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7つのくてくてと放浪の賢者
弟子と師匠と呪われた宝物_4
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「んで、いったい何をやっていたわけ。女の子を脱がせていったい何をしようとしていたわけ!」
誤解を招くような叫び方をしないでほしいと、ヴィスは心底思った。
アティーラが言うような、ヴィスがセーラの服をはいで「ぐへへへへ」といかがわしいようなことをしようとなど一切していなかった。むしろセーラが暴走して、人を殴らせろだの、まずは私を食べるんですねと意味不明なことを言ってきたのだ。ヴィスは一切悪くもなければゲスでもない。珍しくもまともな対応をしていると思われる。
「黙ってないでちゃんと説明して。この女神様に説明しなさいよ。私の借金を返すんでしょ? そのために手伝ってくれるんでしょう? そんなあなたが性犯罪で捕まったらどうすんのよ。私一人であんな大金……どうやって返せばいいのよ!」
自分本位な女神様である。
むしろ借金は自分で負ったのだから自分で返せと言いたい。
「あなたは…………そういえばいたようないなかったような、師匠、これはなんて生物ですか。見たことあるような気がするのですが、たぶん殴れば思い出せるような気がします」
「ひぅい!」
「やめたれ。借金女神が怯えてる。あとセーラ、お前はこいつに会ったことがあるはずだぞ」
「えっと、いつですか。こんな、いかにもダメそうな女、そうそう忘れないような気がするんですが……」
(その気持ち、すごくわかる)
心の中で同意しつつ、ヴィスはセーラにアティーラを紹介してやることにした。
「セーラ、よく見ておけ。こいつがアティーラ。借金の女神だ。酒、賭博……あと、男とかやってんじゃねぇか。一応女神だし」
「そんなことやっているわけないでしょう! 私は女神よ。この体は清いのよ。お酒で浄化されているの! そして浄化された清い身体で賭博やるのよ。そしてがっぽがっぽ稼いでやるんだから!」
「という訳で、アルコール中毒者で賭博中毒者な上に、賭博で借金したダメな女だ。こいつを人生の先輩としてよく観察しておいた方がいいぞ。ろくでもない人生だ。ダメなところがいっぱい見つかる」
「なるほど……わかりました師匠。よろしくな借金!」
「借金じゃなくてアティーラ! それに、私は賭博の女神よ。様を付けなさい、様を」
ヴィスの中のカーストでは、ヴィス↓セーラ↓アティーラのようになっている。最下層が何を言ってるんだか。
ヴィスは呆れて何も言えない。
「ちょっとヴィス、何か言いたげな顔をしているわね。弟子を取ってすぐに体の関係になろうとした、変態野郎! ヴィスなんて、私にたくさんのお金を置いて死ねばいいんだわ」
「死んだとしてもお前に残す金はないし、そう簡単に死ぬつもりはないからな」
「そうですよ、この借金! 師匠が死ぬなんてありえないんですっ。さっさとサンドバックになりやがれ」
「ちょちょちょ、ヴィス! この子めちゃくちゃ怖いんだけど。サンドバックって何!? 私これから殴られるの!?」
怯えるアティーラとシャドーボクシング的な動きをするセーラを交互に見つめる。そして、盗賊退治で稼いだ俺の所持金をちょっと数えた。
(アティーラのやつ、まだまだ借金があるんだよな……。それにセーラは人を殴りたい狂犬みたいな女だ。アティーラに仕事を頼むのもアリかもしれない)
このうるさいのを少し黙らせたい気持ちがあった。盗賊から奪ったものをちゃんと見て仕分けていきたいのに、うるさいのがいるせいでなかなか作業が進まない。だから二人を見て、そして思いついた。
ブラックな職場のドンみたいな悪い笑顔を浮かべたヴィスは、アティーラに提案してみることにした。
「アティーラ、お前セーラに殴られないか?」
「はぁ? ヴィス、あんた何言っているの! 言っている意味わかってる。言葉っていうのはね、ちゃんと意味があって、その発言には責任が伴うの。しっかり考えて発言してよね!」
一番言われたくない奴に一番言われたくない言葉を言われてしまい、ヴィスは顔を少し引きつらせる。
(金貸しは借りた側も貸した側も責任が伴うんだよ。返せねぇんなら金を借りるなよと言ってやりたい)
反論したい気持ちを抑え、ヴィスは笑顔を浮かべた。きっとヴィスが怒るだろうと思っていた様子のアティーラは、ヴィスの反応に困惑する。
「師匠、殴ってもいいですか、殴ってもいいですか!」
「ちょっと待てセーラ。俺が今交渉してやるからさ。大丈夫だ。こいつを殴らせてやる」
「本当ですか。この顔見ていると無性に殴りたくなるんですよね!」
「二人とも! 笑顔で怖いこと言わないでよ。私は女神よ。なのに殴るって、罰当たりじゃない! やめてよね、本当にやめてよね」
「「ふっふっふっふっふっふ」」
「その不気味な笑いがとても怖いんですけどっ!」
俺とセーラがじりじりと詰め寄っていくと、アティーラは詰め寄った分だけ後ずさる。だがヴィスたちがいるのはヴィスの隠れ家。つまり室内だ。アティーラの逃げ場はすぐになくなってしまう。
「ちょ、やめて、私は女神なの。痛いのは嫌よ。お願いやめて、お願いだからやめて! うえぇぇぇぇぇぇん」
逃げ場がないと分かったリセは、とうとう泣き始めてしまう。
「アティーラ。お前には金をやろう。まあ殴られる仕事だとおもえ。大丈夫だ、10万ギリは確約してやる」
ヴィスの言葉にピクリと反応する。
「え、お金もらえるの? 本当に?」
金のことになると急に残念な思考しかできなくなるアティーラは、ヴィスのお金という言葉を聞いて悩みだす。
「どうする。俺にはやることがあるんだ。お前の面倒を見ていられないし、セーラの修行に必要な生贄……練習台を確保するのも一苦労だ」
「ねぇ、今生贄って言ったよね。絶対に生贄って言ったよね!」
「いや、別に生贄なんて言ってない。大丈夫。痛いのは最初だけだから」
「その言い方が妙に怖いんですけど! 絶対にろくな事考えていないでしょう! 私にはわかるんだからね。なんたって女神なんだから!」
「じゃあ仕方ない。給金なしで殴られてもらうか……」
「え、ちょっと待って、私殴られること確定なの! なんでよっ!」
「だって、セーラと遊びをしているだけだろう。遊びでお前は殴られるんだ。暴行でも何でもない」
「考え方がいじめっ子と一緒なんだけど!」
いじめっ子と言われてヴィスは首を傾げた。いじめというのは、地面に這いつくばらせて食用でないために下手に食べれば命の危険まである虫を食わせるような外道の行いだと思っている。なので、殴り合いぐらいならいじめにならないだろうと本気で思っていた。
そしてじりじりとアティーラに詰め寄って、そしてふとヴィスは気が付いた。
セーラが声を出していないことに。
「おい、セーラ。お前どうしたんだ。人を殴りたくないのか……っておい、お前何してんの!」
アティーラサンドバック計画の為にいったん置いておいた盗賊たちから奪ったお宝。その中の一つである、女神像的なモノをセーラがじろじろと観察していた。
そして俺の言葉に気が付いて、女神像を持ちながら近くによって来た。
「すいません師匠! 面白いものを見つけまして」
「面白いもの?」
「き、きっとそれで殴るんだわ。怖いわこの子……」
その言葉にヴィスは心の中で同意する。
「んで、その女神像的なそれが一体何なんだ?」
「いえ、これ、呪われているんですよ。結構強力な呪術ですね」
「え、マジかよ。どれどれ……」
セーラから呪われた女神像をじろじろと観察する。確かに、呪われているようだったが、それよりもスカートの中、下着の食い込みまでしっかり作りこまれているこの女神像に驚きを隠せなかった。
「ちょ、ヴィス! あんた何見てんのよ。女神像よ! なんて破廉恥な! 私を見ないで!」
「誰もお前なんて見てねぇよ」
「じゃあなんで女神像をしたから覗いているのよ。下着まで見えちゃうじゃない。変態なの! 変態なんだわ!」
確かにヴィスの行動は変態っぽいが、よく作られた女神像は、隅から隅まで見たいと思ってしまうのは男としてよくあることだと思っている。
だけど、下着の食い込みまで巧妙に作られている以上に重要なポイントがあった。
「リセ、コレ見てみろよ」
「いいから見ろ。下乳の部分だ」
「はぁ? ヴィス! 何を言ってるの! もしかして、呪われた女神像を使って私に何かする気なのね」
「師匠! 下乳には一体何が!」
セーラも気になったのか、女神像を覗いた。呪いにビビった借金女神は、ヴィスが無理やり捕まえて、女神像の下乳を無理やり見せつけた。
「「こ、これは……くてくて」」
そう、女神像の下乳に小さく、くてくてと書かれていたのだ。
誤解を招くような叫び方をしないでほしいと、ヴィスは心底思った。
アティーラが言うような、ヴィスがセーラの服をはいで「ぐへへへへ」といかがわしいようなことをしようとなど一切していなかった。むしろセーラが暴走して、人を殴らせろだの、まずは私を食べるんですねと意味不明なことを言ってきたのだ。ヴィスは一切悪くもなければゲスでもない。珍しくもまともな対応をしていると思われる。
「黙ってないでちゃんと説明して。この女神様に説明しなさいよ。私の借金を返すんでしょ? そのために手伝ってくれるんでしょう? そんなあなたが性犯罪で捕まったらどうすんのよ。私一人であんな大金……どうやって返せばいいのよ!」
自分本位な女神様である。
むしろ借金は自分で負ったのだから自分で返せと言いたい。
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「ひぅい!」
「やめたれ。借金女神が怯えてる。あとセーラ、お前はこいつに会ったことがあるはずだぞ」
「えっと、いつですか。こんな、いかにもダメそうな女、そうそう忘れないような気がするんですが……」
(その気持ち、すごくわかる)
心の中で同意しつつ、ヴィスはセーラにアティーラを紹介してやることにした。
「セーラ、よく見ておけ。こいつがアティーラ。借金の女神だ。酒、賭博……あと、男とかやってんじゃねぇか。一応女神だし」
「そんなことやっているわけないでしょう! 私は女神よ。この体は清いのよ。お酒で浄化されているの! そして浄化された清い身体で賭博やるのよ。そしてがっぽがっぽ稼いでやるんだから!」
「という訳で、アルコール中毒者で賭博中毒者な上に、賭博で借金したダメな女だ。こいつを人生の先輩としてよく観察しておいた方がいいぞ。ろくでもない人生だ。ダメなところがいっぱい見つかる」
「なるほど……わかりました師匠。よろしくな借金!」
「借金じゃなくてアティーラ! それに、私は賭博の女神よ。様を付けなさい、様を」
ヴィスの中のカーストでは、ヴィス↓セーラ↓アティーラのようになっている。最下層が何を言ってるんだか。
ヴィスは呆れて何も言えない。
「ちょっとヴィス、何か言いたげな顔をしているわね。弟子を取ってすぐに体の関係になろうとした、変態野郎! ヴィスなんて、私にたくさんのお金を置いて死ねばいいんだわ」
「死んだとしてもお前に残す金はないし、そう簡単に死ぬつもりはないからな」
「そうですよ、この借金! 師匠が死ぬなんてありえないんですっ。さっさとサンドバックになりやがれ」
「ちょちょちょ、ヴィス! この子めちゃくちゃ怖いんだけど。サンドバックって何!? 私これから殴られるの!?」
怯えるアティーラとシャドーボクシング的な動きをするセーラを交互に見つめる。そして、盗賊退治で稼いだ俺の所持金をちょっと数えた。
(アティーラのやつ、まだまだ借金があるんだよな……。それにセーラは人を殴りたい狂犬みたいな女だ。アティーラに仕事を頼むのもアリかもしれない)
このうるさいのを少し黙らせたい気持ちがあった。盗賊から奪ったものをちゃんと見て仕分けていきたいのに、うるさいのがいるせいでなかなか作業が進まない。だから二人を見て、そして思いついた。
ブラックな職場のドンみたいな悪い笑顔を浮かべたヴィスは、アティーラに提案してみることにした。
「アティーラ、お前セーラに殴られないか?」
「はぁ? ヴィス、あんた何言っているの! 言っている意味わかってる。言葉っていうのはね、ちゃんと意味があって、その発言には責任が伴うの。しっかり考えて発言してよね!」
一番言われたくない奴に一番言われたくない言葉を言われてしまい、ヴィスは顔を少し引きつらせる。
(金貸しは借りた側も貸した側も責任が伴うんだよ。返せねぇんなら金を借りるなよと言ってやりたい)
反論したい気持ちを抑え、ヴィスは笑顔を浮かべた。きっとヴィスが怒るだろうと思っていた様子のアティーラは、ヴィスの反応に困惑する。
「師匠、殴ってもいいですか、殴ってもいいですか!」
「ちょっと待てセーラ。俺が今交渉してやるからさ。大丈夫だ。こいつを殴らせてやる」
「本当ですか。この顔見ていると無性に殴りたくなるんですよね!」
「二人とも! 笑顔で怖いこと言わないでよ。私は女神よ。なのに殴るって、罰当たりじゃない! やめてよね、本当にやめてよね」
「「ふっふっふっふっふっふ」」
「その不気味な笑いがとても怖いんですけどっ!」
俺とセーラがじりじりと詰め寄っていくと、アティーラは詰め寄った分だけ後ずさる。だがヴィスたちがいるのはヴィスの隠れ家。つまり室内だ。アティーラの逃げ場はすぐになくなってしまう。
「ちょ、やめて、私は女神なの。痛いのは嫌よ。お願いやめて、お願いだからやめて! うえぇぇぇぇぇぇん」
逃げ場がないと分かったリセは、とうとう泣き始めてしまう。
「アティーラ。お前には金をやろう。まあ殴られる仕事だとおもえ。大丈夫だ、10万ギリは確約してやる」
ヴィスの言葉にピクリと反応する。
「え、お金もらえるの? 本当に?」
金のことになると急に残念な思考しかできなくなるアティーラは、ヴィスのお金という言葉を聞いて悩みだす。
「どうする。俺にはやることがあるんだ。お前の面倒を見ていられないし、セーラの修行に必要な生贄……練習台を確保するのも一苦労だ」
「ねぇ、今生贄って言ったよね。絶対に生贄って言ったよね!」
「いや、別に生贄なんて言ってない。大丈夫。痛いのは最初だけだから」
「その言い方が妙に怖いんですけど! 絶対にろくな事考えていないでしょう! 私にはわかるんだからね。なんたって女神なんだから!」
「じゃあ仕方ない。給金なしで殴られてもらうか……」
「え、ちょっと待って、私殴られること確定なの! なんでよっ!」
「だって、セーラと遊びをしているだけだろう。遊びでお前は殴られるんだ。暴行でも何でもない」
「考え方がいじめっ子と一緒なんだけど!」
いじめっ子と言われてヴィスは首を傾げた。いじめというのは、地面に這いつくばらせて食用でないために下手に食べれば命の危険まである虫を食わせるような外道の行いだと思っている。なので、殴り合いぐらいならいじめにならないだろうと本気で思っていた。
そしてじりじりとアティーラに詰め寄って、そしてふとヴィスは気が付いた。
セーラが声を出していないことに。
「おい、セーラ。お前どうしたんだ。人を殴りたくないのか……っておい、お前何してんの!」
アティーラサンドバック計画の為にいったん置いておいた盗賊たちから奪ったお宝。その中の一つである、女神像的なモノをセーラがじろじろと観察していた。
そして俺の言葉に気が付いて、女神像を持ちながら近くによって来た。
「すいません師匠! 面白いものを見つけまして」
「面白いもの?」
「き、きっとそれで殴るんだわ。怖いわこの子……」
その言葉にヴィスは心の中で同意する。
「んで、その女神像的なそれが一体何なんだ?」
「いえ、これ、呪われているんですよ。結構強力な呪術ですね」
「え、マジかよ。どれどれ……」
セーラから呪われた女神像をじろじろと観察する。確かに、呪われているようだったが、それよりもスカートの中、下着の食い込みまでしっかり作りこまれているこの女神像に驚きを隠せなかった。
「ちょ、ヴィス! あんた何見てんのよ。女神像よ! なんて破廉恥な! 私を見ないで!」
「誰もお前なんて見てねぇよ」
「じゃあなんで女神像をしたから覗いているのよ。下着まで見えちゃうじゃない。変態なの! 変態なんだわ!」
確かにヴィスの行動は変態っぽいが、よく作られた女神像は、隅から隅まで見たいと思ってしまうのは男としてよくあることだと思っている。
だけど、下着の食い込みまで巧妙に作られている以上に重要なポイントがあった。
「リセ、コレ見てみろよ」
「いいから見ろ。下乳の部分だ」
「はぁ? ヴィス! 何を言ってるの! もしかして、呪われた女神像を使って私に何かする気なのね」
「師匠! 下乳には一体何が!」
セーラも気になったのか、女神像を覗いた。呪いにビビった借金女神は、ヴィスが無理やり捕まえて、女神像の下乳を無理やり見せつけた。
「「こ、これは……くてくて」」
そう、女神像の下乳に小さく、くてくてと書かれていたのだ。
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