45 / 117
本編
44 小さなことには目をつぶろう
世界最強格になってしまった僕。
ただ一つ問題があった。魔族嫌いなこの国ではその力が発揮できないということ。力を使いこなせるようになるにはある程度訓練が必要みたいで、この国から出る機会が無いに等しい僕はそういう練習ができることはなかった。
使うとしても、暴走するくらい?
うわー、嫌だ。理性のかけらもないじゃん。かっこいいイケメン王子計画がどんどん程遠くなってるのは気のせいだろうか。
ということがあって結局は弱いままで。良いところと言えば簡単に死ななくなったくらいだろうか。いや、ゾンビかよ。全然かっこよくない。
ヤンから「攻略対象者の好感度アップ瓶」を回収できたし、売らないことを約束した。ゲームのメインストーリーまでの準備は万全完璧である。
困ったことと言えば……
「殿下、おはようございます。」
「おはようございマス!」
学園でクリスと二人きりの機会が消えた。ヤンの目的は分かりやすく、邪魔をすることで僕から怒りを買って何かされるのを待ってるそうだ。
二人っきりになるのはもう諦めた方がいい。
クリスだってあんなことされたのに平気そう……むしろ前よりも親しげにしているし、望みどおり罵倒でもしたら喜ばれるだけで牽制する気力さえない。
色々あったけど、多分目標であるヤンを味方につけることができた(歪んでるけど)。
ヒロインのエユが何か仕掛けてきても、きっと僕らの周りを泳ぐヤンが盾になってくれるだろう。いや盾にしてやる。
いくら味方になったとはいえ、これまでされてきたことはチャラにはならない。踏みつけという名のご褒美をあげて僕は鬱憤を晴らし、ヤンは嬉しいしでWin-Winってやつ。
「…そういやポチの授与式があるよね。」
「はい!ポチさん貴族になられるのですよね…今からでもお祝いしたいです。」
「オレも行きたいデス!!……って言ったら拳飛んできそウ!」
「ヤンも来ていいよ。むしろ来てほしい。」
「…エ」
素直に承諾した僕にヤンはおそらく感動で震えていたが、単に一人にしてたら何かしそうで怖いだけだ。信用値はゼロなので勘違いはやめて頂きたい。
ただ一つ問題があった。魔族嫌いなこの国ではその力が発揮できないということ。力を使いこなせるようになるにはある程度訓練が必要みたいで、この国から出る機会が無いに等しい僕はそういう練習ができることはなかった。
使うとしても、暴走するくらい?
うわー、嫌だ。理性のかけらもないじゃん。かっこいいイケメン王子計画がどんどん程遠くなってるのは気のせいだろうか。
ということがあって結局は弱いままで。良いところと言えば簡単に死ななくなったくらいだろうか。いや、ゾンビかよ。全然かっこよくない。
ヤンから「攻略対象者の好感度アップ瓶」を回収できたし、売らないことを約束した。ゲームのメインストーリーまでの準備は万全完璧である。
困ったことと言えば……
「殿下、おはようございます。」
「おはようございマス!」
学園でクリスと二人きりの機会が消えた。ヤンの目的は分かりやすく、邪魔をすることで僕から怒りを買って何かされるのを待ってるそうだ。
二人っきりになるのはもう諦めた方がいい。
クリスだってあんなことされたのに平気そう……むしろ前よりも親しげにしているし、望みどおり罵倒でもしたら喜ばれるだけで牽制する気力さえない。
色々あったけど、多分目標であるヤンを味方につけることができた(歪んでるけど)。
ヒロインのエユが何か仕掛けてきても、きっと僕らの周りを泳ぐヤンが盾になってくれるだろう。いや盾にしてやる。
いくら味方になったとはいえ、これまでされてきたことはチャラにはならない。踏みつけという名のご褒美をあげて僕は鬱憤を晴らし、ヤンは嬉しいしでWin-Winってやつ。
「…そういやポチの授与式があるよね。」
「はい!ポチさん貴族になられるのですよね…今からでもお祝いしたいです。」
「オレも行きたいデス!!……って言ったら拳飛んできそウ!」
「ヤンも来ていいよ。むしろ来てほしい。」
「…エ」
素直に承諾した僕にヤンはおそらく感動で震えていたが、単に一人にしてたら何かしそうで怖いだけだ。信用値はゼロなので勘違いはやめて頂きたい。
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
元カレに追い出された専門学生がネカフェでP活相手のパパちんぽに理解らせられてトロトロのメロメロになっちゃう話
ルシーアンナ
BL
既婚子持ちバイ×専門学生
Pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27436158
ムーンライトノベルズ https://novel18.syosetu.com/n1512ls/
fujossy https://fujossy.jp/books/31185
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)