37 / 94
君とシースルー
しおりを挟む
「ごめんください」玄関から女性の声が聞こえる。金ちゃんがやって来るのを待っていたところ女の子の声が聞こえたので驚いた。この家はなんだか最近人の出入りが激しくなったような気がする。
「はーい」俺が部屋を出る前に美桜が階段をかけ降りていった。
「えっ!?」美桜は玄関に立つ少女の姿を見て驚いたようだ。「……」少女も美桜の顔を見て、目を見開いている。
「どうしたの……、って桃山桃子!?」何故かそこにはアイドル桃子の姿があった。
「どうしてここにMIONさんとリア充がいるの?」って、俺の名前は完全にリア充か?
「君こそどうしてこの家に来たんだ?」俺は彼女の突然の訪問に気が動転してしまった。
「え、私は亮ちゃんに挨拶したくて……」桃子は小さな声で俺の名前をつぶやく。いつもよりも少し女の子らしい声であった。美桜はハッとした顔で俺を見る。
「なに?俺に何か用なのか」
「いや、あんたじゃなくて、亮ちゃん……って、えー!……もしかして……」桃子も美桜に負けない位に目を見開いて俺の顔を見た。
「はい、俺が亮介ですが何か?」やっと俺の名前を知って頂いたようだ。
「そ、そんな……、全然面影がない……」彼女はガクリと肩を落とす。その様子を見て俺の頭の中に一つの疑念が頭を持ち上げてきた。
「まさか……、お前……金ちゃんか!?」俺の記憶の中では、金ちゃんはいつも短ズボンを履き、短髪で活発な男の子の印象であった。目の前の桃子とは真逆であった。
「だから……、私の事を金ちゃんって言うな!!」桃子は顔を真っ赤にして怒る。どうやらその呼び名は嫌いなようであった。
「どうして、桃子ちゃんの事を金……、いあえ、そんな風に呼ぶんてすか?」美桜はその名前を口にした瞬間軽く睨まれたので訂正した。たしかに何故桃子の事を金ちゃんと読んでいたのかは思い出せない。
「私の本名は遠山桃子って言うんです。それで遠山だから……」
「遠山の……金さんか?」古い。センスが古すぎる。それに加えてあまりにも陳腐だ。誰だそんなアダ名をつけたのは!
「亮ちゃんが言い出しんたんです」俺か……。
「なんだ、騒がしいな」仕事休みの小野寺社長が起きてきた。
「しゃ、社長!?」「なんちゅう格好してるんですか!?」彼女はシースルーのネグリジェ。ほぼ裸体に近い状態であった。
「ああ、仕事の反動で寝る時は、リラックスしないと眠れないんだ」いや、リラックスと云う域を越えまくっている。だいたい、そんな格好で部屋から出てくる事自体、家に男が居ることを意識していない証拠である。「あっ、君はダークファンタジーの……桃山君か……」顔だけは真顔になった。
「え、えーと……、誰……?」桃子は唖然とした顔で俺達を見た。
「うちの……社長です……」美桜は恥ずかしそうに下を向いた。
「はーい」俺が部屋を出る前に美桜が階段をかけ降りていった。
「えっ!?」美桜は玄関に立つ少女の姿を見て驚いたようだ。「……」少女も美桜の顔を見て、目を見開いている。
「どうしたの……、って桃山桃子!?」何故かそこにはアイドル桃子の姿があった。
「どうしてここにMIONさんとリア充がいるの?」って、俺の名前は完全にリア充か?
「君こそどうしてこの家に来たんだ?」俺は彼女の突然の訪問に気が動転してしまった。
「え、私は亮ちゃんに挨拶したくて……」桃子は小さな声で俺の名前をつぶやく。いつもよりも少し女の子らしい声であった。美桜はハッとした顔で俺を見る。
「なに?俺に何か用なのか」
「いや、あんたじゃなくて、亮ちゃん……って、えー!……もしかして……」桃子も美桜に負けない位に目を見開いて俺の顔を見た。
「はい、俺が亮介ですが何か?」やっと俺の名前を知って頂いたようだ。
「そ、そんな……、全然面影がない……」彼女はガクリと肩を落とす。その様子を見て俺の頭の中に一つの疑念が頭を持ち上げてきた。
「まさか……、お前……金ちゃんか!?」俺の記憶の中では、金ちゃんはいつも短ズボンを履き、短髪で活発な男の子の印象であった。目の前の桃子とは真逆であった。
「だから……、私の事を金ちゃんって言うな!!」桃子は顔を真っ赤にして怒る。どうやらその呼び名は嫌いなようであった。
「どうして、桃子ちゃんの事を金……、いあえ、そんな風に呼ぶんてすか?」美桜はその名前を口にした瞬間軽く睨まれたので訂正した。たしかに何故桃子の事を金ちゃんと読んでいたのかは思い出せない。
「私の本名は遠山桃子って言うんです。それで遠山だから……」
「遠山の……金さんか?」古い。センスが古すぎる。それに加えてあまりにも陳腐だ。誰だそんなアダ名をつけたのは!
「亮ちゃんが言い出しんたんです」俺か……。
「なんだ、騒がしいな」仕事休みの小野寺社長が起きてきた。
「しゃ、社長!?」「なんちゅう格好してるんですか!?」彼女はシースルーのネグリジェ。ほぼ裸体に近い状態であった。
「ああ、仕事の反動で寝る時は、リラックスしないと眠れないんだ」いや、リラックスと云う域を越えまくっている。だいたい、そんな格好で部屋から出てくる事自体、家に男が居ることを意識していない証拠である。「あっ、君はダークファンタジーの……桃山君か……」顔だけは真顔になった。
「え、えーと……、誰……?」桃子は唖然とした顔で俺達を見た。
「うちの……社長です……」美桜は恥ずかしそうに下を向いた。
0
あなたにおすすめの小説
俺が宝くじで10億円当選してから、幼馴染の様子がおかしい
沢尻夏芽
恋愛
自他共に認める陰キャ・真城健康(まき・けんこう)は、高校入学前に宝くじで10億円を当てた。
それを知る、陽キャ幼馴染の白駒綾菜(しらこま・あやな)はどうも最近……。
『様子がおかしい』
※誤字脱字、設定上のミス等があれば、ぜひ教えてください。
現時点で1話に繋がる話は全て書き切っています。
他サイトでも掲載中。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
隣の家の幼馴染と転校生が可愛すぎるんだが
akua034
恋愛
隣に住む幼馴染・水瀬美羽。
毎朝、元気いっぱいに晴を起こしに来るのは、もう当たり前の光景だった。
そんな彼女と同じ高校に進学した――はずだったのに。
数ヶ月後、晴のクラスに転校してきたのは、まさかの“全国で人気の高校生アイドル”黒瀬紗耶。
平凡な高校生活を過ごしたいだけの晴の願いとは裏腹に、
幼馴染とアイドル、二人の存在が彼の日常をどんどんかき回していく。
笑って、悩んで、ちょっとドキドキ。
気づけば心を奪われる――
幼馴染 vs 転校生、青春ラブコメの火蓋がいま切られる!
俺にだけツンツンする学園一の美少女が、最近ちょっとデレてきた件。
甘酢ニノ
恋愛
彼女いない歴=年齢の高校生・相沢蓮。
平凡な日々を送る彼の前に立ちはだかるのは──
学園一の美少女・黒瀬葵。
なぜか彼女は、俺にだけやたらとツンツンしてくる。
冷たくて、意地っ張りで、でも時々見せるその“素”が、どうしようもなく気になる。
最初はただの勘違いだったはずの関係。
けれど、小さな出来事の積み重ねが、少しずつ2人の距離を変えていく。
ツンデレな彼女と、不器用な俺がすれ違いながら少しずつ近づく、
焦れったくて甘酸っぱい、青春ラブコメディ。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
マカロニ
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜
野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」
「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」
この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。
半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。
別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。
そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。
学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー
⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。
⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。
※表紙絵、挿絵はAI作成です。
※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。
クラスで1番の美少女のことが好きなのに、なぜかクラスで3番目に可愛い子に絡まれる
グミ食べたい
恋愛
高校一年生の高居宙は、クラスで一番の美少女・一ノ瀬雫に一目惚れし、片想い中。
彼女と仲良くなりたい一心で高校生活を送っていた……はずだった。
だが、なぜか隣の席の女子、三間坂雪が頻繁に絡んでくる。
容姿は良いが、距離感が近く、からかってくる厄介な存在――のはずだった。
「一ノ瀬さんのこと、好きなんでしょ? 手伝ってあげる」
そう言って始まったのは、恋の応援か、それとも別の何かか。
これは、一ノ瀬雫への恋をきっかけに始まる、
高居宙と三間坂雪の、少し騒がしくて少し甘い学園ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる