俺の幸せの為に

夢線香

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本編

53. ノルフェ (下) ★




 パチュン、パチュン、パチュン。

 一定のリズムを刻む水音がする……。

 はぁー、はぁー、はぁー……。

 荒い、息遣い……。

「ぅぅっ……!……ぁっ…ぁっ……あっ……!」

 掠れたような呻き声……?

「ほらっ……! もっと、腰を振れよっ…!」

「んあっ……!!」

 苦しげな声に目をそっと開く……。

 目に飛び込んで来たのは、ベッドの脇に置かれた三人掛けのソファに座るサドラスの上に、此方に背を向けて跨る少年? 青年? サドラスが、いつも連れて歩いている男子だ……。

 彼は全裸で、後ろの穴にズッポリとサドラスの股間のものを呑み込んでいた。

 ハーシャに教えて貰ったり、シュザーク殿から借りた閨の本で知ってはいたけれど……本当に、あんな狭い処に入るなんて……。痛く、ないのかな……?

 余りの衝撃的な光景に唖然とする。

 サドラスに跨る彼はヘロヘロで、今にも倒れてしまいそう……。其れなのに、のろのろと腰を上下に動かしている。

 信じられないものを視るような気持ちで視ていると、サドラスと眼が合った。

 サドラスは、ニタリと嗤った。

 二人の腰の動きが止まる……。

「覗き見ですか? ノルフェント殿下」

 人が寝ているベッドの横で、堂々と睦み合って居たくせに、何だか私の方が悪い事をしたような、ばつの悪さを覚える…。思わず、目を逸らしてしまった。

「…………」

「お加減は如何ですか?」

「──良い訳ないでしょう」

 魔力を大分持って行かれたので…何処か、くらくらする。 

 身体に残る感触が気持ち悪い。サドラスに乱暴に扱われた胸の頂きがヒリヒリと痛む…。

「──今は、何時なんですか…? 私を帰して下さい」

 取り合うとは思えなかったけれど……聴いてみる。

「ふふっ、今は夜の八時位でしょうか。ノルフェント殿下は、もう帰れませんよ?」

 夜の八時……。七時頃がキディリガン家の夕食の時間だから……私が戻らない事に誰かが気付いてくれたかな…。

 気付いたとして……探して貰えるのかな……?

 ──ハーシャは…どうするのかな…? ずっと、避けていたから探しては貰えないよね…。

 今…凄く、ハーシャに会いたい…。彼は、結界で私を護ってくれていたのに…。ずっと、安心出来る魔力で包んでくれていた。

 私は、本当に、ハーシャから離れて暮らせるの……?

「どうやら、気分は悪くないみたいですね」

「悪いに決まっているでしょう」

「ふふっ、そうですか」

 サドラスは、動じた風もなく嗤うばかり。

「──貴方は何故、私にこだわるのですか?」

 媚薬の件から大分、時間も経っているというのに。

「私は、ノルフェント殿下が好きなんですよ。本当に、心からね。──だから、私のものにすると…ずっと決めていたのです」

 私を好き……? 好きな相手にこんな酷い事をするの?

「そんなの、勝手過ぎます。──大体、私は貴方が大嫌いですっ…!」

「まあ、今はそうでしょうとも。──今はね」

 大嫌いだと言っているのに、大して気にもしていない。──本当に、厭な男。

「其れよりも、本当に身体は大丈夫なんですか?」

「……大丈夫じゃありません。大丈夫な理由ないでしょう」

 ニヤニヤと私を視るサドラスを視るのが嫌で、視線を逸らす。

 逸らした先の床頭台の上に、サドラスが頻りに飲ませようとしていた薬の瓶が有った。─蓋が…開いている…。中に入っていた筈の液体も見えない…。まさか……。

「──私に、薬を飲ませたのですか……?」

 顔が強張る。

「ええ、寝ている間にね。だから、体調を尋ねているのですよ」

「っ!」

「一週間は、高熱が出るようですよ? その間は性交は禁止です。折角、ノルフェント殿下がそんな厭らしい身体を晒していると謂うのに、抱けないので…こうして代わりを抱いて居るのです…よっ…!」

 そう言ってサドラスは、腰を乱暴に突き上げた。

「アアッ…!!!!」

 突き上げられた彼は悲鳴にも似た喘ぎ声を上げて、ガクガクと震えた。

 余りの卑猥さに、顔を背ける。

「──一体、私に……何の薬を飲ませたのですか…?」

「私のお嫁さんに成る薬ですよ」

「…どう謂う意味ですか?」

「どうもこうも、其のままの意味ですよ。ノルフェント殿下は、私のお嫁さんに成るんですよ。──今は、分からなくて良いですよ」

 サドラスは、嗤うばかり。

 其の顔に嫌悪感が湧く。

 ──お嫁さん……。男の私に使う言葉じゃない。そもそも、何故、サドラスのお嫁に成らなければ成らないの?

 お嫁さんに成るなら──ハーシャが良い……。

 無理だけど…。ハーシャは…女性と結婚して──。

「貴方のお嫁には、成りません」

 はっきりと拒絶する。

 サドラスは、くくっと喉の奥で嗤った。

 脚の上に乗せていた彼を持ち上げる。彼の中から、ズルリとサドラスの股間のものが引き抜かれた。彼は短く喘ぎ声を上げて身震いしていた。

 ぐったりと疲弊している彼の向きを変えて、私と向き合わせるように膝の上に乗せ直した。

 彼のあられも無い姿に、顔を背ける。

「いいえ、ノルフェント殿下は私のお嫁さんに成りますよ。ほら、此方を向いて。ノルフェント殿下は、こういう事をしたことは無いでしょう?」

 嫌だ……。見たくない……。

「男同士で、実際にどんな事をするか知らないでしょう?」

 ──男同士で…。もし…もしも……ハーシャと……。

 そう考えてしまって、私は誘惑に負けたように視線を二人に戻す。戻してしまった……。

 後ろからサドラスに両脚を大きく拡げられ、後ろの黒ずんだ蕾が丸見えにされた彼は、虚ろな顔で成すがままだ。

「ほら、ノルフェント殿下によく見えるように拡げて見せなさい」

 サドラスに命令されて、彼は、のろのろと自身の濡れた後孔に細い二本の指をクチュリと入れて、指を拡げて見せた……。赤黒い其処からは、子種らしきものが……。

 見てはいけないものを見たように、目を逸らして俯く。

 ──あんな処が…そんなに…拡がるの……?

「ふふっ、ノルフェント殿下はうぶですね? ノルフェント殿下の此処に……私の此れを入れるのです、よっ…!」

「ひぃあっ…!!」

 ぐちゅりっ…。

 濡れた音と共に、彼が小さな悲鳴を上げる。

 とても、そちらを見ることは出来なかった……。

 何で、こんなものを私に見せるの? 人の閨事など見ても気持ちの良いものじゃないっ…!

 早く、終わらせてっ…!

「っ…!?…ぐっ…ううぅっ…!?!?」

 突然、サドラスが苦しみ出した。

 異変に思わず視線を戻す。

 サドラスは、脚に乗せていた彼を投げ捨てるように横に放り出し、自身の股間を抑えて苦しみ出した。

「ぅっ…ァァァっ…!?…なっ…!?…んだっ…これっ…!?」

 サドラスは、ソファから落ちて蹲っている。

 な、何が起こっているのっ…!?

 理由も分からず、只、見ているしかない。

 サドラスは、荒く息をしながら唸って転げ回っている。床に放り出された彼は、茫然と其れを見ていた。

 漸く落ち着いたサドラスが、のろのろと床から身体を起こし、脚を投げ出して座り込む。そして、自身の剥き出しの股間を見詰めた。

 釣られるように、私も見てしまった。

 何…? あれ…? 本当に私と同じものなの……?

 正常の状態に戻った彼の股間のものは、凄く…赤黒くて…卑猥だ…。

 其の根本に、真っ黒い輪のようなものが嵌っている…。

「はあー…。”性の戒め“…? 性交の禁止…。呪い返し…? 一体、誰が…?」

 サドラスは、自分で鑑定したのか茫然と呟いた。

 すると、何処からか赤黒い光が飛んで来てサドラスの股間に打つかるように吸い込まれた。

 光が消えるとサドラスの股間に嵌まった輪が二つに成っていた。

「なっ…! 何だよっ…! これっ……!?」

 いつもの貼り付けたような笑顔は剥がれ、目に見えて狼狽えていた。

 サドラスは、落ち着きなく意味の無い動きをして、股間の輪を外そうとしている。

 暫くの間…何とか外そうと試行錯誤していたけれど、どうやっても外れないらしく、サドラスは苛立っていた。

 其の動きが止まったかと思えば、じっと動かなくなったり、そうかと思えば急に大声で捲し立て始めた。

「何だっ!?……どう謂う事だっ…!?──奴隷が解除されたっ…!? 私の魔力が奪われたっ!?!?」

 サドラスの見開かれた眼が血走っている。立ち上がってウロウロと歩き回る。……股間のものを仕舞うのも忘れている様子だ。

 何だか、怖い……。

 頭を抱えたり親指の爪をガジガジと噛んだり、思い付いたように股間に嵌まった輪を弄り回したり…せわしなく動く。

 どの位そうしていたのか…私には、分からないけれど、サドラスの意識が此方に向かないように息を詰めて押し黙る。物音一つ立ててはいけない気がして、身動がないようにじっとしていた。

 張り詰めた空気に自身の呼吸の音でさえも煩く感じる。緊張で、じっとりと汗が滲んだ。

 随分と長い時間そうしていたように思う。サドラスが漸く落ち着いてきた。

 そして、ハッとしたように私を視た。

 其の形相に、ビクリと身体が震える。

「ノルフェントっ…! 私が媚薬を盛ったとき…誰に鎮めて貰ったっ!? 独りじゃ無理だったろっ!? 誰だっ!? 誰に慰めて貰ったっ…!?」

「ひっ…!?」

 余りの逼迫ひっぱくした様子に思わず悲鳴が出て身体が強張った。

 サドラスは、ベッドに飛び乗って来て私に覆い被さった。

「痛っ……!!!」

 私の胸の頂きを捻り潰すように指で摘んだ。

 容赦なくギリギリと捻られて、痛みで涙が出てくる。

「やっ…止めてっ…!! 痛いっ…!痛いっ…!!!!」

「此処が疼いてしょうがなかったろっ…!? 誰に触って貰ったっ…!? 言えっ…!!」

 ──媚薬を盛られたとき…? あの時は、ハーシャが…。

「しっ…、知らないっ…!! 離してっ…!! ぐっ…!!!!」

 暴れると首が締まった。

「知らない理由ないだろうっ…!?」

 サドラスが怒鳴る。

 そして、私の胸に齧り付いて来たっ……!

「イッタっ~~っ…!!!!」

 痛いっ…!! 痛いっ…!!! 痛いっ…!!!!

 ジャラジャラと鎖を鳴らしながら、手足をバタつかせてサドラスを押し遣る。髪の毛も掴んで力一杯、引っ張った。

「っ…!!」

 バシッ……!!

 サドラスは、鬼のような顔を怒りに歪め、私の頬を平手打ちした。

 頬の痛みよりも、正気を失ったようなサドラスが恐ろしいっ…!!!

「やだ…、やだ…、やめて……」

 怖い、怖い、怖いっ…! ハーシャっ…!!!!

 此処には居ない、ハーシャに助けを求める。呼んだって、来る訳ないのに……。


 ──来る訳……ないのに……。


 私の上のサドラスが凄い勢いで横に吹っ飛んだ……。

 私の眼の前には……ハーシャが……。

 此れは……願望……? 幻覚を見ているの……?

 でも……ハーシャの顔を見た途端、ぼろぼろと涙が零れた……。

 ハーシャは両膝を突いた格好で、目を見開いて驚いたように私を見ていたけれど、整った顔が歪んで……私をぎゅうぅっと抱き締めてきた。

 ハーシャの温もりに、益々…涙が溢れる。

「────ハーシャ……」

 ジャラリ…と、鎖の音を鳴らしながら必死にハーシャに縋り付いた。

 ハーシャ……。ハーシャ……。ハーシャ…………。

「──ノルフェ…。遅くなって、悪かった……」

 ハーシャの声に……また……涙が零れる。

「──こんなもの着けやがってっ……!」

 ハーシャは、私の首の輪を引き千切り、両手足の枷を握り潰して破壊した。───素手で…………。

 …え…? そんなに、簡単に壊れる物なの…?

 唖然としていたらハーシャにしっかりと抱き締められた。

 こんな時だけれど……嬉しい……。

「─ハーシャ……ハーシャ……」

 ハーシャのがっしりとした身体に獅噛み付いて、広い胸に顔を埋めた……。

 ハーシャの胸の鼓動が聴こえる……。




 もう……大丈夫……。此処が……一番安全で、落ち着く場所だから……。




 安心した途端……私の意識は遠退いた……。




 身体が、熱い。

 下腹が熱すぎるお湯に漬けられているように、じりじりと熱い……。

 汗をかいている肌に、自分の髪の毛が貼り付いて……不快だ。

 そう思っていたら、ふわりと私の大好きな魔力が全身を包んで、不快な汗を取り除いてくれた。

 ハーシャが、いるの……?

 薄っすらと重い瞼を開ける。

 唇に固いものが当たって、冷たい水が少しずつ流れ込んできた。

 喉が乾いていたので、夢中で飲んだ。

 私が満足いくまで飲ませてくれると、頭を撫でられた。──この手も、知ってる。

 大きな手に、ゆっくりと撫でられているうちに瞼が閉じていって、眠りに落ちた……。



 身体を、ぞわぞわとした悪寒が奔る。

 ぞわり、ぞわり。ざわり、ざわり。

 ──これ……知っている……。

 リップフラワーが私の肌を舐める感覚……。思い当たった瞬間、意識が飛び跳ねた。

「ヒッ……!! いやっ……!? いやっ……!!」

 まだ、終わっていなかったのっ…!?

 ハーシャが助けに来てくれた夢を見たのっ…!?

 身体が飛び跳ねて起きたつもりだったけれど、飛び起きたのは意識だけだったみたいだ……。

 思い通りに動かない身体を必死にバタつかせていると、ぎゅっ…と誰かに抱き込まれた。

 身体が強張った。

「─ノルフェ。大丈夫だ。もう、嫌なことは終わった」

 ハーシャの声に身体が弛緩する。

 ハーシャが、傍に……いる……。

 其れだけで…安心した。抱き込まれながら背中を撫でられているうちに、また…眠りに落ちた……。



 パチュン、パチュン、パチュン。

 身体が揺さぶられる……。

 厭な……水音……。

 上下に揺れる身体。

 瞼を開くと……眼の前には、厭な笑みを浮かべたサドラスの顔があった。

「ㇶッ!!!!」

 悲鳴が喉に詰まった。

 私はサドラスの脚の上に跨って……彼を受け入れていた……。

 嘘っ…!? 嘘っ…!? こんな事していないっ…!!!!

 バクバクと心臓が痛い程暴れた。

「私のお嫁さん」

 サドラスがニタリと嗤う……。

「い、嫌だっ…!! 違うっ…!!! 違うっ…!!!!!」

 私は、必死に暴れた。

「──ノルフェ、ノルフェ。大丈夫。大丈夫だ」

 ハーシャの声がすると、眼の前のサドラスはハーシャに変わった。

 私は、ハーシャに獅噛み付いた。

 ハーシャは、私を抱き締めてくれた。

 其れに、心底ほっとして……意識が遠退いた……。



 此処は──キディリガン家の庭だ……。

 いつの間に、庭に出たんだろう……?

 辺りを見渡すと、向こうからハーシャが歩いて来た。

 ハーシャは、にこりと笑って手を軽く振った。

 其れに応えようと手を上げかけた時、私の直ぐ横を白いドレスを着た女性が駆け抜けて行った。

 驚いて彼女の背中を見詰めていると、彼女はハーシャに抱き着いた。

 ──え?

 ハーシャは、笑顔で彼女を受け留めて彼女の唇に軽くキスをした……。

 …………え。

 幼い男の子が、覚束ない脚でよたよたと駆けて来て、ハーシャの脚に獅噛み付く。

 ハーシャは、慈愛に満ちた笑みを浮かべながら男の子を抱き上げると、女性の肩に腕を回して三人で向こうに歩き出した。

 ──待って……。

 行かないで……ハーシャ……お願い……待って……。

「待ってっ…! ハーシャっ…!!」

 腕を伸ばしても……届く距離じゃない……。

 私の声は………届かない………。

 いつだって………ハーシャには、届かない………。

「────ハーシャ……」

「ノルフェ…?…どうかした?」

 直ぐ後ろからハーシャの声がして振り向く。

 そこには、心配顔のハーシャがいた。

 唇が戦慄いて、泣きそうになった…。

 ハーシャは困ったように笑うと、私を抱き締めてくれた。



 そんな事を何度も繰り返して、夢と現を行ったり来たりした。

 いつも、ハーシャが傍にいて……私を抱き締めてくれた。

 そうして、漸く体調が落ち着いて起き上がれるようになった。私がいる部屋はキディリガン家の部屋ではなく、パラバーデ国の王宮の部屋だった。

 どうして、王宮に……?

 食事をハーシャに手伝って貰いながら終えて、暫くすると、医師らしい中年の男性と顔色の悪いランドラーク殿が現れた。

 ベッドに上半身だけ起こして、話を聴く。

 私がサドラスに飲まされた薬は、王宮から盗まれた国宝の一つだったと教えられた……。

 どんな薬か尋ねると、男でも子供を作れるようになる薬だと言われた。頭が真っ白になった。

 医師の説明によると、産める子供の数は一人から三人。個人差があると言う。

 服用すると、身体に疑似子宮を作り出す為に一週間程、高熱が出るそう。其の為に、私は寝込んでいたのだと教えられた。

 但し、疑似子宮が形成されてしまったあとは、早々に子供を作った方がいいと言われた。そうしないと、媚薬と同じように疼いて気が触れてしまうのだと説明された。一人目を妊娠してしまえば、その疼きもなくなると。

 何……それ……。

 男の私が……子供を産むの……? 私が……?

 子作りをしろと言われているの……? 私が? 誰と?

 サドラスとあの男子が身体を繋げていたように……私も……誰かとあんな事をするの……?

 サドラス達の行為を思い出して、嫌悪に身体が震える……。

 ──嫌だ……。誰かとあんな事をするなんて……。

 でも……子供を作らないと、媚薬を盛られた時みたいになる……? あの時の…疼いて、疼いて、極めても、極めても、まだ、足りない…。あれが、ずっと続く……?

 ぞわっ、と悪寒が奔った。身体から血の気が引いていく…。小刻みに身体が震えて止まらない。

「──ノルフェ……」

 私の肩をベッドに乗って、隣に座っていたハーシャが抱き寄せた。

 此処の所、ずっと感じていたハーシャの体温に安心する……。

 どうしても、誰かと身体を繋げなければいけないのなら……誰かと子供を作らなければ成らないのなら………。


 




 そんなの、一人しかいない。






 ハーシャ以外との子供なんて……欲しくない……。

















感想 11

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