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第一章 大悪魔との契約
8話 大悪魔と戦ってみた
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私は浴室から出て、洗面所で着付けも済ます退出する。黒のネグリジェ姿である。
「おっ、きっちり5分だなぁ」
リビングのソファーに横たわる悪魔的なマスコットがそう言った。
「おいっ! 貴様! 風呂場、もとい浴室の扉どうしてくれる壊れてしまったではないか!」
「ふ~~~~ん、俺様を見ても驚かないところを見ると、だいぶオカルト具合が染み込んでいるようだな」
「おいっ! 風呂じゃなくて、浴室の扉だ。何とかしろ! 弁償しろ! おまけに私の裸体まで見ておいて、実は監視カメラが仕掛けられたストーキングドローンではないだろうな!」
私は近場に在ったぬいぐるみやミニクッションを投げ飛ばした。一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、と、しかし――
「――フンこんな攻撃が利くものか……」
悪魔的なマスコットが片手で合図を取ると、ぬいぐるみやミニクッションは空中で静止した。
「――な、なに!?」
「――この大悪魔、デビルン様に死角はない! さぁさぁ次は何だ。魔法か、霊能攻撃か……?」
(……………………)
私は唖然として、宙に浮かぶ物体を見て立ち尽くしていた。
「……へ、へぇ~~、ただの、変態が送り込んできたドローンではないな」
「何だ? もうお仕舞いかよ」
近寄って手で触れてみようとすると、悪魔的なマスコットが、
「――金縛り!」
(――う、動けない!!)
「……………………マジ、動けないのかよ」
(――心を読まれているのか!?)
「……………………これは、ハズレだったか?」
(……どうやら、心までは読めていないようだ。)
「何とか言えよ。それともこのままなされるがままか……?」
(――くっ、何者だこいつは……)
「なぁ~~にして遊ぼうかなぁ~~」
金縛りにあって口すら動かせない私の周りを、悪魔的マスコットがその身に付いている小さな羽根で宙を舞い呟く。
(――くっそう、こいつの意のままなんて絶対に嫌だ。どうせ狙いは盗撮か何かだろう、しかし――本当に動けない)
「……………………マジ、何でもし放題? じゃあ、まずは……下着でも見ますか? チラリと……」
(――――///っ!?)
ネグリジェを引っぺがされ、ゾクッとした何かが背中を這い回っていくのを感じた。
「…………や、」
「おっ?」
「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! この変態悪魔が!!」
身体の自由が戻り、私は小悪魔的マスコットに蹴りを入れようとしたが躱された。続いて二撃目も躱され、三撃目で――
「――――いった!」
小指をテーブルにぶつけてしまい悶絶した。そして小指の痛みも我慢して、私は台所へと向かった。
「――って、おいおい何の真似だ」
私は台所から包丁を持って来て、小悪魔的マスコットに向けていた。
「その腹を掻っ捌いて中にあるカメラをぶち壊してやる」
私は酷く興奮状態にあった。相手の言い分に耳を貸さないくらい。
「――待て待て! 落ち着け! 話し合おうじゃないか!」
「フフフ、女子のあられもない姿をその目に宿しておいてタダで帰れると思うなよ。アンチかリスナーか知らないけど、デイネブリスパピヨンのおパンツを覗いてみた。なんて動画を投稿でもされたら、こちらも恥ずかしくて一生動画をあげられなくなってしまうからね」
「――だから誤解だ。何かの間違いだ」
「あのデイネブリスパピヨンの浴槽に入り込み、パンツまで見たくせに…………これはもう切腹ものだ///」
私は包丁を持ち、小悪魔的マスコットへと突進していく。するとブスッとお腹に刺さった。
(――カメラの感触がない。と言うかこの感触は生き物か!!)
「念のため、顔にも刺しておけよ。下等な人間め」
小悪魔的マスコットがブスッと自ら顔に包丁を刺したのである。手間は省けたがこちらもカメラの感触はない。
「――――何なんだ、お前は……?」
「大悪魔デビルン。何度も言ってるのに……」
そうしてテーブルの上に座り込み、宙に置いてあったぬいぐるみとミニクッションを落とす、自称大悪魔であった。
「おっ、きっちり5分だなぁ」
リビングのソファーに横たわる悪魔的なマスコットがそう言った。
「おいっ! 貴様! 風呂場、もとい浴室の扉どうしてくれる壊れてしまったではないか!」
「ふ~~~~ん、俺様を見ても驚かないところを見ると、だいぶオカルト具合が染み込んでいるようだな」
「おいっ! 風呂じゃなくて、浴室の扉だ。何とかしろ! 弁償しろ! おまけに私の裸体まで見ておいて、実は監視カメラが仕掛けられたストーキングドローンではないだろうな!」
私は近場に在ったぬいぐるみやミニクッションを投げ飛ばした。一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、と、しかし――
「――フンこんな攻撃が利くものか……」
悪魔的なマスコットが片手で合図を取ると、ぬいぐるみやミニクッションは空中で静止した。
「――な、なに!?」
「――この大悪魔、デビルン様に死角はない! さぁさぁ次は何だ。魔法か、霊能攻撃か……?」
(……………………)
私は唖然として、宙に浮かぶ物体を見て立ち尽くしていた。
「……へ、へぇ~~、ただの、変態が送り込んできたドローンではないな」
「何だ? もうお仕舞いかよ」
近寄って手で触れてみようとすると、悪魔的なマスコットが、
「――金縛り!」
(――う、動けない!!)
「……………………マジ、動けないのかよ」
(――心を読まれているのか!?)
「……………………これは、ハズレだったか?」
(……どうやら、心までは読めていないようだ。)
「何とか言えよ。それともこのままなされるがままか……?」
(――くっ、何者だこいつは……)
「なぁ~~にして遊ぼうかなぁ~~」
金縛りにあって口すら動かせない私の周りを、悪魔的マスコットがその身に付いている小さな羽根で宙を舞い呟く。
(――くっそう、こいつの意のままなんて絶対に嫌だ。どうせ狙いは盗撮か何かだろう、しかし――本当に動けない)
「……………………マジ、何でもし放題? じゃあ、まずは……下着でも見ますか? チラリと……」
(――――///っ!?)
ネグリジェを引っぺがされ、ゾクッとした何かが背中を這い回っていくのを感じた。
「…………や、」
「おっ?」
「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! この変態悪魔が!!」
身体の自由が戻り、私は小悪魔的マスコットに蹴りを入れようとしたが躱された。続いて二撃目も躱され、三撃目で――
「――――いった!」
小指をテーブルにぶつけてしまい悶絶した。そして小指の痛みも我慢して、私は台所へと向かった。
「――って、おいおい何の真似だ」
私は台所から包丁を持って来て、小悪魔的マスコットに向けていた。
「その腹を掻っ捌いて中にあるカメラをぶち壊してやる」
私は酷く興奮状態にあった。相手の言い分に耳を貸さないくらい。
「――待て待て! 落ち着け! 話し合おうじゃないか!」
「フフフ、女子のあられもない姿をその目に宿しておいてタダで帰れると思うなよ。アンチかリスナーか知らないけど、デイネブリスパピヨンのおパンツを覗いてみた。なんて動画を投稿でもされたら、こちらも恥ずかしくて一生動画をあげられなくなってしまうからね」
「――だから誤解だ。何かの間違いだ」
「あのデイネブリスパピヨンの浴槽に入り込み、パンツまで見たくせに…………これはもう切腹ものだ///」
私は包丁を持ち、小悪魔的マスコットへと突進していく。するとブスッとお腹に刺さった。
(――カメラの感触がない。と言うかこの感触は生き物か!!)
「念のため、顔にも刺しておけよ。下等な人間め」
小悪魔的マスコットがブスッと自ら顔に包丁を刺したのである。手間は省けたがこちらもカメラの感触はない。
「――――何なんだ、お前は……?」
「大悪魔デビルン。何度も言ってるのに……」
そうしてテーブルの上に座り込み、宙に置いてあったぬいぐるみとミニクッションを落とす、自称大悪魔であった。
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