俺の幸せの為に

夢線香

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本編

40. 新たなダンジョン




 ノルフェントがキディリガン家に来てから、三ヶ月が過ぎた。

 最初は、ノルフェントもキディリガン家の皆も戸惑っていたが、今はもうすっかり馴染んでいる。ノルフェントが身分をひけらかす事がないからだろう。大衆食堂の様な我が家の食卓にも、すっかり馴染んでしまった。

 一応、言っておくけど…偶に、ミーメナが今日はマナーの日、と謂うものを抜き打ちで仕掛けて来る。その時は、ちゃんと貴族のマナーで食事をする。

 マナーがなっていないと…ミーメナやタキートから魔法で小さな水の玉が顔に飛ばされる。

 全く痛くはないけれど顔は濡れるので、其の度に浄化魔法で綺麗にするしかない。

 避けようと思えば避けられるし、結界で弾くことも出来るが……其れをすると、長~い説教と共に矢鱈と水球を飛ばして来て、いつまでも解放されないので甘んじて受けている。

 お陰でキディリガン家の皆は、すっかり切り替えが上手くなった。




 其れと、ダンジョン攻略はワナミリアのダンジョンの魔力値が安定した。ワナミリア領主は、ダンジョンを残すことに決めたらしい。

 その時点で依頼達成となって、キディリガン一家は出入り禁止となった……。

 キディリガンのダンジョンも出禁の儘だし、さてどうしよう? と思っていたらワナミリアのギルマスである、ウディックが別のダンジョンの依頼を勧めてきた。

 初めて会ったときは、草臥れた目茶苦茶背の高い、ヒョロリとした動く木みたいな中年男のウディックだったが、今では満面の笑顔を浮かべている。他の冒険者達が来るようになったからだろうな。

 勧められたのはワナミリア領の隣国、アクアラーク国のオオシャール領主が管理者をしている海底神殿。特級ダンジョンだ。

 俺は、其れを聴いた瞬間に即答した。

「受けますっ!」

 だって、海の中のダンジョンだよ? お魚食材がドロップすると思わない? 

 脱、肉肉料理! いや、肉も大好きだよ? でも、たまには魚も食べたいだろ? そろそろ、魚を食べても良いと思うんだ!

 魚は普通に売っているけどさ、ダンジョンの大量の肉を消費しなきゃいけないだろ? 其れを食べていれば、タダな訳だし。其れがあるのに魚を買うなんて…俺にとっては贅沢だ。食べてる肉は高級肉で、其れはそれで贅沢なんだけどね?

 でもでも、もしかしたら、アレが…アレがドロップするかも知れないじゃないかっ! 人を無口にさせるアレがっ!! 俺の大好きなアレがっ!!

 期待は高まるばかりだ!




 早速、キディリガン一家全員でオオシャールへ。ノルフェントもパーティーに入れたので一緒だ。

 姿変えのペンダントでぽっちゃりに慣れてしまった俺達は、元に戻すのも面倒でぽっちゃりで居ることが多い。

 因みに、ノルフェントは、縮れ髪でぽっちゃりの…眼が開いているか分からない程の糸目にしてみた。

 オオシャールのギルドマスターは、厳つい漁師の様な四十代位のオヤジ。浅黒い肌の四角い顔が特徴的な、サメドールさんです。

 サメドールから話を聴く。オオシャールのダンジョンは、六年前に発見されたダンジョン。発見されたのは六年前だが…ダンジョン自体は、もっとずっと前から存在していたのだと言う。海底の更に奥底にあった為、発見出来ずに魔物が海に溢れている状態なのだとか。

 幸運だったのは、海から出て来る魔物が居なかった事。其のお陰でオオシャール領は、魔物に蹂躙される最悪の事態を間逃れている。

 だが、発見したときには魔物が溢れていた為、ギルドとダンジョンを繋ぐ転移陣が設置出来ずにいた。ダンジョン攻略をしたくても、溢れた魔物が多すぎてダンジョンに入れない状態なのだとか。

 ギルドの依頼としては、転移陣の設置とダンジョン攻略、魔力値を安定値まで下げる事、この三つが依頼内容だ。

 ある意味、未踏のダンジョンだ。

「本当に、頼むぜっ!!」

 サメドールは、力強く俺とシュザークの肩をバンバン叩いた。

 止めて、痛いから……。




 さて、転移陣の無い海底ダンジョンにどうやって行くか? 予め座標を貰って、その上空へ転移。結界魔法を宙に固定しているから、落下する…何て事はない。宙に留まって居る事が出来る。これは、シュザークと天空鳥を狩った時のやり方。

 上空から海を見ると……なんて言うか……黒い。

 海の水が汚れている訳ではなくて…海に溢れた魔物がひしめき合って居るから黒く見えるのだ。

「──あの中に…入るの……?」

 俺の隣に居るノルフェントの顔が引き攣っている。

 ノルフェントは、キディリガン一家のパーティーに入った。俺達とお揃いのキディリガンの家紋が入った黒い騎士服。当然、髪型はキディリガン指定の髪型、ポニーテールもどきだ。ぱっと見、美少年か美少女か分からない。

 傾国の美少年が項を晒すと色気がヤバい。

 キディリガン家の者には、通用しないけどな。

 人の多いギルドに連れて行くときは、傍から離さないようにしている。

 姿変えのペンダントで、ぽっちゃりの糸目にしても…なんて言うか…ぽっちゃりの色気? って謂うの? どうやっても色気が出るみたいだ…。何故……?

 スキルを封じていると謂うのに、色気を振りまくとは……この、傾国の魔王候補は本当に厄介だ。本人に其の気が無いのが不憫だな…。

 全員に結界を張って、上空から海底まで円柱の結界を伸ばした。水も魔物も入ってこれないやつ。其の儘、スーとエレベーターの様に降りていく。

 海の中に入ると……周りは、大量の魚の魔物が身体を擦り合いながら蠢いていて……全く周りが見えない。そもそも、此れって泳げているのか?

 元の世界のデカい漁船が、クレーンで吊り上げた大きな網に、大漁の魚が捕れた状態って言ったら、分かるかな……。兎に角、魚の魔物同士が身動き出来ない程くっ付いて居る。

 ノルフェントが、ぽっちゃりな俺の腕に擦り寄って来た。

「怖い?」

「─気味が悪い……」

 大分、敬語を外すことに慣れてきたノルフェントは、ふるりと身体を震わせた。

 其の頭をぽんぽんすると、頬を染めて俯いた。

 まだ、慣れないのかな?

 鮨詰の魔物に慣れている俺達は、余り驚かないけれど…ノルフェントは初めてだもんな。
 
 海底で真っ暗かと思いきや、デカい岩盤を鳥居の様に積み重ねた入口の周りは、ドームのような結界に覆われていて、光る珊瑚のようなものが地面に生えて? いた。

 ドーム内には魔物が居らず、入口から魔物がポンポンと吐き出されてはドームの外に投げ出されていた。

「此れなら、転移陣が設置出来そうですね?」

「そうだね、思ったより簡単に出来そうだね」

 俺とシュザークは頷き合って、さっさと転移陣を設置した。設置は簡単。地面をならしてから、地上で造ってもらった転移陣の建物を収納空間から出すだけ。

 収納空間って凄いよね。何なら、家一軒持って歩けるんだから、何処でも安心して眠れそう。

 設置が終わったら、入口から洞窟の中に入る。奥にある、直径三メートル程の澄んだ泉がダンジョンの入口らしい。

「多分、此処も…中に入った途端に魔物が襲って来る筈だから、気を付けてね。ノルフェント殿下は俺と一緒な」

 大量の魔物を前に、パニックを起こされると大変だからな。この中では、ノルフェントが一番弱いからね。

 ノルフェントの肩を抱くように掴んで引き寄せる。

「っ…! わ、分かった……」

「?」

 何処か落ち着かないノルフェントを尻目に、反対の手に青白い炎の刀を出す。剣より刀の方が軽いから、俺がよく使う武器だ。

「私達が先に行くよ。ハーシャとノルフェント殿下は、最後に入るといいよ」

 シュザークは、そう言って炎の剣を出しながら泉に身を投げた。其れに続くように、他の皆も武器を手に次々と飛び込んで行く。

「じゃあ、行こうか」

 ノルフェントが頷くのを確認して、一緒に泉に飛び込んだ。 

 中は、やっぱり魔物の鮨詰状態。

 先に入った皆がバンバン魔法を撃っている。

「─こ、こんなに魔物が……」

 ノルフェントは唖然としていた。

「入れ食い状態だね。さ、ノルフェント殿下もバンバン魔法を撃って貰うよ? 仲間に当てないようにね? 限界まで撃ったら寝かせてあげる」

「─うん」

 もう、ダンジョン攻略は…俺だけじゃなく皆もチート級だから、魔物を只管、魔法で殲滅するだけの単純作業と化している。

 良いのか? こんなにチョロくて?

 特級ダンジョンって…かなり強い魔物の筈なんだけど……レベル99の主人公が、始まりの村の外のザコ魔物をあっさり倒すような感じなんだけど……。

 折角、聖女候補であるセララーとセリリーが居ても、俺達は怪我をしないので宝の持ち腐れ状態なんだよね……。

 ここは一つ、戦える聖女になってもらうしかない。

 そんな訳で聖属性の攻撃魔法をバンバン使ってもらっている。

 あっ、一つ試したいことがあったんだった……。

 俺は、聖属性の魔力で、ユリセスが使っているロングソードを創ってみた。結構魔力を注いだから、かなり強力だと思う。

 聖属性の魔力で創ったんだから、此れって聖剣だろ? 違う?

 もうね、ユリセスの剣技を見ていると、剣聖で良いんじゃないの? って思うんだよね。漫画やゲームみたいな、人間離れした動きをしているしさ。 其れでも、まだ剣聖候補なんだよ。おかしくないか? もしかして、聖剣が足りないのかと思ってさ。俺が創ったもので良いのか分からないけれど…試してみても損は無いよな。

「ユリセスーっ! ちょっと、此方に来てくれないっ!?」

 離れた場所に居るユリセスに声を掛ける。

 ユリセスは、眼の前の魔物に斬撃を無数に浴びせ掛けてから、此方に来てくれた。

「何だよ?」

 首を傾げるユリセスに、聖剣もどきを渡す。

「これ、使ってみてよ」

「? 分かった」

 ユリセスは、渡した剣を繁々と眺めながら頷いた。

 光り輝く魔法剣を持って、魔物に斬り掛かる。ザッパザッパ倒しているユリセスを鑑定してみると……。

 剣聖になっていた……。しかも……自護神の剣聖。

 自護神って俺の事じゃないか? ユリセスって、俺の剣聖なの? 俺が創った剣を渡したから…?

「ユリセスーっ! 遂に、剣聖になったぞっ! やったなっ!!」

「──本気まじでっ!?」

 ユリセスは、バッと俺に振り向くと猛然と駆けて来て、がばりと俺に抱き着いた。

本気まじかっ!? 本気まじなのかっ!? ハーシャ様に付いて来て、本当に良かったっ!! ありがとうなっ! 本気まじで、ありがとうっ!!!」

「お…おう…」

 ユリセスの喜びようは、半端じゃなかった。

 お互い抱き合って、背中をばしばし叩きながら喜びを分かち合う。何かの試合で全国優勝した時のノリだ。

 ユリセスは、涙ぐみながら暫くそうしていたが、やがて喜々として魔物を蹂躙しに駆けて行った。

 そんなに、嬉しかったのか……。剣聖になるって、ちゃんと心の支えになっていたんだな……。

 ユリセスがパーティーを追放されて…連れ帰った日のことを思い出す。悔し涙に濡れたユリセスに“剣聖になれる”と言ったっけ……。其れが、たった今…叶ったのだ。

 そう思うと、感慨深いなぁ……。

 沁み沁みと、喜び勇んで魔物を倒すユリセスを眺めていると袖を引っ張られた。

 見ると、ノルフェントが俺の袖を握って俯いていた。

「どうかした?」

 ノルフェントは、唇をきゅっと噛み締めて首を横に振った。
 
「?」

 ノルフェントは、ふいっと顔を背けて離れて行った。

 ? 何だったんだ…?

 不思議に思いながらも魔物討伐に俺も参加する。

 このメンバーで一番魔力の低いノルフェントは、早々に魔力切れを起こしてへたり込んだ。

 へたり込んだノルフェントを担ぎ上げ、収納空間から出したベッドに寝かせる。

「結界でガッチリ護るから、安全だよ。─おやすみ」

 ノルフェントの頭を一撫ですると、気を失うように眠りに就いた。


 眠れるダンジョンの美少年って感じだな。




「そろそろ、休憩にするかい?」

 シュザークが近付いて来て、そう聴いて来たので頷く。

 皆をノルフェントが眠るベッドの近くに集め、結界を張った。収納空間から四角いテーブルと、人数分の椅子を出して座る。このテーブルと椅子は手造り。家具職人を履修して造ったやつ。なかなかいい出来だ。

 丁度、昼食の時間だったから食事を摂ることにした。

 本日のメニューは、ミートソースのスパゲッティ。ミートソースなのに……ミートボールもゴロゴロ入ってます。──肉の消費なのか…? でも、美味しいので問題ない。野菜たっぷりのコンソメスープとサラダ。ソーンにしては薄めのタマゴサンド。デザートはフルーツヨーグルト。勿論、全てダンジョン食材。飲み物は各自、好きなものを勝手に出して飲む。

 何か、貴族辞めてもダンジョンさえあれば、余裕で生きて行けるな。

 皆でこのダンジョンについて話しながら食事を摂り、ユリセスが剣聖になったことを祝福した。

 早速、ドロップアイテムの検証。

 魔石(小)、百グラム程の塩、煮干し、子持ちししゃも。

 おお、子持ちししゃもか!

「ソーン、ソーン。これ、表面カリッと、中はふっくら焼いてくれっ!」

 こんなに難しい注文でも、ソーンは簡単に応えてくれる。網の上にししゃもをからりと並べて、手から火を出して焼いてくれた。

 其の側で、今か今かと待ち構える俺。

「塩とか振ったほうが良いんですか?」

「いや、そのままで。焼けたらレモン汁を掛けよう」

 レモンを取り出し、カットしてスタンバイ。

 懐かしい…、香ばしい匂いが漂ってくる。

「はい、焼けましたよ」

 ソーンが皿の上にししゃもを並べてくれたので、其の上からレモンを絞って掛けた。

 ホークで刺して食べると…目茶苦茶美味かった。

 こういう小魚って、当たり外れがあったりするだろ? 偶に、凄く生臭いのに当たった事ない? でも、流石はダンジョン。鮮度抜群。何より、ソーンの火加減が最高!

 皆も寄って来てホークで刺して、ししゃもを攫っていった。

「美味いな。酒に合いそうだ」

「中のタマゴが何とも……」

 皆でカリカリ食べた。

 ふふっ、此れなら良い魚が沢山手に入りそうだ。

 俺の目当てのアレは、多分もっと深い階層じゃないと出ないんだろうな…。楽しみ。

「此れからは、魚も食べられるようになるんだね…」

 シュザークが沁み沁みと呟いた。

 其れに、全員が頷いた。




 やっぱり、たまには魚も食べたいよな。

 






 







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