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本編
54 もっと自分の身体大切にしろよな!
今までが都合よくいきすぎていたようで、今回の件は難航した。ヤンの反省を生かしてか、戸籍、入学歴、留学歴等何も怪しい点は見つからず、ヤンも兄弟の可能性を考慮してもらって探してもらったが「変装されていたら分からない。」と首を振られた。
正直身内以外、全員敵に見えてくるのが怖い。誰もが怪しく見えてしまうのだ。
何より最悪なのが最近頭痛が酷いこと。キンッと内側から殴られるような痛さにいつも欠席しようか迷ったが、席を空けてクリスに何かあってはいけないので我慢した。
ノイズのようなものも聞こえる気がする。これだけで病気になっちゃったかなって思うくらい気が弱っていた。メタい話をすると1話前から見たら即オチ2コマ展開だ。
あまりにもしんどいので天の声でも聞こえてきそうではある。
『ぃ……おーい!聞こえる?』
ほらこんな風に…………ってえ?
「この声はまさか……レーナ?」
『あっ!良かった!繋がったみたいだね。頑張って君と会話できないか探ってたんだけど。』
す、すげえこの王子。なんでも出来るじゃないか。もしかしてずっと頭が痛いのも脳みそとか叩いてたりしてたんじゃないか?………いやまさかな。
レーナの声は僕の口からではなく、脳内に直接語りかけてくるようで、周りを見ても誰にも聞こえてないみたいだ。僕が独り言を言わない限りは大丈夫そうである。
レーナと通話完了になってしまい、またしても人外ムーブをかましてからすぐクリスが現れた。
「殿下!お顔が真っ青ですよ。少しお休みになられた方が…!」
「あ、クリス。」
『クリスだ!!』
用事で席を外していたと思っていたのに、どうやら顔色が悪い僕への気遣いで温かいものや冷たいものまで持ってきてくれたみたいだった。天使か?まじもんの天使だ。
レーナが大声で話すとキーンと頭に響き、風邪よりもたちが悪い。
(ちょ、ちょっとレーナ!黙っといてくれないかな。今話されるとしんどい…。)
『ご、ごめんね。そうだよね!無理させてるわけだし、落ち着いたら話しかけるよ。』
(ありがとう、そうしてくれると助かる。)
こんな強引な手段をとる彼のことだから何かしら話でもあったのだろう。しかしそうも言ってられない。
そう話していると、クリスは怪訝な顔であたりを見渡した。まるで誰かいるかのように。
「……つかぬことをお聞きしますが。」
「うん?何かな」
「一体どなたと話されてるんですか?」
「え?」『え?』
今声に出てたかな?思わず口を押さえてしまったが多分話していない。
「えっと僕はクリスとしか話していないけど?」
「先ほどから声が聞こえる気がして。……私がおかしかったみたいですね。すみません変なことを口にしてしまって。」
え、これってもしや……
レーナの声聞こえてたりする!?
見えないはずのレーナが腰を抜かしたような姿が想像ついた。僕の妄想かもしれないけど。
正直身内以外、全員敵に見えてくるのが怖い。誰もが怪しく見えてしまうのだ。
何より最悪なのが最近頭痛が酷いこと。キンッと内側から殴られるような痛さにいつも欠席しようか迷ったが、席を空けてクリスに何かあってはいけないので我慢した。
ノイズのようなものも聞こえる気がする。これだけで病気になっちゃったかなって思うくらい気が弱っていた。メタい話をすると1話前から見たら即オチ2コマ展開だ。
あまりにもしんどいので天の声でも聞こえてきそうではある。
『ぃ……おーい!聞こえる?』
ほらこんな風に…………ってえ?
「この声はまさか……レーナ?」
『あっ!良かった!繋がったみたいだね。頑張って君と会話できないか探ってたんだけど。』
す、すげえこの王子。なんでも出来るじゃないか。もしかしてずっと頭が痛いのも脳みそとか叩いてたりしてたんじゃないか?………いやまさかな。
レーナの声は僕の口からではなく、脳内に直接語りかけてくるようで、周りを見ても誰にも聞こえてないみたいだ。僕が独り言を言わない限りは大丈夫そうである。
レーナと通話完了になってしまい、またしても人外ムーブをかましてからすぐクリスが現れた。
「殿下!お顔が真っ青ですよ。少しお休みになられた方が…!」
「あ、クリス。」
『クリスだ!!』
用事で席を外していたと思っていたのに、どうやら顔色が悪い僕への気遣いで温かいものや冷たいものまで持ってきてくれたみたいだった。天使か?まじもんの天使だ。
レーナが大声で話すとキーンと頭に響き、風邪よりもたちが悪い。
(ちょ、ちょっとレーナ!黙っといてくれないかな。今話されるとしんどい…。)
『ご、ごめんね。そうだよね!無理させてるわけだし、落ち着いたら話しかけるよ。』
(ありがとう、そうしてくれると助かる。)
こんな強引な手段をとる彼のことだから何かしら話でもあったのだろう。しかしそうも言ってられない。
そう話していると、クリスは怪訝な顔であたりを見渡した。まるで誰かいるかのように。
「……つかぬことをお聞きしますが。」
「うん?何かな」
「一体どなたと話されてるんですか?」
「え?」『え?』
今声に出てたかな?思わず口を押さえてしまったが多分話していない。
「えっと僕はクリスとしか話していないけど?」
「先ほどから声が聞こえる気がして。……私がおかしかったみたいですね。すみません変なことを口にしてしまって。」
え、これってもしや……
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