【完結】イケメン高身長オメガな悪役令息を溺愛します。※主人公攻め

りゅの

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番外編ストーリー要素強めなR-18

14 今日はツイてない日らしい

こんな時魔法使えたらなーと思いながらもぬるくなった水が入った桶を持ち上げる。入らせたくないだけで通りに侍女などいたら汲んできてもらおう。

扉を開け部屋を出る。こんなことをするのは前世で妹の世話をした以来だ。いや決して彼を妹として見てることはないが。

井戸まで少し、王族やその付き人なら立ち入りが許可されている広間を抜けなければならなかった。クソ、どうしてこんな時に誰ともすれ違わないんだろう。

「ポチ………。」

小声で呼んでみた。まあ執務室に今頃閉じこもってるだろうしいないことは分かっている。

「どうされました?」
「!?!?」

うわっと尻餅をつきそうになるのを寸前で止めてくれた。

「急に声かけないでよ……。ていうかいたんだ!?」
「すみません。先ほど王様に必要項目を届けに……今はその帰りです。」
「あー、」

本当は僕が届けるような内容だけあって申し訳なさがたつ。近しいものだということで僕の負担がほとんどポチと宰相に降りかかっている。流石にお金を大きく動かすようなことは僕が捌いているが。

「侍女を見なかったか?」
「侍女ですか……?って、オケの水換えくらい呼んでください!殿下が運んでどうするんですか!私がやります。部屋には入りませんので。」
「あっ、」

パッと奪われると彼はいつもより雑に礼をして出ていってしまった。

目のクマすごかったな…僕の方が健康体そのものだから仕事はもっと回してもらおう。

「あれ?殿下。部屋に居られたのでは?」
「……来るのが遅いよ。」
「、ええ?」

一歩遅く現れた例の専属従者にため息をつく。

「僕は別に元気だから仕事回してってアルバート卿ポチに伝言頼しといてよ。」
「かしこまりました。」

命令だということを理解した彼は普段のチャラけた態度からうってかわって真面目を装い、執務室へと戻っていった。ポチとはすれ違っているので中庭の方に行ったのは知ってると思うのでそこは大丈夫だ。



………部屋に戻る気でいた僕に

「お久しぶりですね。」

と記憶にある嫌な声が聞こえたのは気のせいではないようで。無視したい気持ちを我慢し、振り返るとそこには別の宮殿にいるはずの父上の側室BBAがいた。
感想 18

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