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イケメン王子の許嫁(いいなずけ)宣言
しおりを挟むその経緯はと言いますと、実はあの西田佳代の【Endless Story】に対しシャルルによる【最愛】の歌合戦を丁度観に来ていた貴公子がいたんですね。
それもスーパーイケメンの登場に僕はホントアタフタしました。
その夜、異世界歌合戦の夜は何時(いつ)も以上にステージは大盛り上がりで、
深夜遅くまでお客・観客はお店から帰らず、
舞台はとっくに終わっているのにシャルルや西田佳代を一目見ようと店内だけで無く、
お店の外でも出待ちの人々が多く、
最近ではシャルルまでもシャーロンが出したダンジョンを通ってグラムデル城へ帰るのだとか。
行きだけは今でもお城の馬車を使っているが、王族関係とバレルのも何かとマズいので、その内、お店に通うのもダンジョンと思っている矢先に、シャーロンにオルネラからの嬉しい悲鳴な相談をされ、どうこうするかと悩んでいる処に、颯爽とこの世の者とは思えない程の超絶イケメンが現れたのです。
まさに少女マンガの王子様状態、僕が彼ことグレアム・ラヴァン王子を見た時の感想は、(ここは地球じゃね~正に異世界か~)の心の声が思わず飛び出しました。
「やあ、シャーロン、久し振り~」
お店が終了し、お店のスタッフ達もお店の後片付けをし出し、
僕たちはそんな状況で西田佳代とシャルルとで反省会と言うよりも、次の戦略を軽く打ち合わせがてら、オルネラから用意された夜食を食べる為に客席で座って歓談している処に、
身長が優にシャルルよりも大きい、シャルルがハイヒールを履いていて190cm近いのに、それよりも背が高いから、
正に身長が188cm強の長身で少女マンガの王子様に出てきそうな、
実写映画だと、世紀の美男子ことアラン・ドロンとオーランド・ブルームを足して2で割った程の超絶イケメンがシャーロンに対して、
正式な挨拶、手の甲にキスをするという挨拶をさらりと爽やかにやってのけ、
シャルルにはなんと頬と頬を寄せてキスする挨拶をしたではあ~りませんか。
「お久し振りで~す。グレアム王子にも手紙が届いたんですね」
「勿論!だけど、連絡がちょっとと遅すぎやしないかね」
「だって、最初こそは酷い有様だったんですよ~」
シャーロンはシャルルを見ながらそう言ったので、シャルルは声には出さなかったけどクチパクで
【それって私のせいですか】
と言わんばかりの大袈裟なゼスチャーをして見せた。
「勿論、シャルルが悪いって訳じゃないけど、最初はホント、グレアム王子に態々見に来てもらうほどの歌や曲じゃ無かったのよ~」
「ああ、そうなんだ!しかし、今日のステージはなんだい、凄い、凄過ぎるよ~、
私は今までに色々な諸国での有名なステージや歌を見たり聴いたりしたけど、
アレは一体何なんだ~演奏家が一人も舞台にいないのに、
あの今までに聴いたこともない美しい楽器演奏と、しかも超感動的な曲のオンパレードに、
私は今まさに天上界に召されたように感じてしまったよ。
これって、ここの国の音楽じゃないんだろう?」
この超イケメン、意外に鋭いです。
と言うより、ちょっと考えれば判るか
「こちらがシャルルと勝るとも劣らない名曲を熱唱した極東の歌姫、ええ~と名前は・・・」
「西田佳代です」
西田佳代もイケメンの挨拶に対し元気に、しかし茶色の瞳は❤目になっていて、デレデレ状態です。
恐るべし、超イケメン!
グレアム王子は、そして当たり前のように空いた席に座り、オルネラに飲み物を注文したり、スタッフ達にも気軽に声を掛けて、一瞬でこの場の主役の座はグレアムのモノになった。
僕はこの中では大分年上な筈なんだけど、外見上は凄い格差と言いますか、
まずはオルネラのお店が閉店しての空間に突如現れた北国の隣国カスナ国の王子と言うのが驚愕もんですが、
それよりも当然のように昔から、
もしかしたらお互い幼い頃から王族王家同士の付き合いがあった、
確かに合った親密な状態に、
これはもしかしてシャーロン姫とグレアム王子は付き合っていた?
いやいや今でも付き合っている!まさか婚約者ですか~
と、僕のシャーロン!って訳じゃないけど、多分、僕の一方的な誤解だとは思うけど、
シャーロンも僕のことを好意的に思っているとか、
勝手に妄想していたから、現実的に異世界のスーパーイケメン君が現れ、
しかもこのテーブル内のメンツは、西田佳代だって、ハッキリ言って女優の卵以上、
もうりっぱに孵化しているほどのルックスだし、
シャーロンとシャルルに至っては、スーパーモデルか、
ミス・インターナショナル?
ミス・ユニバースの世界トップ3にでも選ばれそうなルックスとスタイルだから、
僕は当然のようにこの場ではミスキャストです。
主役級の俳優達にたまたま混じってしまったエキストラ状態で、肩身の狭い状態だから、
僕は終始無口になってしまいました。
「で、シャーロン、私にも早く紹介してよ、こちらの方がシャーロンが絶賛しているムート大先生だろう?」
グレアム王子はさっき席に座ったばかりなのに、また起立し、
僕の座る席の前に立ち、やや緊張した面持ちで立った。
真近で見ると、更に身長が高く、爽やか超絶イケメンだ。
僕も慌てて、グレアム王子の前に立った。
そして当然のようにグレアム王子の顔を見上げた。
やはり僕との身長差が20cm以上はありそうだ。
先に握手する手を出して来たのは当然、イケメン貴公子王子のグレアムで、僕は遅れてその手を握手した。
「光栄です。ムート大先生、貴方が本日の歌や曲を用意したのですか?」
用意?なるほど、シャーロンは結構、事細かく目の前にすらっと高い身長で立っているグレアム王子に手紙で逐一報告していたのね。
グレアム王子に席に着くように促され、僕は座っていた今までの席に、
グレアム王子は先程座った席に戻って座り直した。
座ると、これも当然のように僕よりも若干座高が低いのか、低くなったので、
どんだけ脚が長いんだよ~と、心の中で羨ましくてやっかんで毒づいています。
しかし、この異世界の超イケメン王子も現世ニッポンで紹介したら、
凄いことに、凄い人気になるだろうな~と、
早くもグレアム王子のプロデュースまでも頭の片隅で考えています。
タイミングを見てスマホで撮って、まずは片岡代表に観て頂こう~と。
僕は社交辞令的に
「シャーロン姫とグレアム王子は幼い頃からのお知合いなんですか?」
と何気なく聞くと
「小さい頃からの幼馴染です」
とにこやかに応える流石のイケメン。
ホント、笑顔が爽やか過ぎます。
現世ニッポンの笑顔爽やかの芸能人で言うならば俳優の三浦春馬なんかが最強かと思っていたけど、それを軽く超えてしまいましたよ、
グレアム・ラヴァン王子は。
「もしかしたら、幼馴染の隣国王家同士のお付き合いなら、
もしかしてシャーロン姫とは許嫁関係とか?」
僕は、冗談のつもりでそう質問すると
「そうです。シャーロン姫から聞いていたのですか?」
と、突然のグレアム王子のシャーロンとの許嫁宣言に僕はホント危なく椅子からひっくり返るほど動揺した。
西田佳代までもビックリして
「そうなの?シャーロンはグレアム王子と婚約しているの?」
西田はシャーロンに思わず質問した。
シャーロンは慌てたように、
「またまたグレアム王子ったら~」
とお茶を濁すように、話題をはぐらかし始めようとし、その雰囲気にシャルルも気付いたのか、
「そうそう、只の幼馴染よね~
お兄様~」
と、またまた、爆弾発言!
シャルルのお兄さん疑惑まで発覚した。
そんな取り付く島もない状態に流石の超イケメンのグレアム王子も
「ああ、あれは昔の話しですからね」
と言って空気を読んでの対応をします。
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