推し変したら元推しが凸りに来た件について

ふわりんしず。

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跨られての告白

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気付けば視野が上、つまり天井を見ていた。時折ちらつく蜂蜜色の髪がさらり、と揺れて現実逃避しかけた俺の意識を引き戻す。

「んっ、ぁっ…やっぱおっきぃ♡」

何度も上下に扱かれ、寸止めされた俺のペニスは血管が浮き出て普段の大きさよりも更に一回りでかくなっていた。それを愛おしそうに、俺の身体に跨る男の子推しは片手で支え、アヌスへと当てがいゆっくりと腰を落とす。

カリの所で引っ掛かり、一瞬苦しそうな顔をしたもののそれは直ぐに消え、カリの手前まで入れては引いてを繰り返し…、

彼の秘部が慣れてきた頃、躊躇う素振りすら見せずに一気に奥へと埋め込んだ。

だらだらとカウパーを垂らした俺のペニスは彼の中へと入る潤滑剤になり、


ざらざらとした肉の奥へと、意図せず進む。

「あっ、ぁっ、んっ、…あっ、ぐっ、…ぁ"♡」

大腿部にはきめ細やかなが当たり、彼が自身で腰を振る度、卑猥な音が廊下に響いた。

『っ…、はっ、』

「んっ、…んっ♡いいっ♡おっきっぃ♡あっ、ぁっ、んっ、」


とろんとした顔で、身動きの取れない俺の顔を綺麗な手が撫でてゆく。

人間が息するのを当たり前とする様に、また彼も当たり前の様な顔をして俺を押し倒し、そのまま彼のベルトで手首を拘束された。もう、何というか早技。自分が何をされたのか、理解できたのは彼がズボンとパンツを脱いで、俺のズボンに付いているファスナーを下ろし、ペニスを取り出した時だった。

さもそうする事が自然であるかの様な素振りに、一瞬、俺自身がそれを理解できない事が異常のようにすら感じたが…落ち着いてほしい。意味がわからない。

いきなりインターホンが鳴って、ドアを開けてみれば宅配便ではなく推しが立っていて、なんならアソコもギンギンに立っている推しが目の前にいる状態で、思考停止した俺を他所に家に上がり込んだ推しに廊下で押し倒されて、

あ、推しなだけに押し倒されて。って、

親父ギャグ言う余裕なんてないんだけども。取り敢えずだれでもいいから、誰か…


説明を求む。

「あっ、いっ、ぁっ、…んっぁ、」

『待って、くれ。なんで…、』

掠れた声で思わず問う俺を、推しは嬉しそうな顔で見た後ゆっくりと小さな唇を動かした。ちらりと見える赤い舌が扇情的だ、とかは1度置いておいて。

単純に何故こんな状況に陥ったのか、それを知りたかったから。


「シロくんが好きだから」

『……は、?』

「気づいたのは最近だけど」

『なに、言って、』
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