きちんと転生しなさいよっ

Neet42

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11回目の転生

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2回目の転生はアメリカだった

ただアメリカでも結局 ニートは脱出できず

同じ結果になったのは言うまでもないのである。

イギリス 中国 エジプト アフリカ 韓国 

オーストラリア ドイツ ブラジル

合計 10回 も転生してしまった

転生するたびに 女神さまに怒られ 貶されてさんざんだった

「神様 外国でもニートってあるんですね

 なんて 軽口叩いてたら」 

「あんた それだけニートやってるなら

 ニート王になってみたら」

「おれはニートの王になるって

そんなわけあるか ふざけてんのか」

あんまりなもので女神さまにもつっこむわ

好きでニートやってると思ってるのか

子供のころからいじめられていて不登校になって

それでもバイトとかやりながら生活して

もっとましな生活ができたんじゃないかと

後悔しながら生きているんだよ。

「いいわ もう あきらめた 地球での転生は無理だわ

 私の管轄外だけど 他の星で転生させてあげる」

そんなこと出来るなら最初からやれよと

心の中で呟いてると

「一応 何考えてるか 分かるからね

 神様 なめんなよ」

「はははh すいません」

「私は 地球専門だから 他の星に転生となると

 面倒見切れなくなるし その星の神様にお願いしなきゃなくなるから

 手続きとか、結構面倒なのよ」

「神様にも手続きとかあるんすね」

お役所仕事かよ 神様も大変だな、なんて思ってると

「次の転生先は 自殺とか考えてる余裕もないと思うから

先に能力を付与しとく」

「もらえるんですか?」

「地球の転生じゃ渡せないけど 他の星は

 ここと違う歴史を送ってるからね

 チート能力がなけりゃ、あんたなんか一瞬で死んじゃうからね」

女神さまのひど言い様に多少はへこんだものの

チート能力があればこんな俺でも何とかなりそうな気がして

希望が持てる気がしてきたのでうれしくなった。

「いっとくけど 転生したら 私はもう干渉できないからね

 視る事はできるけど 手は出せない

 最後の転生だと思ってがんばってね。」

その言葉を最後にまた意識がなくなっていく

意識が戻った時は またベッドの上だった


何度思ったからわからないが 見たことのない天井だった

「本当に地球じゃないんだろうか?」

そう呟きながら木のベッドから起き上がり

窓を開けてみると 今まで違う風景が見られた

「本当に地球じゃないんだな」

感動と驚きが言葉にならなかった。

時間が経ち 落ち着いてきたので

自分の確認をしてみた、いつも通り15歳くらい

チート能力っていうくらいだから ステータスとかありそうだし

パターンのセリフ言ってみるか

「ステータス」

ステータスと言ってみると パネルみたいのが出来てきて

文字や数値がついていて 読んでいくと

ATK 800 DEF 500 MAT 500 LUK 500

スキル 言語理解 アイテムボックス アイテム転移 無限レベルアップ

身体能力アップ やればできる子

ステータスを見ていくと 数値が多いのかどうかはわからないが

だいたい聞いたことのあるスキルだったので

安心して見ていたのだが 最後のやればできる子ってどんな能力だよって

思いながら 今後の転生先での自分の人生に多少の不安を感じるのであった。 



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