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静かな部室に、お湯がポコポコと音を立てて湧いた。
カップラーメンが3つ。それぞれにお湯が注がれる。
「えへへへへへへへへへへ、」
はなっちだけ一人、楽しそうだ。アタシにはそれが唯一の救いだった。
「では、いただきましょうか。」
ズルズルとラーメンをすする音だけがしばらく続き、特に会話することもなく、その日の夕飯は済んでしまった。
はなっちが思い出したように席を立った。
「踊らなきゃ・・・・・・」
スマホから流れるリズムに合わせ彼女がステップを踏む。
聞こえてくる音楽が気に障ったのか、かいちょはこちらに背を向け一人で本を読み始めた。
はなっちがステップ踏むたび、キュッキュと甲高い音が響き、耳に障る。そのうちに、その音がアタシの心を蝕んでいく様に思えた。
(このままじゃダメだ。)
アタシは二人に声をかけた。
「ねえ、花札でもしない?」
「そんな物、持ってきたんですか?」
「うん。このあいだ避難訓練があった日に、部室の装備品にしようと思って持ってきてたんだ」
アタシはロッカーの中に隠しておいた手提げかばんを取り出した。
中には花札の他に、軍手とタオル、懐中電灯など、災害が起きた時に役に立ちそうなものを入れてある。ネタで持ってきたのに、まさか本当に使う日が来るなんて・・・・・・
「ほら、前に言ったでしょ?この部室をセーブポイントにしたいって。ロッカーにアイテムが入ってるとそれっぽいじゃん」
かいちょは笑ってくれなかった。
アタシは場を持たせる為、花札の説明を喋り続けた。
「任○堂は知ってるでしょ?」
かいちょは首を振った。
「任○堂は世界に誇る日本のゲームメーカーだよ。その始まりは明治時代で、京都で花札を作っていたんだ。だから創業の地である京都に本社がある。伝統を守って今でも花札を売っているんだよ」花札に書かれている会社の名前を指さす。
かいちょは静かにうなづいていた。
いつもならふーみんが呆れつつ『またゲーム?』とか言ってツッコんでくれるのに・・・・・・
いつの間にか彼女の存在はアタシ達の中で大きなものになっていたのだ。
「はなっち、」
助けを求めて彼女に声をかけたが、聞こえていないのか一心不乱に踊り続けている。
しょうがないので、説明を続けた。
「花札は12種類の花の絵が描かれた札が各4枚づつある。それは1年の12か月を表していて、その月に合わせた花鳥風月が描かれているんだ。各月に4枚だから合計48枚の札があるよ」
テーブルの上に札を月ごとに並べていく。
「1月は松、2月は梅、3月は桜、4月は藤、5月は菖蒲、6月は牡丹、7月は萩、8月は芒、9月は菊、10月は紅葉、11月は柳、12月は桐。それぞれ季節の花と鳥や月、それに赤たんや青たん等の短冊も描かれている」
「季節の花といいますけど、11月の柳と12月の桐は季節的におかしくありませんか?」
鋭いかいちょが花札の謎について突っ込んでくる。
アタシも自分なりの仮説は持っているけど、今はそんなおしゃべりをしている気分になれなかったので流すことにした。
「うん。古い遊びだから間違えてるんじゃない?花札は、これら絵柄を組み合わせて役を揃える遊びだよ。例えば有名な役で言うと猪鹿蝶というものがある」
アタシは札の中からその3枚を取り出して並べた。
「花札は何人で遊ぶものなんですか?」
「2人だよ」
かいちょの視線がはなっちへ向いた。彼女も助けを求めたらしい。
はなっちはこちらに関係なく踊り続けている。
「・・・・・・もう、休みませんか?明日のために」
「・・・・・・うん。そうだね」
倉庫から引っ張り出してきた毛布、それとダンボールベッドを組み立て、寝床は確保できた。
かいちょが何度も部室の戸のカギが閉まっているか確認している。
「ここなら鍵がかけられるので大丈夫ですよね」
その言葉はアタシにではなく自分を納得させるものだったのだろう。
アタシも不安な気持ちのままダンボールの上で横になった。
しばらくして、はなっちの方からはスースーと寝息が聞こえてきた。きっと踊り疲れてしまったんだろう。アタシはとてもではないが眠れる状態ではなかった。
かいちょも同じ気分だったのか、何度も何度も寝返りを打って、毛布が擦れる音が聞こえてくる。
何度目かの布擦れの音を聞いた後、アタシも張り詰めていた気が解けたのか意識は飛んだ。
ナーォ、、、ナーォ、、、どこからか鳴き声が聞こえる。
ナーォ、、、ナーォ、、、何をそんなに泣いているんだろう?
ナーォ、、、ナーォ、、、物悲しそうな、呼びかけているような、
ナーォ、、、ナーォ、、、やめて。もういいじゃない。許してよ。
「ハッ!」
アタシは飛び起きた。カーテン越しに、もう朝日が差し込んでいる。
辺りを見回す。かいちょが寝ていたベッドに彼女の姿はない。部室の扉は少し開いていた。
アタシは、はなっちをゆすり起こした。
「はなっち、起きて」
「んー・・・・・・」
目を擦りながら、ゆらりと立ち上がった彼女が言った。
「・・・・・・おどらなきゃ・・・・・・」
ゆらゆらとおぼつかない足取りでステップを踏んでいく。その姿にアタシはいたたまれなくなった。
(もうダメだ。)
アタシはタブレットを取り出した。カシャンカシャンと音をたて、文字を起こす。
『どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。
これをあなたが読んだなら、その時、私はもういないでしょう。
小鳥さん、巻き込んでしまってごめんなさい。
風香さん・・・・・・あなたには残す言葉もありません。
これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。
それだけが私の望みです。
月光院 湊』
アタシはフラフラになっているはなっちの手を取った。
「はなっち!行こう」
「えーぇ?・・・・・・どこにー?」
「分からない。けど、ここにいちゃダメだ」
「でもぉ・・・・・・」
アタシは彼女の手を引き部室を飛び出した。
静かな部室に、お湯がポコポコと音を立てて湧いた。
カップラーメンが3つ。それぞれにお湯が注がれる。
「えへへへへへへへへへへ、」
はなっちだけ一人、楽しそうだ。アタシにはそれが唯一の救いだった。
「では、いただきましょうか。」
ズルズルとラーメンをすする音だけがしばらく続き、特に会話することもなく、その日の夕飯は済んでしまった。
はなっちが思い出したように席を立った。
「踊らなきゃ・・・・・・」
スマホから流れるリズムに合わせ彼女がステップを踏む。
聞こえてくる音楽が気に障ったのか、かいちょはこちらに背を向け一人で本を読み始めた。
はなっちがステップ踏むたび、キュッキュと甲高い音が響き、耳に障る。そのうちに、その音がアタシの心を蝕んでいく様に思えた。
(このままじゃダメだ。)
アタシは二人に声をかけた。
「ねえ、花札でもしない?」
「そんな物、持ってきたんですか?」
「うん。このあいだ避難訓練があった日に、部室の装備品にしようと思って持ってきてたんだ」
アタシはロッカーの中に隠しておいた手提げかばんを取り出した。
中には花札の他に、軍手とタオル、懐中電灯など、災害が起きた時に役に立ちそうなものを入れてある。ネタで持ってきたのに、まさか本当に使う日が来るなんて・・・・・・
「ほら、前に言ったでしょ?この部室をセーブポイントにしたいって。ロッカーにアイテムが入ってるとそれっぽいじゃん」
かいちょは笑ってくれなかった。
アタシは場を持たせる為、花札の説明を喋り続けた。
「任○堂は知ってるでしょ?」
かいちょは首を振った。
「任○堂は世界に誇る日本のゲームメーカーだよ。その始まりは明治時代で、京都で花札を作っていたんだ。だから創業の地である京都に本社がある。伝統を守って今でも花札を売っているんだよ」花札に書かれている会社の名前を指さす。
かいちょは静かにうなづいていた。
いつもならふーみんが呆れつつ『またゲーム?』とか言ってツッコんでくれるのに・・・・・・
いつの間にか彼女の存在はアタシ達の中で大きなものになっていたのだ。
「はなっち、」
助けを求めて彼女に声をかけたが、聞こえていないのか一心不乱に踊り続けている。
しょうがないので、説明を続けた。
「花札は12種類の花の絵が描かれた札が各4枚づつある。それは1年の12か月を表していて、その月に合わせた花鳥風月が描かれているんだ。各月に4枚だから合計48枚の札があるよ」
テーブルの上に札を月ごとに並べていく。
「1月は松、2月は梅、3月は桜、4月は藤、5月は菖蒲、6月は牡丹、7月は萩、8月は芒、9月は菊、10月は紅葉、11月は柳、12月は桐。それぞれ季節の花と鳥や月、それに赤たんや青たん等の短冊も描かれている」
「季節の花といいますけど、11月の柳と12月の桐は季節的におかしくありませんか?」
鋭いかいちょが花札の謎について突っ込んでくる。
アタシも自分なりの仮説は持っているけど、今はそんなおしゃべりをしている気分になれなかったので流すことにした。
「うん。古い遊びだから間違えてるんじゃない?花札は、これら絵柄を組み合わせて役を揃える遊びだよ。例えば有名な役で言うと猪鹿蝶というものがある」
アタシは札の中からその3枚を取り出して並べた。
「花札は何人で遊ぶものなんですか?」
「2人だよ」
かいちょの視線がはなっちへ向いた。彼女も助けを求めたらしい。
はなっちはこちらに関係なく踊り続けている。
「・・・・・・もう、休みませんか?明日のために」
「・・・・・・うん。そうだね」
倉庫から引っ張り出してきた毛布、それとダンボールベッドを組み立て、寝床は確保できた。
かいちょが何度も部室の戸のカギが閉まっているか確認している。
「ここなら鍵がかけられるので大丈夫ですよね」
その言葉はアタシにではなく自分を納得させるものだったのだろう。
アタシも不安な気持ちのままダンボールの上で横になった。
しばらくして、はなっちの方からはスースーと寝息が聞こえてきた。きっと踊り疲れてしまったんだろう。アタシはとてもではないが眠れる状態ではなかった。
かいちょも同じ気分だったのか、何度も何度も寝返りを打って、毛布が擦れる音が聞こえてくる。
何度目かの布擦れの音を聞いた後、アタシも張り詰めていた気が解けたのか意識は飛んだ。
ナーォ、、、ナーォ、、、どこからか鳴き声が聞こえる。
ナーォ、、、ナーォ、、、何をそんなに泣いているんだろう?
ナーォ、、、ナーォ、、、物悲しそうな、呼びかけているような、
ナーォ、、、ナーォ、、、やめて。もういいじゃない。許してよ。
「ハッ!」
アタシは飛び起きた。カーテン越しに、もう朝日が差し込んでいる。
辺りを見回す。かいちょが寝ていたベッドに彼女の姿はない。部室の扉は少し開いていた。
アタシは、はなっちをゆすり起こした。
「はなっち、起きて」
「んー・・・・・・」
目を擦りながら、ゆらりと立ち上がった彼女が言った。
「・・・・・・おどらなきゃ・・・・・・」
ゆらゆらとおぼつかない足取りでステップを踏んでいく。その姿にアタシはいたたまれなくなった。
(もうダメだ。)
アタシはタブレットを取り出した。カシャンカシャンと音をたて、文字を起こす。
『どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。
これをあなたが読んだなら、その時、私はもういないでしょう。
小鳥さん、巻き込んでしまってごめんなさい。
風香さん・・・・・・あなたには残す言葉もありません。
これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。
それだけが私の望みです。
月光院 湊』
アタシはフラフラになっているはなっちの手を取った。
「はなっち!行こう」
「えーぇ?・・・・・・どこにー?」
「分からない。けど、ここにいちゃダメだ」
「でもぉ・・・・・・」
アタシは彼女の手を引き部室を飛び出した。
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