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舞台は甲子園へ

舞台は甲子園へ

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第10回大会から舞台は甲子園へ。この年も19校が出場。3校がシードという格好となった。同志社中こそ初戦で鳥取一中に負けたものの、市岡中と松本商は初戦を突破。特に松本商は勢いに乗り決勝戦進出。ともに勝てば商業勢初優勝となる広島商と対戦。0-3と敗れたものの大健闘を見せた。

_b_ シードされたチームから優勝校が_b_

1925年の第11回大会は21校が出場。シードされたチームが5校となった。長野商こそ初戦敗退したものの柳井中、第一神港商、早稲田実、高松商が勝ち進み準決勝には高松商、第一神港商、早稲田実の三校が勝ち残る展開に。
 決勝戦は高松商と早稲田実という第一回センバツと同じ顔合わせとなり高松商が5-3で勝利。シードされた格好のチームとして高松商は初めての優勝を飾った。また高松商の優勝で優勝旗は瀬戸内海を渡り四国に渡ることとなった。

1926年の第12回大会は出場22校になり、シードされた格好のチームが6つに。敦賀商、盛岡中、台北商は初戦敗退したものの、前橋中、静岡中、高松中が初戦を突破、準々決勝ではその前橋中と静岡中が対戦。延長19回裏に静岡中が1点を取って6-5でサヨナラ勝ち。準決勝でも高松中に5-1と勝った静岡中は決勝戦で満州代表の大連商と対戦。2-1で勝ち優勝。2年連続シードされた格好のチームが優勝となった。
  翌年から1940年まではシードされた格好のチームが現れなかった。次のシードされた格好のチームが登場するのは戦後になる。
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