていた。

だが、しかし、このことはかなり危険なことでもあり、もしかしたら彼女らの命の危険に関わることでもあるから、ガラシャはここ数日間悩み続け、遂にガラシャは照井智恵に相談に会いに行ったのだ。

「そろそろここにお越しになる頃だと感じていました」

(観音力!やはり、私の心中はお見通しか?)

「さあ、こちらに来て、そこの椅子に腰掛けて、ゆっくりとお寛(くつろ)ぎください」

智恵はそう言ってもてなすと、早速、滋養強壮と媚薬効果もある媚薬茶をガラシャにふるまった。

「ガラシャ様には、若くなられたから、かなり効いて、悶悶とするかもしれませんが、お婆さんの健康増強に付き合って下さいね」

ガラシャはそんな、滅相も無い!と言ってはみたが、確かにここの処、若返りのせいなのか?

鬼の子種汁、鬼の妖術のせいなのか?

夜な夜な身体が火照り出すようになってきたのは事実だった。

「ここにこられたのは、自分の信仰の自由を守る為でしたかしら?地下の教会には行っていますか?」

「は、はい、行かせて頂いています」

「日本人には、あまり馴染がありませんが、西洋人、それもキリスト教やカトリックの方達は、常に怯えているんですよ!」

「は?な、何にでございますか?」

「デーモンです。ご存知ですか?」

「デウスではなく?」

「はい!」

「でーもん?それは一体?」

「西洋で言う悪魔のことです。日本ですと鬼?悪さを行う鬼みたいなものかもしれませんが、基本的には以前は大天使だったそうですよ!神に仕えていたね」

「それがまたどうして?」

「私は実はその辺はよく存じていませんでしてね。
ただ、なんでこのようなことをお話ししたかと言いますとね、西洋人は常に身近に悪魔がいて、悪魔の誘惑によって信仰心を失わされようとしたり、神を否定するようなことがらをキリスト教信者たちに行うと言う、そういうことから、西洋人は神を愛し、悪魔を恐れるのです」

「それと、私になにか、関係が?」

「ガラシャ様は神を信じますか?」

「は、はい、勿論!」

「では、先程、お話ししたデーモン!悪魔のことは信じますか?」

「は、まあ、その、何と言いますか、先程説明されたばかりですから?」

「では、鬼は信じますか?」

「も、勿論です。そ、それは・・・!?」

ガラシャはそう言いながらも、はっと何かを思い出したような、そんな表情をした。

「ま、まさか?そう言えば、確かに、そのようなことを話していたような!」

「まあ、そんなことは追々、何かの時にでもお話ししましょう。それで、悩み続けていたことは決着が付きましたか?」

「は、はい、しかし、これが正しいことなのか?正しく無い事なのか?最近、よく分からなくなって来たのです」

「正しい事か、正しく無い事かは、そのことでどうなるかという未来のことを考えると、おのずと正しいことが分かりかけてきます。あくまでも分かりかけてくるだけで、必ず何回も立ち止まって良く考え込まなければなりませんし、行動することによって、頭の中で考えていた正義とやらがするりと消えていってしまう事もしばしばですからね」

「では、智恵さま、私はどうすべきなのでしょうか?」

「ガラシャ様は、もう完全にそれを望んでいるのだし、私が色々な情報や未来について語って聞かせても、もう、決心はついているのだと思われますし、実は彼女らもそのことを望んでいるようでして、ホント困ったものです」

智恵が困惑したような微笑を浮かべた時、智恵の後ろの襖が開かれ、さなえとようこが隣の和室で正座している姿が現れた。
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