12 / 15
即断即決
しおりを挟む
食事をしながらも会議はすすみ
これからの方針が決まった。
すごい、みんな有能!!
話が早い!
ソロバンの存在は領主様にも報告をあげる。
教会が推薦しギルドが認めた商会と契約を結ぶ。
契約は利益からライセンス料を貰う。
これには領主、ギルド、教会、私たち家族に権利がある。
ユーガはギルドに就職して、ソロバンを教える。
マイクは商会に就職するか、条件が悪いようならギルドに就職。
契約には、魔法契約を使用する。
利益の配分やライセンスの期間は、後日決める。
ライセンスを設定するに当たって、家名が必要になるらしい。
なんと、自分で付けて良いんだって!!
兄たちは二人で話し合い「ソロバン」に決めた。
ライセンス料か………
この世界にもあるんだね。特許料金の事だよね。
魔法契約??なんかよくわからないが凄そうだわ。
でも、ソロバンがあっても使い方がわからないとダメだよね??
教えるのもお金を貰えるんじゃないかな??
言ってみるか
「あの~。ソロバンを教える事のお金は、どうなるんでしょうか??
ギルドに就職って決まりましたが、それのお給料に上乗せですか??」
この質問には、サンダーバードさんが答えてくれる。
「そうですね。教える事には別途お金を支払った方が良い。と私は思いますが……」
やったー!!
兄たちにお金が入る。
「一つ出来るかどうか、提案なのですが……
免許制って出来ますか??
兄が教えるときは、その人からお金を貰いますよね??
で、その人がちゃんと勉強出来たらテストして、免許を与える。
免許を持った人がお金を貰い他の人に教えると、
免許を渡した兄にライセンス料みたいなものが入る。……みたいな。
で、その弟子の人が教えた後で、試験みたいなものを受けさせて
免許は兄が与える。って感じとか……
もちろん、お金を貰わないで教える教会とかはお金を払わなくて良いんですけど……
どっちの兄が免許を出したかがわかるように【ソロバン1の免許】、【ソロバン2の免許】ってして」
家元制度みたいなもの。
あるのかな??どうかな??
「いや、難しいぞ。
それだと、誰がお金の管理をするんだ?ソロバンの有能性を考えると国内に広がるぞ」
エスターさんが答えてくれる。
「免許を渡した人が、有料で教える時だけお金を貰うんです。
必要な人だけが免許を持って、
それを持たない人が教える時は兄までお金は入らない。
ってすればどうですか??
習っても使うだけなら、免許なんて必要ないし、
勝手に教えるなら、お金も貰わなくて良いと思うのです。
ただ、免許は一定の基準をクリアした人にだけ与えるようして、
免許を持っていれば、一定の水準をクリアしている証明にするのです。
生徒も安心できるし、ソロバンをちゃんと使える先生だってわかるはずです。
ソロバンのライセンス料と同じで、
兄、領主様、教会、ギルドで授業料から少しずつ貰う。
免許の管理をギルドカードに取り入れてもらえれば、
ギルドに手数料も上乗せして、みんなラッキーじゃないですか??」
思いついたままを話してみると、
ブライアンさんが悩みだした。
「ギルドカードで管理するとなると、俺の決断だけでは無理だな。本部に行かないと。
ただ、ギルドとして悪い話ではない。とは、思う。
少しの手間で、多くの利益が入る。となれば上は喜んで受け入れるだろう。
それにギルドカードを使えれば、他の国へのけん制も出来る。」
エスターさんとサンダーバードさんも頷く。
「ソロバンの利益だけでも相当だが、それに指導の手数料まで入るとなると、
とんでもない話だな!!
ブライアン。俺は、良いと思うぞ」
サンダーバードさんが了承すると。
「そうだな、ギルド本部だけじゃなく、領主にも恩を売れる。
なんなら、国への手数料も加えてみたらどうだ??それぞれの割合を少なくしても、
元手は、免許の管理だけだろう??絶対に受けるべきだ」
すごいな、
みんな、頭の中での計算が早い。
「よし、分かった。大会議を招集するぞ!!
割合なども、そこで話し合うか。
忙しくなるぞ、
本部のジジィどもが腰抜かすんじゃないか??」
決断も早い。
うん。うん。
良いな
兄二人は、すでに蚊帳の外だが、
真剣に話を聞いている。
「じゃ、細かい調整はこちらでやる。
明後日の朝に来てくれ。文章にでもしておく。
文字は読めるんだよな??」
文字……
一応読める。と、思う。
兄が教会で借りてきてくれた本レベルだから、わからないけど
「ごめんなさい。字は読めるかわかりません。
マイク兄さんが、教会から借りてきてくれた本ぐらいしか読んでません。
もし、可能なら本をおかりできませんでしょうか??」
紙の流通が少ないので、本は貴重だ。
兄が借りてこれるのも教本ぐらいだ。
「あー、そうか。
お前さんが5歳の娘だって忘れていたよ。
何か本を用意させよう。少しは文字に慣れるだろう。
帰りにマリーから選んでもらえ」
恥ずかしいことではない。
けど、下を向いてしまう。
「遅くまで悪かったな。楽しかったぞ!!
じゃ、明後日ここで待っている」
話し合いが終わった
部屋を出る
ふと、紹介もされず、何も話さないフードの人に目が行く。
微動だにしない姿がそこにはある。
彼(?)は、なんだったんだろう??
そんな事を考えながら、家に向かって歩き始める。
リンデンはマリーさんに沢山遊んでもらったようで
マイクに背負われながら寝ている
「知っていたのか??」
マイクから話しかけられた。
何のことか最初はわからなかったが、売られる事だ。と思い至った。
「うん」
それだけ言う。
そのまま3人と黙ったまま家までの道をゆっくり歩いた。
アッ!!リンデンと買い物が出来なかった(泣)
これからの方針が決まった。
すごい、みんな有能!!
話が早い!
ソロバンの存在は領主様にも報告をあげる。
教会が推薦しギルドが認めた商会と契約を結ぶ。
契約は利益からライセンス料を貰う。
これには領主、ギルド、教会、私たち家族に権利がある。
ユーガはギルドに就職して、ソロバンを教える。
マイクは商会に就職するか、条件が悪いようならギルドに就職。
契約には、魔法契約を使用する。
利益の配分やライセンスの期間は、後日決める。
ライセンスを設定するに当たって、家名が必要になるらしい。
なんと、自分で付けて良いんだって!!
兄たちは二人で話し合い「ソロバン」に決めた。
ライセンス料か………
この世界にもあるんだね。特許料金の事だよね。
魔法契約??なんかよくわからないが凄そうだわ。
でも、ソロバンがあっても使い方がわからないとダメだよね??
教えるのもお金を貰えるんじゃないかな??
言ってみるか
「あの~。ソロバンを教える事のお金は、どうなるんでしょうか??
ギルドに就職って決まりましたが、それのお給料に上乗せですか??」
この質問には、サンダーバードさんが答えてくれる。
「そうですね。教える事には別途お金を支払った方が良い。と私は思いますが……」
やったー!!
兄たちにお金が入る。
「一つ出来るかどうか、提案なのですが……
免許制って出来ますか??
兄が教えるときは、その人からお金を貰いますよね??
で、その人がちゃんと勉強出来たらテストして、免許を与える。
免許を持った人がお金を貰い他の人に教えると、
免許を渡した兄にライセンス料みたいなものが入る。……みたいな。
で、その弟子の人が教えた後で、試験みたいなものを受けさせて
免許は兄が与える。って感じとか……
もちろん、お金を貰わないで教える教会とかはお金を払わなくて良いんですけど……
どっちの兄が免許を出したかがわかるように【ソロバン1の免許】、【ソロバン2の免許】ってして」
家元制度みたいなもの。
あるのかな??どうかな??
「いや、難しいぞ。
それだと、誰がお金の管理をするんだ?ソロバンの有能性を考えると国内に広がるぞ」
エスターさんが答えてくれる。
「免許を渡した人が、有料で教える時だけお金を貰うんです。
必要な人だけが免許を持って、
それを持たない人が教える時は兄までお金は入らない。
ってすればどうですか??
習っても使うだけなら、免許なんて必要ないし、
勝手に教えるなら、お金も貰わなくて良いと思うのです。
ただ、免許は一定の基準をクリアした人にだけ与えるようして、
免許を持っていれば、一定の水準をクリアしている証明にするのです。
生徒も安心できるし、ソロバンをちゃんと使える先生だってわかるはずです。
ソロバンのライセンス料と同じで、
兄、領主様、教会、ギルドで授業料から少しずつ貰う。
免許の管理をギルドカードに取り入れてもらえれば、
ギルドに手数料も上乗せして、みんなラッキーじゃないですか??」
思いついたままを話してみると、
ブライアンさんが悩みだした。
「ギルドカードで管理するとなると、俺の決断だけでは無理だな。本部に行かないと。
ただ、ギルドとして悪い話ではない。とは、思う。
少しの手間で、多くの利益が入る。となれば上は喜んで受け入れるだろう。
それにギルドカードを使えれば、他の国へのけん制も出来る。」
エスターさんとサンダーバードさんも頷く。
「ソロバンの利益だけでも相当だが、それに指導の手数料まで入るとなると、
とんでもない話だな!!
ブライアン。俺は、良いと思うぞ」
サンダーバードさんが了承すると。
「そうだな、ギルド本部だけじゃなく、領主にも恩を売れる。
なんなら、国への手数料も加えてみたらどうだ??それぞれの割合を少なくしても、
元手は、免許の管理だけだろう??絶対に受けるべきだ」
すごいな、
みんな、頭の中での計算が早い。
「よし、分かった。大会議を招集するぞ!!
割合なども、そこで話し合うか。
忙しくなるぞ、
本部のジジィどもが腰抜かすんじゃないか??」
決断も早い。
うん。うん。
良いな
兄二人は、すでに蚊帳の外だが、
真剣に話を聞いている。
「じゃ、細かい調整はこちらでやる。
明後日の朝に来てくれ。文章にでもしておく。
文字は読めるんだよな??」
文字……
一応読める。と、思う。
兄が教会で借りてきてくれた本レベルだから、わからないけど
「ごめんなさい。字は読めるかわかりません。
マイク兄さんが、教会から借りてきてくれた本ぐらいしか読んでません。
もし、可能なら本をおかりできませんでしょうか??」
紙の流通が少ないので、本は貴重だ。
兄が借りてこれるのも教本ぐらいだ。
「あー、そうか。
お前さんが5歳の娘だって忘れていたよ。
何か本を用意させよう。少しは文字に慣れるだろう。
帰りにマリーから選んでもらえ」
恥ずかしいことではない。
けど、下を向いてしまう。
「遅くまで悪かったな。楽しかったぞ!!
じゃ、明後日ここで待っている」
話し合いが終わった
部屋を出る
ふと、紹介もされず、何も話さないフードの人に目が行く。
微動だにしない姿がそこにはある。
彼(?)は、なんだったんだろう??
そんな事を考えながら、家に向かって歩き始める。
リンデンはマリーさんに沢山遊んでもらったようで
マイクに背負われながら寝ている
「知っていたのか??」
マイクから話しかけられた。
何のことか最初はわからなかったが、売られる事だ。と思い至った。
「うん」
それだけ言う。
そのまま3人と黙ったまま家までの道をゆっくり歩いた。
アッ!!リンデンと買い物が出来なかった(泣)
0
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる