花の庭と実りの庭

mokia

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その前に大公殿下の準成人

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 ルド様の誕生日は大公家で行われる。この国で10歳は準成人の扱いになる。貴族以上は領地経営を始める。最初は街とか村かららしい。
 後、体も大人に近づく、ルド様はもう160センチ位になる。10歳にしては大きい方ではないだろうか。兄上は12の時に170センチ位だったし。
 僕はまだ130センチ位、出会った頃のルド様にやっと追い付いたぐらいだ。

 今日は特別に大公家に泊まる。転移陣での行き来が出来るためお泊まりは父上に禁止されていた。ルド様が父上に今日だけはと解禁してくれたんだ。一応泊まる部屋は僕の部屋ってことにしてるけど、部屋同士が行き来出来るように成ってるから、エメリアにお願いして通れるように準備してもらう。

「ルド様、お誕生日おめでとうございます。」

プレゼントは領地経営をする時に使えるペンを用意した。

 僕の髪色の万年筆だ。

 父上に相談したら商人が使いがっての良い僕色でできた筆記具を準備してくれた。一目でこれが良いと思った。
 箱を開けたルド様が微笑みを浮かべる。

「ありがとう。ツツィがいつも側に居る気分なれるね。」

 そのつもりだけど、改めて言われると恥ずかしい。顔を赤くしてうつむく僕にルド様が囁く。

「夜も楽しみにしてるね。」

 ふぁ、もう顔を上げれません。

 父上に怪しまれてはいけないのです。深呼吸をして鼓動を落ち着かせる。


 なごやかなお誕生日の食事会が終わり父上を魔方陣の前で見送った後、ルド様にエスコートされて自分の部屋に入る。

「また、後でね。」

 軽く手を振りながらルド様が自分の部屋に向かうのを眺めた後、エメリアに全身を磨かれ、マッサージを受ける。

 この後何が起こるの!?

 ドキドキしながらルド様の部屋に続く扉をノックする。

「どうぞ、入って、ツツィ」

 そろりと足を踏み入れるとキャラメルブラウンの家具が品良く揃った部屋が表れる。なんとなく僕の髪色に近い。
 扉の側には大きなベッドがあった。
 ルド様に促されベッドに腰かける。

「ツツィ、緊張してるの? 大丈夫、まだ成人前だからね、体を開くようなことはしないよ。」

 体を開くようなことはしない...

 ますます緊張する僕の顎を掬い上げて目を合わせる。囁くような声で言う。

「でも、一緒に気持ち良くなろうね。」

 黄色の瞳にとらわれて口付けを受ける。魔力が流れ込んで来た。最初は優しく、しるしを付けられた時のように撫でられてるような気持ち良さを感じる。体の力が抜ける。
 崩れそうになる前に膝のうえに乗せられルド様の体を跨ぐようにして抱え込まれた。
 
「る、ルド様!」

 大丈夫と言った後、口付けを再開する。今度は少しピリピリする感じがある。
 ルド様が一息つく間、僕はぞくぞくする体をもて余していた。触れている所が気持ち良い。息をあらげる僕を見てルド様は言った。

「そろそろかな。」

 また、口付けを再開する。今度は体の中に有る魔力が気持ちの良い所を撫でて行く。跳ねる体と口付けの合間に吐息が零れる。気持ち良い感覚がどんどん下腹部に集まってくる。ぐるぐるする気持ち良い感覚に体が跳ねるのを止められない。
 ルド様に思い切り吸われたと思ったら、下腹部に集まった熱が喉を通って行った。ゴクンと喉がなる音に目を開ける。

 黄色の目がギラギラとして食べられてしまいそう。

 ルド様は力の抜けた僕の体をベッドに優しく寝かせる。余韻で体がピクピクして、吐息を零してしまう。しばらく僕を見つめたルド様。

「シャワーを浴びて来る。少し一人にするよ、ごめんね。」

 ルド様を見送った後眠ってしまったようだ。

「はぁっ、ルド様ぁ」

 自分の声で目が覚める。僕を上から見つめるルド様と目が合った。顔から火が。僕を見つめるルド様が自分の唇をなめる。

「どんな夢を見たのかな可愛い声が聞こえたよ。ツツィ、君をはやく食べてしまいたい。」
 
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