49 / 117
本編
48 盾はここで使えるキーカード
「レオナルド様!席お隣宜しいですか?」
「……どうぞ。」
人静かなベンチで二人で仲良く昼食中、そんな時に声をかけてきたのはヒロインだった。明らか他にも空きがあるのに態々。
あの温厚なクリスでさえ、不審と思ったのか上手く笑えていなくてちょっと怖い、怖いぞ。
「何を召されてるんですか?」
「ああ…これはね。クリスが作ってくれたんだ。とっても美味しいよ。もう完全に胃袋掴まれちゃってるからきっとクリスなしじゃ生きていけないだろうね。」
「で、殿下…っ」
この話題は振られるであろうと予測していたため、クリス大好きだし、気は早いが新妻弁当ですと猛アピールしておく。
イチャイチャしだした二人にヒロインは笑顔が引き攣り「…ザ男飯弁当のどこがいいわけ?」とボヤいたのを聞き逃さなかった。
こいつ、、、ヤンより僕は苦手かもしれない。というかもう少し独り言抑えたらどうなんだ?心の内を知れて助かりはするが。…どうかクリスに聞こえてませんように。
「………ヤン、いるだろ。」
「ハーイ!」
「きゃあ!」
昼食前に追い払ったはずのヤンは後ろから飛び出してくると笑顔で「任務デスカー!」と現れた。
「僕たちもう食べ終わっちゃったからさ、この人を1人にするのも快く思わないし相手しといてよ。」
「うげえ………そんナ!レオナルド様!酷いデス!!!」
せっかくの昼食を一人にしたらいけないとミリも思ってないが、最近ヒロインのストーカー具合がやばくて困っている。図書館で勉強(という名の避難)をしていても気がついたら隣に腰掛けているし、鍛錬場で個室を借りて訓練していてもその隣の個室にいるし。授業をサボって優雅にお茶をしていても「猫が木に登っちゃって…」なんてヒロインぽいことを言ってくる。
せめて足止め、いや盾にでもなれとヤンに命令したが、ヤンも何か思うことがあるようでかなり嫌な顔をした。
「帰り僕の部屋に来てもいいよ。」ドカッ
「はぅッ♡」
ヤンの生態のせいで新調した鋭めのかかと付きの靴で、ヤンの足を踏むと、無事イッたみたいだった。……この半年で進化しすぎではないだろうか。
「お任せくださいレオナルド様!オレは貴方の盾となり盾にもなりマス!」
全部盾じゃねえかというツッコミは置いておいて、不思議そうな表情をしているヒロインにはヤンを、同じく何の話をしているのだろうかという顔をしているクリスは僕が連れ去った。
「……どうぞ。」
人静かなベンチで二人で仲良く昼食中、そんな時に声をかけてきたのはヒロインだった。明らか他にも空きがあるのに態々。
あの温厚なクリスでさえ、不審と思ったのか上手く笑えていなくてちょっと怖い、怖いぞ。
「何を召されてるんですか?」
「ああ…これはね。クリスが作ってくれたんだ。とっても美味しいよ。もう完全に胃袋掴まれちゃってるからきっとクリスなしじゃ生きていけないだろうね。」
「で、殿下…っ」
この話題は振られるであろうと予測していたため、クリス大好きだし、気は早いが新妻弁当ですと猛アピールしておく。
イチャイチャしだした二人にヒロインは笑顔が引き攣り「…ザ男飯弁当のどこがいいわけ?」とボヤいたのを聞き逃さなかった。
こいつ、、、ヤンより僕は苦手かもしれない。というかもう少し独り言抑えたらどうなんだ?心の内を知れて助かりはするが。…どうかクリスに聞こえてませんように。
「………ヤン、いるだろ。」
「ハーイ!」
「きゃあ!」
昼食前に追い払ったはずのヤンは後ろから飛び出してくると笑顔で「任務デスカー!」と現れた。
「僕たちもう食べ終わっちゃったからさ、この人を1人にするのも快く思わないし相手しといてよ。」
「うげえ………そんナ!レオナルド様!酷いデス!!!」
せっかくの昼食を一人にしたらいけないとミリも思ってないが、最近ヒロインのストーカー具合がやばくて困っている。図書館で勉強(という名の避難)をしていても気がついたら隣に腰掛けているし、鍛錬場で個室を借りて訓練していてもその隣の個室にいるし。授業をサボって優雅にお茶をしていても「猫が木に登っちゃって…」なんてヒロインぽいことを言ってくる。
せめて足止め、いや盾にでもなれとヤンに命令したが、ヤンも何か思うことがあるようでかなり嫌な顔をした。
「帰り僕の部屋に来てもいいよ。」ドカッ
「はぅッ♡」
ヤンの生態のせいで新調した鋭めのかかと付きの靴で、ヤンの足を踏むと、無事イッたみたいだった。……この半年で進化しすぎではないだろうか。
「お任せくださいレオナルド様!オレは貴方の盾となり盾にもなりマス!」
全部盾じゃねえかというツッコミは置いておいて、不思議そうな表情をしているヒロインにはヤンを、同じく何の話をしているのだろうかという顔をしているクリスは僕が連れ去った。
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
元カレに追い出された専門学生がネカフェでP活相手のパパちんぽに理解らせられてトロトロのメロメロになっちゃう話
ルシーアンナ
BL
既婚子持ちバイ×専門学生
Pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27436158
ムーンライトノベルズ https://novel18.syosetu.com/n1512ls/
fujossy https://fujossy.jp/books/31185
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)