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めい

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第二章 リリアーヌ

愛し子と白龍

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「ねー、シーちゃん。愛し子って結局何なの??」

王都に移動の途中、
ふと疑問に思って聞いてみた。

「う~ん。僕が遊びたくなる相手かな?」

ほえ??

「ここの国の初代王。ってのが僕が見つけた遊び相手だったんだ。」 

「えっ??じゃ、白魔法とか関係ないの??」

「あー。僕が白龍じゃん?だから白魔法を使えるヤツとは相性が良いんだよ。
その中でも、初代王の血筋は好きな匂いがするんだよな。
だから、ついつい白魔法の使える王家の血筋の者に引き寄せられちまう。」

えっ!!まさかの体臭??

「じゃ、じゃあ、魔物に襲われなくなるってのは?」

愛し子が王になると、魔獣が避けて通るっ

「それは簡単!白魔法を使えるって事は、結界魔法が得意って事と、僕の気配?匂い?で僕より弱い魔獣は近寄ってこないよ。本能みたいなもん?
だから、神獣クラス以上しか来ないし、そういうやつらは頭が良いから、わざわざ近くに来ない」

これまた、体臭??

「………愛し子がいると、繁栄する。ってのは、どう?
戦神とか、賢王って言われてるよね??」

そうそう。愛し子が王だと、国として大躍進している。

「リリアーヌやセリーヌ、も、そうなんだけど、僕が一緒にいたい。と思うような人には、優秀な人が周りに集まるんだよ。
だいたいは、そいつらのおかげ。
愛し子は好き放題やって、そいつらが全部フォローしてくれてるだけだな」

戦神、ただ単に魔力の制御が苦手な人だったらしい。
ところかまわず火の魔法を爆発させたり、そこら中を白魔法で浄化しまくったり。
で、シーちゃんが魔石に力を溜め込む方法を教えただけだった。
ちょうど、隣の国が攻め込んできたから、最前線で魔力を好きに爆発させ。
溜め込んだ魔石も爆弾代わりにポイポイ相手側に転移させ、完全勝利。
沢山の領地を得て、王の魔力が溜まると戦争で荒れ地になった土地を浄化させる。
と、その時の宰相と将軍に良いように使われていたらしい。
シーちゃんいわく
魔力を爆弾にさせて使うのは楽しかった。
らしい。

2代前の業務のシステム化をさせた賢王は、
机仕事が嫌いで、すぐにシーちゃんを連れて遊びに行こうとしては、側近に怒られ。
官僚が、王に書類仕事をやらせるために、
回りくどい言い回しや貴族言葉をなくして読む字が短くする。
書類の方式がバラバラだと、見にくくて読まないから、一目でわかる書式に統一した。らしい。

シーちゃんは、沢山遊べるようになって、幸せだった。って


………愛し子って、ダメ人間じゃね??

お母様も、お父様に押し掛け女房になってるし………


お母さまの実績は、
魔石に魔力を貯めることを、形式化したことかな??
って、戦神やってるじゃん!!
なぜ広まらなかったんだろう??
たぶん、戦の後始末で忙しかったんだろうな………側近が。

今までは力を使い果たした空になった魔石は、稀少なもの以外は棄ててたんだけど、力を補填する方法を見つけ、空の石を安く買って再利用する。父様が商売にした。

私は……
今のところ、ポーションの改良や新薬の発明??


王になって公務に縛られるより、
シーちゃんと好きなことして遊んでいる今のほうが幸せだわ。
母様、王家から逃げ出してくれて、ありがとう!!

愛し子より、周りの人の方がスゴいんだよ。
って、みんなに教えてあげたい。

絶対、母様や私より父様の方が、国に貢献してる。
私たちは、シーちゃんと好きなことして遊んでるだけだし………

でも、そんなことしたら愛し子ってバレちゃう。
王の権威が失くなるかな??

だから、内緒だよね。

一番スゴいのは、シーちゃん。

さすが白龍様!!

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