61 / 117
本編
60 君たち相性が良さそうだね
「いっ、たイ!チョット離してくだサイ!!!!」
「殿下がお呼びだ!大人しくしろ!」
「あ、なんだそっちの件じゃないんデスネ。」
と外から煩わしいものが聞こえる。うーん、別の部屋に移動した方がいいのか。
「クリス、眠たそうだね……それも当然か。今日はここに泊まっていきなさい。僕を看病してくれてありがとう。ゆっくり休んでね。」
「!!…はいではお言葉に甘えて。」
彼は頑張って取り繕っているが今にも瞼が閉じてしまいそうだった。このまま馬車で長い間乗らせる、もしくは自分で転移させるのも酷な話なので、ここで寝かせることにした。信用ある侍女たちにあとは任せるので大丈夫だろう。
「ポチ。」
「ああ、すみません遅くなりました。ヤンさん普通に付近にいたのですが、やはり殿下でなくては言うことを聞かなくて……。」
「ご苦労様、もう遅い時間帯だし下がってくれていいよ。」
「…いえお付き合いいたします。」
僕が何度か言っても頑なに「御身に何かあってはいけません。」と首を振るので結局連れることにした。
まあ彼は僕の裏面を知り尽くしている上で忠誠を誓っていてくれているので気を遣わなくていいからいっか。
「ならアルバート以外は下がってくれ。」
「「ハッ」」
ヤンはポチが担ぎ3人で別室の方まで移動した。誰かさんが喘いでもクリスに聞こえないように。
「それで、ヤンは何してたの?」
「ア、はやりそっちの件デスカ?……大丈夫デス!殿下にとって利益でしかありまセン!」
うん。すっごく不安だ。なんだこいつ………。僕が見てない間に何をしてくれいるんだ。首輪を完全に掴めていない僕の落ち度かもしれないが。
こうして奇行に走ったら「お仕置き」が待っていると思われてもアレなので考えものだ。難しいな犬を飼うって。
「ほら、吐きなさい。主人に隠し事をする犬がどこにいる?」
「ぁあ…ふぁい♡」
随分触れ合いをしていなかったのか、声をかけただけでストンと足腰が立たなくなったのか座り込み簡単に溶けた。
これだと僕は汚れないので期間を空けた方がいいのかもしれない。
「後ろめたいことは何もないんデス…ただ母国はもう近いうちに潰れマス。不安要素は取り除きましタ。ハッハハ」
アハハハと笑うヤンは完全に目がイッていて気持ち悪かったので蹴り飛ばした。
?隣国潰れるってどういうこと……何したのお前。
ポチはついにお前やったかと言わんばかりの視線をヤンに寄越した。僕もこいつ、ついに手染めたなと疑うレベルだ。
「ちょ、なっ、なんですカその目は!?オレ犯罪者になってませんヨ!なんなら人殺しすらしてませんヨ!汚れた手でレオナルド様触るわけないじゃないデスカ!!!!」
ギャーーと目線で言いたいことが伝わったのかポチにつっかかる。
「元々お前は性質が汚いだろう!!!!」
「ハ?お前よりかは綺麗ダ!!!!!」
あまりにもそれがト●とジェ●ーを見ているようでふふと笑ってしまった。懐かしいなあ。
「あれ僕が眠っている間、いつの間に君たち仲良くなったの?」
「仲良くないデス!」「仲良くありません!!」
「こんなのと一緒にしないでください!」とポチは訴えてくるので「やっぱり仲悪いね。」と言っておいたが、正直微塵も思ってない。相性は良さそうだ。
「私は殿下一筋ですから……心から敬愛しております。」
「オレもこんなのと比べ物にならないくらいレオナルド様がだーいすきデス!!」
バチバチと言い争うので近づいてくる2人を引き離した。話が脱線しすぎてはないだろうか。
「殿下がお呼びだ!大人しくしろ!」
「あ、なんだそっちの件じゃないんデスネ。」
と外から煩わしいものが聞こえる。うーん、別の部屋に移動した方がいいのか。
「クリス、眠たそうだね……それも当然か。今日はここに泊まっていきなさい。僕を看病してくれてありがとう。ゆっくり休んでね。」
「!!…はいではお言葉に甘えて。」
彼は頑張って取り繕っているが今にも瞼が閉じてしまいそうだった。このまま馬車で長い間乗らせる、もしくは自分で転移させるのも酷な話なので、ここで寝かせることにした。信用ある侍女たちにあとは任せるので大丈夫だろう。
「ポチ。」
「ああ、すみません遅くなりました。ヤンさん普通に付近にいたのですが、やはり殿下でなくては言うことを聞かなくて……。」
「ご苦労様、もう遅い時間帯だし下がってくれていいよ。」
「…いえお付き合いいたします。」
僕が何度か言っても頑なに「御身に何かあってはいけません。」と首を振るので結局連れることにした。
まあ彼は僕の裏面を知り尽くしている上で忠誠を誓っていてくれているので気を遣わなくていいからいっか。
「ならアルバート以外は下がってくれ。」
「「ハッ」」
ヤンはポチが担ぎ3人で別室の方まで移動した。誰かさんが喘いでもクリスに聞こえないように。
「それで、ヤンは何してたの?」
「ア、はやりそっちの件デスカ?……大丈夫デス!殿下にとって利益でしかありまセン!」
うん。すっごく不安だ。なんだこいつ………。僕が見てない間に何をしてくれいるんだ。首輪を完全に掴めていない僕の落ち度かもしれないが。
こうして奇行に走ったら「お仕置き」が待っていると思われてもアレなので考えものだ。難しいな犬を飼うって。
「ほら、吐きなさい。主人に隠し事をする犬がどこにいる?」
「ぁあ…ふぁい♡」
随分触れ合いをしていなかったのか、声をかけただけでストンと足腰が立たなくなったのか座り込み簡単に溶けた。
これだと僕は汚れないので期間を空けた方がいいのかもしれない。
「後ろめたいことは何もないんデス…ただ母国はもう近いうちに潰れマス。不安要素は取り除きましタ。ハッハハ」
アハハハと笑うヤンは完全に目がイッていて気持ち悪かったので蹴り飛ばした。
?隣国潰れるってどういうこと……何したのお前。
ポチはついにお前やったかと言わんばかりの視線をヤンに寄越した。僕もこいつ、ついに手染めたなと疑うレベルだ。
「ちょ、なっ、なんですカその目は!?オレ犯罪者になってませんヨ!なんなら人殺しすらしてませんヨ!汚れた手でレオナルド様触るわけないじゃないデスカ!!!!」
ギャーーと目線で言いたいことが伝わったのかポチにつっかかる。
「元々お前は性質が汚いだろう!!!!」
「ハ?お前よりかは綺麗ダ!!!!!」
あまりにもそれがト●とジェ●ーを見ているようでふふと笑ってしまった。懐かしいなあ。
「あれ僕が眠っている間、いつの間に君たち仲良くなったの?」
「仲良くないデス!」「仲良くありません!!」
「こんなのと一緒にしないでください!」とポチは訴えてくるので「やっぱり仲悪いね。」と言っておいたが、正直微塵も思ってない。相性は良さそうだ。
「私は殿下一筋ですから……心から敬愛しております。」
「オレもこんなのと比べ物にならないくらいレオナルド様がだーいすきデス!!」
バチバチと言い争うので近づいてくる2人を引き離した。話が脱線しすぎてはないだろうか。
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
元カレに追い出された専門学生がネカフェでP活相手のパパちんぽに理解らせられてトロトロのメロメロになっちゃう話
ルシーアンナ
BL
既婚子持ちバイ×専門学生
Pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27436158
ムーンライトノベルズ https://novel18.syosetu.com/n1512ls/
fujossy https://fujossy.jp/books/31185
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)