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【浮気な彼氏#10-4】
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夜。寝室で寝る前まで色々話していた。他愛もないことも。
今までよりずっとずっと暁都さんを身近に感じていた。
「そんじゃまた明日」
そう言って立ち去ろうとする彼の手首を、僕は待ってと掴んだ。離れがたかった。
「その・・今日から一緒に寝ましょう?その、ただ添い寝するだけですが・・」
目を丸くした暁都さん。
「リビングだと寒いかもって思って」
僕はほんの少し嘘をついた。ただ一緒にいたかったし、傷ついた人を放っておきたくなかったんだ。
「・・そっか、嬉しいよ」
ベッドに潜り込んできた。腕枕してくれた。
電気を消して、暗闇でふたり。
「・・俺の浮気サレ話、そんな気にしなくて良いからね。もう気にしてないし」
「それは嘘でしょお・・?」
「良いのいいの・・夢だったら良かったってずっと思ってたけど、おかげで君に出会えたし。君が側にいてくれたら良いよ俺は」
そっと暁都さんの頬にそっとキスをした。
「んなことよりさあ・・君は?何か不安なこととかないの?何でも教えてね俺にはさ」
僕は迷ったけど、勇気を出して今朝方見た夢の話を途中までしてみた。
要は、自分の指が錆びて落ちて怖かったのを暁都さんが拾って治してくれたってところまで。
最終的には騙されてたっていうのは、言わないでおいた。
傷ついてる人を、更に傷つけしまうから。
「変な夢見ちゃって・・何かイヤ~な目覚めだったんですよね今日」
「ああだから今日早朝に玄関に佇んでたのかあ君。俺がいなくて不安になっちゃた訳ね」
ふむ・・としばらく暁都さんは考え込んだ。そして僕の頭をそっと撫でて言った。
「・・夢で見た大雨だの嵐だのっては、今まで上手くいかなかった恋愛を表してるんじゃないかな。
元彼の浮気とか。まあ大義では人生そのものかもしれないが。
錆びた指が落ちるってのは、さんざん傷ついたことで、自信が今地に落ちてるってことなんじゃない?
君、自分は平凡だし・・って話してたもんね。『どうせ』って思いがあるのかな。
んで、それを俺が拾って治してやるってのは、俺は君にとって多少の救いにはなってるって思われてるってことか?
まあ分かんないけど。だと良いな~っていう俺の夢占い。
まあそんな不安になるなよ。指が錆びたら何度でも俺が治してやるから。
それに君は自分のこと平凡って思ってるかも知れないけど、俺にとっては特別なんだしさ。それで良いだろ?」
そういってギュッと僕を抱きしめた。暁都さんはこうやって僕に安心をくれる。
「おやすみなさい」
僕も抱きついた。瞳を閉じる。
ふたり慰め合えたら良いな、なんて思った。
今朝方見た夢の後半は、頭の中で消去した。暁都さんが僕を騙すことはない、きっと。
元彼との再会の日まで残りあと2日。
続く
今までよりずっとずっと暁都さんを身近に感じていた。
「そんじゃまた明日」
そう言って立ち去ろうとする彼の手首を、僕は待ってと掴んだ。離れがたかった。
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「・・そっか、嬉しいよ」
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「変な夢見ちゃって・・何かイヤ~な目覚めだったんですよね今日」
「ああだから今日早朝に玄関に佇んでたのかあ君。俺がいなくて不安になっちゃた訳ね」
ふむ・・としばらく暁都さんは考え込んだ。そして僕の頭をそっと撫でて言った。
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錆びた指が落ちるってのは、さんざん傷ついたことで、自信が今地に落ちてるってことなんじゃない?
君、自分は平凡だし・・って話してたもんね。『どうせ』って思いがあるのかな。
んで、それを俺が拾って治してやるってのは、俺は君にとって多少の救いにはなってるって思われてるってことか?
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まあそんな不安になるなよ。指が錆びたら何度でも俺が治してやるから。
それに君は自分のこと平凡って思ってるかも知れないけど、俺にとっては特別なんだしさ。それで良いだろ?」
そういってギュッと僕を抱きしめた。暁都さんはこうやって僕に安心をくれる。
「おやすみなさい」
僕も抱きついた。瞳を閉じる。
ふたり慰め合えたら良いな、なんて思った。
今朝方見た夢の後半は、頭の中で消去した。暁都さんが僕を騙すことはない、きっと。
元彼との再会の日まで残りあと2日。
続く
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