【完結】イケメン高身長オメガな悪役令息を溺愛します。※主人公攻め

りゅの

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本編

60 君たち相性が良さそうだね

「いっ、たイ!チョット離してくだサイ!!!!」
「殿下がお呼びだ!大人しくしろ!」
「あ、なんだ。」

と外から煩わしいものが聞こえる。うーん、別の部屋に移動した方がいいのか。

「クリス、眠たそうだね……それも当然か。今日はここに泊まっていきなさい。僕を看病してくれてありがとう。ゆっくり休んでね。」
「!!…はいではお言葉に甘えて。」

彼は頑張って取り繕っているが今にも瞼が閉じてしまいそうだった。このまま馬車で長い間乗らせる、もしくは自分で転移させるのも酷な話なので、ここで寝かせることにした。信用ある侍女たちにあとは任せるので大丈夫だろう。

「ポチ。」
「ああ、すみません遅くなりました。ヤンさん普通に付近にいたのですが、やはり殿下でなくては言うことを聞かなくて……。」
「ご苦労様、もう遅い時間帯だし下がってくれていいよ。」
「…いえお付き合いいたします。」

僕が何度か言っても頑なに「御身に何かあってはいけません。」と首を振るので結局連れることにした。

まあ彼は僕の裏面を知り尽くしている上で忠誠を誓っていてくれているので気を遣わなくていいからいっか。

「ならアルバートポチ以外は下がってくれ。」
「「ハッ」」

ヤンはポチが担ぎ3人で別室の方まで移動した。誰かさんが喘いでもクリスに聞こえないように。










「それで、ヤンは何してたの?」
「ア、はやりそっちの件デスカ?……大丈夫デス!殿下にとって利益でしかありまセン!」

うん。すっごく不安だ。なんだこいつ………。僕が見てない間に何をしてくれいるんだ。首輪を完全に掴めていない僕の落ち度かもしれないが。

こうして奇行に走ったら「お仕置き」が待っていると思われてもアレなので考えものだ。難しいな犬を飼うって。

「ほら、吐きなさい。主人に隠し事をする犬がどこにいる?」
「ぁあ…ふぁい♡」

随分触れ合いをしていなかったのか、声をかけただけでストンと足腰が立たなくなったのか座り込み簡単に溶けた。

これだと僕は汚れないので期間を空けた方がいいのかもしれない。

「後ろめたいことは何もないんデス…ただ母国はもう近いうちに潰れマス。不安要素は取り除きましタ。ハッハハ」

アハハハと笑うヤンは完全に目がイッていて気持ち悪かったので蹴り飛ばした。

?隣国潰れるってどういうこと……何したのお前。

ポチはついにお前やったかと言わんばかりの視線をヤンに寄越した。僕もこいつ、ついに手染めたなと疑うレベルだ。

「ちょ、なっ、なんですカその目は!?オレ犯罪者になってませんヨ!なんなら人殺しすらしてませんヨ!汚れた手でレオナルド様触るわけないじゃないデスカ!!!!」

ギャーーと目線で言いたいことが伝わったのかポチにつっかかる。

「元々お前は性質が汚いだろう!!!!」
「ハ?お前よりかは綺麗ダ!!!!!」

あまりにもそれがト●とジェ●ーを見ているようでふふと笑ってしまった。懐かしいなあ。

「あれ僕が眠っている間、いつの間に君たち仲良くなったの?」
「仲良くないデス!」「仲良くありません!!」

「こんなのと一緒にしないでください!」とポチは訴えてくるので「やっぱり仲悪いね。」と言っておいたが、正直微塵も思ってない。相性は良さそうだ。

「私は殿下一筋ですから……心から敬愛しております。」
「オレもこんなのと比べ物にならないくらいレオナルド様がだーいすきデス!!」

バチバチと言い争うので近づいてくる2人を引き離した。話が脱線しすぎてはないだろうか。
感想 18

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