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本編
65 エピローグ 幸せをこの手に
卒業パーティーからきっかりクリスの顔を見ることはなく、すぐに1年という時が流れた。
その間にも色々な出来事はおき…………僕の弟、第二王子が権力争いから離脱すると宣言した。とどのつまり僕が王太子となることがこの結婚と同時に決まったのだ。
僕としては機転の悪い自分より、圧倒的秀でている弟が継いだ方が良かったのではないかと思うが、表の顔になりたくないらしく、裏で活躍する方が性にあってるそうだ。それに国民からあんなにも人気を得られてしまったら勝ち目はないとまで言われてしまった。いや王太子をアイドルか何かと思ってないか?
父上も特に反対の意を示さず、今宵は僕が王太子となる。
あんまり実感沸かないんだけどな。
「殿下、そろそろお時間です。」
「わかった。」
ポチが声をかけてきたことを合図に扉を開ける。ここは城から離れており、屋根のない馬車に乗って向かう。その間に民たちへ手を振ったり、お祝いムードをさらに盛り上げるのだ。
クリスも反対から馬車に乗って来てくれていて、最終的に城で会うことになるというなんともロマンチックな儀式だ。この国ではそれが習わしとして代々続いているらしい。
「レオナルド殿下ー!!」
「殿下!おめでとうございます!!」
「聖人様を幸せにしろよ!!」
なんて言葉が花びらと共に飛んでくる。なんとも気分のいいことだ。
花束や光を放つ魔道具が使用されたりでなかなかに見ていて楽しかった。
そうこうしている間に遠い距離ではないが、ゆっくり進んでいた馬車は城の前で止まり、ここで働く者たちが花道のように道を開けた。
「父上、母上。」
「おめでとう、立派になったな。」
「私からも言わせて。あまり会う機会が取れなかったのだけどこうして元気な姿を見れるだけで嬉しいわ。」
中央への扉の前に、代々地位を揺るがさない貴族たちと、両親が立っていた。母親に会ったことは小さい頃以来ほとんどない。なぜなら病気で伏せていたからだ。しかし無理してまでここで待っていてくれたことに心が揺れる。これは僕の感情だけではない。レーナのものだろう。
あれから心の声を聞くことはないが、心の中にいることは分かっている。魂自体が弱っているようで感情まではわからないが。
「ほら、婚約者殿が貴方を待っている。行きなさい。」
「はい。」
外開きに扉が開き始めた。そこにいるのは少し大きくなったクリスの背の姿があった。
「クリス。」と声をかけると彼はゆっくりこちらに振り返る。
「とても綺麗だよ。」
「レオナルド様…。」
お互い同じような真っ白な衣服を纏ったがここまで系統が違うと感心してしまう。ここまで彼の容姿に映えてしまうとは。
「レオの方が私なんかよりずっと………。」
と謙遜するが今日くらい素直に受け取っておくれと言えば、幸せそうな笑顔で口を閉じた。
仲介役としていた神父の指示通り2人で手を組んで祭壇まで向かう。そこには少量の酒が入った盃が置いてあった。
「貴方たちは神の名の下結ばれたことを約束します。ではそちらの聖水をお飲みください。」
そっとそれを手に取り僕が一口含み、祭壇に置くと今度はそれをクリスが受け取り飲み干した。
これで儀式自体は終わりだ。
若干いろんなものが混ざっている感は否めないが、元々は日本が製作したゲームなので仕方がない。というかそもそもこんな儀式はシチュには載っていなかったがな。
長い階段を登ってバルコニーに出る。そこには先ほどパレードでお祝いしてくれていた国民たちが集っていた。
ここで王太子としての、王太子妃としての冠を授かった2人が手を挙げると大きな歓声が起こった。
「あっ、綺麗な鳥!」
誰かの子供が声をあげる。そこには「永遠の平和」を象徴する、白銀と黄金の鳥が2羽祝福するかのように飛び交っていた。
あとがき(このままエロとか見る人は「⚠」印を必ずお読みください。)
一応この物語は完結いたしました。思ってたよりも長くなってしまいましたが愛着がぐうっと、とっても沸いてしまって、歩いてておもいついた面白いかなと思うエピソード全部ぶち込んでしまった。あ?今後の作品ネタギレになる?はは、そんなまさか笑。
ある程度話の構成は決めてるとはいえ、そつな文が多かったでしょうが温かい目で見てください。
最近はチャミスルにハマってて、酒を片手に打ち込む日々が至極でした。コメント、広告視聴、お気に入り、しおり全てが励みになってます。
このあとは番外編(実質本編です!俺が作っている最中1番作りたかった所)を残り20~30話(増える気もしなくはない)ほどかけて連載していきます。
⚠
クリスとの初夜&エロ、ポチの側室ルート&エロ、ヤンの四肢破損レベルのSMプレイ。男性妊娠(クリスのみ)ネタはこのあとにまっております。地雷のない方はお進みください。苦情は受け付けておりませんのでこのまま完結とし、終わってくださっても構いません。
(番外編に関してはストーリー&キャラがネジ曲がらなければリクエストとかも◎です。してみたいプレイ、言って欲しいセリフなどがあれば是非!)
その間にも色々な出来事はおき…………僕の弟、第二王子が権力争いから離脱すると宣言した。とどのつまり僕が王太子となることがこの結婚と同時に決まったのだ。
僕としては機転の悪い自分より、圧倒的秀でている弟が継いだ方が良かったのではないかと思うが、表の顔になりたくないらしく、裏で活躍する方が性にあってるそうだ。それに国民からあんなにも人気を得られてしまったら勝ち目はないとまで言われてしまった。いや王太子をアイドルか何かと思ってないか?
父上も特に反対の意を示さず、今宵は僕が王太子となる。
あんまり実感沸かないんだけどな。
「殿下、そろそろお時間です。」
「わかった。」
ポチが声をかけてきたことを合図に扉を開ける。ここは城から離れており、屋根のない馬車に乗って向かう。その間に民たちへ手を振ったり、お祝いムードをさらに盛り上げるのだ。
クリスも反対から馬車に乗って来てくれていて、最終的に城で会うことになるというなんともロマンチックな儀式だ。この国ではそれが習わしとして代々続いているらしい。
「レオナルド殿下ー!!」
「殿下!おめでとうございます!!」
「聖人様を幸せにしろよ!!」
なんて言葉が花びらと共に飛んでくる。なんとも気分のいいことだ。
花束や光を放つ魔道具が使用されたりでなかなかに見ていて楽しかった。
そうこうしている間に遠い距離ではないが、ゆっくり進んでいた馬車は城の前で止まり、ここで働く者たちが花道のように道を開けた。
「父上、母上。」
「おめでとう、立派になったな。」
「私からも言わせて。あまり会う機会が取れなかったのだけどこうして元気な姿を見れるだけで嬉しいわ。」
中央への扉の前に、代々地位を揺るがさない貴族たちと、両親が立っていた。母親に会ったことは小さい頃以来ほとんどない。なぜなら病気で伏せていたからだ。しかし無理してまでここで待っていてくれたことに心が揺れる。これは僕の感情だけではない。レーナのものだろう。
あれから心の声を聞くことはないが、心の中にいることは分かっている。魂自体が弱っているようで感情まではわからないが。
「ほら、婚約者殿が貴方を待っている。行きなさい。」
「はい。」
外開きに扉が開き始めた。そこにいるのは少し大きくなったクリスの背の姿があった。
「クリス。」と声をかけると彼はゆっくりこちらに振り返る。
「とても綺麗だよ。」
「レオナルド様…。」
お互い同じような真っ白な衣服を纏ったがここまで系統が違うと感心してしまう。ここまで彼の容姿に映えてしまうとは。
「レオの方が私なんかよりずっと………。」
と謙遜するが今日くらい素直に受け取っておくれと言えば、幸せそうな笑顔で口を閉じた。
仲介役としていた神父の指示通り2人で手を組んで祭壇まで向かう。そこには少量の酒が入った盃が置いてあった。
「貴方たちは神の名の下結ばれたことを約束します。ではそちらの聖水をお飲みください。」
そっとそれを手に取り僕が一口含み、祭壇に置くと今度はそれをクリスが受け取り飲み干した。
これで儀式自体は終わりだ。
若干いろんなものが混ざっている感は否めないが、元々は日本が製作したゲームなので仕方がない。というかそもそもこんな儀式はシチュには載っていなかったがな。
長い階段を登ってバルコニーに出る。そこには先ほどパレードでお祝いしてくれていた国民たちが集っていた。
ここで王太子としての、王太子妃としての冠を授かった2人が手を挙げると大きな歓声が起こった。
「あっ、綺麗な鳥!」
誰かの子供が声をあげる。そこには「永遠の平和」を象徴する、白銀と黄金の鳥が2羽祝福するかのように飛び交っていた。
あとがき(このままエロとか見る人は「⚠」印を必ずお読みください。)
一応この物語は完結いたしました。思ってたよりも長くなってしまいましたが愛着がぐうっと、とっても沸いてしまって、歩いてておもいついた面白いかなと思うエピソード全部ぶち込んでしまった。あ?今後の作品ネタギレになる?はは、そんなまさか笑。
ある程度話の構成は決めてるとはいえ、そつな文が多かったでしょうが温かい目で見てください。
最近はチャミスルにハマってて、酒を片手に打ち込む日々が至極でした。コメント、広告視聴、お気に入り、しおり全てが励みになってます。
このあとは番外編(実質本編です!俺が作っている最中1番作りたかった所)を残り20~30話(増える気もしなくはない)ほどかけて連載していきます。
⚠
クリスとの初夜&エロ、ポチの側室ルート&エロ、ヤンの四肢破損レベルのSMプレイ。男性妊娠(クリスのみ)ネタはこのあとにまっております。地雷のない方はお進みください。苦情は受け付けておりませんのでこのまま完結とし、終わってくださっても構いません。
(番外編に関してはストーリー&キャラがネジ曲がらなければリクエストとかも◎です。してみたいプレイ、言って欲しいセリフなどがあれば是非!)
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