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第三幕 裏事情……?
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今日は、とんだ災難な日だったなぁ……。
「はぁ……」
「あっれぇ? どしたの、村人ちゃん♪」
「あ、リコちゃん」
「はぁ~いっ。呼ばれずとも勝手に飛び出て、こんにちは~♪リコだぞっ☆」
キャピッとして、笑いながら敬礼する。そんな、普通ではおいおい!となるシーンだけれど、今の私は、リコちゃんにツッコもうと思えなかった。
ただ心の中で思うだけ。
……よくそんな挨拶考えたね。一人でやってて、寂しくない?
…………マジレスは流石に声に出さないけど。でも、心の中でマジレスしてた。
ごめんね、リコちゃん。
「なにがあったの?」
そっか、あの場にいないと状況わからないよねー。
リコちゃんは、滅多に出てこないからね(と言うか特定の人がやるのにしか出れてない)。
「実はさ……今回、人狼が二人、占い師一人、騎士一人であとの六人村人だったんだけど」
「なにその配分」
うん、まずそこから謎なんだよなぁ。
ま、それはそれでゲームの主が決めることだから別にいいんだけど。
「そこでさ、占い師がポンコツすぎて、初めに名乗るわ、騎士は守るけど、そんなの予想できてるから被害者が私のとこから出るわけ」
「あぁ……痛かった?」
「今回さ、力加減すらせずにノリでデコピンされて、ほんっと痛かった」
バーンって、声に出すだけでいいのに、なんでわざわざデコピンするかね?!
「そいでー?」
「それで、二回目でなんか占い師、誰占ったのか言わないんだよ」
「はぁ?」
「でしょ」
「フツーは言うだろ~。初めに暴露してんだから」
そうなんだよ。
今回の占い師を持った人ダメすぎてさ、ウラナさんがもうさ、タブー的なこと口に出したんだよね。
『チェンジ』
って。本当に嫌そうに顔をしかめながら、指パッチンしていってました。
いや、ダメだよ?チェンジ禁止だから!
というか、私たちがいくらそう思おうが、ゲームとして成り立ってしまっている以上、役割替えは不可能なのですっ!
それと、もうすこしひどいこと言ってた。
『ナイトの守りを余計に使うだけなら、自分から死にに行きなさいよ。 せめて、占った人は言いなさいな! それに、人狼のこと占ったでしょ?!』
私たちがいる空間は、大きな水鏡で内容が見れて、丸い大きな机を囲うようにみんなが座ってるんだけど、ウラナさん、レイ(霊媒師)さんのように、机バンっ!って叩いてましたからね。
もう、ほんっと柄にもなく荒れてました。
うん完全にブチギレてましたね。
あの、いつも止められている側であるナイトが、『う、占い師様っ!』って言いながら止める程度には、キレて、荒れてましたね。
てか、なんで人狼見つけてんのに、言わないんだろーね?本当にガードの無駄遣いだよね。
「それで大変だったと?」
「うん、六回死んだ」
「は?」
「いやさ、最後にナイト、占い師、私が人間側で残って、何故か殺されたの」
「要するに?」
「ろっかーい♪」
もう、明るく元気に微笑みながら死んだ回数言える程度には疲れておかしくなっている今日この頃でございます。
「頑張った、ね……」
さすがのコウモリちゃんもすこし引いてる。
参加してた私も引いてるから安心して。平気だよ。
「なーんの話?」
おぉ、さっきあなたの名前出したんですよ、レイさん。
レイさんは、右目が赤、左目が青のオッドアイで、紫の長い髪を左の高い位置で一つに束ねてる。
その髪を揺らしながら、私たちの輪へと入ってきた。
輪と言ってもたった二人でしたけれど。
「いや、今回のゲーム最悪だったなって」
「あぁ、たまにあるね」
うんうん、と頷く。
まぁ、レイさんの場合もありがちになりそー。
私の場合は、ちゃんと仕事してよっ!じゃなくて、生贄なりましょ……。って勧めてりしてるわ。
あ、あとは、
『もう少し、投票考えません?』
とか、考察できる頭の切れる子だった場合、
『そ、それ!役職じゃないからねっ?!』
とか、慌ててるな。うん。
「コーモリちゃんは?なんかあるの?」
「いや、私はべっつにー? なること滅多ないし」
うん、だね。
「マジレスしていー?」
「……うん、いいよ」
もう察したから、思う存分やってくれ。
「事実さ、この役職作ったのって、卒業間近の二人組が春休み暇やからって作ったんじゃん」
うん何故に関西弁かは置いておいて、作者の話になりますけど、そうだね。
その片割れが作者で、役職昔のやつ?(昔の範囲わかんないけど)引っ張り出した感じだね。
「だからさー、一回も実践されたことないんだよね」
……仕方ないよ。それは。
もうある意味卒業してから作ってたからね、あの人たち。
お楽しみ会後に作っちゃってましたからね。人数がたまらないんでしょうね。
いや、ほんとメンバー多いもんww
私がいうのもなんだけど村人って三人くらいはせめていなきゃ成り立たないから。
ごめんね、なんか。
「ないっ!」
「会場も知らないんだっけ?」
あ、確かにどーなんだろ?
「いや、それは知ってる。 たまに覗きにいってるから!」
なにそれ。
私はほぼ毎回(全員人狼とかいうそーゆー系統のトアル動画配信サービスの企画とか以外)では出てるからそーゆーのやったことない。
マジかよ、そんな機能あるのかよ。
今日一の驚きです。
「はぁ……」
「あっれぇ? どしたの、村人ちゃん♪」
「あ、リコちゃん」
「はぁ~いっ。呼ばれずとも勝手に飛び出て、こんにちは~♪リコだぞっ☆」
キャピッとして、笑いながら敬礼する。そんな、普通ではおいおい!となるシーンだけれど、今の私は、リコちゃんにツッコもうと思えなかった。
ただ心の中で思うだけ。
……よくそんな挨拶考えたね。一人でやってて、寂しくない?
…………マジレスは流石に声に出さないけど。でも、心の中でマジレスしてた。
ごめんね、リコちゃん。
「なにがあったの?」
そっか、あの場にいないと状況わからないよねー。
リコちゃんは、滅多に出てこないからね(と言うか特定の人がやるのにしか出れてない)。
「実はさ……今回、人狼が二人、占い師一人、騎士一人であとの六人村人だったんだけど」
「なにその配分」
うん、まずそこから謎なんだよなぁ。
ま、それはそれでゲームの主が決めることだから別にいいんだけど。
「そこでさ、占い師がポンコツすぎて、初めに名乗るわ、騎士は守るけど、そんなの予想できてるから被害者が私のとこから出るわけ」
「あぁ……痛かった?」
「今回さ、力加減すらせずにノリでデコピンされて、ほんっと痛かった」
バーンって、声に出すだけでいいのに、なんでわざわざデコピンするかね?!
「そいでー?」
「それで、二回目でなんか占い師、誰占ったのか言わないんだよ」
「はぁ?」
「でしょ」
「フツーは言うだろ~。初めに暴露してんだから」
そうなんだよ。
今回の占い師を持った人ダメすぎてさ、ウラナさんがもうさ、タブー的なこと口に出したんだよね。
『チェンジ』
って。本当に嫌そうに顔をしかめながら、指パッチンしていってました。
いや、ダメだよ?チェンジ禁止だから!
というか、私たちがいくらそう思おうが、ゲームとして成り立ってしまっている以上、役割替えは不可能なのですっ!
それと、もうすこしひどいこと言ってた。
『ナイトの守りを余計に使うだけなら、自分から死にに行きなさいよ。 せめて、占った人は言いなさいな! それに、人狼のこと占ったでしょ?!』
私たちがいる空間は、大きな水鏡で内容が見れて、丸い大きな机を囲うようにみんなが座ってるんだけど、ウラナさん、レイ(霊媒師)さんのように、机バンっ!って叩いてましたからね。
もう、ほんっと柄にもなく荒れてました。
うん完全にブチギレてましたね。
あの、いつも止められている側であるナイトが、『う、占い師様っ!』って言いながら止める程度には、キレて、荒れてましたね。
てか、なんで人狼見つけてんのに、言わないんだろーね?本当にガードの無駄遣いだよね。
「それで大変だったと?」
「うん、六回死んだ」
「は?」
「いやさ、最後にナイト、占い師、私が人間側で残って、何故か殺されたの」
「要するに?」
「ろっかーい♪」
もう、明るく元気に微笑みながら死んだ回数言える程度には疲れておかしくなっている今日この頃でございます。
「頑張った、ね……」
さすがのコウモリちゃんもすこし引いてる。
参加してた私も引いてるから安心して。平気だよ。
「なーんの話?」
おぉ、さっきあなたの名前出したんですよ、レイさん。
レイさんは、右目が赤、左目が青のオッドアイで、紫の長い髪を左の高い位置で一つに束ねてる。
その髪を揺らしながら、私たちの輪へと入ってきた。
輪と言ってもたった二人でしたけれど。
「いや、今回のゲーム最悪だったなって」
「あぁ、たまにあるね」
うんうん、と頷く。
まぁ、レイさんの場合もありがちになりそー。
私の場合は、ちゃんと仕事してよっ!じゃなくて、生贄なりましょ……。って勧めてりしてるわ。
あ、あとは、
『もう少し、投票考えません?』
とか、考察できる頭の切れる子だった場合、
『そ、それ!役職じゃないからねっ?!』
とか、慌ててるな。うん。
「コーモリちゃんは?なんかあるの?」
「いや、私はべっつにー? なること滅多ないし」
うん、だね。
「マジレスしていー?」
「……うん、いいよ」
もう察したから、思う存分やってくれ。
「事実さ、この役職作ったのって、卒業間近の二人組が春休み暇やからって作ったんじゃん」
うん何故に関西弁かは置いておいて、作者の話になりますけど、そうだね。
その片割れが作者で、役職昔のやつ?(昔の範囲わかんないけど)引っ張り出した感じだね。
「だからさー、一回も実践されたことないんだよね」
……仕方ないよ。それは。
もうある意味卒業してから作ってたからね、あの人たち。
お楽しみ会後に作っちゃってましたからね。人数がたまらないんでしょうね。
いや、ほんとメンバー多いもんww
私がいうのもなんだけど村人って三人くらいはせめていなきゃ成り立たないから。
ごめんね、なんか。
「ないっ!」
「会場も知らないんだっけ?」
あ、確かにどーなんだろ?
「いや、それは知ってる。 たまに覗きにいってるから!」
なにそれ。
私はほぼ毎回(全員人狼とかいうそーゆー系統のトアル動画配信サービスの企画とか以外)では出てるからそーゆーのやったことない。
マジかよ、そんな機能あるのかよ。
今日一の驚きです。
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