33 / 117
本編
33 両手に(ある意味)花とはまさにこのこと。
「今日遅かったね。」
「すみません、それなりに色々とありまして。」
「ふーん、何してたの?」
「…色々です。」
………ここだけ見たら浮気した彼氏に問い詰めてる女みたいだが断じて違う。けど正直僕だけ仲間外れにされてて寂しいのだ!!!知らない間にクリスと仲良くなっちゃって!!!
「クリスと商人には教えたのに?」
「………クリス様にはたまたまその場で居合わせたのでお伝えしたまでです。……それはそうと、はて商人とは一体誰のことでしょうか?」
「ヤンだよ。知り合いでしょ?」
「?存じてませんが。」
?、え?じゃあなんでヤンは彼が何をしているのか知っていたんだ?……こっわ、怖すぎる。ポチのことは隠しはしていないものの、大きく公にしているわけでもないしよくよく考えたら存在を知っている時点でおかしな話だ。
(どうしてそんなことに気がつかなかったんだろう。まるで思考に霧がかかったようだった。)
うーん、情報屋とかでもやっているのか?ゲームでそんな話は耳にしなかったがありえない話ではない。
「まあ無理にとは言わないよ。ごめんね問い詰めちゃって。」
「……話が確定してからお伝えしようと思っていただけなんです。」
かなり渋るそぶりを見せてからポチは教えてくれた。
「え!つまり英雄ってことじゃないか!!」
「そこまでのものじゃないです。」
聞いた話をざっくりまとめると、実は僕のお付きになったあたりから夜間は冒険者として活動。尚且つ名を挙げていて、今回大規模モンスター襲撃を食らった前線にある砦を一人でほとんど死守したとのことだ。
普段からコツコツした活動による評価、人々からの熱い声援、痛手になるところを低コストで抑えられたモンスターの襲撃、王子の付き人のこともあり地位も無いのも可笑しいという父上の計らいにより、伯爵の地位を受け取ることが決まったそう。もちろんこれは今後の期待も含めてなので妥当だと思う。
クリスはチート級魔法剣士だし、ポチは偉大な戦績を残すしで転生者である僕より異世界主人公並みに無双するのやめてもらっていいですかね。
「出会いは最悪なのですが…初めてお会いした日、殿下から冒険者に向いていると言われて、興味本位で夜はモンスターの討伐に勤しむことにしたのです。」
まさか僕の何気ない一言を覚えて、尚且つ実行するとは思わなかった。しかしかなり嬉しいものだな。
「お金で爵位を買ってしまうより、名誉あることじゃないか。授与式はちゃんと僕を呼んでよね?」
「もちろんですとも我が君。」
なんて真剣に敬礼を取るものだから少しだけ笑ってしまった。
「すみません、それなりに色々とありまして。」
「ふーん、何してたの?」
「…色々です。」
………ここだけ見たら浮気した彼氏に問い詰めてる女みたいだが断じて違う。けど正直僕だけ仲間外れにされてて寂しいのだ!!!知らない間にクリスと仲良くなっちゃって!!!
「クリスと商人には教えたのに?」
「………クリス様にはたまたまその場で居合わせたのでお伝えしたまでです。……それはそうと、はて商人とは一体誰のことでしょうか?」
「ヤンだよ。知り合いでしょ?」
「?存じてませんが。」
?、え?じゃあなんでヤンは彼が何をしているのか知っていたんだ?……こっわ、怖すぎる。ポチのことは隠しはしていないものの、大きく公にしているわけでもないしよくよく考えたら存在を知っている時点でおかしな話だ。
(どうしてそんなことに気がつかなかったんだろう。まるで思考に霧がかかったようだった。)
うーん、情報屋とかでもやっているのか?ゲームでそんな話は耳にしなかったがありえない話ではない。
「まあ無理にとは言わないよ。ごめんね問い詰めちゃって。」
「……話が確定してからお伝えしようと思っていただけなんです。」
かなり渋るそぶりを見せてからポチは教えてくれた。
「え!つまり英雄ってことじゃないか!!」
「そこまでのものじゃないです。」
聞いた話をざっくりまとめると、実は僕のお付きになったあたりから夜間は冒険者として活動。尚且つ名を挙げていて、今回大規模モンスター襲撃を食らった前線にある砦を一人でほとんど死守したとのことだ。
普段からコツコツした活動による評価、人々からの熱い声援、痛手になるところを低コストで抑えられたモンスターの襲撃、王子の付き人のこともあり地位も無いのも可笑しいという父上の計らいにより、伯爵の地位を受け取ることが決まったそう。もちろんこれは今後の期待も含めてなので妥当だと思う。
クリスはチート級魔法剣士だし、ポチは偉大な戦績を残すしで転生者である僕より異世界主人公並みに無双するのやめてもらっていいですかね。
「出会いは最悪なのですが…初めてお会いした日、殿下から冒険者に向いていると言われて、興味本位で夜はモンスターの討伐に勤しむことにしたのです。」
まさか僕の何気ない一言を覚えて、尚且つ実行するとは思わなかった。しかしかなり嬉しいものだな。
「お金で爵位を買ってしまうより、名誉あることじゃないか。授与式はちゃんと僕を呼んでよね?」
「もちろんですとも我が君。」
なんて真剣に敬礼を取るものだから少しだけ笑ってしまった。
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
元カレに追い出された専門学生がネカフェでP活相手のパパちんぽに理解らせられてトロトロのメロメロになっちゃう話
ルシーアンナ
BL
既婚子持ちバイ×専門学生
Pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27436158
ムーンライトノベルズ https://novel18.syosetu.com/n1512ls/
fujossy https://fujossy.jp/books/31185
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)