【完結】イケメン高身長オメガな悪役令息を溺愛します。※主人公攻め

りゅの

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本編

48 盾はここで使えるキーカード

「レオナルド様!席お隣宜しいですか?」
「……どうぞ。」

人静かなベンチで二人で仲良く昼食中、そんな時に声をかけてきたのはヒロインだった。明らか他にも空きがあるのに態々。

あの温厚なクリスでさえ、不審と思ったのか上手く笑えていなくてちょっと怖い、怖いぞ。

「何を召されてるんですか?」
「ああ…これはね。クリスが作ってくれたんだ。とっても美味しいよ。もう完全に胃袋掴まれちゃってるからきっとクリスなしじゃ生きていけないだろうね。」
「で、殿下…っ」

この話題は振られるであろうと予測していたため、クリス大好きだし、気は早いが新妻弁当ですと猛アピールしておく。

イチャイチャしだした二人にヒロインは笑顔が引き攣り「…ザ男飯弁当のどこがいいわけ?」とボヤいたのを聞き逃さなかった。

こいつ、、、ヤンより僕は苦手かもしれない。というかもう少し独り言抑えたらどうなんだ?心の内を知れて助かりはするが。…どうかクリスに聞こえてませんように。

「………ヤン、いるだろ。」
「ハーイ!」
「きゃあ!」

昼食前に追い払ったはずのヤンは後ろから飛び出してくると笑顔で「任務デスカー!」と現れた。

「僕たちもう食べ終わっちゃったからさ、この人を1人にするのも快く思わないし相手しといてよ。」
「うげえ………そんナ!レオナルド様!酷いデス!!!」

せっかくの昼食を一人にしたらいけないとミリも思ってないが、最近ヒロインのストーカー具合がやばくて困っている。図書館で勉強(という名の避難)をしていても気がついたら隣に腰掛けているし、鍛錬場で個室を借りて訓練していてもその隣の個室にいるし。授業をサボって優雅にお茶をしていても「猫が木に登っちゃって…」なんてヒロインぽいことを言ってくる。

せめて足止め、いや盾にでもなれとヤンに命令したが、ヤンも何か思うことがあるようでかなり嫌な顔をした。

「帰り僕の部屋に来てもいいよ。」ドカッ
「はぅッ♡」

ヤンの生態のせいで新調した鋭めのかかと付きの靴で、ヤンの足を踏むと、無事イッたみたいだった。……この半年で進化しすぎではないだろうか。

「お任せくださいレオナルド様!オレは貴方の盾となり盾にもなりマス!」

全部盾じゃねえかというツッコミは置いておいて、不思議そうな表情をしているヒロインにはヤンを、同じく何の話をしているのだろうかという顔をしているクリスは僕が連れ去った。
感想 18

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