パンツを見たら殺しますよ?

ねむり だいじろう

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第2章 ただいま開店準備中!!

第11話 10階層

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東の洞窟10階層かいそう―――


ここまでは順調だった。


初めての洞窟探索どうくつたんさく

思ったよりも広い空間。

ヒカリゴケの明かりで視界良好。


魔物は徐々に強力になるが、このパーティーは強い。

脇差わきざしに持ち替えた美桜の動きは別人のようだ。

アンジュの魔術がこんなにすごいとは。

レオもタンク役をしっかりこなしている。


そしてレベル10の私。

しっかり強くなってる。

もちろんパンツは見せない。


しかし・・・


10階層の最深部さいしんぶ、階層のぬしが現れ状況は一変いっぺん

「ハァ、ハァ・・・何なのコイツら、きりがない。」
「どうなってる、切っても切っても減らないぞ。」
「気持ち悪いよ~・・・」
「みんな、落ち着け。本体をやらないと、いくらでも増え続けるだけだぞ。」

「本体って言っても、コイツらが邪魔で・・・」


目の前には無数の吸血きゅうけつヒル。

そして、その奥には巨大なヒルの王『リーチロイ』が鎮座ちんざしている。


テカテカと黒光くろびかりした体から、次々と吸血ヒルが生み出される。

「いったい、どうすれば・・・」

その時、真白の背後から不気味ぶきみな影が現れた!


「俺やで!」


「マミー!」
「俺のこと忘れとったやろ。あんだけ準備したのに。」
「そうだった。すっかり忘れてたよ。」

「何だ、真白?何かあるのか?」
「ふっふっふ。なべして作ったんだからね~」

でよ!プッペンコープス(人形軍団)!・・・とか言って。」

真白がポーチ型のアイテムボックスを開くと、中から無数の人形が飛び出した。

人形たちは、マミーに似ているが顔がない。
感情もないようだ。

「マミー、後はお願い。」
「よっしゃ!行くで、子分こぶんども!」

御堂筋みどうすじパレードや!」

マミーの号令ごうれいで、プッペンたちが整列し行進を始めた。

魔物1匹につき、プッペン1体が取り付いて行く・・・

「よっしゃ!コテがえしや!」

吸血ヒルの足元あしもとをすくい上げ、地面にたたきつける!

バシッ!

「一気に行くで!道頓堀どうとんぼりダイブや!」

プッペンたちが魔物を抱きかかえ一斉いっせいに飛び上がる。

そして、急降下きゅうこうか

魔物たちをみちづれに地中に沈んで消えた。


階層の主、リーチロイへの道が開かれた―――


「真白!今や!」

「やるじゃん、マミー。後は任せて。」

「キャビテーションボルト!」
真白の電撃でんげき

のこぎり状の歯をむき出して感電!

「ウインドバレット!」
アンジュの風の弾丸

小さな目を撃ち抜く!

みだき!」
美桜の連撃れんげき

ヌメヌメの体を切りいた!

「グレートチャージ!」
レオの大盾の体当たり

リーチロイは破裂し、肉片が飛び散った!


「ふー・・・倒した~。」
「なかなかの強敵だったな。」
「気持ち悪かったよ~。」
「みんなよく頑張ったが、マミーたちの活躍が大きかったな。」
「お~レオ、ぉわかっとるやないか。」

「てかマミー、あの技の名前何なの?大阪丸出しじゃない。」
「ええがな別に。大阪人はみんな好きやろ、知らんけど。」
「オオサカってなんだ?」
「あ~、私の生まれ故郷こきょうなんだ。」
「そうなのか?聞いたことない名だな。」
「あはは~・・・まぁすごく田舎いなかのほうだからね。」
「そうか。覚えておくよ。」


「さあ、みんなどうだ?先へ進めそうか?」
「行けそうだけど・・・一応、回復しとく?」
「いや、特にダメージは受けていないぞ。」
「わたしも大丈夫。」
「魔力は温存おんぞんしておけ。先は長いぞ。」
「そっか、じゃあ行こう。」


真白たちは、20階層を目指して歩き出した―――


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