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本編
45 私情で予定を取り乱し王子
授与式の読み上げをする宰相、次にサプライズで伯爵家の印である冠を捧げるのは僕が担当することになった。
そうすることで、ポチの存在がここで大きく公にされる、つまり僕の従者すごいんですと見せつけることができる、って宰相が言っていた。
王と宰相は仲がよく、腐フィルターで見たらこいつらデキてるのではと疑うくらいに親しい。有り難いことに父上は次の王として僕を推薦してくれているらしいので、自然と宰相も味方になる。
いやでも正直言ってしまえば王の仕事など面倒のかたまりなので側室の第二王子が継承してくれたっていい。ただ追放とかは勘弁してほしいかな。僕は平和にお金持ちライフが過ごせたらそれでいいのだ。
第二王子とはほとんど会う機会がなく(側室BBAが会わせないため)相手が僕をどう思っているかはよく分からなかった。
って、そんな難しいことはどうだっていい。
そういう事情があって今回宰相がイベントをくれたが、僕は単に、ポチが驚く顔が見たいってだけで引き受けた。
ポチの考えてる気持ちは分かりやすいが顔の筋肉が死んでるのではないかと思うくらい、あまり大袈裟に動かない。
それで真面目な彼を驚かせるにはもってこいなのだ。打ち合わせと違うじゃないかと。
もちろん宰相にはサプライズにすると口封じをしている。
「頑張ってくださいね、殿下。ヤンのことは押さえつけておきますので。」
「あえ?そ、そんナ!」
「ありがとう助かるよ。と言っても冠を頭にのせるだけだけどね。」
「何言ってるんです、大役じゃないですか!」
ニコと笑うクリスに元気を貰ってから裏口へ向かった。
観客と言ったらあれだけど、何も地位がない者が突然伯爵になるのは一体誰だと多くの貴族が集まった。大きめの授与式なので王族だってVIP席から見下ろしている。
人前に出ることがほとんどないポチだ。…緊張していないだろうか。
そう思っている間に式が始まった。
案の定、誰が見ても分かりやすいくらい彼の顔はガチゴチになっており、周囲は「所詮は出自のわからないやつだ」と馬鹿にした顔をしている。
そこまで固まると思っていなかったのか宰相だって目で「大丈夫ですよ」と訴える始末だ。
ま、まずい、ポチが貴族界での婚期を失ってしまう!!!
と思ったら勝手に脚が動いていた。
そうすることで、ポチの存在がここで大きく公にされる、つまり僕の従者すごいんですと見せつけることができる、って宰相が言っていた。
王と宰相は仲がよく、腐フィルターで見たらこいつらデキてるのではと疑うくらいに親しい。有り難いことに父上は次の王として僕を推薦してくれているらしいので、自然と宰相も味方になる。
いやでも正直言ってしまえば王の仕事など面倒のかたまりなので側室の第二王子が継承してくれたっていい。ただ追放とかは勘弁してほしいかな。僕は平和にお金持ちライフが過ごせたらそれでいいのだ。
第二王子とはほとんど会う機会がなく(側室BBAが会わせないため)相手が僕をどう思っているかはよく分からなかった。
って、そんな難しいことはどうだっていい。
そういう事情があって今回宰相がイベントをくれたが、僕は単に、ポチが驚く顔が見たいってだけで引き受けた。
ポチの考えてる気持ちは分かりやすいが顔の筋肉が死んでるのではないかと思うくらい、あまり大袈裟に動かない。
それで真面目な彼を驚かせるにはもってこいなのだ。打ち合わせと違うじゃないかと。
もちろん宰相にはサプライズにすると口封じをしている。
「頑張ってくださいね、殿下。ヤンのことは押さえつけておきますので。」
「あえ?そ、そんナ!」
「ありがとう助かるよ。と言っても冠を頭にのせるだけだけどね。」
「何言ってるんです、大役じゃないですか!」
ニコと笑うクリスに元気を貰ってから裏口へ向かった。
観客と言ったらあれだけど、何も地位がない者が突然伯爵になるのは一体誰だと多くの貴族が集まった。大きめの授与式なので王族だってVIP席から見下ろしている。
人前に出ることがほとんどないポチだ。…緊張していないだろうか。
そう思っている間に式が始まった。
案の定、誰が見ても分かりやすいくらい彼の顔はガチゴチになっており、周囲は「所詮は出自のわからないやつだ」と馬鹿にした顔をしている。
そこまで固まると思っていなかったのか宰相だって目で「大丈夫ですよ」と訴える始末だ。
ま、まずい、ポチが貴族界での婚期を失ってしまう!!!
と思ったら勝手に脚が動いていた。
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