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君と悶絶
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「あ、ああ・・・・・・」昌子の息づかいが荒くなる。彼女顔は激しく紅潮してぎゅっと目をつむっている。
「もっと早くだ!早く腰を振るんだ!!」罵声が飛ぶ。その声を避けるかのように昌子は片眼を強く瞑り激しく腰を振る。
「あ、ああ、も、もうダメ・・・・・・・・!私、私・・・・・・・壊れてしまいます・・・・・・・」彼女が果てるようにその場に座り込んだ。「はあ、はあ、はああ・・・・・・・」昌子は大きく肩で息をする。
「だらしねえなぁ、やっぱり上品なアイドルさんには私達の練習に着いてくるのは無理だわな」竹刀を片手に持った小太りの女がけたたましく笑う。
その笑い声に若干ムカついたが、その感情を表に出すほどの体力は昌子には残っていなかった。
★ ★ ★
それは突然であった。小野寺社長が昌子を呼び出して一枚のメモを渡された。
「これは一体」それは住所と一緒に簡単に書かれた手書きの地図であった。
「ああ、新興の女子プロレス団体なんだが、そこでトレーニングというか。練習をしてきてくれ。今後の役作りに生かせるようにな。厳しいと有名だがその団体の社長が私の友達なんでな、宜しく言っておいた」小野寺社長は腕組をしてニヤリと笑った。昌子はこの人ならそういう交友関係も豊富なような気がした。
「プロレス・・・・・・、ですか?私は格闘技とかの経験は全くないのですけど・・・・・・」高校生の頃、亮介が出場する空手の大会は何度か見に行った事はあったが、自分が体を動かして対人するような経験は全くなかった。強《し》いて言えば中学校から高校の間はバスケットボールの選手ではあった。一応はレギュラーで県大会でそこそこの成績は残していた。
「別に、プロのレスラーになれと言っている訳ではないよ。今後の君の経験、役作りにプラスになるようにとお願いしたんだ。早速、今度の金曜日の午後から参加してきたまえ」小野寺社長は心配するなとでも言いたげに昌子の肩を軽く叩いた。
★ ★ ★
「なによこれ・・・・・・・、ガチガチのマジじゃない・・・・・・・」肩に青色のタオルをかけて、用意したスポーツドリンクを一気に飲んだ。こんなにスポーツドリンクを美味しいと感じたのは初めてかもしれない。
「でも、あんた流石に女優だね。いいスタイルしているね」先ほどの小太りの女が昌子の身体を舐めまわすように見定める。
「ど、どうも・・・・・・」少し寒気がしたような気がして、昌子は小太りの女から視線と体を背けた。
「おはようございます!」
「うっす!」
練習していた選手達が皆手を止めて、スタジオの入り口に向かって頭を下げた。
「うっす!」先ほどの小太りの女も人が変わったかのように会釈する。スタジオの入り口には、長く綺麗な髪にジーンズに白いTシャツとラフな格好をした女性であった。歳は小野寺社長と同じ位かなと昌子は感じた。
「おはよう!いいよ、みんなそのまま練習続けてね」彼女はすごく素敵な笑顔で練習達に声を掛けた。
「はい!」みんな合わせたかのように声を上げた。
「えーと、あっ、君が綾ちゃんの所から来た子だね。えーと、名前は・・・・・・・?」ちょっと斜め上の宙を見ながら彼女は聞いた。
「えっと、私は篠原昌子といいます。今日は宜しくお願いします」丁寧にお辞儀をする。
「私はこの団体の代表で、久保有紀といいます。宜しくね。昌子ちゃん」有紀はそういうと握手を求めてきた。昌子もそれに答えるように握り返した。
「えーと、綾ちゃんからは最低一か月と聞いてるけど・・・・・・・・」有紀は不思議そうに首を傾けて昌子の顔を見ながら笑った。
「えっ!?い、一か月ですか・・・・・・・」昌子は一瞬目の前が真っ暗になたような感覚に襲われた。
「もっと早くだ!早く腰を振るんだ!!」罵声が飛ぶ。その声を避けるかのように昌子は片眼を強く瞑り激しく腰を振る。
「あ、ああ、も、もうダメ・・・・・・・・!私、私・・・・・・・壊れてしまいます・・・・・・・」彼女が果てるようにその場に座り込んだ。「はあ、はあ、はああ・・・・・・・」昌子は大きく肩で息をする。
「だらしねえなぁ、やっぱり上品なアイドルさんには私達の練習に着いてくるのは無理だわな」竹刀を片手に持った小太りの女がけたたましく笑う。
その笑い声に若干ムカついたが、その感情を表に出すほどの体力は昌子には残っていなかった。
★ ★ ★
それは突然であった。小野寺社長が昌子を呼び出して一枚のメモを渡された。
「これは一体」それは住所と一緒に簡単に書かれた手書きの地図であった。
「ああ、新興の女子プロレス団体なんだが、そこでトレーニングというか。練習をしてきてくれ。今後の役作りに生かせるようにな。厳しいと有名だがその団体の社長が私の友達なんでな、宜しく言っておいた」小野寺社長は腕組をしてニヤリと笑った。昌子はこの人ならそういう交友関係も豊富なような気がした。
「プロレス・・・・・・、ですか?私は格闘技とかの経験は全くないのですけど・・・・・・」高校生の頃、亮介が出場する空手の大会は何度か見に行った事はあったが、自分が体を動かして対人するような経験は全くなかった。強《し》いて言えば中学校から高校の間はバスケットボールの選手ではあった。一応はレギュラーで県大会でそこそこの成績は残していた。
「別に、プロのレスラーになれと言っている訳ではないよ。今後の君の経験、役作りにプラスになるようにとお願いしたんだ。早速、今度の金曜日の午後から参加してきたまえ」小野寺社長は心配するなとでも言いたげに昌子の肩を軽く叩いた。
★ ★ ★
「なによこれ・・・・・・・、ガチガチのマジじゃない・・・・・・・」肩に青色のタオルをかけて、用意したスポーツドリンクを一気に飲んだ。こんなにスポーツドリンクを美味しいと感じたのは初めてかもしれない。
「でも、あんた流石に女優だね。いいスタイルしているね」先ほどの小太りの女が昌子の身体を舐めまわすように見定める。
「ど、どうも・・・・・・」少し寒気がしたような気がして、昌子は小太りの女から視線と体を背けた。
「おはようございます!」
「うっす!」
練習していた選手達が皆手を止めて、スタジオの入り口に向かって頭を下げた。
「うっす!」先ほどの小太りの女も人が変わったかのように会釈する。スタジオの入り口には、長く綺麗な髪にジーンズに白いTシャツとラフな格好をした女性であった。歳は小野寺社長と同じ位かなと昌子は感じた。
「おはよう!いいよ、みんなそのまま練習続けてね」彼女はすごく素敵な笑顔で練習達に声を掛けた。
「はい!」みんな合わせたかのように声を上げた。
「えーと、あっ、君が綾ちゃんの所から来た子だね。えーと、名前は・・・・・・・?」ちょっと斜め上の宙を見ながら彼女は聞いた。
「えっと、私は篠原昌子といいます。今日は宜しくお願いします」丁寧にお辞儀をする。
「私はこの団体の代表で、久保有紀といいます。宜しくね。昌子ちゃん」有紀はそういうと握手を求めてきた。昌子もそれに答えるように握り返した。
「えーと、綾ちゃんからは最低一か月と聞いてるけど・・・・・・・・」有紀は不思議そうに首を傾けて昌子の顔を見ながら笑った。
「えっ!?い、一か月ですか・・・・・・・」昌子は一瞬目の前が真っ暗になたような感覚に襲われた。
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