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五章 夏休みっ!
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って回想長いわ!
私ぜんっぜん宿題できてないんだが!
~ 宵衣side ~
夏休みも始まったばかり。
ボクはふつーに部屋に篭りっきりだった。
ボクがリビングに出てなかろうが、なにしてようが、みんな自分の宿題で一生懸命な期間だから、気にされない。
ある意味一番楽な期間だ。
「クゥ?」
「なんだい、シキ」
シキが足元をうろうろする。
なにに対して落ち着かないのかなー?わかんないや。
「ワワンッ」
シキは、宿題の山に向かって吠える。
あ~、なるほどね?
ボクに宿題終わったのか、終わってないならやれ、そう言いたいんだな!
「だが安心せい、終わってるにゃ!」
「ワンッ?」
シキ本当に人間みたいなことするな。驚いてるのかい。
「というか、この程度なら書くのめんどくさいけど~、一日で終わるぞ」
まぁ、今回は数学がくっっっそうざっ怠くて、結局数学に一日かかったけどね~。
宵衣は、椅子から立ち上がって、鞄を軽く引っ掛ける。
「ワンッ」
シキはふつーに何食わぬ顔でついてくる。
「お前なぁ……」
ま、犬くらいいいか。
別に、ここの奴ら連れてくってわけじゃ無いし。
「それじゃあ、いくよ、シキ。 内緒だぞっ☆」
「ワン?」
わかってないけどまぁいっかー!
ボクらはバレないように春吹荘から抜け出して、学園に向った。
別に今の時期、学園に来る、来ないは自由だからね。まぁ、シーを連れてきていーのかは微妙だけど、いーよねっ☆
学園の裏庭のところにシキを行かせる。不服そうな顔されても困るぞー。敷地内にこれ以上入れちゃダメなんだもん(床汚したら、掃除させられるからやだ)。
「待っててねー」
「ガゥ、ワン。ワワンッ」
「わかってるって~。 殺しやしないし~」
「ワゥッ?! ガウ、ワンッ」
あぁ、はいはい。小言は後で聞くからさー。
大丈夫だよ、生徒会長に会う気はないさ。ただ、文札に文句を言いにいくだけで。
~ みさかside ~
帝から連絡があったのは、昨日の夕方。 いきなりメールで、
『明日の二時に一回の空き教室に来い』
なんて、いつの時代の果たし状なのよ……。
でも、まぁ、もともと帝に連絡を取る気はあったし、それな早まっただけと思えばいいか。
帝に合わせられるメンバーは……明夢都のみかしら。
そもそも百合野はこの関係性に加える気はないし、凌は無理だよね。会ったら、会ったでもう戦争とか起こしそう……。
それに、真文・舞鶴は、こっちの学年事情は知らないから揉め事に巻き込んじゃ悪いし……。
『結海も連れて行く』
『構わない』
構わないって……まぁ、そっちにはそっちの考えがあるんだろうしいいけどね。
二時。空き教室にて。
私が部屋に入ると、窓を開けた帝は机の上に座っていた。
お早いこと。
「……来たのか」
「来るわよ、もちろん」
「……」
はぁ、このメンバーアンマッチよね、ほんと。
でも、事情を知ってんのは、高校生メンツだけだし……。
いいわ、さっさとすすめましょ。
「で、なんの話?」
「……生徒会のやり方についてだよ」
帝はこちらをギロリと睨み付ける。
その目は、まるで獣のようで、その目はまるで猫のよう。
こっちのこと完全に警戒してるのか。まぁ、こっちーーーというより、明夢都もだけど。
「明夢都」
「…………」
「あーゆーとっ」
「……ふぁ、ん……!?」
ビクって……あんた、瞑想してたの?というか、今あくびしてなかった?
こっちもこっちでやばいの……?
「説明」
「うぅん……。 え~っと、高校生、の僕と……文札さん、会長、帝さんのみ……関わっている、件についての話は……今回処理したい……って……」
「……僕はその話じゃない」
「……っ、ぇ……ぁ……」
パニクってるね、うん。
「なんの話したいの?」
「さっき言った。 こっちに対してしてきた仕打ちの話だよ」
……凌が通した案の話か。
「知ってるかどうかわからないけどさ、そっちの子にも被害出たんだろ?」
こっちの子に被害?
なんの話?
テストなら負けて精神的に……って、そういうことを言ってる目じゃないか。
絶対的確証を持った上で、こいつは話してる。だとするならば、
「LINE?」
帝は肯定も否定もしない。でもそれは、三年前の帝から考えるならば、肯定の意を示したはずだ。
「百合野」
ボソリと帝はそう呟く。
百合野って……確か、陽崎と同じクラスに入れた、百合野朱音?
……っ、確かに考えれば、あの子の性格からして敵は多そうだし、絶対的にLINEを生徒会故に入れるだろうし、わかるけど……。
「なんで知ってんのよ?」
「知ってちゃ悪いか?」
吐き捨てるように帝は言った。
こいつ、私たちのことよりも、自分たちの先に起こるであろう問題の方が重要って言いたげね。
自分の大事なものが脅かされるなら、私たちはいらないってこと……。
まぁ、たいして悲しくないけどね。
わかりきってたことだし、私たちも似たようなことをしたもの。
罪悪感は少し感じるけど……まぁお互い様ね。
「悪いわ。 どこで知ったの?」
「言うわけないだろ」
「何故?」
「言わなければ取引材料になる」
はっ、そんなのもわからないのか?と、帝はこちらを見下すように笑う。
そっちの方が正規の主人公感あったけど、あんたは、根っからの悪役見たいね。
「それで? なにがお望み?」
「こっちに手を出すな」
「無理よ」
そう言ったとて、引いてもらえるわけないだろうけどね。
「そっちこそ何故?」
「会長が否が応でも押し通すわ。 私たちが止めようが、止めまいが、権限は会長にある。無理よ」
「……自分を滅ぼすんだな」
勝手に滅べばいい、そう言っているように見えた。
でも、帝、嘘をついてる?
滅べばいいと思うなら、言わないはず。なら、なんでそんなこと……?
「……共倒れ、が嫌……?」
怯えながら、明夢都が訪ねる。
あぁ、なるほどね。
「倒れたくないだけだ」
そう強く言い放たれて、明夢都はビクつく。
あからさまにこっちに敵意剥き出しもいい加減にしてほしいんだけど。
「こっちも、会長を壊したくはないわよ」
「ならどうにかしろ」
「無理だから悩んでるんでしょ!」
「知らない」
知らない。じゃないわよ。
あんたが原因なのに。
「あんたに負けてるせいで病んでるの。勝たせてやればいいじゃない」
そうすれば引くだろうし。
「は?」
は?じゃないわよ。
「そんなので引くわけないだろ」
案外引きそうだけど?
「それに引いたら、春吹荘の立場はどうなる」
……完全に見下されれば、余計悪化するってこと?
「それに、おまえたちが勝手に貶して、汚して、壊したんだ。 許すわけないだろ」
貶して、汚して、壊した……?
なにを貶した?なにを汚して、壊した?
わからないわ。
でも、私に、明夢都に言うってことは、中学の頃の話……?
「覚えてないんだけど、教えてくれない?」
「覚えてない……? 言うわけないだろ、おまえらにっ」
帝は怒った。
大事なものを傷つけられたように、傷ついたように。 いつかの、凌みたいに。
「ワゥッ、ガゥッ!」
窓の方から犬の鳴き声がした。
はっ?野良犬?
帝は怒りに震えていて、なにをしようとしているのかわからない。
「ワゥッ!ワンワン!ワンッ」
帝を止めようとするかのように、犬は吠え続け、しまいには部屋に入ってくる。
「ガウッ!ワゥッ!」
その、野良犬というには整いすぎた見た目と珍しい犬種の犬は、帝の短パンの裾?を引っ張る。
帝の犬……?
「……っ、なんのようだ?」
まだ興奮冷めやらない様子で、その犬に問う。
「ワゥッ、ガァゥッ」
何かで諭すように、何かで落ち着けるようにその犬は吠え、鳴く。
やめろ!と叫ぶように吠え、意味ないよ、と諭すように鳴く。
「……シキ」
「ガァゥ、ワン、ワワン」
……この光景、どっかでみたことある気がする。
「あ、文札さん……」
私にだけ聞こえるような小さい声で、明夢都は声をかけてきた。
「なに?」
「あれって……中学時代の、帝さん、に似てる……」
「中学の時の帝?」
「うん……あの時の人たち、みたい……」
「!」
そういう、こと、か……。
私たちが貶したって、汚したって、壊したっていうのは、おまえたちが勝手にって帝が怒ってたのは……これについてだったんだ。
私が答えにたどり着いた時、帝は窓に足をかけていた。
「帝……っ」
「手出しするなよ」
そう言い残してアイツはさって行く。
……っ、なにが、お互い様よ……っ。
私たち、馬鹿すぎる……。
「文札……さん?」
明夢都が顔を覗き込むから、笑顔で返す。
「ううん、さっさと持ち場に戻りましょー。バレるわ」
「……うん」
教室から、出て、途中で職員室に用があると言って一人きりになる。
階段に腰掛けて、頭を抱えた。
「馬鹿だ、馬鹿だ……」
凌のためだから仕方ない、じゃない。
私たち、どこかで間違えてたんだ。
何処だかは、まだわからないけれど。
それでも、何かを、何処かで間違えた。
それも、とてもとても大きくて、見落としてしまいがちな間違え。
「……帝が憤りを感じるのも当たり前、ね」
自分の愚かさを感じながら、生徒会室へと帰った。
私ぜんっぜん宿題できてないんだが!
~ 宵衣side ~
夏休みも始まったばかり。
ボクはふつーに部屋に篭りっきりだった。
ボクがリビングに出てなかろうが、なにしてようが、みんな自分の宿題で一生懸命な期間だから、気にされない。
ある意味一番楽な期間だ。
「クゥ?」
「なんだい、シキ」
シキが足元をうろうろする。
なにに対して落ち着かないのかなー?わかんないや。
「ワワンッ」
シキは、宿題の山に向かって吠える。
あ~、なるほどね?
ボクに宿題終わったのか、終わってないならやれ、そう言いたいんだな!
「だが安心せい、終わってるにゃ!」
「ワンッ?」
シキ本当に人間みたいなことするな。驚いてるのかい。
「というか、この程度なら書くのめんどくさいけど~、一日で終わるぞ」
まぁ、今回は数学がくっっっそうざっ怠くて、結局数学に一日かかったけどね~。
宵衣は、椅子から立ち上がって、鞄を軽く引っ掛ける。
「ワンッ」
シキはふつーに何食わぬ顔でついてくる。
「お前なぁ……」
ま、犬くらいいいか。
別に、ここの奴ら連れてくってわけじゃ無いし。
「それじゃあ、いくよ、シキ。 内緒だぞっ☆」
「ワン?」
わかってないけどまぁいっかー!
ボクらはバレないように春吹荘から抜け出して、学園に向った。
別に今の時期、学園に来る、来ないは自由だからね。まぁ、シーを連れてきていーのかは微妙だけど、いーよねっ☆
学園の裏庭のところにシキを行かせる。不服そうな顔されても困るぞー。敷地内にこれ以上入れちゃダメなんだもん(床汚したら、掃除させられるからやだ)。
「待っててねー」
「ガゥ、ワン。ワワンッ」
「わかってるって~。 殺しやしないし~」
「ワゥッ?! ガウ、ワンッ」
あぁ、はいはい。小言は後で聞くからさー。
大丈夫だよ、生徒会長に会う気はないさ。ただ、文札に文句を言いにいくだけで。
~ みさかside ~
帝から連絡があったのは、昨日の夕方。 いきなりメールで、
『明日の二時に一回の空き教室に来い』
なんて、いつの時代の果たし状なのよ……。
でも、まぁ、もともと帝に連絡を取る気はあったし、それな早まっただけと思えばいいか。
帝に合わせられるメンバーは……明夢都のみかしら。
そもそも百合野はこの関係性に加える気はないし、凌は無理だよね。会ったら、会ったでもう戦争とか起こしそう……。
それに、真文・舞鶴は、こっちの学年事情は知らないから揉め事に巻き込んじゃ悪いし……。
『結海も連れて行く』
『構わない』
構わないって……まぁ、そっちにはそっちの考えがあるんだろうしいいけどね。
二時。空き教室にて。
私が部屋に入ると、窓を開けた帝は机の上に座っていた。
お早いこと。
「……来たのか」
「来るわよ、もちろん」
「……」
はぁ、このメンバーアンマッチよね、ほんと。
でも、事情を知ってんのは、高校生メンツだけだし……。
いいわ、さっさとすすめましょ。
「で、なんの話?」
「……生徒会のやり方についてだよ」
帝はこちらをギロリと睨み付ける。
その目は、まるで獣のようで、その目はまるで猫のよう。
こっちのこと完全に警戒してるのか。まぁ、こっちーーーというより、明夢都もだけど。
「明夢都」
「…………」
「あーゆーとっ」
「……ふぁ、ん……!?」
ビクって……あんた、瞑想してたの?というか、今あくびしてなかった?
こっちもこっちでやばいの……?
「説明」
「うぅん……。 え~っと、高校生、の僕と……文札さん、会長、帝さんのみ……関わっている、件についての話は……今回処理したい……って……」
「……僕はその話じゃない」
「……っ、ぇ……ぁ……」
パニクってるね、うん。
「なんの話したいの?」
「さっき言った。 こっちに対してしてきた仕打ちの話だよ」
……凌が通した案の話か。
「知ってるかどうかわからないけどさ、そっちの子にも被害出たんだろ?」
こっちの子に被害?
なんの話?
テストなら負けて精神的に……って、そういうことを言ってる目じゃないか。
絶対的確証を持った上で、こいつは話してる。だとするならば、
「LINE?」
帝は肯定も否定もしない。でもそれは、三年前の帝から考えるならば、肯定の意を示したはずだ。
「百合野」
ボソリと帝はそう呟く。
百合野って……確か、陽崎と同じクラスに入れた、百合野朱音?
……っ、確かに考えれば、あの子の性格からして敵は多そうだし、絶対的にLINEを生徒会故に入れるだろうし、わかるけど……。
「なんで知ってんのよ?」
「知ってちゃ悪いか?」
吐き捨てるように帝は言った。
こいつ、私たちのことよりも、自分たちの先に起こるであろう問題の方が重要って言いたげね。
自分の大事なものが脅かされるなら、私たちはいらないってこと……。
まぁ、たいして悲しくないけどね。
わかりきってたことだし、私たちも似たようなことをしたもの。
罪悪感は少し感じるけど……まぁお互い様ね。
「悪いわ。 どこで知ったの?」
「言うわけないだろ」
「何故?」
「言わなければ取引材料になる」
はっ、そんなのもわからないのか?と、帝はこちらを見下すように笑う。
そっちの方が正規の主人公感あったけど、あんたは、根っからの悪役見たいね。
「それで? なにがお望み?」
「こっちに手を出すな」
「無理よ」
そう言ったとて、引いてもらえるわけないだろうけどね。
「そっちこそ何故?」
「会長が否が応でも押し通すわ。 私たちが止めようが、止めまいが、権限は会長にある。無理よ」
「……自分を滅ぼすんだな」
勝手に滅べばいい、そう言っているように見えた。
でも、帝、嘘をついてる?
滅べばいいと思うなら、言わないはず。なら、なんでそんなこと……?
「……共倒れ、が嫌……?」
怯えながら、明夢都が訪ねる。
あぁ、なるほどね。
「倒れたくないだけだ」
そう強く言い放たれて、明夢都はビクつく。
あからさまにこっちに敵意剥き出しもいい加減にしてほしいんだけど。
「こっちも、会長を壊したくはないわよ」
「ならどうにかしろ」
「無理だから悩んでるんでしょ!」
「知らない」
知らない。じゃないわよ。
あんたが原因なのに。
「あんたに負けてるせいで病んでるの。勝たせてやればいいじゃない」
そうすれば引くだろうし。
「は?」
は?じゃないわよ。
「そんなので引くわけないだろ」
案外引きそうだけど?
「それに引いたら、春吹荘の立場はどうなる」
……完全に見下されれば、余計悪化するってこと?
「それに、おまえたちが勝手に貶して、汚して、壊したんだ。 許すわけないだろ」
貶して、汚して、壊した……?
なにを貶した?なにを汚して、壊した?
わからないわ。
でも、私に、明夢都に言うってことは、中学の頃の話……?
「覚えてないんだけど、教えてくれない?」
「覚えてない……? 言うわけないだろ、おまえらにっ」
帝は怒った。
大事なものを傷つけられたように、傷ついたように。 いつかの、凌みたいに。
「ワゥッ、ガゥッ!」
窓の方から犬の鳴き声がした。
はっ?野良犬?
帝は怒りに震えていて、なにをしようとしているのかわからない。
「ワゥッ!ワンワン!ワンッ」
帝を止めようとするかのように、犬は吠え続け、しまいには部屋に入ってくる。
「ガウッ!ワゥッ!」
その、野良犬というには整いすぎた見た目と珍しい犬種の犬は、帝の短パンの裾?を引っ張る。
帝の犬……?
「……っ、なんのようだ?」
まだ興奮冷めやらない様子で、その犬に問う。
「ワゥッ、ガァゥッ」
何かで諭すように、何かで落ち着けるようにその犬は吠え、鳴く。
やめろ!と叫ぶように吠え、意味ないよ、と諭すように鳴く。
「……シキ」
「ガァゥ、ワン、ワワン」
……この光景、どっかでみたことある気がする。
「あ、文札さん……」
私にだけ聞こえるような小さい声で、明夢都は声をかけてきた。
「なに?」
「あれって……中学時代の、帝さん、に似てる……」
「中学の時の帝?」
「うん……あの時の人たち、みたい……」
「!」
そういう、こと、か……。
私たちが貶したって、汚したって、壊したっていうのは、おまえたちが勝手にって帝が怒ってたのは……これについてだったんだ。
私が答えにたどり着いた時、帝は窓に足をかけていた。
「帝……っ」
「手出しするなよ」
そう言い残してアイツはさって行く。
……っ、なにが、お互い様よ……っ。
私たち、馬鹿すぎる……。
「文札……さん?」
明夢都が顔を覗き込むから、笑顔で返す。
「ううん、さっさと持ち場に戻りましょー。バレるわ」
「……うん」
教室から、出て、途中で職員室に用があると言って一人きりになる。
階段に腰掛けて、頭を抱えた。
「馬鹿だ、馬鹿だ……」
凌のためだから仕方ない、じゃない。
私たち、どこかで間違えてたんだ。
何処だかは、まだわからないけれど。
それでも、何かを、何処かで間違えた。
それも、とてもとても大きくて、見落としてしまいがちな間違え。
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自分の愚かさを感じながら、生徒会室へと帰った。
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