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異世界で魔法がないとつまらないけど、そっちのほうが幸せだった
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朝、目が覚めると焦げ臭かった。
嫌な予感がして小屋から出ると、真っ白だったはずの屋敷が赤く燃えていた。何が起こったのだ、と俺は驚いた。なにより驚いたのは、屋敷で働いていた使用人たちが誰一人として消火活動をしていないということであった。
「やっぱり、魔法使いなんて死んだほうがいいのよ」
「ああ、あいつら人間じゃないんだ」
使用人たちは、口々とそんなことを呟いていた。
「結構刺したのに随分としぶとかったな」
「でも、きっともう大丈夫よ。まさか、サウエル様がサモナーを庇うとは思わなかったけど……仕方がないわ。あの方も魔法使いと同罪よね」
使用人の足元には、血溜りがあった。
きっとサモナーの血だろう。
使用人たちに罪の意識はまったくなく、むしろ自分たちの行動を誇っているかのような表情であった。
俺は、彼らに見つからないように身を潜める。どうやらサモナーに対する恐怖は、沸点に達していたらしい。こういうときの人間の行動は、古今東西で同じである。
やられる前にやってしまえ。
使用人たちは、自分たちこそ正義だと思って屋敷に火をつけたのは間違いない。小屋が襲われなかったのは、きっとサモナーが襲われたときに俺を巻き込まないよう屋敷に逃げ込んだからだ。
俺は、もう一度屋敷を見る。
まだ、そんなに火の手は回っていなかった。
これなら、きっと助け出せる。
俺は屋敷の中に飛び込み、サモナーを探した。内部は、外壁よりも火の手が回っていた。立派なつくりの屋敷がどんどんと焼け落ちていくさまを、俺は絶望的な気分で見つめていた。
――全てが燃えてしまう。
燃えていく屋敷は、まるで魔法使いの個の力が、無力なはずの集団の力に負けた象徴みたいだった。
「師匠!どこにいるんですか、師匠!!」
だが、返事はない。
もしや、もう逃げたのだろうか。そんな希望が、俺の中で生まれ始めていた。だが、炎の中で返事があった。
「バン。その声はバンなのか!!」
サウエルのものだった。俺が声のしたほうへと駆け出すと、そこにはサウエルとサモナーの姿があった。俺は心の底からほっとし、次の瞬間には絶望した。
サモナーは血だらけだった。
彼の体には何箇所も刃物で刺された痕があった。
腹に刺さった刃物は、まだ抜かれていないものさえあった。親の仇にだって、ここまでの暴行は加えたりはしないだろうというほどに嗜虐のかぎりをつくされていた。
「なにが・・・・・・あったんですか?」
「使用人の恐怖が爆発した・・・・・・サモナーが天井を破壊した頃から、怪しいとは思っていたんだけど」
悲しいぐらいに、俺が思ったとおりだった。
「師匠!どうして、師匠は何にも呼ばなかったんですか!!師匠なら、使用人なんて一発で殺せるでしょう!」
俺は怒りのあまりに、息も絶え絶えなサモナーに詰め寄った。
生きていて、欲しかった。
この人が魔法によって使用人を殺したとしても、俺はこの人には生きていて欲しかった。生きている資格があるのだ、とずっと思っていた。
光を失ったサモナーの瞳は、もはや何も見ていない。口からは、わずかに呼吸音が漏れるだけであった。たぶん、俺の叫びは聞こえていないだろう。それでも、一瞬だけ師匠は笑ったような気がした。俺がいることを理解してくれたような気がした。
「一緒に育ったんだ・・・・・・」
サウエルは、小さく呟く。
「使用人は村人だ。幼い頃は一緒に遊び、一緒に育った――そんな連中を・・・・・・サモナーは殺せない」
「そんな・・・・・・」
俺は、拳を握り締めた。
サモナーは、ただ耐えたのだ。相手を蹂躙できるほどの力を持ちながらも、ただされるがままに耐えたのである。
相手を殺したくはないから。
それだけの気持ちで、全ての嗜虐に耐えたのである。
「くそっ、火が強くなったか。バン、先に逃げろ!!」
サウエルは、俺にそう命じた。
だが、サモナーを担いだサウエルはこれからどうする気なのだろうか。サモナーを担いだままでは、確実に逃げ遅れる。
俺は、理解した。
サウエルは、サモナーをここで見取る気でいるのだ。使用人に屋敷を焼かれ、弟を失ったサウエルにはもう何もない。だから、彼はここで家族と一緒に死ぬ気なのだ。
サモナーは、この光景をなんと思うだろうか。
優しい人だから、きっと後悔するに違いない。
自分のせいで、兄を殺してしまったことを。
「師匠・・・・・・ごめんなさい」
俺は、サモナーに刺さった刃物を抜いた。
血がどばどばと流れ出て、止まらない。サウエルは「やめろ!」と叫んだが、俺は止めなかった。痛みがあるのだろう、サモナーは涙を流した。
獣のような顔だった。
生にしがみついて、生を離したがらない野生の獣のような怖い顔。それでも、外にいる使用人たちの横顔よりもずっと美しいような気がした。俺は、サモナーから抜き取ったナイフをただ握り締めることしか出来なかった。
サモナーは最後に俺を見て
「し・・・・・・しにたくないよ」
と呟いた。
それが、最後の言葉だった。
「サモナー・・・・・・サモナー!!」
サウエルはサモナーを揺さぶるが、もう彼は起きてこない。
「……逃げましょう。師匠は、あなたには死んで欲しくはないはずです」
サウエルを助けるためには、サモナーの死が必用だった。
そうしなければ、彼はこの場から動けないような気がした。
「ダメだ・・・・・・俺はいけない」
だが、俺の予想に反してサウエルはその場を動かなかった。
「どうしてですか! だって、師匠はもう・・・・・・」
「例え死んでも、ボクはサモナーを置いていけない。これでも兄だ。それにサモナーをちゃんと成人させてやりたい。ここでは焼印ぐらいしか押せないけど・・・・・・許せ」
俺には、わからなかった。
なぜ、そこまで愛しい人を殺されながら――その怒りを外に発散させないのか。
なぜ、俺を殺さないのか。
なぜ、使用人に復讐しないのか。
「バン、サモナーは優しいわけじゃない」
サウエルは、そう呟いた。
「わりと自分勝手だったし、考え無だったし、他人に怯えているようで我も強かった。でもな、やっちゃいけないことだけは知ってた」
兄は、息絶えた弟の瞼を閉じさせる。
「そのやっちゃいけない一線を教えたのは、ボクだ。お前は強い魔法使いだから、誰も傷つけてはいけないとサモナーにボクが教えたんだ。サモナーは、死んでもそれを守った。だから、君もその一線を守れ。サモナーの弟子として、その一線だけは守り続けろ」
サウエルは、俺に一枚の紙を手渡した。
「サモナーの魔術を姫さまに売り込みに行く予定だったんだ。代わりに、君が行ってきてくれ。たのむ、魔法使いが普通に大人になれる世界を作ってくれ」
サウエルは、俺をじっと見つめていた。
反論することは許さない、と言っているかのようであった。
俺は、サウエルから手渡された紙を握って走り出した。
「一線を越えるな!誰も殺すな!!」
背後から、誰かを呼ぶ声が聞こえてくる。
俺は燃え盛る屋敷から命からがら逃げ出して、そして――師匠とサウエル様の敵を打つために使用人を殺した。
――カズキ様。カズキ様
カズキって、誰だよ。
俺は、バン。
サモナーの弟子で、魔術を広める役割を任されたバンだ。
師匠は「人を傷つけてはいけない」という一線を頑なに守ったから死んだ。俺は、そんなものを守らない。魔術で誰が死のうと、誰が傷つこうがかまうものか。
魔法使いが普通に大人になれる世界。
それを、俺が作るのだ。
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「ああ、あいつら人間じゃないんだ」
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「結構刺したのに随分としぶとかったな」
「でも、きっともう大丈夫よ。まさか、サウエル様がサモナーを庇うとは思わなかったけど……仕方がないわ。あの方も魔法使いと同罪よね」
使用人の足元には、血溜りがあった。
きっとサモナーの血だろう。
使用人たちに罪の意識はまったくなく、むしろ自分たちの行動を誇っているかのような表情であった。
俺は、彼らに見つからないように身を潜める。どうやらサモナーに対する恐怖は、沸点に達していたらしい。こういうときの人間の行動は、古今東西で同じである。
やられる前にやってしまえ。
使用人たちは、自分たちこそ正義だと思って屋敷に火をつけたのは間違いない。小屋が襲われなかったのは、きっとサモナーが襲われたときに俺を巻き込まないよう屋敷に逃げ込んだからだ。
俺は、もう一度屋敷を見る。
まだ、そんなに火の手は回っていなかった。
これなら、きっと助け出せる。
俺は屋敷の中に飛び込み、サモナーを探した。内部は、外壁よりも火の手が回っていた。立派なつくりの屋敷がどんどんと焼け落ちていくさまを、俺は絶望的な気分で見つめていた。
――全てが燃えてしまう。
燃えていく屋敷は、まるで魔法使いの個の力が、無力なはずの集団の力に負けた象徴みたいだった。
「師匠!どこにいるんですか、師匠!!」
だが、返事はない。
もしや、もう逃げたのだろうか。そんな希望が、俺の中で生まれ始めていた。だが、炎の中で返事があった。
「バン。その声はバンなのか!!」
サウエルのものだった。俺が声のしたほうへと駆け出すと、そこにはサウエルとサモナーの姿があった。俺は心の底からほっとし、次の瞬間には絶望した。
サモナーは血だらけだった。
彼の体には何箇所も刃物で刺された痕があった。
腹に刺さった刃物は、まだ抜かれていないものさえあった。親の仇にだって、ここまでの暴行は加えたりはしないだろうというほどに嗜虐のかぎりをつくされていた。
「なにが・・・・・・あったんですか?」
「使用人の恐怖が爆発した・・・・・・サモナーが天井を破壊した頃から、怪しいとは思っていたんだけど」
悲しいぐらいに、俺が思ったとおりだった。
「師匠!どうして、師匠は何にも呼ばなかったんですか!!師匠なら、使用人なんて一発で殺せるでしょう!」
俺は怒りのあまりに、息も絶え絶えなサモナーに詰め寄った。
生きていて、欲しかった。
この人が魔法によって使用人を殺したとしても、俺はこの人には生きていて欲しかった。生きている資格があるのだ、とずっと思っていた。
光を失ったサモナーの瞳は、もはや何も見ていない。口からは、わずかに呼吸音が漏れるだけであった。たぶん、俺の叫びは聞こえていないだろう。それでも、一瞬だけ師匠は笑ったような気がした。俺がいることを理解してくれたような気がした。
「一緒に育ったんだ・・・・・・」
サウエルは、小さく呟く。
「使用人は村人だ。幼い頃は一緒に遊び、一緒に育った――そんな連中を・・・・・・サモナーは殺せない」
「そんな・・・・・・」
俺は、拳を握り締めた。
サモナーは、ただ耐えたのだ。相手を蹂躙できるほどの力を持ちながらも、ただされるがままに耐えたのである。
相手を殺したくはないから。
それだけの気持ちで、全ての嗜虐に耐えたのである。
「くそっ、火が強くなったか。バン、先に逃げろ!!」
サウエルは、俺にそう命じた。
だが、サモナーを担いだサウエルはこれからどうする気なのだろうか。サモナーを担いだままでは、確実に逃げ遅れる。
俺は、理解した。
サウエルは、サモナーをここで見取る気でいるのだ。使用人に屋敷を焼かれ、弟を失ったサウエルにはもう何もない。だから、彼はここで家族と一緒に死ぬ気なのだ。
サモナーは、この光景をなんと思うだろうか。
優しい人だから、きっと後悔するに違いない。
自分のせいで、兄を殺してしまったことを。
「師匠・・・・・・ごめんなさい」
俺は、サモナーに刺さった刃物を抜いた。
血がどばどばと流れ出て、止まらない。サウエルは「やめろ!」と叫んだが、俺は止めなかった。痛みがあるのだろう、サモナーは涙を流した。
獣のような顔だった。
生にしがみついて、生を離したがらない野生の獣のような怖い顔。それでも、外にいる使用人たちの横顔よりもずっと美しいような気がした。俺は、サモナーから抜き取ったナイフをただ握り締めることしか出来なかった。
サモナーは最後に俺を見て
「し・・・・・・しにたくないよ」
と呟いた。
それが、最後の言葉だった。
「サモナー・・・・・・サモナー!!」
サウエルはサモナーを揺さぶるが、もう彼は起きてこない。
「……逃げましょう。師匠は、あなたには死んで欲しくはないはずです」
サウエルを助けるためには、サモナーの死が必用だった。
そうしなければ、彼はこの場から動けないような気がした。
「ダメだ・・・・・・俺はいけない」
だが、俺の予想に反してサウエルはその場を動かなかった。
「どうしてですか! だって、師匠はもう・・・・・・」
「例え死んでも、ボクはサモナーを置いていけない。これでも兄だ。それにサモナーをちゃんと成人させてやりたい。ここでは焼印ぐらいしか押せないけど・・・・・・許せ」
俺には、わからなかった。
なぜ、そこまで愛しい人を殺されながら――その怒りを外に発散させないのか。
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俺は、バン。
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