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番外編ストーリー要素強めなR-18
19 カルチャーショック!
「レオ!ポチさんを側室にどうですか?」
あれから数日が過ぎた。
全てを終わらせ城に帰宅後、クリスから大事な話があると言われており、あらかた予想はついていたが………
「…彼はベータじゃないか。」
「それは少々殿下の協力を仰ぐことになりますが…。大したことはありません。ね、ポチさん。」
「はい…実は私人間味が濃くて誰にも気が付かれませんでしたが、エルフとハーフなので性別を変えることができます。」
「!?」
「もちろん本質は変わらないのでベータのままなのですが、擬似的にフェロモンなど出すことは可能です。」
側室云々よりも爆弾な話に眩暈がする。そういや昔読んでた漫画のエルフの村って女性しかいなかったりするよな。なるほどと全ての合点がいった。……まあそういうことにしておこう。
「ポチはそれでいいの?王室に身を売るようなことをして。ここは煌びやかなんかじゃない。」
「はい。クリス様がお許しくださるならその座を私にください。」
「……うーんそうだな。一旦考えさせてもらっていいか?」
なんともないような顔をしているが、正直キャパオーバーだったので2人を置いて冷たい空気を浴びに行く。
側室?エルフ?ポチが?
間違いなくクリスもポチもここの常識しかないからトントンと話が進んだように思う。
だけど僕には前世の記憶というしがらみがある。一夫多妻なんて縁もなかったし、1人を1人が愛すのが当たり前だった時代で過ごした自分が2人も………もしかしたら今後増えるかもしれない。勘弁して欲しいが。
これほど記憶さえなければいいと思ったことはない。
『悩んでるね。』
「!?」
聞き覚えしかない声。間違いなくこれは……
「レーナ!?」
『そんなに驚かないでよ。僕もびっくりするじゃないか。』
「てっきり死んだのかと…。」
『…はは、失礼だな。最近起きたんだよ。』
いつしか学園以来聞こえなくなった声は幻聴じゃなかったのかと疑っていたが、どうやら昔の僕は間違いないらしい。
『で?側室の件だよね。信用ある相手が望むなら作っちゃえばいいのに。』
「かっる!!!」
そうなものなのか?うーん、そんなノリでいいのか?
『君のいた世界は知ってるけど真面目な人たちだよね。僕は好きだよ。…だけどここはまた違う。そう気を追わなくていいんだ。』
「そ、そうかな?」
『それに君、ポチのこと好きだろ?』
「え?」
レーナは鈍いなとケラケラ笑っている。自分の気持ちくらい分かっとけと言わんばかりに。
「そんなことない!クリスが好きだよ?」
『それは僕の感情だから。』
「?」
『クリスのことを愛している僕の魂に君が乗り移ったからそう思ってるだけだよ。本物の魂はポチのことが好きだって。』
何かを触られているような感覚に少々ドキドキする。じゃあクリスのことが好きなのは嘘ってことになるのか?今までやってきたことは………
『それは違う。クリスのことを好きな君も本物だ。もうすぐ魂は一つになる。僕の意識が消える分2人とも愛してあげて欲しいんだ。今日はそれを言いにきた。』
「何、消えるの?」
『そう悲しそうな顔をしないでよ。元々魔族とそういう契約だ。上手くいったら生をあげるとね。肉体は向こうが保管してるし。』
見えないはずの彼が笑って肩を叩いてる様が想像つく。なぜかわからないけど。
『ほら、早く戻らないと夜は冷えるてしまうよ。』
「…ありがとうレーナ。」
『ふふ、どういたしまして。』
少し元気をもらい立ち上がる。もう話しかけても声は聞こえなくなった。
あれから数日が過ぎた。
全てを終わらせ城に帰宅後、クリスから大事な話があると言われており、あらかた予想はついていたが………
「…彼はベータじゃないか。」
「それは少々殿下の協力を仰ぐことになりますが…。大したことはありません。ね、ポチさん。」
「はい…実は私人間味が濃くて誰にも気が付かれませんでしたが、エルフとハーフなので性別を変えることができます。」
「!?」
「もちろん本質は変わらないのでベータのままなのですが、擬似的にフェロモンなど出すことは可能です。」
側室云々よりも爆弾な話に眩暈がする。そういや昔読んでた漫画のエルフの村って女性しかいなかったりするよな。なるほどと全ての合点がいった。……まあそういうことにしておこう。
「ポチはそれでいいの?王室に身を売るようなことをして。ここは煌びやかなんかじゃない。」
「はい。クリス様がお許しくださるならその座を私にください。」
「……うーんそうだな。一旦考えさせてもらっていいか?」
なんともないような顔をしているが、正直キャパオーバーだったので2人を置いて冷たい空気を浴びに行く。
側室?エルフ?ポチが?
間違いなくクリスもポチもここの常識しかないからトントンと話が進んだように思う。
だけど僕には前世の記憶というしがらみがある。一夫多妻なんて縁もなかったし、1人を1人が愛すのが当たり前だった時代で過ごした自分が2人も………もしかしたら今後増えるかもしれない。勘弁して欲しいが。
これほど記憶さえなければいいと思ったことはない。
『悩んでるね。』
「!?」
聞き覚えしかない声。間違いなくこれは……
「レーナ!?」
『そんなに驚かないでよ。僕もびっくりするじゃないか。』
「てっきり死んだのかと…。」
『…はは、失礼だな。最近起きたんだよ。』
いつしか学園以来聞こえなくなった声は幻聴じゃなかったのかと疑っていたが、どうやら昔の僕は間違いないらしい。
『で?側室の件だよね。信用ある相手が望むなら作っちゃえばいいのに。』
「かっる!!!」
そうなものなのか?うーん、そんなノリでいいのか?
『君のいた世界は知ってるけど真面目な人たちだよね。僕は好きだよ。…だけどここはまた違う。そう気を追わなくていいんだ。』
「そ、そうかな?」
『それに君、ポチのこと好きだろ?』
「え?」
レーナは鈍いなとケラケラ笑っている。自分の気持ちくらい分かっとけと言わんばかりに。
「そんなことない!クリスが好きだよ?」
『それは僕の感情だから。』
「?」
『クリスのことを愛している僕の魂に君が乗り移ったからそう思ってるだけだよ。本物の魂はポチのことが好きだって。』
何かを触られているような感覚に少々ドキドキする。じゃあクリスのことが好きなのは嘘ってことになるのか?今までやってきたことは………
『それは違う。クリスのことを好きな君も本物だ。もうすぐ魂は一つになる。僕の意識が消える分2人とも愛してあげて欲しいんだ。今日はそれを言いにきた。』
「何、消えるの?」
『そう悲しそうな顔をしないでよ。元々魔族とそういう契約だ。上手くいったら生をあげるとね。肉体は向こうが保管してるし。』
見えないはずの彼が笑って肩を叩いてる様が想像つく。なぜかわからないけど。
『ほら、早く戻らないと夜は冷えるてしまうよ。』
「…ありがとうレーナ。」
『ふふ、どういたしまして。』
少し元気をもらい立ち上がる。もう話しかけても声は聞こえなくなった。
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