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ダンジョンに拒否られた高学歴セレブ達
しおりを挟む日本支社長のマイケル・ピーターは、本日は忙しくないのか1時間も接客してくれて、
と言うか僕たちに時間を作ってくれたんだけど、僕個人的には大変失礼だけど、
ダンジョンに拒否された人物ということで変に余裕が出来ていると言うか、
本来の普通のダンジョンとは無関係だった頃の僕だったら、
こんな世界的な大企業となった映像ストリーミング配信事業会社「ネットムービーズ」の日本支社長のアメリカ人という外人と打ち合わせ、と言うだけでも凄いことで、
緊張しまくるに決まっている、と言うよりも、
そもそもそんな事態になるなんて夢でも見ることは無い、
本来なら僕と全く無関係の世界的勝ち組セレブの圧で押し潰されそうな筈なのに、
僕もそうだけど、片岡さんもダンジョンに選ばれしエリートと言う自信が出来たのか、
このグローバルな打ち合わせ、の筈のこの現場で全く物恐(ものお)じしていません。
要は
(貴方たち、
いくら現世ニッポンやアメリカの一流大学を首席で卒業した高学歴エリートで他言語を話せて、
グローバルな価値観を持っている優秀な神様スペックな現世セレブかもしれないけど、
ダンジョンに拒否されて異世界の画像も動画も見れないのに、上目線な態度は、
ホント無いよね)
な気分が、僕と片岡さんのその場の気分だったから、
マイケル支社長の自慢話と言うかネットムービーズの現在の世界戦略、
これから其々(それぞれ)の国々に合ったコンテンツを制作してその国の視聴者達に受け入れられて行くことを熱く語ったり、
世界の会員数、契約者数は1億2,500万人(2018年)いるとか、
企業の実績を説明されても、要は「それで?」
な感じだった。
要するに、
僕たちは貴方たちネットムービーズとどうしても一緒に仕事をしたいと言う訳では無いのだから、
他の大手広告代理店や大手プロダクションと一緒な感じで扱わないで貰えないかな。
君たちダンジョンから拒否られた者達より、ダンジョンが見えた、
ダンジョンに選ばれたネットムービーズの創始者で社長、
CEOのキース・ハルスティングと会った方が話しは早いよね、
な感じになって、僕は片岡さんに腕時計を見せて、時間が無いアピールをすると、
マイケル支社長はちょっと信じられない、と言った表情になった。
多分、今まで業者の方から、
しかも無名で吹けば飛ぶような零細企業の方からそんな態度をされることが今まで一度も無かったのでしょう。
しかも、何故かタイミング良く日本に来たマイケル支店長と会えるなんて奇跡に等しいことなのに、
そういう思いが過(よぎ)った目が僕と片岡さんに向けられた。
片岡さんは、こういうのに慣れているから、かなり下手(したて)に謙(へりくだ)った態度で
「約束しているので、行く処があるので」
と、通訳の美人さんに伝えた。
マイケルは片岡さんのタブレットを持ちながら今まで自慢話に夢中になっていたので、
片岡さんから指摘されて、
思い出したかのように手に持っていたタブレットをもう一度見たら、
そこには今まで見えていた異世界の映像が映っていなく、
また最初の呪文前の真っ黒な画面に戻っていたので、
思い出したかのように片言の日本語で「見えよゴマ」とか、
「見えよゴマゴマ」とか言ったが、映像が見えることは無かった。
帰り仕度をしている僕らにマイケル支社長は「見えないんだけど」と早口の英語で話し、
通訳の女性が同時通訳したけど、
「僕らは急いでいますので、ここで失礼致します」
と挨拶をしながら、
「僕たちには見えますが、本当に残念です」
と僕も帰り際にそう言ったけど、通訳の日本女性は同時通訳したかは判らなかった。
次の日から僕は精力的に活動し、
まずはクレア国の劇場建築家のルイジとキサナ国の町中央にある宮殿の中で建物見学から音響の為の打ち合わせ、
要は現世ニッポンからの小型スピーカーの配線と埋め込みの仕組みを説明するのに結構時間が掛った。
と言うのも、根本から電源、電気の説明をしなくてはならないが、
そこは有耶無耶(うやむや)にして、僕自体が説明することが出来ないので諦めたが、
それでも、オルネラ店のラジカセから流れるメロディを聴かせたり、
そこに一体しているスピーカーから音が出る基本的な概念を見せて説明?
説明と言うよりただ事象(じしょう)を伝えて、最後にグレアム王子から貰った劇場内の設計図、
それはルイジが描いたのだけど、その設計図に僕がスピーカーや配線、
そしてプリメインアンプを設置したコピーした紙を見ながら打ち合わせをし、
その流れで、キサナ国の宮殿には前田カメラマンも一緒に来ていて、
彼は現世ニッポンのスタイリストやメイク、スタジオのアシスタントの知り合いが全員全滅、
ダンジョンや異世界の画像、動画が見えなかったので、
僕は初めから撮影を手伝うことは考えていたけど、シャーロンからの支援と言うか、
シャーロン姫として、キサナ国のグラムデル城の召使みたいな衛生班の若い女性達が何人でも手伝ってくれるように手配していたので、
まずは衛生班の衣装部屋担当のエルザ嬢が、まずは一人、前田カメラマンのアシスタントとして、
お手伝いとして一緒に行動していた。
今日は前田カメラマンとしては、宮殿内の建物のロケハン兼ね、
日中の太陽の光具合を確かめる為に宮殿屋外を歩き回り、
エルザに色々と質問していた。
前田カメラマンは日本人男性としても身長は低く、
もしかしたら身長が160cm無いのかもしれないので、
白人であるエルザは女性として普通か高い方なのか身長172cmなので、
遠くから見ると母親と子供がカメラ撮影のロケハンをしているようにも見えた。
エルザの髪の色は日本人の黒髪よりもなんか若干青味かかったような、紺色の深い黒色で、
所謂(いわゆる)ブルネットと呼ばれる髪の色なんでしょう。
そしてエルザの顔つきは、例えるなら英国の上流階級にいそうなツンツンした気取った態度で、
見方によっては何時も上目線に見えそうな外見で、
それは鼻筋が通った高くて鼻先が尖がって見えるキツネ顔が原因かもしれない。
昔懐かしのTVマンガアニメでカルピス子供劇場「アルプスの少女ハイジ」に出てきそうな英国の厳格な家庭女教師ことロッテンマイヤーに雰囲気は似ていた。
勿論、エルザはロッテンマイヤーとは違ってオバサンでは無く、
20代の若い女性ではあるが、若くして城内衛生班のリーダーを務めているのも、
そのような雰囲気に拍車を掛けているのかもしれなかった。
それに付け加えてエルザは、なんと胸、おっぱいが巨乳でバストが100cm級と言う、
本来のイメージなら、神経質で如何(いか)にも鼻高々なプライドに満ちた顔の女性は、
その風貌や性格に比例しておっぱいが小さい女性が定番、な感じでしたが、
100cm級の巨乳で、
しかも異世界の時代だとブラジャーが無かったみたいで、
元祖巨乳のシャーロンのように、
それ以上に身体を動かしたり移動したりする度におっぱいがプルンプルンと揺れ動くので、
本来、むっつり助平な前田カメラマンも、仕事モードの時は真面目で厳しくなって、エルザに
「もっと動きやすい格好にしてくれ」
と言って、
この前の異世界両国の芸能界セレブ達の集いの場で舞台女優の一人が女騎士の格好をしていた画像を見せた。
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