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第2章 制服と征服
お仕置き(4)
しおりを挟む再び瞬のお仕置きに向けての作業を再開する榊は、瞬の気持ちを高める為、今度は失敗は許されないと更に細心の注意をはらった。
その甲斐あって瞬の身体には瞬く間に血液が勢い良く回りはじめる。
そして瞬のまだ幼い陰経にも血液は集まろうとしていた。
だが、そこをきつく戒められているせいで血流は堰き止められ、行き場を失った血液たちが瞬の下腹でグルグルと暴れ周る。
勃つことも精を吐き出す事も禁じられた幼い性器は神経だけが研ぎ澄まされていく。
ビクビクと内腿を震わせている瞬を鏡に向かって立たせたままに榊は瞬の性器が一纏めされた袋に手を伸ばす。
ビクンと瞬の小さな肩が跳ねた。
まだそこでイク快感は教えられてはいなかった。
そしてこんな風にそこでイク自由を奪われたら、普通なら絶望の淵に立たされていてもおかしくは無い。
だが元々その快楽を知らない瞬には、その絶望はない。
それが幸せな事なのか、不幸なのかも今はまだ榊にも分からない。
だがもし瞬がここを出て、そこでイク快感を知った時、この施設で施された躾を恨むかもしれないと、少しだけ先の未来を想像してしまう榊だった。
恨まれるのは躾を行なった榊であり、主人である堂島は瞬を救ってくれる救世主でなくてはならない。
その子供の未来など主人にくれてやるもので決して自分の手に入る事は無い。
それは分かりきった事なのに、時々この少年とは、この先どんな偶然でもいいからどこかでばったり再会してみたいと思ってしまう事がある。
瞬は多分、榊が躾けた子供の中でも最高傑作になるであろうと思っていた。
その大切に躾けた瞬が、堂島の元に引き渡された途端に、せっかくここでイク事を極限まで我慢させた禁をあっさり解かれてしまうのだろうと思うと、
あってはならない事だと分かっていても主人が少し羨ましかった。
瞬を極限まで出せない焦燥感で煽り、まずは出さずに何度も絶頂を迎えさせてやる。
そして最後の最後にきつく戒めた股間を解放してやり、敏感になっているであろう瞬の剥けた先端を擦り上げてやる、ただそれだけで瞬は初めてそこで出してイク事を覚えるのだろう。
それを教えてやりたい。
だがそれは榊にとってきっと叶わない夢だった。
こうして教えられた事を素直に受け止める瞬を見ていると、可愛いくて仕方がないのだった。
つい我を忘れて自分のこの手で瞬の精通を手助けしてやりたいい衝動にかられる。
だからあえてその気持ちを主人のオーダー以上のきつさで、瞬がそこでイケないように躾を厳しくする事で、榊はその気持ちを抑えようとしていたのだった。
その欲望を今は瞬を射精させずにイカせる事にすり替え、躾を続行していく。
極限まで我慢させて居るのに、主人である堂島はこの施設を出た瞬に呆気なくそこでイク事を教えてしまうのかもしれない…そう思うと少し寂しくもあった。
だがここはそんな主人のオーダーに従い、主人が思うままの子供になるよう躾を請け負うところだった。
ここを出てからも飽く事なく主人に愛され可愛がられる子供にする。
それが瞬の幸せであり、そのように瞬を躾けるのが榊の役目だった。
そこに躾士の分際で依頼主の大切な子供の未来に口出し出来る権利はない。
***
さっきまで取り乱していた瞬も、榊の機転によってまた素直にお仕置きを受けるつもりになってくれていた。
鏡の前で股間に黒い革の貞操帯を着けた瞬が、羞恥心に打ちひしがれながら、気丈にも立っていた。
だいぶ筋肉が落ちたスラリととした脚は膝裏をチョンと押したら呆気なく倒れてしまいそうでもある。
榊はようやくこれで最後だと、コックニッパーと同じように上から被せた小さな袋のような貞操帯を付属の紐でギリギリと締め上げていく。
コックもボールも一纏めにされたそれを、榊は容赦なく極限まで締め上げてしまったのだった。
「ひゃっぁぁぁっ!!!」
瞬のあられもない嬌声が湧き上がる。
これは子供だろうと関係なく容赦なくきっちりと締め上げた。
そうでもしないと多分そこを打たれた事がない瞬はその刺激に耐えきれず、簡単に意識を飛ばして失禁してしまうだろうと思ったからだった。
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