俺の幸せの為に

夢線香

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本編

15. 兄様は……




 昨日、ダンジョンに行って来たので今日はお休み。

 何もすることがない。という理由ではなく、朝の掃除を終えて朝食を摂ったら、シュザークとガルド、ソーン、メル、シリア、タキート先生とお勉強。

 今日は、ハニエルが表に出ている。

 その勉強なんだけど、記憶領域拡張スキルのおかげか、がんがん覚えられる。覚えるというよりは、本を丸暗記して必要な時にすぐ取り出せると云った方が正しい気がする。

 唯、それだと言葉として解るだけで理解は出来ていないので、やっぱり、こうして説明してくれる先生が必要だ。

 便利なのは、ハニエルが覚えれば俺もその覚えた知識を共有出来るということ。逆もまたしかり。ハニエルが表に出て勉強している間、俺が意識内で違うことを考えていても知識は増えて行くと云うこと。

 そんな理由で、俺は勿忘草の花畑にあるベッドの上で、ごろごろしている。

 何かと慌ただしくここまで過ごしてきたが……実のところ、全く現実感がない。

 眠って居る間に死んでしまったせいもある。本当に死んだのかすら実感できない。

 おまけに魔法が使えたり、しかも意外と簡単に使えるし、ダンジョンがあるし、魔物を殺しても死体はなくてアイテムにドロップするなんてゲームそのものだろ? 夢の世界そのものだ。

 これじゃあ、現実感が湧かなくても当たり前だよな。更には、他人の身体で表に出て全ての感覚を共有している。俺がここに居る意味があるんだろうか?

 俺の感覚としては、ハニエルと云うゲームキャラを育成している気分だ。

 このゲーム感覚が消えない、もう一つの理由。

 それは、ハニエルの兄であるシュザークにある。

 基本的に俺は、出会う相手全員を鑑定魔法で視ている。

 だからこそ、シュザークが全属性持ちのチートな最強兄だと知っているし、何をするにしてもシュザークがいれば安心感がある。だって最強だし。今はまだ使える魔法の種類もあまりないが、教えれば直ぐに習得するし、何ならぶっつけ本番でも何とかなりそうだ。

 ただ、今まで触れないようにして来たが……そろそろ真剣に考えるべきなのかも知れない。

 シュザークのステータス。


 「魔王候補」について。


 ほら、ゲーム感が増しただろ?

 何だよ? 「魔王候補」って……この世界魔王がいるの? 魔王がい居たら勇者も居ることになるじゃん。何なら、聖女やら賢者やら居てもおかしくないじゃん。

 パーティ組んで、家のシュザーク兄さんを討伐しに来るの?

 それは困る。ハニエルが泣いちゃうだろ。

 確かにさ、体力値も魔力値も多いし、ヤバいスキルも持ってはいるよ?

 物理耐性、魔法耐性、精神耐性、この三つは良いとして、魔王の覇気、冷酷無残(凍結)、不倶戴天ふぐたいてん、永久凍土(凍結)、永久氷結晶(凍結)。

 凍結ってことは、まだ開放? 覚醒? していないってことだよな。

 冷酷無残って……冷酷で人の感情がないってことだろ? 今は、そんなことないし。不倶戴天は、絶対に殺してやるってことだし……永久凍土? なんか広範囲に及ぶ、生命が死に絶えるようなニュアンスでかなりヤバそう。永久氷結晶て何だ? 結晶ってことは大気か? 息すら出来ないってこと? でも覚醒してないし。

 大体、候補ってことはまだ魔王じゃないんだろ? どっかで闇堕ちでもすんの? 勘弁してくれ……

 仮に、この世界がゲームの世界だとして、俺が全然知らないゲームとか、どうしようもなくない?

 ホント、ハードなのかイージーなのか、判らんわ。

 偶に、シュザークから黒い靄々したものが出るんだよな。もしかして、それが魔王の覇気なのかも知れない。

 そんな時は、直ぐに駆け付けて跳び付いて、埃を払うようにシュザークの身体をぽんぽんしまくると、黒い靄々はなくなる。シュザークが一人でいる時に、出ることが多い。

 何か、悪い考えに取り憑かれているんだろうか。

 俺もシュザークのことは好きだから、闇堕ちなんてさせたくない。もし、どうしても魔王になるしかないのなら、優しい魔王にしてやりたい。

 兎に角、なるべくシュザークから眼を離さないようにしないとな……

 お、休憩時間になったみたいだ。

 皆で、お茶をするようだ。お茶請けは、木苺と剥いて軽く炙って塩を振った胡桃。

「本当は、クッキーとか作れたらいいんですが……」

 ソーンは、苦笑しながら言った。

 材料がないから、作れないんだろ。

 最初こそ、おどおどとしていた使用人の皆だが、一緒にご飯を食べたり、掃除をしたり、畑仕事をしたり、勉強したりしているうちに、すっかり打ち解けた。

「仕方がないですよ」

 タキートが笑ってフォローする。

「あの大量の木苺を使って、ドライフルーツにしようと思うんですが、いいですか?」

「ああ、それは良い考えですね。今日の勉強が終わったら、早速、皆で作りましょうか」

 ソーンの提案にタキートが同意する。

「ドライフルーツ?」

 ハニエルは、ドライフルーツが解らない。

「果物を乾燥させたものですよ。乾燥させると甘味が増すので、美味しいです。保存が利くので携帯食にもなりますし、パンやお菓子に混ぜても良いですね」

 タキートが教えてくれる。

「魔法で風を出して乾かすの? 僕に出来る?」

「ハニエル様、ドライフルーツは魔法で一気に乾燥させても、あんまり美味しくはならないんですよ。湿気を取り除く専用の木箱に並べて、じっくりと自然乾燥させるんです。後で、一緒に並べましょう」

 ソーンに誘われて、ハニエルは嬉しそうに笑って頷いた。

「この木苺、結構甘いけどジャムには出来ないの?」

 シュザークが木苺を食べながらソーンに尋ねる。

「確かに甘いですがジャムとなると砂糖が多く必要ですね。今は、砂糖の備えがあまりないので、作れませんが……」

 ソーンの眉がハの字になった。

「砂糖っていくらするの? 銀貨一枚なら、どのくらい買える?」

「そうですね……銀貨一枚なら二十キロは買えますよ」

 銀貨一枚は一万円だから……一キロ五百円か。……高いな。だけど、買えない値段でもないな。

「じゃあ、これで買って来てくれる?」

 シュザークは、収納空間から昨日稼いだ銀貨一枚を出した。それを見たハニエルも、慌てて銀貨を出す。

「銀貨二枚あれば……えーと、四十キロ買えるね!」

「え……えぇ……?」

 ソーンは、慌てて助けを求めるようにタキートを見た。

「ならば、これで卵とバターとミルクを買って来て下さい」

 タキートは、自身も銀貨一枚を出してソーンの前に置いた。

「タキート……貴方が、お金を出す必要はないよ……」

 シュザークが困ったように言うと、タキートは微笑んだ。

「いえいえ、お二人が木苺のジャムを作ってくれそうなので、私は木苺のジャムが乗ったクッキーが食べたくなったのです。ソーンに作って貰えば、お店で買うより安くて量も多く作れるでしょう? 皆さんにも、お裾分けしますよ?」

 上手いこと言うな、タキートは。シュザークが気にしないように、自分が食べたいのだと言ってくれたのだ。きっと、ハニエルとシュザークに食べさせたいんだろうな。

「……ありがとう、タキート」

 シュザークが、お礼を言うとハニエルがそれに続く。

「わ、分かりました。俺、今から買いに行ってきます!」

 ソーンが銀貨三枚を握り締めて立ち上がった。

「ソーン、待ちなさい。勉強が終わってからです。――逃がしませんよ?」

「うっ……」

 タキートに睨まれて、ソーンは逃げるつもりでは……と言い訳をしながら、ストンと椅子に座った。それを見て皆が笑うと、ソーンは益々恥ずかしそうに顔を赤らめた。

 その後は、勉強の続きをして皆で昼食を摂った。お肉たっぷりの野菜スープに、パンには胡桃がごろごろ入っていた。木苺のジュースも出た。うん、栄養がありそうだ。

 昼食の後、ソーンは空間拡張した収納鞄を持って買い出しに行き、残りは木苺のドライフルーツ作り。ミーメナは、領主のお仕事。

 本当に家族みたいだ。皆、最初の頃よりずっといい笑顔になった。勉強の成果も出て来ているしね。

 ドライフルーツ作りが終わったら、ハニエルとシュザークは自由時間。他の皆は雑用をするらしい。

 シュザークの部屋に行って、ダンジョン二階層に出る魔物の確認。

「ねえ、兄様。屋敷の裏の森には、食べられるものはないの?」

 シュザークは考え込んだ。

「私も森に入ったことはないけれど、もしかしたら薬草みたいなものはあるかも。ガルドに聞いてみようか」

 思い立ったら、直ぐ行動。二人はガルドの魔力を探って転移した。

 ガルドは、屋敷から少し離れた場所にある作業小屋に居た。本来なら、庭師の作業道具が仕舞ってある場所だけど、今は作業道具も殆どない。

 ガルドは小屋の外で薪を割っていた。冬場に暖炉で使うものだ。魔力があまり多くない者達は、魔力を使わなくても良いように工夫する。

「どうしたんですか? お二方」

 ガルドは手を休めて、腕のシャツで汗を拭った。

「ガルドに訊きたいことがあって。裏の森には、食べられるものや薬草とかはないの?」

 シュザークが尋ねると、ガルドは困ったように首を傾げた。

「俺も、あの森には入ったことがなくて。何が生えてるかさっぱりでして……」

 ガルドが謂うには、庭師見習いとは名ばかりの雑用係だそう。他の庭師達に扱き使われるのが日常だったらしい。殴られたり、蹴られたりすることもしょっちゅうで、毎日くたくたになる程働いても手に入るお金は僅かしかない。飯も少なかったけれど、寝る場所と僅かでも食べ物は貰えるので、少ない給金を貯めて冒険者の登録料が貯まるまではと頑張っていたのだとか。

「じゃあ、ガルドは冒険者に成りたかったの?」

「はい。孤児の俺では、庭師見習いのまま死ぬ迄扱き使われる未来しかありませんから」

「今も冒険者に成りたい?」

 シュザークの言葉に、ガルドは考え込んだ。

「今は、ここの居心地が良過ぎて、出て行きたくはないです。こんな俺にも勉強を教えてくれるし、酷い扱いはされないし、飯は少ないけれど、今日は肉がたくさん食べられました。お二人や領主様達が、俺達の分までダンジョンで食料を獲って来てくれたのでしょう? 凄く嬉しかったです。俺も領主様方の力に成りたいと思っているんですが、ここに置いて貰ったまま冒険者に成りたいっていうのは流石に許されないでしょう?」

「じゃあ、なると良いよ」

「兄様……?」

 シュザークが、あっさり言うものだからハニエルとガルドが困惑している。

「え……えぇ?……でも、登録料が……」

「それは、私が出してあげるよ」

 ん? ああ、天空鳥の報酬から出すつもりか。

「えぇっ!? シュザーク様が……? でも、そんなお金はないんじゃ……?」

「ふふっ、大丈夫。この間、ハルと二人で狩った獲物が良いお金になるから平気だよ」

 ガルドは、困惑して眼が泳いでいる。

「どうして……そこまでして下さるんですか?」

「ふふっ、私達が冒険者登録をした時、ハルがパーティー名を付けたんだ。私達のパーティー名なら、キディリガン一家でしょって。ガルドも、もうキディリガン一家の一員でしょ?」

「っ……シュザーク様っ……!」

 ガルドはその場に膝を突いて崩れ落ち、感極まって涙を流していた。

「シュザーク様、ハニエル様……俺は、ずっとこのお屋敷でキディリガン家の皆様のお役に立ちたいですっ……!」

 ガルドは、腕のシャツで涙を拭いながら懇願するように訴える。

 シュザークは、そんな彼に苦笑した。

「だから、ガルドはもうキディリガン一家の一員でしょ? 皆で助け合って行かなくちゃね。ね、ハル?」

「はい、もちろんですっ!」

 ハニエルが良い返事をすると、ガルドが号泣しながら何度も礼を言った。

 それを二人で宥めていたら、森に行くどころではなくなってしまった。

 漸く、落ち着いたガルドに、夕食の後でミーメナに許可を貰うからと言って一旦ガルドと別れた。

 ――シュザークって、人心掌握にも長けているんだろうか? 末恐ろしいな……



 そして、夕食の時間となった。

 何と、本日はパンと野菜スープではなく、お肉がゴロゴロと入ったシチューだった! そして、木苺のパイがデザートにっ!

「まあ、何だか今日は豪華ね?」

 不思議そうなミーメナにソーンが喰い付くように返事をする。

「はいっ! シュザーク様とハニエル様が砂糖をタキート様が卵、バター、ミルクを買って下さったので、シチューと木苺のパイを作ってみました! あ、ジャムとクッキーもちゃんと作りますのでご安心下さい!」

「えぇ……?」

 ミーメナが、おかしな声を出す。

「俺が領主様のお使いだと知ると、商店の皆さんが色々おまけしてくれて、多めに買うことが出来ました!」

 にこにこのソーンにミーメナは微笑んで、その後シュザーク、ハニエル、タキートをジト眼で見た。

「――三人とも、抜け駆けなんて……酷いじゃない……」

「私は、木苺でジャムを作って欲しかっただけです」

「僕は、ジャムが食べたかったです!」

「私は、そのジャムを乗せて焼いたクッキーが食べたかったのです」

 三人が、しれっとして答えるのをミーメナはジト眼で見ていたけれど、諦めたように溜め息を吐いた。

 ミーメナも、何か買ってやりたかったんだろうな。 

「――そうね、楽しみだわ」

 ミーメナは、諦めたように微笑んで食事を始めた。

 食事を摂って、皆がデザートを美味しそうに食べ始めた頃、シュザークが話を切り出す。

「母上。今日、ガルドと話す機会がありまして、ガルドは冒険者になりたいようなんです」

「まあ、そうだったの?」

「ですが、我が家も気に入ってくれていて、私達の力に成りたいとも言ってくれるのです。だから私は、ガルドに冒険者になって貰おうと思うのです。登録料は、私とハルで出そうと思っています。――どうでしょうか?」

 シュザークが、ミーメナを見詰める。ガルドは背筋を伸ばして緊張しながらミーメナの言葉を待つ。

「そうなの? ガルド?」

 ミーメナが、ガルドに視線を向けた。ガルドは、ガンっ……と、テーブルに身体の何処かを打つけながら、勢い良く立ち上がった。

「はいッ! 俺は孤児上がりだから庭師見習いにしかなれなくて、ずっと酷い扱いをされて来ました。でも最近は領主様方に良くして頂いて……俺は、ずっとこのお屋敷で皆様にお仕えしたいのです! まだ幼いシュザーク様やハニエル様が、お家の為に危険なダンジョンに入って食料を獲って来て下さるというのに、俺はっ……! 俺も、少しでもお役に立ちたいのですっ!」

 ガルドが、がばりと勢い良く頭を下げる。

「ダンジョンは危険な場所よ? この子達は……規格外というか……自分の息子に言うのもなんだけれど、魔法の才能に恵まれているわ。貴方に危険は侵して欲しくないの……食料のことに関しては、もう心配要らないわ。私達がダンジョンで、たっぷり獲って来るから。これまでのように、お腹を空かせることにはならないわ。お腹を空かせ過ぎると、大変なことになることが分かったし……」

 ミーメナが、ちらりとハニエルとシュザークを見る。

「いいえっ! 領主様。シュザーク様とハニエル様は言ってくださいました。……俺もキディリガン家の一員なのだとっ! 一緒に助け合って行こうと……! 俺自身もそうしたいのです!」

「そ、それなら俺も! 俺も冒険者にさせて貰うことは出来ないでしょうかっ!?」

 ソーンが慌てて立ち上がり、叫びながら頭を下げる。

「俺も! ここで、ずっと皆様にお仕えしたいです。駄目でしょうか……?」

「それなら、私もお願い致します。私も二人と同じ気持ちです」

 今度はシリアが、スッと立ち上がり綺麗に頭を下げる。

「っ……あ、あたっ……私もっ! お願いしますっ……!」

 最後にメルが慌てふためきながら立ち上がって頭を下げた。

「……貴方達……」

 ミーメナは、困り果てて眉を下げる。

「シーク……いえ、シュザーク。貴方は一体、何を考えているの? ダンジョンに連れて行って、皆にもしものことがあったらどうするつもりなの?」

 ミーメナがシュザークを厳しい眼で見る。

「私は、彼等を危険な目に合わせるつもりはありませんよ。――ただ、安い給金しか出せないのだから、彼等も少しばかりのお金を稼ぐ手立てを持っていても、良いと思うのです。それに、なるべく危険にならないように魔法もきちんと教えるつもりです、ハルが」

 んんっ? 何で行き成りこっちに飛び火したっ!?

 ハニエルも突然名指しされて首を傾げる。

「……どうして、ハルなの……?」

 ミーメナが顔を顰めた。

「私も最近気付いたのですが……ハルと勉強すると、勉強内容が頭の中にするすると入って来て、簡単に覚えることが出来るんです。魔法もそうです。母上とタキートも、覚えがあるはずです。一人で本を広げて覚えようとすると、途端に時間が掛かるんです……恐らく、ハルの持つスキルに関係してると思うんですけど……」

 シュザークは、そう言ってハニエルを見る。

 ハニエルは、ポカンだ。全く話に就いていけていない。

「――確かに、そうですね。皆さんのことも、妙に飲み込みが良いなとは思っていたんですよ……」

 タキートが納得したように頷く。

「確かに……そうね……」

 ハニエルのスキル? もしかして先導師ってやつ? これって、そういう効果なのか? 知らなかった……

「そうでしょう? ハルに魔法とか教えて貰ったら、直ぐに出来ると思うんです。もちろん、無理をさせる気はありませんし、安全第一でやりたいと思っています」

「もう……分ったわよ……」

 ミーメナが諦めたように苦笑して頷いた。

「これから、貴方達はキディリガン一家よ。命が最優先です。決して、無理はしないこと。良いわね?」

「「「「っ……はいっ!」」」」

 皆、いい顔で返事をする。

「頼んだわよ……ハル……」

「ん?」

 ミーメナの言葉に、ハルはパイを食べながら首を傾げた。

 ミーメナはそれを見て頭を抱えた。


 うん。木苺パイ、美味しいもんな……


 パイに夢中で聞いていなかった、なんてこと……ないもんな。


 こうして、キディリガン一家は八人パーティとなった。








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