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本編
16 ♡
R-18的な内容にはタイトルに♡をつけます。
ただし今回はそこまで性的な描写はありませんが、念の為。
ーーーーーーーーーーー
あれから特にクリスと会える機会はなく、一年と少しが過ぎた。ポチはカウンセラーとは言えないけど、話すと地味に癒しになっている。流石にペットとは思ってないから安心してほしい。
クリスとは手紙でやり取りしていて、比較的良好だ。魔法と剣術を極め、魔法剣士というもはや異世界チート主人公になっているという。やだ僕の婚約者がイケメンすぎる。
そんな満足できる生活を送っている最中の出来事だった。
「…?甘い匂い?……ッ」
その違和感のある匂いを感じ取った瞬間、汗が吹き出て、呼吸が荒くなる。座っているのに立っているような感じで立ちくらみがする。な、なんなんだこれは。
「殿下!?………まさか」
彼に手足を拘束されると、別室に運ばれた。誘拐だ!なんて頭で訴えてやりたいがそんなこと気にもならないくらい、甘い匂いの発生源を探したくて、つい目をキョロキョロさせてしまう。
「殿下、とりあえずこの部屋で落ち着けてください。」
「はあ、っ、はあ、な、なああの匂いはどこ?」
「いけません。貴方はラット状態なのです。」
「らっと?」
鍛錬では出なかったへなちょこの力と比にならないくらいの強い力で肩を掴む。ポチも顔を歪めてでも抵抗はしてなかった。もう頭の中は香りのことしかなく、今こうして冷静になっているように語っているが全くそんなことない。
「甘い香の発生源はここにはありませんが匂袋です。殿下が第二性が発現したらすぐ分かるように王の命令で設置していました。」
「そっ、、かあ、はっ、ッ。」
匂袋だと分かると急に頭が冷えてくる。段々クリアになってくる思考と視界をポチは感じ取ったのかタオルで汗などを拭いてくれた。
正直にオメガバースの世界をナメていた。たまにそういう設定のを見るときがあるが、賢者の時に「いや、それくらい理性で耐えろよ」とかいうツッコミを施していた前世の己を殴りたい。理性で耐えるなんて絶対に無理だ。
「では殿下。落ち着いた所で本日の業務、座学はすべてキャンセルするよう連絡しています。その代わりオメガへの耐性をつけてもらうために、今日は1日中ここにいてもらいます。雇っている者を連れてきますので、少々お待ちください。」
「え、待って、嘘だろ?」
オメガへの耐性をつける。それはつまり本物のオメガを連れてくるってコト?………匂袋とは比べ物にならないレベルの強烈なアレが襲ってくるっていうのか?
これから起こるであろう出来事に軽く絶望したし、元の世界に帰りたいと思った。
ただし今回はそこまで性的な描写はありませんが、念の為。
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あれから特にクリスと会える機会はなく、一年と少しが過ぎた。ポチはカウンセラーとは言えないけど、話すと地味に癒しになっている。流石にペットとは思ってないから安心してほしい。
クリスとは手紙でやり取りしていて、比較的良好だ。魔法と剣術を極め、魔法剣士というもはや異世界チート主人公になっているという。やだ僕の婚約者がイケメンすぎる。
そんな満足できる生活を送っている最中の出来事だった。
「…?甘い匂い?……ッ」
その違和感のある匂いを感じ取った瞬間、汗が吹き出て、呼吸が荒くなる。座っているのに立っているような感じで立ちくらみがする。な、なんなんだこれは。
「殿下!?………まさか」
彼に手足を拘束されると、別室に運ばれた。誘拐だ!なんて頭で訴えてやりたいがそんなこと気にもならないくらい、甘い匂いの発生源を探したくて、つい目をキョロキョロさせてしまう。
「殿下、とりあえずこの部屋で落ち着けてください。」
「はあ、っ、はあ、な、なああの匂いはどこ?」
「いけません。貴方はラット状態なのです。」
「らっと?」
鍛錬では出なかったへなちょこの力と比にならないくらいの強い力で肩を掴む。ポチも顔を歪めてでも抵抗はしてなかった。もう頭の中は香りのことしかなく、今こうして冷静になっているように語っているが全くそんなことない。
「甘い香の発生源はここにはありませんが匂袋です。殿下が第二性が発現したらすぐ分かるように王の命令で設置していました。」
「そっ、、かあ、はっ、ッ。」
匂袋だと分かると急に頭が冷えてくる。段々クリアになってくる思考と視界をポチは感じ取ったのかタオルで汗などを拭いてくれた。
正直にオメガバースの世界をナメていた。たまにそういう設定のを見るときがあるが、賢者の時に「いや、それくらい理性で耐えろよ」とかいうツッコミを施していた前世の己を殴りたい。理性で耐えるなんて絶対に無理だ。
「では殿下。落ち着いた所で本日の業務、座学はすべてキャンセルするよう連絡しています。その代わりオメガへの耐性をつけてもらうために、今日は1日中ここにいてもらいます。雇っている者を連れてきますので、少々お待ちください。」
「え、待って、嘘だろ?」
オメガへの耐性をつける。それはつまり本物のオメガを連れてくるってコト?………匂袋とは比べ物にならないレベルの強烈なアレが襲ってくるっていうのか?
これから起こるであろう出来事に軽く絶望したし、元の世界に帰りたいと思った。
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